部屋の片隅で』の作文集

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部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/7/2023, 12:29:34 PM

部屋の片隅で

夜。
静まり返る街。家の明かりは消えていく。
みんなが眠りについていく。
わたしは部屋に向かう。
部屋の片隅で思いをはせる。

未来へ思いをはせてみる。未来はどうなってるのかな。平凡に生きてる?それとも夢を叶えられてる?考えたくもないけど……でも、ワクワクするんだ。

大切な人へ思いをはせてみる。
今日は会えなかった。会いたい。会いたい。せめて、姿が見たかった。声を聞きたかった。今、あなたは何をしているの……?

部屋の片隅に残された思い。部屋の片隅に残された君との記憶。
暗い部屋の片隅。でも、未来が、君との記憶が、部屋の片隅を照らしてくれている。そんな気がしたんだ。

12/7/2023, 12:29:14 PM

部屋の片隅で

隅っこを見つめ、俯く。

何も視界に入らない安心感。

今、ここだけの私の世界。

12/7/2023, 12:28:13 PM

部屋の片隅で


アイスクリームを食べながらテレビを見ていた。
なんの番組だったかは覚えていない。かなり集中して見ていたはずなのにさっぱり思い出せないのだ。
とにかくテレビを見ていたらカナリアがやってきた。私の歌を聞いてくれませんか?彼は澄んだ瞳で問いかけてきたので、いいですよ、と答えたことは覚えている。

次の瞬間目を覚ますとそこは海だった。大きなクジラが背中に乗っていきませんか?と誘ってくれた。喜んで、と背中によじ登ると、目の前が暗転して気を失った。

次は満月の夜、近所の猫と月見をしていた。
その次はヒヨドリと柿の実を食べ、モグラと穴掘り競争をした。ビーバーと巣を作り、チーターとかけっこをした。
そうして色んな動物と様々なことをした。

最後に見知らぬ部屋で人間とテレビを見た。
番組はさっぱり思い出せないのだが、その人間は楽しそうに笑っていた。


などと部屋の片隅で座り込んで空想していたらアイスクリームが食べたくなった。
コンビニに行くために立ち上がる。アイスを食べたら明日も頑張れそうな気がして、エコバッグにプリントされたカナリアにありがとう、とつぶやいたのだった。

12/7/2023, 12:26:22 PM

おはよう

朝か夜かも判んないや

パパもママも

出してくれないんだ

〝大事に大切に〟



今日も憂鬱とっても暇さ

今日もおんなじ

〝遊び方〟


お人形

おえかき

それから

おへやの柄なぞり



ミジンコ柄を数えよう

ひとつ ふたつ みっつ



あれ?

おへやの隅にチェス駒くらいの


〝小さい穴〟

なにか聴こえるね


ママとパパの声みたい









ふたりのお話聞いちゃった

知って

失って

死っちゃったね


泥泥棘






あれから5 年も経っちゃった

立って

勃って

絶っちゃったね


ダラダラ斑






あああ あああああ ああああああ ああああああああああああああ ああああああ ああああ あああ あああ ああああ あああああああ ああああああ






御免御免御免

誠に申し訳ございませんね




またの機会がございましたら

どうぞよろしく


黄泉比良坂で

12/7/2023, 12:25:37 PM

部屋の片隅で

部屋の片隅で何かが動いている
そいつは楽しそうに
そのへんに転がっている
空き缶をつんつんして遊んで
僕の脱ぎ捨てた靴下に足を取られ転んで
起き上がったと思ったら
不満そうに僕を睨みつける

そいつはいつの間にか僕の部屋にいて
僕の部屋の片隅に住み着いた
何なのかはわからないけれど
小さい人形なので
小人さんとか妖精さんなのかな
だけど
知らない間に部屋が綺麗になったりはしないから
やっぱり小人さんや妖精さんではないのかも

「わかったよ、片付けるよ」

空き缶と
一緒に転がっていたポテチの袋も
まとめてゴミ箱に突っ込む
靴下もTシャツも洗濯機に放り込む
部屋がスッキリして
そいつは嬉しそうに飛び跳ねている

「でも、スッキリしすぎてても何か物足りないな」

ひとまず手近なタオルを折りたたんで
ベッドみたいな形にして部屋の片隅に置いてみる

ふむ

今は百均に行けばミニチュアの色んな物がそろう
明日見に行ってみようか

こいつとの暮らしも段々と楽しくなってきた

12/7/2023, 12:20:35 PM

部屋の片隅で

今日も、ただ一人
冷え込んだ部屋で震えながら
あなたの帰りを待つ
いつになったら帰ってきてくれるのかな
期待ばかりが膨らんで
夏の夜に、春の花の蕾と共に
淡く、はじけた。
夏なのに寒いと感じるのは
あなたがいないからなのかな
部屋の片隅で
今日も一人、あなたを待つ。
満月の日に、願いを込めて。

12/7/2023, 12:17:27 PM

【部屋の片隅で】

 今日、一緒に暮らしているあいつと喧嘩をした。
気まずいから外へ行こうもの、外は生憎大雨。
自分の部屋に行こうもの、部屋を共有しているため不可。

 そんなあいつはずっと部屋の片隅で縮こまっている。
痺れを切らした僕は言った。

「ごめん、言い過ぎた」
 反応はなかった。この沈黙が続くのなら僕は今すぐ外に逃げ出したいくらいだった。でもこいつは口を開いた。

「ごめん、こんな自分のために叱ってくれて。
                  …ありがと、」

12/7/2023, 12:16:37 PM

部屋の片隅で縮こまって耳を塞ぐと足が段々と動かなくなっていく。最初に歩けなくなって次に立てなくなって最後は顔もあげられなくなる。誰に手をさしのべられても上に引っ張られてもその手を跳ね除けるようにして離れることしか出来なくなる。部屋の片隅から出られなくなる。

12/7/2023, 12:16:02 PM

部屋の片隅で

部屋の片隅でふと考える自分のこと。
ミスをしてしまったり
つい強く当たってしまったり
他の人と比べてしまったり。

必死に言い訳を考えている自分が
本当に大嫌いで、、
けれど何処か溺れていくように
どうでも良くなってしまう。

逆に自分ですごいと思うこと
珍しく褒めてくれたこと
ちょっと嬉しかったこと。

不思議だよね、皆にとっては当たり前で
しょうもないことだけれど
自分にとっては本当に頑張れるようなこと。

部屋の片隅でふと涙が零れる。
死にたいって思ったり
イライラしてしまったり…
しかしそれを言葉にする事は難しい。

笑いすぎて涙が零れたり
幸せで涙が零れたり…
それほどの幸福感は人を強くする。

部屋の片隅で想うこと。
部屋の片隅で悩むこと。
部屋の片隅で眠りに落ち
部屋の片隅で朝を迎える。

自分にとって部屋の片隅は
とても大切な存在なんだ。

12/7/2023, 12:11:31 PM

お題 部屋の片隅で

私の部屋の片隅に、小さな小さな座敷童子がいる。この家に移り住んだ時から、ここに立っているそうだ。

座敷童子は私にしか見えない。昔家族に訴えたこともあったが、誰も見えなかったのだ。

普通こう言ったアヤカシは、大人になると見えなくなるらしい。だが大人になってもまだ見えているのだ。

どうして私にだけ見えているのだろう?

「オマエハ アブナッカシイ ヤツダカラダ」

危なっかしい? えっと、今の声は座敷童子なのかしら?

「ソウダ オマエハ オボエテイナイガナ」

覚えていないとは?なにか危なっかしい事が遭っただろうか?

「オマエハ ムカシ ジコニ アッタノダ ダガ ワシガ タスケタノダ」

そう言えば母からそんな事を聞かされていた。でも助けられた?どういうことか?

「アノトキ トップウヲ フカセテ シンゴウヲ ツッキロウトシタ オマエヲ ツキタオシタノダ」

母からも同じような話を聞かされた。本当なら車に轢かれて死んでしまったかもしれないと。

「ダカラ オマエヲ ココデ マモッテイルノダ」

私にしか見えない座敷童子は、きっと明日も明後日も、部屋の片隅で私を守り続けるのだろう。

12/7/2023, 12:07:24 PM

過去に抱いた夢に
20分だけ夕日が当たる時間

(部屋の片隅で)

12/7/2023, 12:04:29 PM

テーマ:部屋の片隅で #387

部屋の片隅で佇む少年が見えるようになったのは
ここに引っ越して間もなくのことだった。
またかよ……。
俺はそう思いながらも見ないふりをした。
「あまりそういうものに干渉しないほうがいい。
 あんたも連れて行かれるよ」
母がよく口にしていた言葉だ。
たしかにそうかも知れないと思い、
20になるまで守り続けてきた、母の言いつけ。
やっと一人暮らしができると思ったのに。
俺はそう思いながら大きいため息を付いた。

それからというもの何事もなく日常が続いた。
少年は部屋の片隅に未だにいるが気にしなくなった。

そんなある日だった。
俺は仕事に疲れフラフラしていた。
気がついたら病院にいた。
信号が赤なのにも関わらず渡ろうとしたらしい。
ただ俺は無傷だった。
それからいつものように家に帰ると
少年がいなくなっていた。
部屋の片隅で少年が座っていた場所には
切れたミサンガがあった。

12/7/2023, 12:02:19 PM

―部屋の片隅で―




『私を、助けて......』

部屋片隅で私はそう言い放つ。
窓からは、太陽の光が差し込み、私は気分が重くなる。
きっと、
今日も
明日も
明後日も
明明後日も
その次の日も
1年後も
この繰り返し。「死にたい」と願い続けるだけで、死ねない人生。
死ぬのが怖いのか、なにかやり残した事があるからなのか
死ねない理由は、私にもよく分からない。

そんなことを考えていると、もう出勤時間。
重い足取りで家を出る。





『いってきます』


end 2023/12/07

12/7/2023, 12:01:04 PM

「部屋の片隅で」

この6畳のボロ家。隙間風に凍えて薄っぺらい布団に包まり、邪魔にならないよう部屋の隅に縮こまって母の帰宅を待つ。大抵は雑にドアを開けて、そのまま布団に倒れ込む。すぐにいびきが聞こえてきて、ようやく隣に寝転ぶ。たまに機嫌がいいときは塩っぱい焼きそばを作ってくれる。知らない男がやってくることもある。慣れた男は私のことなんて見やしない。初めての男は汚らわしいものを見るように睨む。仕事の顔の母と女の顔の母。この狭い部屋の片隅から見える薄っぺらい母の人生。それにすがるしかない私。ここから出ていく術を知らない

12/7/2023, 11:56:27 AM

部屋のかたすみで。

昼間とは違って
笑顔もない。

通知音に
ほんの少しの期待して。

来るはずのない返信。

心の中にほんの少しだけだけでも
私がいたら…。

寂しさも
悲しみも
全部吹き飛ぶのにな

小さなひかりもないままの部屋で

やっぱり期待しながら眠る。。

12/7/2023, 11:55:42 AM

「部屋の片隅で」

いつもは甘えて来るのに
今日は部屋の片隅で
じーっと見つめてくる...

確かに実家に行ったし
そこに猫もいた...

だからって
そんなに怒るなよ!!
彼女か...笑

愛猫の全てが
いちいち可愛い♡

12/7/2023, 11:55:19 AM

部屋の片隅にあるもの。
 それは円くて黒いロボット掃除機。
 大枚はたいて買った甲斐があったと思う。

 まず部屋が片付く。床に物があると(よける努力はしてくれるけれど)作業効率が落ちるので、撤去したり棚にしまわないといけない。

 つまり自分が片付けモードに入らないと稼働できない。
 そもそも基地となる場所を作り出さないといけない。無事使えるようになるまで数日かかった。

 フローリングをきれいに掃除してくれる。
 ただし我が家のラグとは相性が悪いようで、自分でこまめに掃除機(従来の)をかけるようになった。フローリングとの対比でラグのゴミが気になるからだ。
 怠惰な自分をちょっと成長させてくれた気がする。

 こちらの指一本で黙々と、いや音を立てながら掃除する姿を見ていると健気にすら思えてくる。
 今日も部屋の片隅で従順に待機している。

 
『部屋の片隅で』

12/7/2023, 11:49:29 AM

部屋の片隅で


一日の終わりに
たった数分の一人の時間を楽しむ

乱雑なダイニングテーブルで
食事をしながら
お気に入りのドラマを観て
家計簿をつける
撮りためた写真を見返して
郵便物を確認して
ネットスーパーを頼む

こうして時間があれば、ここへ思いの丈を書きなぐる

我に返ると、昼間、歌い聞かせた童謡が
壊れたオーディオのように
頭の中で無限リピート再生

こんなことが唯一の自分の時間
たったこれだけで
明日も向き合ってく

何もかも、なかったかのように
誰も、私以外いないかのように
笑い声も泣き声も消えた部屋の片隅で

12/7/2023, 11:47:23 AM

久しぶりに実家に帰った。
 日が暮れてきたため部屋は薄暗い。壁にあるスイッチで灯りをつける。近所はほとんど和風の造りだが、祖父が生粋の英国人のためこの実家も西洋造りにしてあるのだ。
 シャンデリアの光が届かない部屋の片隅で、ぼうと暗い影が動いた。

「やぁ、姉さん。久しぶりに来たよ」

 影は返事をしない。

「そんな隅っこにいないでこっちに来たら?」

 声掛けに俯いていた顔が上がった。
 人形のように美しい顔。
 太陽の光に当たれば白く輝く美しいプラチナブロンドが揺れた。血の気のない頬……無表情のままこちらを見る瞳は宝石のような綺麗な金眼。

「今日は罵らないのかな? 鞭で叩かないのかい? 私が……いや、ボクが来てあげたっていうのに」

 姉は途端にたじろいだ。にっこりと笑ってみせれば、怯えたように闇に溶けて消えて行った。

「つまらないな」

 ソファに座って天井を見上げる。
 私を虐待していた美しい姉は、僅か十歳でその生涯を終えた。義理の弟──私に惨殺されて、食べられた……そんな話を誰が信じるだろうか?
 不義の子である私が憎かったのだろうが、私は彼女が心底美しいと思っていた。好意すら寄せていた。それが気持ち悪かったのなら、仕方ない。

 部屋の片隅に現れる彼女は、私の作り出した幻想なのだろうか?
 もし化けて出ていたのなら、また掴めるのなら……

「また、食べてみたいな」

 姉とひとつになった私の金眼が、鏡に映って楽しそうに笑った。




【部屋の片隅で】

12/7/2023, 11:47:10 AM

「エッジランナー」

テーマ「部屋の片隅で」

サスペンス


ナイトシティ。母親。サイバーサイコ。エッジの向こう側。身体性の呪縛を超越した存在。アダム・スマッシャー。伝説。デイビッド。ルーシー。エッジの向こう側に触れて精神が耐えられず発狂した成れの果て。アラサカ。

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