遠い日の記憶』の作文集

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遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/17/2024, 3:25:35 PM

「海沿いの町」



幼い頃、何度も何度も見ていた夢があった。


一緒に遊んでいる男の子は、たぶん幼馴染なのだろう。なんとなく、そんな気がした。
そして、その夢の中で住んでいるのは海沿いの町。
高校生になるまで、本物の海を見たことなんてなかったのに。



自分でお金を稼げるようになってから、海沿いの町へと旅をするようになった。

大きくなるにつれ、その夢を見ることはなくなってしまったが、夢に出てきた町が何処なのか知りたかったのだ。
そこに行けば、その男の子と会えるような気がしたから。


何年もかけて海沿いの町を巡ったが、その町を見つけることはできなかった。


所詮は夢か。
そう思って諦めかけていたとき、夢の中の男の子にどことなく似ている男性と出会った。

トントン拍子で話が進み、出会って半年もしないうちにプロポーズ。


連れて行かれた彼の故郷は、島で、何度も何度も見ていたあの夢の町とそっくりだった。





────遠い日の記憶

7/17/2024, 3:20:30 PM

遠い日の記憶は薄れていくばかり。それでも傷だけは残るのだ。

7/17/2024, 3:17:17 PM

『遠い日の記憶』

真っ先に連想したのは
小学生時代の
実家へ帰省した時の記憶だ。

↓(当時の王道)実家帰省ルート
母方の祖父母に向けて飛行機で乗る

おじいちゃん(祖父)が空港の外で待ってて
車で実家へ移動
(1週間半〜2週間?くらい滞在)
(※滞在中の余談 1)
祖父は自営業で鍵屋をやっていた。金属の破片が
危ないよ〜って言われてたのを覚えてる。
あと仕事で使うであろう据え置きメモ帳に落書きしまくってた。

車で父方の祖父母の実家へ向けて移動
瀬戸大橋を渡ったりした。
(※余談)滞在終了前日くらいにお父さん来てたなぁ、、
出発が午前3時くらいで冬は特に歯をガチガチ鳴らしてた記憶が。
(数日〜1週間くらい滞在)
(※滞在中の余談 2)
当時は3DS時代。年上のいとこの3DSで遊んでたな。
またやみつきになってたゲームをしてみたいが、
ダウンロード販売しかなくてで終了してるんだよな…。

車+カーフェリーで自宅へ帰る

途中車で行ってるとき、音楽を流してたな。
当時はなんも気にしてなかったのに
中学生になって突然どうしようもない郷愁が溢れてきて、検索手探り記憶の中で当時流れてた曲名を探した。
まだ見つかって無い曲もあるが、ある程度鮮明だったものは見つけられた。
(KARA、宇多田ヒカルさん、レディー・ガガさん、AKB48 の曲が大半です。同士さんいらっしゃいますか)
あと個人的に瀬戸大橋渡ってる途中のSAで流れてた
メロンパンのうたのインパクトまだ残ってる。

振り返ってみたら、当時は本当に悩みなんてなかったな。小学生時代当時、毎月悩みを書く紙渡されたけど
悩みなんてなくてなんも書かなかった。こんな書くことすら、私には無縁だと思っていた。

そして現在、コロナ禍スタートから父方の実家には一度も行けず、母方の祖父は定年退職として実家から別の家に引越し。元実家場所は他の住民の住む場所として決まった。車も当時は音楽、ラジオのみだった。
6、7年前新しい車に変わって車の天井にテレビがついて
見れるようになったが、弟がDVD見るためにテレビを独占。

仕方ない一面もあるが、
当時の王道ルートはもう二度とできない。
それもあってか、ますます郷愁が強くなるばかりだ。
そして後悔も少なからず…というか時に溢れそうになる。もう少し当時の感覚を味わっていれば…と。あの感覚は本当に特別だった。

後悔と懐かしむ気持ちが重なり、今でも心が路頭に迷う時がある。
少しでも落ち着かせるために当時の写真を模写したり、最近ハマった趣味で当時の感覚を元に小説を書いたり、
詩も詠んでみたい。

自己表現をする度に私はまだ生きていたいと感じる。
今味わってる鬱や希死念慮からの生存逃走の力が湧く。
こうしてここに書いて想いを馳せるのも、
私なりの生存戦略だ。

(※更なる需要を疑う余談↓)
文字での表現にハマってるのは文豪の影響です。
中原中也さんが特にほんとに大好きです

こんなに吐き出したのは初めてだ。
最後まで見てくれてありがとう。

7/17/2024, 3:11:17 PM

二人で泥んこになって笑い合ったのはいつだろう。将来は庭付きの一軒家をたてたいねって二人で冗談交じりに夢をみたのはいつだろう。
あなたに綺麗な夜景と共に4本の薔薇と指輪を渡されたのはいつだろう。
いずれ、あなたよりも先に旅立ってしまいたいと思ったのはいつだろう。

晩夏、病院を抜け出し、ヨボヨボになったあなたの手に引っ張られながら最後の逃避行が行われた。
二人で丘の上のどんぐりの木まで息を切らしながら歩く。
やっとの思いで木の下まで着いた。
あなたがこっちを見て、ニッコリと笑っている。
相変わらず、月は綺麗で、満天の星空が空にひろがっている。
木の下で、二人で身を寄せ合いながら座り込む。
まだ、手は握っている。温かい。
あなたと死ぬまで、愛していると誓った。
二人で静かに目を閉じ、呼吸を整え、永久の眠りにつく。
遠い日の記憶が、頭に流れ込む。
私ね、幼少期の頃から、あなたに惚れ込んでいたのよ。来世もきっと、死ぬまであなたを愛すわ

7/17/2024, 3:07:45 PM

【遠い日の記憶】
私の中には遠い日の記憶があります
もう、夢だったかもと思うほど薄れゆく記憶です…

昔の家って感じの家で女の子(知り合い?)と二人でドールハウスで遊んでいました
そこから縁側に出ると想像以上の草木があります
そこに入っていってかくれんぼをして遊びました
トトロの森みたいな感じです
かくれんぼが終わると夕方になっていてそこから出ると…
と、ここから先は何も覚えていません
ここまでは覚えているのにここから先は1つも思い出せません
私の行った家や森も遊んだ女の子も見た目ははっきりしているのに何処で誰だったのか思い出せません
夢なら夢なのだろうけど、 妙に感触があります
森の香り、転んだときの痛み、見上げた夕暮れ…
もう一度行けるなら行きたいです
あの子に会ってみたいです

ここに書かなかったらきっと忘れてしまう
そう確信して私は文字を綴りました
見てくださった方の中にも思い出せない会いたい人や行きたい場所ありますか?

7/17/2024, 3:05:03 PM

『レインカバー』
めのまえに広がるビニールの世界に、ポツんポツんと、
しずくが落ちてはたどって、流れるさまをみてるのよ
冷たい水も、じめじめのアスファルトからもはなれられて
このビニールがあれば、はじいてはじいて、むてきよ
にじんだみんなは、こちらの世界には、いられないのね
ようちえんの、おにいさん、おねえさん、
おむかえの、おかあさんたち
おにいちゃん、ママ!
あるいて、かさをささなきゃいけなくて、たいへんね
わたしだけが、このベビーカーのお城にすめるのね
ポツんポツんっておちてきたってね
はじいてはじいて、むてきなのよ

7/17/2024, 3:03:22 PM

「私が今世界で一番可哀想な小学生」
嫌なことがあったときにいつも心の中でそう呟いていた。
あの時よりこの世界を少し知った今ではそんなわけないだろとあの頃の自分に言ってしまう。
正直なにがそんなに辛かったかは明確に思い出せない。あの頃を振り返ってみると楽しかったことを思い出すことの方が多い。
だが、この言葉はあの頃の自分の心情をぶわっと思い出させる。きっとあの気持ちはこれからもその言葉と共に残り続ける。

7/17/2024, 2:59:58 PM

遠い日の記憶

目を閉じると思い出す。
初めて君と出会ったあの日。
もう、十年前になる。
君の時は止まったけど、私は未来に進んでいく。
君が好きだったこともいつかは遠い日の記憶になるんだろう。

それが今は悲しいよ。

7/17/2024, 2:59:29 PM

人生も長くなってくると、過去に本当に起きた事なのか、それとも夢に見た事なのか、妄想の中だけの出来事なのか、曖昧な記憶がいくつかある。

若い頃、仕事で毎日のように初めて行く場所を訪れていた。
東京のどこかではあったはずだが、住所も最寄り駅も全く覚えていない、とある場所の記憶がいつまでも忘れられずにいる。

仕事を終えた帰り道、春だった事もあり、小高い丘の上に満開の桜が見えた。
そう長くはない階段が上まで続いており、公園でもあるのだろうと、立ち寄る事にした。

階段を上がって開けた場所に出ると、そこは思っていたような公園ではなく、丘の上の平らな土地に、森の木々の様に自然な感じで満開の桜が立ち並んでいた。
木々の間を縫うように、それ程広くない土地の中心あたりまで行き周囲を見回すと、そこは夢のように幻想的な美しい桜の森だった。

降りしきる花びらの中、暫く見惚れていたのだが、私の他には誰の気配もなく、つい先程までいた階段の下とは別世界のようで、人の世ではない場所に迷い込んでしまったような、心細い、怖いような気持になり、少し慌てて引き返した。

階段を降りて元いた道に戻ると、怖がっていた自分が少し可笑しくなり、誰か誘ってまた来よう、と思った事を覚えている。

しかし、その後再び訪れる気になる前に、あの桜の森がどこだったのか、そのうち現実に起きた事なのかも曖昧になり、二度と行くことは出来なくなってしまった。

遠い日の記憶。

7/17/2024, 2:59:27 PM

遠い日の記憶

誕生日の今日
想いを馳せる
いつからだろう
本が楽しいと感じたのは
いつからだろう
書けるようになりたいと思ったのは
いつからだろう
他者の作品で気後れしたのは
いつからだろう
何も書かなくなったのは

今日はふと
書いてみたいと思った
遠い日の私に
寄り添いたくなった
拙くても
きっと書く事に意味がある
この一日も
いつか遠い日の記憶と
なるのだろう

7/17/2024, 2:59:21 PM

ガラスの中で、ユラユラと花が揺れている。

赤、ピンク、オレンジ、白のガーベラが美しいそれは、博士の誕生日プレゼントとして届いた代物だ。

それを届けてくれた──資料庫に現れた配達員の話を聞いた時は、博士の非常識っぷりに驚いた。

施設内に許可なく入り込まれたら、普通は110番案件だ。それなのに普通に受け取ってしまうとは、いかがなものか。
常識を力説する私に、博士は「真面目な君らしいなぁ」と、のほほんとしていた。
もう少し、危機感というものを持ってほしい。

件の配達員は配達伝票を回収した後、資料庫の扉に触れ──扉を開ける間もなく姿を消したという。

博士は「不思議なこともあるもんだよね。貴重な体験しちゃった」と笑っていたが、私は笑えない。

突如現れて消えていくなんて、お化けではないか。
…無理!普通に怖いっ!

もし、私一人の時に対応していたとしたら、お巡りさんを呼ぶか、卒倒するかの二択しかない。
博士のいる時に現れたその配達員は、不幸中の幸いだったといえるだろう。

ハーバリウムが届いてからというもの、博士は暇を見てはハーバリウムを掌の中で転がしている。
色の無い研究室に、その色は一際映えて見える。

花が好きな博士のことだから、プレゼントがお気に召したのだろうとあまり気にしていなかったのだが──

ユラユラと揺れるガーベラを見つめる博士は、どこか遠い目をしている。
まるで遠い日の記憶をなぞっているかのようなその目は、静けさの中に旧懐の色がある。

ユラユラと揺れるガーベラは、その瞳を静かに受け止めていた。

────────────────────────
博士とハーバリウム
テーマ「遠い日の記憶」

7/17/2024, 2:57:54 PM

遠い日の記憶

貧乏だった 
キッチンと6畳二間のぼろアパート 両親と兄弟4人

欲しいものを我慢して 買ってもらえる時は金額を気にして

サンタさんのプレゼントだけ 金額を気にせずお願いできた
高額なおもちゃはもらえなかったけど

恥ずかしくて友達を家によべなかった  

通学も徒歩と自転車で頑張った 兄弟の学費のために 電車の定期代を遠慮した

でも家族愛で満ちていた 貧乏だけど愛を感じていた
お金の不自由はあっても 愛に不自由していなかった

お金はなくとも 親の愛は子供に伝わる 
愛を受ければ 愛を返したくなる 

自然の摂理 

大切な人に たくさんの愛を与えよう

7/17/2024, 2:56:19 PM

夢を見ている。
夢が夢だと分かったのは、同じ夢を両手で数え切れないほど見てきたからだ。
夢の中では私は彼女と笑い合い、勉強について励ましあう。
ずっと、夢の世界にいたかったのに、無情にも意識は浮上し、朝がやってくる。

顔を両手で覆う。

どうして、こうなったのだろう。

彼女が世界を裏切るだなんて、誰が想像できただろうか。

7/17/2024, 2:55:46 PM

「海に行きたい!」

3歳の僕はそうダダをこねた。

母に今日は行けないと言われてもダダをこね続けた。

「そんなに行きたいなら1人で行きなさい!」

怒鳴られた。

生まれて初めて怒鳴られたこと、海に行きたい気持ちetc..

色んな気持ちでモヤモヤした





海に向かって歩き始めて15分。父に保護された。

僕の中の1番遠い(古い)記憶

今でも鮮明に覚えている

7/17/2024, 2:55:05 PM

あの時は楽しかったな。小2のときが一番楽しかった。ずっと集団行動で帰ってたから、自由に友達と帰れることに驚いた。担任の先生も好きだったな。たくさん話して、苦手な算数を丁寧に教えてもらったな。いつか会って感謝の気持ちを伝えたい!

7/17/2024, 2:53:09 PM

遠い日の記憶

私が貴方に初めて出会ったとき、貴方は私から、遠ざかった。その時の私は、全く動じず、他の人と話していた。でも、どうしてか分からないけど、話してみたいと思っていた。だけど、上手く体が動かず、話しかけることができなかった。
ある時、話す機会を作れた。私と話す貴方は、ずっとにこやかだった。
私の目に映った、あの日の貴方の笑顔は、他の誰よりも美しかった。またあの笑顔が見れるのなら、私は何でもする。

7/17/2024, 2:53:04 PM

遠い日の記憶
あの日、君が教えてくれた雑草の名前とか、いつもと違う香りとか、僕の名前を呼ぶ声も、今の僕は何も知らない、君と僕の記憶を憶えていてくれるのはきっと、この一枚の紙切れだけ

7/17/2024, 2:49:33 PM

遠い日の記憶
あれから、どうしていますか…
中学の頃、あなたと一緒に過ごしたあの日々…
クラスでは浮いていたけどあなたは、何時も優しく
沈みがちな私を
支えてくれたね…
今でも、逢いたいです…
寂しい夜、悲しい時
あなたの笑顔が欲しい…
突然のお別れで
どうする事も出来ない儘になってしまったけれど…
でも…もう一度逢いたい…

7/17/2024, 2:47:33 PM

デジタルネイティブだなと実感する私の遠い日の記憶は、父の部屋のパソコンに紐づいている。

まだWindowsもない時代にパソコンが家にあることは当時かなり珍しかったはずだ。でも家にはパソコンがあって、それは父の部屋に置いてあった。よくりんご太郎で遊んでいた。マウスのクリックボタンは一つだけで左右の区別がなかった時代。キーボードはまだ打てずもっぱらマウスを使っていた。

そもそも父の部屋は特殊だった。寝室に入ると、クローゼットとは別にウォークインスペースがあって、その小さな空間が父の部屋だった。机とパソコンと本棚でみちみちで、冬は寒く夏は暑い空間だった。

父は忙しい人で、平日に顔を見れたことは少ない。父の部屋に入れるのも、日曜日だけだった。

小さな狭い空間に親子でパソコンに向かう日曜日。
あの思い出がなければ、もう少しパソコンが苦手だったかもしれないな、という話。

7/17/2024, 2:47:18 PM

ゆっくり鐘が鳴る、遠くに長く、響く
脳髄の裏側の張り紙が捲れて
裏側に隠された染みが露わになる

鐘が鳴って、これまで僕の手がいたずら書きで
誤魔化していたこと全てが
捲れてしまって

遠くで鐘が鳴っている
その記憶が、長く響いて
逃げられない



「遠い日の記憶」

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