NoName

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夢を見ている。
夢が夢だと分かったのは、同じ夢を両手で数え切れないほど見てきたからだ。
夢の中では私は彼女と笑い合い、勉強について励ましあう。
ずっと、夢の世界にいたかったのに、無情にも意識は浮上し、朝がやってくる。

顔を両手で覆う。

どうして、こうなったのだろう。

彼女が世界を裏切るだなんて、誰が想像できただろうか。

7/17/2024, 2:56:19 PM