『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『雨に佇む』
雨の日の公園。
雨に濡れた木々がより青々と深く色づく。
雨なのに噴水出るんだなあ。
大きな池には雨なのか、噴水の飛沫なのか分からない無数の波紋ができては消えている。
イヤフォンをスマートフォンにつなぐ。
再生ボタンを押す手が止まる。
あぁ、これでいいな。
イヤフォンを耳に差したまま、手元の機械からはなんの音も聞こえない。車が走っていく音。絶え間なく出続ける噴水の音。雨の降る音。ジョギングしてる人の足音。犬の息遣い。
田舎も音だらけだな。なにが静かだよ。
訳もなく怒る。
あーあ、本屋行って帰ろう。
駐車場に戻って、車のエンジンをかける。
好きな音楽をかけて公園を後にする。
別にわけがなかった訳ない。
聴きたくない音を聞こえないフリしただけ。
確実に感じた寂しさに、その思いをむけた人に。
なんであいつなんだよ。
「雨に佇む」
息を深く吸う
雨の匂いがあの日を思い出させる
もういいかい
もういいかい
まあだだよ
まだここに居たい
早く帰りたいのに、
傘持ってない!
洗濯物干したいのに、
今日も室内干し!
買い物に行って…
銀行に行って…
役場に行って…
郵便物出しに行って…
やらなきゃいけないことたくさんあるのに。
雨降ってるからなぁ…
雨に佇む。
でも、庭の花に水やりしなくてもいいや(笑)
#雨に佇む 8/27
傘を盗まれた
コンビニのビニール傘
でも不思議と悲しくないのは
私もビニール傘を大切にしてないから
盗んだあいつもビニール傘くらいって思ってるんだろうな
あなたから貰った傘なら悔しかったんだろうな
どうせまた盗ませるから
濡れて帰るか
//雨に佇む
明るかったし
雨音もしなかったから
気がつかなかった
まるで
やさしいシャワーが
空から降りそそいで
贈り物をしてくれている
そんな感じがした
〜雨に佇む〜
僕達は
この星ではないどこかに
行くわけではないんだ
元いた世界での意識を取り戻し
その意識で
自分が創り出している現実を
楽しむ
この星で楽しむ
それが僕達の今回の人生の意味
僕達というのは
これを読んでくれて
その方向に
意識を向けることを決めた
君のこと
君が心地よい状態になると
君が映し出すスクリーンにも
心地よいものが映し出される
そうやって
この星での生活を楽しむ
仕組みはシンプルなんだ
スクリーンに
映し出されたくない感情を
使わない
と僕はどこかで書いた
それはそうだけど
実際どうするの?
と思うよね
例えば
お母さんに
「片付かないから
早くご飯食べちゃって!」
こんな風に言われて
やってることがあるのに
急かされてイラッとする
これは
君の中にイライラという
感情があり
その感情を使って
スクリーンに
イライラさせるお母さんを
映し出して
君はイライラする体験を
することができている
そういうことなんだ
この時に
今自分は何を感じた?
心地よかった?
心地よくなかった?
心地よくないな
じゃあ
この心地よくない感情は
もう使わない
今まで体験させてくれて
ありがとう
深呼吸ふぅ~
こういう風に
自分の感情を客観的に
捉えていく
こうやって
お母さんとか
映し出されているスクリーンに
意識を向けるのではなく
自分の感情に
意識を向けてみるんだ
自分の感情が映し出している
それだけなんだということ
それを意識して過ごす
これは
今までの君の生活とは
全く違う生活になると思う
そして1つポイントがあるんだ
現実を良くするために
これをやるのではなく
本来の自分の意識に戻るために
これをやる
現実を良くしようとやることは
執着になるんだ
執着って心地よくないよね
寒い日にあたたかい飲み物で
ほっとする時のあの感覚
それが本来の僕達の感覚
その意識にもどる
それが目的だから
リラックスして
少しずつ少しずつ
雨に佇む
傘もささずに一人佇む黒髪で長髪の少女。雨に打たれ続けている。
周りの人は、その少女を避けるように歩いていた。
迷惑、変な人、不思議、幽霊、少女はそんな風に見られているだろう。
そんな中、雨は容赦なく、降り続けていた。
少女は空を見上げている。暗くて、どんよりとした空を。
何もないはずなのに、ずっと空を見上げている。
何を思い、何を見つめて続けているのだろうか。
ふと、天に祈りを捧げる。目を瞑り、静かに祈り続けた。
そこだけ、生温い空気がひんやりと透き通った空気に、変わったのだ。
どこからか、鈴の音色が聞こえてくる。――チリーン、チリーン。
何かが、起こるのだろうと期待の眼差しを送る人々。
しかし、何も起こらなかった。ため息や舌打ちが聞こえ、ガヤガヤと忙しない音と雨の音に戻った。
静かに瞳を開ける少女。そのまま、人混みへと消えて行った。
しばらくして、雨が止んだ。どんよりとした雲の隙間から差し込む太陽の光。
まるで、天使が降りてきそうな雰囲気。そして、七色の虹がくっきりと現れた。
人々は傘をたたみ、その場に佇み、空を見上げる。今まで下を向いて歩いていたのに、綺麗な虹が出ると上を見て、笑顔が溢れた。
――雨に佇んでいた黒髪で長髪の少女は、人々の心を雨から晴れ模様に変えたのだ。そして、また雨が降っている場所へと赴き、空に祈りを捧げる。
『雨に佇む』2023.08.27
雨の降りしきる江戸の街。いつもは賑やかな街も、雨が降ると静かになる。
どこの店も早々に閉めており、こんな日に往来に出ているのは飛脚ぐらいだろう。むろん、登城帰りの自分も含まれる。
傘を借りて帰る道すがら、雨に佇む男を見つけた。
今、うちに用心棒として逗留してくれている足軽である。
そのうえ、上様の間者というややこしい立場の男だ。
「なにしてんの」
ずぶ濡れの彼に声をかける。傘をさしかけてやると彼はいつもの慇懃な態度で断った。
「当主様をお待ちしておりました」
関係者なのだから中に入ればいいのにと伝えるが、彼はゆるく首を振るだけだった。
「帰りましょう」
彼に促されては、仕方がない。素直に歩みを進める。
こんな雨だというのに、彼は足音を少しも立てない。本当に着いてきているのか不安になったので、ちらりと振り返ると、彼はちゃんと着いてきている。
「どうされましたか?」
不思議そうにする彼に、なんでもないと首を振った。
帰宅すると家人がすっ飛んでくる。ずぶ濡れの彼に体を拭く布を差し出した。
そうすると、彼は素直に受け取る。表情も幾分か柔らかくなった。
傘が差せないのは彼の身分ゆえ。
自分が出てくるまでの間、雨にうたれていた彼を思うと、難儀で仕方がないと思った。
長年付き添った夫が命を使い果たした日でした。その日の天気は酷いもので、急に雨を降らせたと思ったら晴れたりと忙しい天気でした。まるで、生前の夫の性格を表しているようで少し笑いました。
葬式も終わりを迎える頃に、再び雨が降り出しました。まるで、夫が私と別れを惜しんでいるように見えて今度は思い切り豪快に笑いました。
雨に佇んでいる妻は、笑っていた。
お終い
雨に佇む
どこの誰かも
わからないあなたは
何を思っているのか
私はそう
考えることしかできない
だけど、あなたの今と
私の今が違うことで、
一人一人の
人生は違うんだと
改めて感じたよ
書く習慣145日目。
「 雨に佇む 」…
ぬ「やだ…急に雨なんて、天気予報はいったいどうなってるの?…濡れちゃたよ」
そう呟きながらバス停で雨宿りする…
雨に佇む、1人のわたし…
すると、誰かに声をかけられる
🧸「雨宿りですか、奇遇ですね。」
横を見ると…
ぬ「トトロ!あなたトトロっていうのね!!」
🧸「違います。」
ぬ「きゃ〜シャベッタ〜〜」
「あわわわわわわwww」
奇怪だ…
困った紳士[トロロ]は、
持っていた鮪[マグロ]を傘代わりし
その場を立ち去る
ぬ「みんな笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから」(独り言)
ぬ「ハハハハハハ↑」(ムスカ)
警察「すみません、少しよろしいでしょうか」
その後…主人公は連行された。
ぬ「トトロいたもん!びぁぁぁぁ(泣)」
👮👮♀️🫸👮♂️<困りましたね
・・・
🏥👨⚕️<重症です。 (^ω^ )え
雨に佇む、
せつこ、せつないよな…
ドロップちゃう
ドロシーやって言われたの
こんな風に後悔や、失恋に失業と
悲しい時…雨の中に佇み…
「泣いてるの…」
「いや、雨が降ってきたようだ」
……ふむ、泣きたい。
雨にも負けず、生きていこう。
では、また明日…
雨もしたたるいい漢⁉︎
雨に佇む
「しばらく雨に佇む」
そんな余裕を大事にしたい
今日、最愛の人に裏切られた。
今日、誰かに罵詈雑言を言われた。
そんな日は、自分が雨の降り注ぐ町の中に一人、佇んでいるように感じる。
『雨に佇む』
雨に佇む
イジワル魔法使いとその弟子の話。
しとど降る雨の中、私は傘をささずにぼんやりとしていた。視線の先には茎から上が項垂れている花。雫に打たれて花弁が透明化している。
快晴になると正反対に真っ白に咲く不思議な花。
師匠におねだりして種を買ってもらいそれから毎日水やりを欠かさずに、日光に浴びすぎたら日傘をさして面倒も見た。
でも‥‥‥。
「‥‥元気なくなっちゃったな」
右手にはハート柄の傘。私自身がさす訳じゃない。
師匠が本を読んでいる時、窓を見ると大粒の雨が地面に叩きつけられ水溜りに消えていくのを見た。私は急いで玄関を出る。途中、師匠が何か言っていたがそんなことなど気にする余裕もなく外へ駆け出した。
結果、今に至る。
これからどうしよう。
ふと頭上に影が現れる。びっくりして顔を見上げると、師匠が傘を私に差し出して不思議そうな表情をしていた。
「こんな所で何してるんだい? 傘もささずに飛び出すから何事かと思ったよ」
「! 師匠‥‥」
「風邪引きたいなら好きにして構わないけれどそしたら誰が面倒を見ると思ってるの? 全く‥ボクも暇じゃないんだからさ」
「ご‥‥ごめん‥なさい‥」
「謝らなくて良いよ。それで、どうしたの? ボクに言えないこと?」
師匠はしゃがみ込んで私と同じ目線に話しかける。師匠はいつも、心を振り回すような言動を発することが多いがその心理は私を気にかけている本音が隠されているのを私は知っている。
その目立たない優しさに私は泣きそうになるのだ。
過去も、今も。
「花が‥‥‥元気なくなっちゃった」
「花? あぁ、この前君が買ってって駄々捏ねた時に仕方なく買ったやつ?」
「別に駄々捏ねてはなかったですもん‥‥」
私は頬を膨らませてそっぽ向くと師匠は揶揄うように笑う。この人、私の反応を見て楽しんでいるな。けれど次の瞬間、師匠の声のトーンに変化が起こった。
「見てごらん」
顔を見上げる。私は目を見開いた。その光景はまさに有り得ないもの同然だったのだ。
パラパラ降る音が無音に変わり、灰色の空を背景に雨粒がピタリと空中に静止していた。
「雫が‥‥止まってる」
「雨の時間を止めたのさ。一時的にね、この辺りだけれど街方面はいつも通り降っているよ」
あぁ、成る程。私はそこで理解した。
時を操る魔法は魔法の中で上位に難しい。高度な技術が必要なのだそう。
それに加えて範囲を定めて魔法をかけるなど、更なる実力がなければ出来ないのだ。
流石師匠だ。魔法使い界隈で有名なだけである。性格に少々難があるが、実力は本物だ。
私はそんな師匠が大好きだし、尊敬している。
ふと地面を見て驚いた。
「お花が少しずつ元気になってる‥!」
「まぁ、この花は魔属性だからね。魔力もあるし、それなりに災害の耐性はついてる。特にこれは、雨に特化した花だ。雨の雫を好み成長するんだよ。普通の水でも育つけど」
「え?」
「多分、一気に多量の雨を摂取したせいで気絶したんだろう。大丈夫だよ、次第に元に戻るからさ」
‥‥‥はい?
私は師匠の言葉に頭が真っ白になる。言葉が上手くでない。口をパクパク開ける私に師匠は悪戯顔になってこう言った。
「つまり、今回のは君の思い込みが激しかったってことだね♪」
「師匠それを知ってて‥‥」
「まぁ、教えない方が面白いかなーって」
テヘっと舌を出して笑う師匠。
その瞬間、私の顔は真っ赤に染め上がった。そして、師匠の大きな背中に飛びついて叫んだ。
「師匠のイジワル〜〜〜!!」
「アハハ。やっぱり、君はそうでないとね」
『いちご水』
雨に佇むいちご水 おそらく薄味いちご水 露が滴る
ガーデンレタスとプランター 時計の針は16時を指す
この時間からようやく外に出て 雨降り踏み切りで転びそうになって あなたに袖に掴まって ハンバーグ弁当を買いに行くところ
雨に佇む
「雨が好き」と言っていた。
汚いところを洗い流してくれる気がするらしい。
空は平等だ。
有象無象を気にしない。
だけど今だけは───
坂道を公園に向かって駆け上がる。
この公園は夜景が綺麗で、夜によく来ていた。
しかもここは、夕焼けも綺麗なのだ。
多分、近所でいちばん綺麗な場所だ。
橙が空を青黒く染める。
思いっきり息を吸い込む。もっと。もっと。
「約束したじゃんかーー!!!絶対守るって!忘れもしないって!
言質もとらせたくせに!ふざけんなぁぁ!!」
語彙が足りない。裏切ったやつに言う言葉が足りない。
「言ってたじゃん!アイス食べに行こうって!写真いっぱいとって、
アルバムを作ろうって!言ったじゃん!なんで!なんでぇ…」
なんでいなくなったの?突然いなくなるなんて、悲しいよ。
雨が好きだと言っていた彼は、私の涙を雨で拭き始めた。
周りから見えないように、誤魔化すように。
サラサラした細雨だった。爽やかで、優しくて。
ゲリラのような別れも、うねった私の頭も、流すように。
これが彼の答えなのだ。優しい彼の気持ちなのだ。
またひとつ彼のことを知れた気がした。
あの雨が、私のために降っているように感じたのは、気の所為ではないだろう。
私の頭も、時間も、悲しさも全て洗い流してくれた。
私も雨が好きだ。背中を押してくれる気がするから。
雨に佇む
雨音が昇降口に響く。夕立ちだ。委員会が無ければ降られる前に帰れたのに。
「折り畳み傘、あったかな」
屋根の下、カバンをごそごそしていると、校門に見慣れた人影があることに気づいた。
雨の中佇む、ずぶ濡れの彼。いつか見たような光景。
私はやっと見つけた折り畳み傘を差して、彼の元に急ぐ。小さめの傘の中、二人、向かい合った。
ー・・・遅かったな。
ー待っててくれたの?こんなにずぶ濡れになって?
少し間を空けて、聞く。
「・・・信じて待っててくれたの?」
「俺が信じて、待っていたかったから待っていただけだ。お前は、信じたい人間だから」
また少し間を空けて、吹き出した。
ーおい!なんで笑うんだよ!
ーふふっ・・・ごめんなさい。帰ろう。
あんなに人を信じられず、不器用だった人がこんなふうに変わるなんて。なんて素敵な変化だろう。
もうすぐ止みそうな雨の中、相合傘が一つ。
前回の澄んだ瞳・だから、一人でいたい。の続編です。
三部作になりました。(みけねこ)
シトシト シトシト
「雨が降ってきたわ 早く洗濯物入れないと」
8年前に夫を亡くして一人で住んでる70歳の妻は
ため息をつきながら洗濯物も片付けようと
窓を開けてサンダルを履こうとした瞬間
足元に何か居るのに気づいた
それは小さい蛙だ。
「あら?蛙だわどうしましょう」
それに気を取られてたら雨が小雨になり虹が出てきた
「ふふ 蛙さんのおかけで良いものが見れたわ」
それが聞こえたのか蛙が手のひらに乗ってきた
「たまには蛙と雨に佇むのもいいわね」
蛙に話しかけ、主は雨空を見上げたのだった。
【雨に佇む】
もしも、なにか嫌なことがあった時
何もしたくない負の感情が芽生えたら
雨に佇んでごらん。
嫌なことを
雨が流してくれるはず。
雨に佇む
ざああああ、ざああああ
雨の降る音を聞きながら、一人バス停に立つ
とつん、とつん
バス停の屋根で、雨粒が弾ける
バスは、まだ来ない
雨に佇む
家の中にいる時の雨は好き。
雨の匂いと音と、世界を霞めてくれる。
時々、雨の中に立ちずぶ濡れになる。
泣いていても誰もわからない。
悲しい時には寄り添ってくれるように降る雨。
雨があるから晴れが嬉しくなる。