月下の胡蝶

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お題《鋭い眼差し》



それは永遠とも刹那とも想える時間だった。


時が疾風のように駆け去ったようにも、時が凍りついたようにも感じた、魂の語りでもあった。



瞳と瞳が、真実のみを語る。


けっして偽りなど、そこには存在しない。




明日白銀の月が忘れじの国の闇を炙り出す夜に、世界は終焉か黎明を迎えるのだ。


そこにお前がいなくとも。



10/15/2024, 12:39:20 PM