遠くの空へ』の作文集

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遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/13/2024, 8:43:13 AM

重い身体を引きずりながら家へ帰る。
車通りの多い道だが、私の歩く歩道は、他にすれ違う人はいない。
横の車道を走る車が、何台も私を追い抜いていく。
周辺地域は運送会社が多いため、通っていくのはほとんどがトラックだ。
トラックに乗る彼らは、夕暮れ時の今でも、家路を急ぐために運転しているわけではないだろう。きっとこれからまだ仕事だ。
それに比べると、まだ日が出ているうちに家路につける私はまだ恵まれた方だろう。
そう自分に言い聞かせても、気分は晴れない。
遠くの空に、夕日と、それに染まる雲が見える。
季節の変わり目の匂いがする。はっきり何の匂いかは分からないのだが、あの、草木が湿ったような、あの匂いだ。
ふと込み上げるものがある。胃というか胸というか。締め付けるような、突き上げるような、感覚に。目頭が熱くなり、思わず口元を歪めてこらえる。
夕日が美しいからではない。
美しい夕日を見ても、「帰ったら、お風呂に入らないと」「明日もまた、仕事だ」そうした、気が重くなるような言葉しか、浮かんでこないからだ。
いつからそんな風になってしまったんだろう。
もう一度、なりたい。
夕日を美しいと思える自分に。季節の移ろいを楽しめる自分に。
でもそんな日々がいつになったらやってくるのだろう。
そう思うと、泣きそうになる。
だけどもう、泣き方も分からなくなってしまったのだ。

4/13/2024, 8:30:12 AM

青の映える空を見た。
宙に翻って、見えた。
周りからは声が上がっていて、自分に注目が移るのがとても気持ちよかった。
「この世界が大好きで、大好きで、大嫌い!」
断頭台からの景色は灰色掛かって見えたけれど、空だけは青のまま。
飛ばされた自分の首、ぐるりと暗転する前に、遠くの空へ手を伸ばした。

気がした。

4/13/2024, 8:26:25 AM

〝遠くの空へ〟

予想通り悪かったテストの答案を、折り畳んでいく。
暫くすると、懐かしい紙飛行機が出来た。
軽く空に向かって飛ばすと、思いの外よく飛んだ。
慌てて、走って追いかける。
遠くの空へと空を切って進む姿は、
テストの答案とは思えないほどカッコよく見えた。

4/13/2024, 8:20:17 AM

遠くの空へ投げかける
「君は今どこにいるの?」
返事はない
あるはずがない
そんな現実に雫がひと粒こぼれ落ちた

4/13/2024, 8:18:21 AM

【遠くの空へ】

私の背中に、大天使みたいな大きな羽が生えてほしい。
もし生えたら、大喜びで遠くの空へ飛んでいって、二度と地上には戻らない。

雲の上はどんなだろうか。絶対寒いよね。
羽が生えるとき、ついでに暑さ寒さを感じない体質に変わっておいてほしい。

4/13/2024, 7:57:45 AM

とうくのそらにはなにがすんでいるのだろう
、とりさんかな、
そらさんかな、
おつきさんかな、
くもさんかな、
奥さんかな、
飛行機さんかな、
細魚さんかな、
百舌さんかな、
陸軍第七陸軍師臨時第七陸軍師司令官永山武四郎さんかな

4/13/2024, 7:56:40 AM

この空と
あの人のいる空が繋がっているから

さみしくても
そう思えば
勇気が出るの

手を伸ばして
深呼吸してみた

いつかまた
会えるよね

『遠くの空へ』

4/13/2024, 7:56:22 AM

遠くの空へ思いを馳せる。
今日も世界は平和であれ。
素晴らしい音楽が生み出され、新しいテクノロジーが人々の生活をレベルアップして。
目まぐるしく変わりゆく世界を、この場所で堪能していたい。

遠くの空の下で起きている出来事が、涙に暮れる悲劇であったとしても、この青空がずっと繋がっているのなら、いつかその場所にも素晴らしい音楽やテクノロジーが届くと信じて、人間らしい生活が守られると信じて、遠くの空へ思いを馳せる。
私はこの場所で生きてゆくから、それくらいしか出来はしないけど、この星の上に立って空を見上げれば、どこまでも繋がっている。同じ星の上にいる。

嬉しいことも悲しいことも、誰もが同じように経験して、強くなって優しくなって、この世界のメンバーになった。
大きな貢献は出来なくても、そこかしこで冗談を飛ばして、小さな笑顔を作ることくらいは出来るよ。
小さな役割を担って働いて、人々の生活をレベルアップする技術を手助けすることも。

大空が繫ぐネットワークで、人々の夢がリンクアップしてゆく。
時代は世界をひとつにしようとしている。
たとえ遠くの空の下での出来事も、きっと他人事じゃない。絵空事でもない。
空の向こう側で思いを馳せる誰かのメッセージを、このネットワークを使って受け取ったら、すべてをSNSで世界に発信して、他人事を自分事に変えてしまおう。絵空事をリアルに変えてしまおう。

この場所にいてもそれが出来る時代。
テクノロジーの進化は世界平和のためにある。
そう感じながら、素晴らしい音楽を聴いて、仕事へ向かう。
他愛ない会話で笑い合い、人々の生活を快適にする技術の手助けをするために。

4/13/2024, 7:55:44 AM

ここじゃないどこかを
見つめるふりしてもさ
たぶんばれてんだよ
そうだよ 
君がいる方をずっと見てる

とはいえ見えるのは灰色の壁
良くて青色に光る窓達
どうしようね 困っちゃうよ
僕はもう君の顔を思い出せないんだ

記憶の中にある君を
綺麗だと思ったことは憶えてる
最後に会った君と
「久しぶり」すら交わせなかったことは
いっそ忘れてしまいたい

どれだけ目を眇めたって
いつも君の存在はなくて
欠片でもいいから見つけたいのに
そんなものなくたって構わない
と思ってしまうんだ
痛みが苦しくなってきた

最後になるかもしれないから
いつもそうやって覚悟決めてたから
そんなに寂しくはないんだよ
だけど少しだけ
君の笑顔を思い出したいな

どれだけ君とまた会ったって
君は僕の向こうを見つめてる
だとしても君と目が合うことが
ほんとに僕は嬉しくてさ

いつか君の見てる何かを
見れるくらいになりたいや

4/13/2024, 7:52:42 AM

ぐおおぉおお………なんか最近、急に暑くない?!
この前までちょっと肌寒かったのに…着る服も毎日毎日困るよ〜!全く!


ずっと、こーーーんな高い丘の上に居るのも飽きたりしないのーん?
あんまり人も来ないだろし、楽しくないでしょ?
もっと賑やかなところが良かったかなあ…。
…まあ、賑やかっていうのもどうかと思うけど…。

でもね、この丘って君が大好きだった背の高いひまわりがうおおおおってたくさん、咲くんだよ。
とおーい遠い空の上まで届くような高さのやつ。
まだ咲くような時期じゃないけど、きっともう咲くよ。
君の居る所まで届きますように。

その遠い遠い、優しい空の上に。
また会おうね。

4/13/2024, 7:42:20 AM

子供の頃、盛大にスッ転んだとき
痛いの痛いの遠いお山へ飛んでけ~
と、どこかの大人に言われたことがあった。
…なんだそれ?痛いのだけが飛んでいく?
妙にその言葉が引っ掛かった。
大人になればプラセボ効果ねと思えるが
当時子供だった私は全く理解出来てなかった。
そして罪悪感が襲ってきた。
遠いお山へ飛ばした痛みがそこの誰かにくっついて
ケガしてもいないのに痛み出すんじゃないかと。
いやそりゃ、だめだだめだ。どうしよう。

夜になって姉にその話をしたら
山じゃなくて空にすればいいじゃん。
と事も無げに教えてくれた。
なるほど空は広いし、鳥ならきっとよけてくれる。
空なら痛みを飛ばしても大丈夫!
それ以来、痛いの痛いの遠いお空へ飛んでけ~
と、自分もしくは誰かがケガしたときに言うことにした。

今もどっかの遠くの空には、私が無責任に飛ばした痛みが
たくさん浮いているに違いない。

(遠くの空へ)

4/13/2024, 7:41:34 AM

遠くの空へ

意識の先にありそうな、誰も知らない感情を独り占めしたい。空に想いを馳せては、足りない頭で記憶を手繰って、生きる意味を探すように。消えそうな気持ちは、ありがちな形にして。君の明日を知っていきたいな。

4/13/2024, 7:38:13 AM

遠くの空と
今見える空の違いが
どうなの知りたい
から、遠くの空を
みたい時に見に行きたい。

4/13/2024, 7:22:15 AM

彼は誰よりも自由で強い人だ。彼と時間を共にし言葉を交わすときは、いつも薄氷の上を歩くような気持ちだった。踏み違えて割れてしまえば海の底から地球の裏側まで落下し、手の届かぬ場所で一人何事もなかったかのように暮らし始める。彼はそんな人だった。だからこの家で初めて「ただいま」と言ってくれた日にはもう、玄関先なのにみっともなく泣くしかなかったのだ。


(題:遠くの空へ)

4/13/2024, 7:20:46 AM

青い、蒼い、色が目に入る。海より青く、花より鮮やかな色が空を見上げればいつも目に入る光景。

 何時もあるはずの光景。これがいつか見えなくなる。それがどうしようもなく不安だ。こんなに綺麗なモノを見えなくなる。もう二度と見えなくなる、それが怖い。見えなくなる位なら最初から知らなければ良かった。

 でも、もしこの空の色を見ていなければここまで生きてはいないだろう。空の美しいさに魅了され空の壮大さにワクワクして空の偉大さに敬意を抱いた。空は太陽に匹敵するものだ。なぜ神話で空の神が居ないのか、居たとしても主神格ではないのか疑問がわく。

 とにかく、僕にとって空は人間の三大欲求と同じ位大事なものだった。僕を救ってくれた。僕に勇気を与えてくれた。僕に前に進むキッカケをくれた空。それが見えなくなる。

 僕は目に疾患がある。生まれた頃からの疾患だが今まで平気だった。しかし、歳をとったからか疾患が悪化してしまった。手術しないと命が危ないと医者に言われた。ただし、手術をすれば目は二度と見えなくなる。僕はどうすれば良い。

 空を見えなくなる位なら死んだ方が良いとずっと思っていた。でも実際に生きるか死ぬかの二択をするとは思わなかった。

 僕は自分でも驚く程にスムーズに医者に言った。

 手術はしません。

 僕は死ぬんだろう。この選択が合っているなんて思わない。生物的にも、人間的にも間違っているのかもしれない。

 でも、後悔はない。僕は空に命を救われた。空の青さがあったから今まで生きてこれた。人間はいつか死ぬ。なら僕は空を見ながら死にたい。空の美しさを見ながら死にたい。

 僕の人生の全てを空に使った。こんなに良い人生があるか? 命を使って一つの事を追い求めた。こんな幸せな事があるか? だから僕は後悔はない。

 僕は満足だ。

4/13/2024, 7:16:46 AM

空って永遠に続いてるのすごいよね
端まで行ってみたいって思っても
端ってないの
みんな繋がれていいよね

【遠くの空へ】kogi

4/13/2024, 7:11:44 AM

遠い宇宙には、どんな景色があるのだろう。

未だ誰も見たことのない絶景が広がっているのだろうか。

もし、地球と似た星で、私に似た人間が暮らしていたのなら、ぜひ一度会ってみたい。

地球と同じような青空がそこに広がっているのなら、ぜひ一度目にしてみたい。

遠くの星の空を見るため、私は今日も夢をみる。

4/13/2024, 7:03:38 AM

「遠くの空へ」

行き道。見知らぬ景色に目を奪われていたのが。
帰り道。小さくなっていく景色に寂しさを覚えた。

4/13/2024, 6:57:01 AM

お題:遠くの空

遠くの空っていうと、高村光太郎の『智恵子抄』の中にある『あどけない話』を思い出した。

智恵子が光太郎に東京の空はほんとの空じゃない、自分の故郷の阿多多羅山から見える空がほんとの空だって言って、高村光太郎も「えーそうかなー。普通に空だなんだけど?」って言ってる詩なんだけど。

これからの二人のたどる道を思うと、智恵子はこの時どういう気持ちで言ったんだろう?と思わないでもないけど、この切り取った時間だけは、何かほのぼのとした雰囲気でいてほしいな、と思った。

この話のあと、ふたりで阿多多羅山まで行ったんかな?行って二人でほんとの空を眺めてほしい。

4/13/2024, 6:48:21 AM

『遠くの空へ』

願いを込めていつか赤い風船を遠く空へ飛ばしたい‥。大好きな小説のラストシーンにあやかって、私は二十歳の誕生日に手紙を添えた風船を空へ飛ばした。

そんな事をすっかり忘れたある日、庭で割れた青い風船を拾った。見ると手紙も付いている。
「こんにちは。僕は中川弘樹と言います。先日、
吉野亜香里さんのお手紙を受け取りました。是非お返事を‥との事でしたが残念ながら住所が無かった為、風船に託します。どうか亜香里さんに届きますように」

こんな夢みたいな事があるのだろうか。あの風船の返事が返ってきた、しかも風船で私の所に!
こうして繋がった中川さんはもしかしたら運命の人なのかもしれない。「着きましたらご一報を」に、早速手紙を‥と思ったが、残念な事にこの手紙にも住所が無かった。

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