―部屋の片隅で―
『私を、助けて......』
部屋片隅で私はそう言い放つ。
窓からは、太陽の光が差し込み、私は気分が重くなる。
きっと、
今日も
明日も
明後日も
明明後日も
その次の日も
1年後も
この繰り返し。「死にたい」と願い続けるだけで、死ねない人生。
死ぬのが怖いのか、なにかやり残した事があるからなのか
死ねない理由は、私にもよく分からない。
そんなことを考えていると、もう出勤時間。
重い足取りで家を出る。
『いってきます』
end 2023/12/07
12/7/2023, 12:02:19 PM