『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鋭い眼差し
無愛想なのでいつも真顔になりがちで、目つきが悪い顔が怖いと言われますが、鋭い眼差しと言われると、見透かしているようで悪い気はしません。
とはいえ、そんな鋭い眼差しをすることって普段そうないですよね。
せいぜい仕事中に他の作業の進み具合や、対人の様子を見る目が鋭くなるとか、他所のチラシより安いものないか、価格POPを見つめる目が鋭くなるとか。
あとは街中とか電車内とかで、変な態度やいきなりぶつかってきたりとかだと、つい鋭い眼差しに……これ意味違ってますか。
睨まれてる鋭さは結構刺さってきますし、むしろこっちのほうが鋭さもありそうです。
そうなると思い出すのは、都会にありがちな前リュックです。
後ろにリュックを背負うと邪魔になるという謎の光景。
私は前に天然リュックつけてるようなものなので、さらに背負うと前に圧力とんでもなくなります。
人が多いなと思う所はなるべく手に持つようにしていますが、それでもお前邪魔だという目線を感じます。
満員電車に乗る機会はほぼないものの、ここまで不快そうな眼差しを受けると気分も悪くなり、何度車内で座り込んだことか。
座れば座ったでさらに邪魔になり、ヘタすればわざとではなさそうですが蹴られることも何度か。
いるだけで周りを不快にさせるって、困ってしまいますね。
そんな時にふと、鋭い眼差しで相手を見ながら、自分が同じことしようと思う人間じゃなくてよかったなと。
余分に場所を使って悪いなと思いながら、その鋭い眼差しで似てたまるかと反骨心も出てくるかなと。
鋭い眼差し、できればその眼差しは、相手をよく見て知って歩み寄り仲良くするための眼差しであればいいなと思います。
突き刺さって痛いじゃなくて、鍼治療してる気分になれるといいですよね。
#鋭い眼差し
三白眼の女性ってかっこいいよね
──私だけが知っている。
朗らか、優しい、お人好し、人助けが好き。それが大半の人間があいつに下す評価だろう。
無論、それが大きく外れているわけではない。大抵の人間に対しては朗らかで優しく、相手が困っていたら手を差し伸べるはずだ。……ただ、それがあいつの全てではないというだけで。
焦茶の髪に橙の瞳という、元気で暖かな印象を与える見た目も相まって忘れられがちだが、ああ見えて編入試験をトップで通過した秀才だ。曲者揃いの魔法学園教師陣が認める人間が、ただのお人好しであるはずがない。
例えば、魔法理論の難問を解く際や強敵相手の模擬戦闘の時。その真性は遺憾なく発揮される。
(鋭い眼差し)
後日加筆します。
元気?と聞かれる前に
こちらから動く
2024/10/15㈫日記
家の敷地内の金木犀は
今年は咲かないのかも知れない。
残念だなあ。
ナナカマドと南天は色が
変わり始めて冬の準備。
ナナカマドは薄いオレンジ。
南天は表現し難い汚い色。
こんな色から、あの真っ赤な色に
なるんだ。
スーパーに行っても
胃の調子が悪いから
買う物に困る。
焼き芋とはしばらく距離をおこう。
コーヒーも長い間、飲んでいない。
母に会ったら痩せた事に気づかれ
食べる量が減っていることにも
気づかれるから、しばらく実家に
帰れないな。
なので元気だと装う為に
公園に行った時の写真を送っておいた。
そういえば世間では「胃が悪くって
胃薬をずっと飲んでます」とか
聞くから胃の症状って、なかなか治らないものなのかな。
ヤダなあ。
家族旅行に行く日までには
胃が治ってくれると助かるんだけど。
とにかく少食でよく噛むこと。
栗名月、綺麗でした。
おやすみ。
鋭い眼差し
陳列された野菜、果物、お肉、魚…
そして値札。
私が鋭い眼差しを向ける瞬間。
値上げする度に、その鋭さは増していく。
穏やかな眼差しで買い物したい。
君の瞳が好きだった
怜悧に輝く銀色が
真実を見抜く度に
鋭利に色を冷やすのが
本当に本当に好きだった
だから
「どうして」と問う名探偵に
笑って笑って向かい合う
重ねた罪状の数だけ冷えこぼれる
銀色の眼差しに刺されながら
「ごめんね。その目で見られたかったんだ!」
‹鋭い眼差し›
「天に帰るって言葉聞いた時はビビったよね」
「わっかる、やり直しかと思ったもん」
「実際やり直し食らった組居たらしいね」
「あれなあ……小さいからって辞めといて
ほんと良かったわ…」
「やっぱり純物でないとね」
「ココ生殖体系分かれててまじ良かった!!」
「はいはーい。そろそろ時間だけど、
皆ちゃんとサンプル回収できたー?」
「大丈夫ー!」
「それじゃあ戻ろうか。向こう着き次第
解剖始めるから、純唯星型生物の特徴とか
復習しておいてね」
‹高く高く›
《2日目》鋭い眼差し
どこかから視線を感じ、ふと振り向くと目つきの悪い君が僕のことを静かに真っ直ぐと見つめていた。
「なに?」
「…別に」
ねぇ、君はいつもその眼差しで何を考えているの。
僕に何を望んでいるの。
私の目つきは悪い。
一重で、細長くて、眉尻が吊り上がった目だ。
そんな自分の目が、私は嫌いだ。
怒っていないのに「怒ってる?」と聞かれる事は多々あり、話しかけようとしても逃げられて、あっという間にクラスで孤立した。
前髪を伸ばしたけれど効果はなく、逆に髪の毛の隙間から覗く目が怖いとかどうとか。ため息が出る。
しかし、私が嫌いな私の目は、ある日突然日の目を見ることとなった。
いつものように登校している最中、若い男女にいじめられている猫を見かけた。本人たちは遊んでいるつもりかは知らないが、猫はどう見ても嫌がっている。
消えるような声で鳴く猫の声を聞いたら、いてもたってもいられなくなってしまった。
「あの」
若者達がじろりとこちらを見た。
話しかけてはみたものの、続きの言葉が出てこない。
人見知りの性格を忘れていた、大ポカである。
ただ、私が心の中でオタオタしている間に、若者達はどこかへ行ってしまっていた。「こえー」「何だよ」といった捨て台詞を残して。
今回ばかりは私の鋭い目つきが助けてくれたようだ。
「大丈夫?」
という私の問いに、猫はにゃあと返事をした。
鋭い眼差し。
鋭い眼差しで
ゆうを
見る。
来週も
再来週も
逢えるのが楽しみ。
失せ物 自ずと見つかる
部屋の四隅 チリひとつなし
鞄の中 カケラも無し
玄関前 虫の死骸に悲鳴
マンションの階段 蛾と格闘
時間 迫り来る故捜索断念
電車の中 電鉄へ問い合わせ
それらしき失せ物 何も出ず
更衣室 もしや傘立ての下と疑う
気の迷い 頭振る
インフォメーション もしや届けられていると疑う
電話越し 苦情に気落ち
家にある 言い聞かせる
絶対ある 見つけてやる
私と真希ちゃん* マジ卍
誓って通る 自動ドア
睨みつける 掲示板
隅にぶら下がる 遺失物
私の真希ちゃん 導かれる
「いやーよかったー!
ロッカーの鍵なんて総取り替えになるだろうから下手したら云万円掛かったかも。
やっぱり真希ちゃん付けといてよかった! 真希ちゃんと私、そんじょそこらの絆とはひと味違うもんね、もうマジ卍って仲だもんね。
拾ってくれたマンションの善良な住民さん、丁寧に飾ってくれた真面目な管理人さん、マジでありがとうございます!
ホントもうありがとう世の中! ありがとう優しい世界!」
『鋭い眼差し』
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*真希ちゃん
……失せ物のロッカーの鍵に付けていたキーホルダーのキャラクター。漫画『呪術廻戦』の禪院真希。
かつて人々は強い眼差しで
権利獲得に力尽くした
私はふにゃけた目で危機も知らずに
準備されたぬるま湯につかる
♯鋭い眼差し
「鋭い眼差し」
鋭く、冷たく、でもなくちゃいけない。
痛くて、嫌だけど、でも私にとって大切なもの。
どんなに抵抗しても、どうせ逃げられない。
両手を握って「頑張って」って?
どんなに頑張っても痛いものは痛いのに。
【#99】
鋭い眼差しを向け
相手に立ち向かう
それが私の戦い方
僕はスマホ
みんな鋭い眼差しでいっつも僕を見てくる。
それも、怖いくらいの無表情で。
一体僕を見て何になるの?
一時的な快感に手を伸ばして
気づいたら膨大な時間が溶けている。
この時間に何をしてたの?
何も残ってないから覚えてない。
こんな無駄なことあるか。
僕がいうことでもないけど
もっと有益に時間を使おうぜ、そこの君。
人の顔を横目で見がち 睨んでるように見えてしまったかもしれない 人の目を見るのは何故だか恥ずかしい チラッと見てすぐそらす 相手から見たら挙動不審 おどおど 落ち着きないかもしれない 感じ悪いかも知れない
まずは鼻辺りから始めよう
「で、誰のことが好きなの」って、それ、そんな鋭い眼差しで言う言葉じゃないと思う。2月にチョコを持って彷徨いてた私が悪いかもしれないけど、これ自分用なんです。いや信じて。どんどん鋭く機嫌悪くなる目つき。違うんです、席替えしたばっかりだから前の自分の席に行っちゃっただけで、それで慌てて戻ろうとしたから挙動不審になっただけで。このチョコは誰のものでもない自由のチョコなんです。そもそも、市販の安物のチョコそのままだし。流石の私でも、人にあげるってなったらもうちょっとちゃんとしたの渡すと思う。意中の相手なら、尚更。
というか今日13日じゃん。冬とはいえ、チョコを一日前から机にスタンバイさせるのは良くないんじゃない?…と、ここまで言って、やっと彼の説得に成功した。もはやドラマの尋問する警官みたいな顔してたよマジで。もうちょっとでカツ丼たべれるかと思った。
「…じゃあさ」
若干反省というか、寂しそうな顔をしている
彼が口を開いた。
「そのチョコ、明日俺に渡して」
え、と声が先に出た。食べるなよ、とだけ言ってそそくさと出て行った後のドアをポカンと見つめる。手のひらに残るのはもう食べれなくなったチョコレート。陳腐ななぞなぞの答えのようだ。…とにかく、この安物チョコレートをなんとか包装できる代物を、今日中に用意しなければならない。人にあげるとなると、ちゃんとした物に仕上げるべきだ。
そう、意中の相手なら、尚更。
お題「鋭い眼差し」 白米おこめ
『鋭い眼差し』
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今日は特に何も無い休暇だ。一日だけの休みなので、外出の予定も特になし(決して私に友達がいない訳ではない)。ただ家で、本を読んだりして…過ごしてみたいものだが、骨の髄まで現代人の私はただテレビとスマホで一日を潰すだろう。ついでに、目の前に用意した刺身(つまり肴)と酒も消費して。
そんな予定と言えない予定で埋まった今日な訳だが、先程から、何かの気配を感じる。確実にこちらを凝視している感覚があるが、どこにいるのかは皆目見当もつかない。私はお化けなどという非現実的なものを信じるタチではないので、まあまずそういうものでは無いと仮定する。であれば、ひとつは虫や動物、もうひとつは私の家を覗く不審者か。どちらにしろ怖い。虫は苦手だし、当たり前に不審者は怖いものだ。
気配の正体を探りに行くか、知らないフリをして家で過ごすか。わざわざ休日に外に出る、という選択肢は私の中に存在しないので、私の行動はこの二択になる。…さすがに、ずっと気にしている気配をそのまま休暇を過ごせるほど、私は強い人間では無い(あまり大声で言えることでは無いのだが)。
と、いうわけで、急遽気配の正体を探るという予定がねじ込まれたわけだ。さてどうしよう。
虫だとわかっていれば、殺虫剤やら持ってきて適当にそこらにふきかけておけば、多分なんとかなると思う。動物だったら何とか捕まえて…捕まえる方法は知らないが、その後どこかに逃がせばいい。不審者は警察に引き渡して終わりだ。しかもすっかり忘れていたが、私は気配を感じるだけでその場所すらわかっていない。私は無計画な人間だ。
とりあえず、そこにあった肴を少し食べる。出しておいて食べないのはもったいない。こういうところだけはきちんとした人間だと思っている。
さて探そうかというところで、ニャーという可愛らしい声がした。位置は…右斜め前方あたりだろうか?
そこはちょうど、大きな窓がある場所だ。目を凝らしてみると、1匹の猫が、目を細めてこちらを見つめていた。…いや、正確には、私の近くにある肴を凝視していた。そして、おそらくはこの猫が気配の正体である。
虫や不審者でないことに安堵する。ついでに猫が可愛いので、こんな変な予定(元から十分変な予定というのは置いておいて)がねじ込まれたことへの怒りは全く湧かない。むしろ、この猫を撫で回したくてたまらない。
肴を見てピタリと止まったまま動かないので、仕方なく刺身を一切れあげて、その隙にめいっぱい撫で回した。なんだか嫌そうな顔をしている気もするが、これで猫も私も満足のはず。
実際、猫はその後普通に引き返していった。去り際、二度とこんなところに来ないニャ!とでも言いたげな顔と態度だったが、私が撫で回したいのでまた来て欲しいものだ。
※鋭い眼差し
ちといそがしいと予約投稿した昨晩
今日の朝イチで見たニュース
退院なさった美智子様のお顔が怖かったわ
眼差しが鋭いというかブチ切れてなかった?
もうそれでお題が侵食されてしまったわ
撮影された映像が、逮捕された犯人にしか見えぬしな
お題《鋭い眼差し》
それは永遠とも刹那とも想える時間だった。
時が疾風のように駆け去ったようにも、時が凍りついたようにも感じた、魂の語りでもあった。
瞳と瞳が、真実のみを語る。
けっして偽りなど、そこには存在しない。
明日白銀の月が忘れじの国の闇を炙り出す夜に、世界は終焉か黎明を迎えるのだ。
そこにお前がいなくとも。
気づいたときには、その鋭い眼差しに捕らわれていた。
埋まらない。足りない。満たされない。
僕を、僕だけを、その鋭い眼差しで射抜いて離さないで。
─鋭い眼差し─ #95
(最近歪んだ愛にハマってしまいました。他で書いていた短編がどんどん歪んだ狂愛になっていってしまい、書くのは楽しいんだけども、締め方が…ってとこです)