お題:遠くの空
遠くの空っていうと、高村光太郎の『智恵子抄』の中にある『あどけない話』を思い出した。
智恵子が光太郎に東京の空はほんとの空じゃない、自分の故郷の阿多多羅山から見える空がほんとの空だって言って、高村光太郎も「えーそうかなー。普通に空だなんだけど?」って言ってる詩なんだけど。
これからの二人のたどる道を思うと、智恵子はこの時どういう気持ちで言ったんだろう?と思わないでもないけど、この切り取った時間だけは、何かほのぼのとした雰囲気でいてほしいな、と思った。
この話のあと、ふたりで阿多多羅山まで行ったんかな?行って二人でほんとの空を眺めてほしい。
4/13/2024, 6:57:01 AM