部屋の片隅にあるもの。
それは円くて黒いロボット掃除機。
大枚はたいて買った甲斐があったと思う。
まず部屋が片付く。床に物があると(よける努力はしてくれるけれど)作業効率が落ちるので、撤去したり棚にしまわないといけない。
つまり自分が片付けモードに入らないと稼働できない。
そもそも基地となる場所を作り出さないといけない。無事使えるようになるまで数日かかった。
フローリングをきれいに掃除してくれる。
ただし我が家のラグとは相性が悪いようで、自分でこまめに掃除機(従来の)をかけるようになった。フローリングとの対比でラグのゴミが気になるからだ。
怠惰な自分をちょっと成長させてくれた気がする。
こちらの指一本で黙々と、いや音を立てながら掃除する姿を見ていると健気にすら思えてくる。
今日も部屋の片隅で従順に待機している。
『部屋の片隅で』
12/7/2023, 11:55:19 AM