鏡の中の自分』の作文集

Open App

鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/3/2024, 3:34:22 PM

疲れた顔が映っている。

昔から自分の顔が大嫌いだった。
父譲りの濃いめの体毛は小学生の頃はいじめの対象だった。彼らはいじめのつもりは無くて、愛のある弄りだったと言うのだろう。けれど私は彼らの言葉に愛を感じた事などただの一度も無かった。
中学、高校と歳が上がるにつれ、自分で少しずつ自分の顔を変えるようになった。
眉を剃って整え、顔も剃り、化粧水や乳液で肌を整えた。お菓子がやめられなくてニキビに悩まされたけど、それでも化粧やなんかで隠す術を覚えた。

整形はなんだか怖かったのとお金が無かったのとでしなかったけれど、お金持ちだったらやったかもしれない。

大人になって、人の目をスルーする術を身につけたり、没頭出来る趣味を見つけて、そこまで外見を気にする事は無くなったけれど、今も仕事で疲れた日なんかは、鏡を見るとうんざりする。

だけどたった一つだけ。
トレードマークとも言える顎にあるホクロ。
これだけは、取らなくて良かったと思う。
だって、多分これが無くなったら、私の顔じゃなくなってしまうだろう。

「·····はは。ま、いっか」
鏡に映る疲れた顔に、いびつな笑顔を向けた。


END


「鏡の中の自分」

11/3/2024, 3:30:57 PM

鏡の中の自分が笑う
鏡の中の自分が泣く
鏡の中の自分が怒る

不思議なもので、自分の顔というのは鏡がないとわからない。だから、思ったより変な顔をしているし、いい顔をしている。たまに見ると、自分のことがわかっておもしろい。ずっと堪えられてると思っていたのに、鏡の中の自分は酷く泣きそうな顔をしていて、嗚呼私はすごく悲しいんだなぁと思う。そしたらもう堪える必要なんてなくなって、自然と涙が流れていく。むかつくときも、鏡の中の自分は思ったよりも怒っている。楽しいときも、鏡の中の自分はにやにやしている。
今日も私は鏡を見る。いったいどんな私を教えてくれるのだろう。

『鏡の中の自分』

11/3/2024, 3:29:40 PM

「ふう、やっと寝てくれた」
 私の前にいるのは、すやすやと眠る小さな息子。
 さっきまでゴジラのごとく暴れまわっていた彼だが、ようやく大人しくなってくれた。

 自分も一緒にひと眠り――と言いたいところだけど、私は寝ることは出来ない。
 眠りにつく前に、やらないといけない事があるのだ
 部屋の片づけ、皿洗い、風呂掃除。
 ああ、旦那の晩飯の準備をしとかないと

 やることがたくさんだ。
 さっさと終わらせてしまおう。

「キャー」
 突然外から聞こえる乙女の悲鳴。
 大変だ、助けないと!

 誰かが助けを求めるなら、私の出番。
 なぜなら私は正義の味方、ママ仮面!
 家事の前に、一仕事だ。

 私は息子を起こさないように外に出る。
 声の主は家を出てすぐの所にいた。
 今まさに化け物に襲われそうになっている女の子が!

「危ない!」
 私は全力で走り寄り、怪物を殴り飛ばす。
 私に殴られた化け物は、吹き飛んで塀に打ち付けられた。
 もう動かない
 コレで大丈夫だ。
 
「あなた大丈夫?
 けがはない?」
「ママ仮面、ありがとうご――後ろ!」
「はっ」

 女性の声で振り向く。
 するとすぐ後ろに、吹き飛ばしたばかりの怪物が私に体当たりをしようとしていた。

 防御が間に合わない!
 私は覚悟して防御の態勢を取り――しかし、衝撃が来なかった。

「無様だな、ママ仮面」
「その声は!」

 防御の態勢を解き怪物を見る。
 そこにいたのは、怪物を組み伏せた子供――オムツ男爵がいた。

「助かったわ。
 オムツ男爵」
「一つ貸しだぞ」
 そういうと、オムツ男爵は身を翻しどこかへと去っていった。

 オムツ男爵。
 謎の子供貴族……
 私がピンチになると、颯爽と駆けつけてくる謎の存在……
 怪物退治という目的こそ共通しているが、彼の真の目的は別のように思える。

 奴は一体何者なんだ。


 ◇

「いったいZzz なにものZzz」
「よく寝ているなあ」

 仕事が終わって家に帰ると、リビングで息子と妻がぐっすり寝ていた。
 テレビはヒーローものの番組が映されている。
 一緒に見ているウチに、そのまま一緒に寝てしまったに違いない。

 この様子だと、他の家事は終わってないだろう。
 起こすのは忍びないので、自分が代わりに家事をすることにする。
 普段は妻に任せっきりだが、たまには自分がやるのもいいだろう。
 俺はテレビの電源を切って、ズレていた毛布を妻と息子にかけなおす。

「おやすみなさい、良い夢を」
 そのまま音を立てないよう離れ、まずは台所に向かうのであった

11/3/2024, 3:27:33 PM

鏡の中の自分は、本物の自分なのか、それとも偽物なのか。
本当の自分を映してはいるが、鏡の中に自分はいない。
そこにあるのはただの板。
本物はここにいる一人だけだ。

朝起きて、鏡の前に立った。
何か、違和感。
右目の横にあったホクロが、鏡の中では左目の横に。
いや…鏡に向かって見れば右側にあるが、あれは私の左目じゃないか。
あれは本当に私なのだろうか。
それとも、あれが本当の私なのだろうか。

矜羯羅がる。
鏡の中の世界はこちらと何ら変わりはないのか。
左右対称なのは既知のものだとしても、例えば色は?
動きが少し遅れたりすることはない?
違うタイミングで瞬きしたり?

そんな妄想。
ある訳のない妄想だが、鏡の中の世界のことなんて、誰が知り尽くしているというのか。
その鏡に向かって突進してみたところで、粉々になって血まみれになるだけ。

だからそろそろアホな妄想はやめて、顔洗って歯を磨いて仕事に行こう。
今日も一日、頑張るぞ。

…あれ?今、鏡の中の自分が、サムズアップサインを送ってきたような…てか、お前も俺なんだから、一緒に仕事に行くんだよ。
他人事みたいな顔すんな。

11/3/2024, 3:25:47 PM

【鏡の中の自分】


家には大きな鏡がない

脱衣場にある鏡も

映るのは証明写真の範囲くらい


だから俺は知らなかった

はぎ~の家に泊まり

お風呂の大きな鏡を見るまで

いや

うっすらと気付いてはいたけど

目を逸らしてたのかも知れない

それにしても

まさかそこまでとは思って無かった


あんなにも貧相だった自分の身体が

こんなにも逞しく最長していたとは


改めて体重を測ってみる

実に1.5倍

50%増量

破格だ


特に努力した訳では無い

ニコニコと

ご飯を美味しく食べただけだ


人知れず溜め込んだ他の物も有るにはあるが

いやはやここまでとは


我ながら

なんとも


愛らしい

11/3/2024, 3:23:53 PM

[鏡の中の自分]
朝昼夜、何度も何度も繰り返しそれに映る自分とにらめっこをする度に感じる。例えば朝なら寝癖が今日は酷いだとか、例えば昼なら今日の自分は映えて見えるだとか、例えば夜なら美容液塗りすぎただとか。私自身が写し出す鏡は今思い返してみると本当に些細な物事ばかりに気づいていると改めて感じさせられてしまう。
なら、彼女の鏡に写し出される私はどのような者なのだろう?これは完全に私の憶測だけれど、例えば朝なら今日はいつもに増して一段眠たそうだとか、例えば昼なら今日は彼奴の好きなおかずがあったから気分良さそうだなとか、例えば夜なら私が彼女に送った自撮りを見て布団に中にも関わらず上着を来ているからエアコンをつけるのが面倒臭かったんだろうかとか、そんな私自身じゃ分からない雰囲気の違いだとか、勝手な想像で私を写し出していて欲しい......
なんて、少し我儘が過ぎただろうか。
夜、鏡に写し出された自分の姿を見て今日は肌が整っているなんていう自惚れに溺れてみる。一つ欠伸をして立ち上がり電気を消して、布団の中にもぞもぞと潜り込む。勿論エアコンをつけるのは面倒臭いので少し厚目の上着を着て..。

おやすみなさい。

11/3/2024, 3:21:26 PM

鏡の中の自分、私を覗いている。
。るいてい覗を私、分自の中の鏡

何か言いたいことでもあるかと、問いたくなるぐらい。
。いらぐるなくたい問、とかるあもでとこいたい言か何

そんなに見ないでくれ…
…れくでいな見になんそ

私は恐怖のあまりうずくまった。
。たっまくずうりまあの怖恐は私

真似しないで。真似しないで。真似しないで。お願い。
。い願お。でいなし似真。でいなし似真。でいなし似真

「私じゃないのに私のように動くな!!見るな!!!」
「!!!なる見!!なく動にうよの私にのいなゃじ私」

深淵をのぞく時、またこちらも深淵を覗いているのだ。
急にそんなセリフを思い出す。
。す出い思をフリセなんそに急
。だのるいてい覗を淵深もらちこたま、時くぞのを淵深

私自身の恐怖で気付かされる。私は恐ろしい獣であったのかと。
。とかの
たっあで獣いしろ恐は私。るれさか付気で怖恐の身自私

獣は私
私は獣

私は死
死は私

11/3/2024, 3:20:57 PM

鏡の中の自分。

節目ってやつがある。きっかけとか、区切りとか、境目とも言う。鏡に映る自分を見て、そうならなきゃなって感じるのは、いつも決まってそういう日。
私は、女である自分が嫌いだった。隣の芝生は青いとばかりに、男性という形と色と態度と立場と、他にも沢山のものに嫉妬した。
僕は、自分をどうしても認めることが出来なかった。思うような成果や、力や、感情を得られず、燻っていくだけの日々。これ以上無いという位の、拷問にも思えた。
自分の特徴が、自分を呼称する要素の一つが、親に決められた名前が、基準とされる正解が嫌で、嫌でイヤでいやで、仕方なかった。
これは、思春期って奴なのだろうか。そんな一言に収めていいシロモノなのだろうか。
自分の意思の成長を、芳しくも喜ばしくも思いながら、それでも逆らいたいと願ってしまう。
やりたい事がある。見たい世界と未来がある。
叶える夢を見るくらいには、環境も用意がある。
あとは、決意の継続と、努力とかいう果てしない劇物だけ。
一度違えた道だけど、願うのは自由だ。
持つもの持って、鏡へ向かおう。

11/3/2024, 3:16:43 PM

波を待った
雲を見てた
遠くばかり
望んでいた
捉えられない
形無いもので安心してる
そっぽ向いて
目をそらして
流れるまま
流れてく
どうでもいいよ
もうどうだっていいよ

11/3/2024, 3:11:11 PM

鏡の中の自分。姿見に似顔絵が貼られている。振り向いたときちょうどわたしの目線がくる位置に貼られている。だからわたしの顔みたいに見える。絵の下手な大人が書いたみたいな絵だった。首から下はわたしのままなのに、首から上は気味の悪い顔がついている。だれがこんないたずらをしたか分からない。わたしがこの部屋にくることを知っていた人に違いない。わたしはそんなに背が高くない。なのにぴったりわたしの目の位置にくる。そっと扉を開いて姿見に近寄る。似顔絵の描かれた紙に指で触れる。その紙をぺらりとめくってみる。

11/3/2024, 3:08:35 PM

鏡の中の自分


鏡の中には、今の私しかいない。
疲れて三重になっている私。
やたらとほうれい線が目立つ私。
血色の悪い唇の私。

鏡は、今の私しか映さない。

鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰?

そんな問にも、今の私しか映さない。

そうか。今の私は私のために
清く美しく生きているのか。
鏡は正直に私を映す。

11/3/2024, 3:07:37 PM

貴女はずっと、鏡の中のご自分が嫌いでしたね。
 最近は、それが少し変わったように思います。鏡を覗き込んで、にこっと笑顔を浮かべる回数が増えました。

 貴女は貴女のままでいてください。
 人と美醜を比べても仕方がないのです。
 それに、そんなことよりも大切な魅力を、貴女はお持ちです。

 貴女は貴女のままで、世界中の誰よりも美しいのですよ。

11/3/2024, 3:07:23 PM

鏡の中の自分


鏡の中のあたしは
右目を瞑ると左目が瞑る
右手を動かすと左手が動く

あたしの中身も反対になるのかな
そしたらあたしは
貴方を嫌いになるのかもしれない

11/3/2024, 3:03:55 PM

鏡の中の自分 

私には嫉妬する層がいる。それは、ストレートな人間。容姿、部活、職業、家族。全てが、可もなく不可もなく持っている。外見も平均、学力も平均、身体能力も平均、会社員勤めで25-28歳あたりで結婚する。女性であれば、女性性を表面上は強く持ち、内面はしっかりした内向型の人が多い。男性は落ち着いているが、スポーティな印象。当たり障りのない性格と、コミュニケーションを持ち、誰も貶すことなくはははと笑える協調性。興味のない異性にも不快にならず対応し、同性にはかわいいポジションとして仲間に入る。人畜無害を極める。また、レールから外れた人間と話す時は、顔を片方少し引き攣らせながら優しく対応する。万物に対応しつつも、決して、ストレート以外は受け止めていない人。

そのような人は一定数存在する。どこの学校でも職場でもいる。不器用な側の人間としては、そのような人と出くわすたびに器用に生きることに尊敬する。また、とても嫉妬する。私も受け入れることもなければ、受け入れられることもない。

きっと、目の前に親から相続した資産家が現れるより彼らがいた方が私の心は乱される。宝くじを何億と当てた人間よりも心を乱される。彼らが涼しい顔で成し得ているものが、日々の細やかな努力の上に成り立っていることを、不器用な私は知っている。


鏡の中の自分に映るのは、いつも少しだけ歪んで見える存在。彼らのように「ストレート」には生きられない、少しねじれた自分だ。鏡の前に立つたび、そこに映る自分が本当に自分の一部なのか、それとも、自分が抱く「ストレートな人々」への反発や憧れが作り出した幻なのか、疑問が湧いてくる。

私は彼らの生き方に憧れながらも、どこかで抗っているのだろう。自分の中の「不器用さ」が、どうしようもなく強く染み付いているから。自分の「歪み」や「ねじれ」を引き剥がそうとしても、それは無理なのかもしれない。逆に、それを「自分」として受け入れることが、私にできる唯一の方法かもしれない。

とはいえ、日常生活の中で何度もストレートな人々と出会うたび、その「鏡」はひび割れていく。彼らと自分の間に広がる、見えない透明な壁。それはどこから来たのか、いつから存在するのか、はっきりとはわからない。だが、その壁があるせいで、彼らと目を合わせても、心の奥底では通じ合うことがないと感じてしまう。まるで鏡越しに見ているかのような、届かない距離感がそこにはある。

この鏡の中の自分を、ただ見つめ続けるだけでは、きっと何も変わらない。自分が歩んでいる道が「ねじれた道」であるならば、そのねじれをそのまま「私の道」として生きていくべきなのだろうか。それとも、鏡の向こう側にいる「ストレートな彼ら」のように、少しずつでも「まっすぐ」になろうとするべきなのか。

鏡に映る自分が、私に問いかけている。

24.11.04-創作-鏡の中の自分

11/3/2024, 3:03:33 PM

【鏡の中の自分】

鏡を除くともう1人の自分がいる
寝起きの時は本当に
どうしようも無い顔をしているけれど
顔を洗って朝の支度をすれば
別人かのように見違える

鏡の中の私はキラキラしていて
いつも自信ありげに私を見つめ返す

鏡の前でビジュ確認して
万全で外に出るけれど
写真なんかに写る自分は最悪

SNSなんかに投稿している人たちは本当にすごいと思う
鏡の中だけでなく実際にキラキラ輝いている人たち
いくら今日の私可愛いって思っても
それを投稿しようとは絶対に思えない

私もそんなふうになれたらな
鏡の中の自分になれたならどれだけ自信が持てたかな

そんなことを思っても何もならないから
朝家を出る前に鏡を見て
万全の状態で家を出る
その後のビジュなんて知らん

私のビジュの記憶は鏡の中の私で終わってるから

人の見た目にとやかく言わないでね
自分は自分で
何よりも愛しい存在だから
他の人も一緒

11/3/2024, 3:00:36 PM

鏡の中の自分を見る時は、
自身と向き合う時間。
反対側の私に、語りかける。

今日はどうだった。
どうなりたい。
どうしたらいい。

大丈夫。まだ立てる。
まだまだこれから。

11/3/2024, 2:57:47 PM

鏡の中の自分
洗面台で、歯磨きし乍ら、鏡に写る自分の顔を見る…ぐちゃぐちゃな髪の毛、皺だらけで目立つ豊齢線、だらしないお腹…
歳と共に、変わっていく自分の姿…鏡でしか見られない、自分の姿に、現実を突き付けられる…自分の中では、もう少し引き締まって、クールにきめている心算なのに…
鏡に写る自分…でも、本当の姿なのか…

11/3/2024, 2:56:24 PM

鏡の中の自分

笑ってたらいいのに。

でも、今は泣きそうな顔。

寝て起きてまた覗いてみたら どうかな?

少しは笑えるかもしれない。

笑った時のために、とりあえず鏡をピカピカにしておこうかな。

11/3/2024, 2:55:20 PM

どちらも自分

無理に笑うことなんてできない

泣くとき…鏡の前にいるのはやめとく

11/3/2024, 2:54:04 PM

『鏡の中の自分』
鏡は全部を写してくれる
笑っている自分
泣いている自分
喜んでいる時の自分
絶望している時の自分
かっこいい自分
かわいい自分

鏡はいつも見ている
優しく見守ってくれている

Next