『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"過ぎた日を想う"
過去は過去だと割り切っていても、やっぱり悔いはある。後悔の念があの時のように大きいものもあれば、日常の中のちょっとした小さいものもある。けれど、次の為にすぐ切り替える。その後悔を糧にして、次は良い方向に繋げて、ものにすればいい。《次》なんて無いものだってあるけれど、それでも繋げて、もう一度チャンスを掴み取った時の為に備えて整えて、絶対に離さない。どんな些細なものだって綺麗に繋げれば、いずれ最高の成果となって帰ってくる。だからどんな後悔だろうと無駄にせず、《未来の自分》に繋げて、そして無念を晴らすように思いっ切り迎撃してやる。そして言ってやる。
『どうだ、見たか』
『ざまぁみろ』
まるで子どもだが別に良いだろ。純粋な自分の気持ちなんだから。
私達は一週間も滞在せず廃墟を点々とした。
盗賊や獣に荒らされていたり、魔物の住み家になっていたり。落雷や嵐の爪痕が残っていたり。散々な状態もあった。長い戦争があったから人は一極集中したのだろう。
食料は保存食と狩り、採集、連れている家畜で賄う。
あまり十分とは言えないが、街にはいけないし物々交換もできない。いつもぎりぎりだ。
珍しく鳥を射ち落とせたので、今日の夕食は豪勢になった。
「痛みやすいところから食べましょうか」
内蔵を貴重な水で洗い、塩をまぶし、臭み取りのハーブと一緒に揉む。ちび竜がキィキィ肩で鳴く。乾燥した野菜を入れて、固いパンを炙る。
「あなたとならどこへでも」なんて。
簡単には言えない。生きていくのはとても大変だ。
「ご飯できました」
周囲を回ってきた少年に器を渡す。
思えばこの頃は、お腹はすいていたけど満ち足りていたな。
なんて思うのは…色々なことを忘れているからかな。
『過ぎた日を想う』2023.10.06
あれはいつのことだったか。そう確か、高校の卒業式のあと日本一周の旅に飛び出した日のことだ。
スタートは京都駅。両親はこれも想い出だと言って送り出してくれた。毎日その日に食べた食事と今、どこにいるかを連絡することを条件に。
それ自体は楽しかった。両親に心配をかけたくなかったし、各地の美味しいものを自慢するもの気分がよかった。
高校を卒業したばかりの若者が、一人で旅をしているといろんな人が優しくしてくれた。ごはんをごちそうしてくれたり、これで美味しいものでも食べなさいとお金を渡してくれることもあった。時には警察に職務質問をされることもあったが、それもいい想い出だ。
しかし、いい想い出だけとはかぎらない。
ある県のある灯台にきたときだった。そこは夕日が有名で、せっかくだから拝んでいこうかと立ち寄ったときだった。
悲鳴となにか質量のあるものが落ちる音が聞こえたのだ。そこには一組の家族と警察官がいた。話を聞くとどうやら人が落ちたらしい。
警察はそうだとは言わなかったが、察してしまった。事情聴取を受けたあとはキャンプ場に向かったのだ。
その時のことは、今の今まで忘れていた。番組のロケで今はその灯台にいる。時刻もあの時と同じ。
灯台から下を見下ろす。高い。ここから落ちたらひとたまりもないだろう。
脳裏には並べられた靴がよぎる。当たり前だが、今はない。
無意識に手を合わせてしまった。他のメンバーがどうしたのかと聞いてくるので、なんでもないとごまかした。
息子が不登校になりました。
苦しみを表に出してから
2年が過ぎようとしています。
心理コントロール
過干渉
思いあたることは たくさんあります。
ただ、元気にすごしてほしい
ただ、笑顔ですごしてほしい
ただ、痛い思いをしないでほしい
ただ、嫌な思いをしないでほしい
ただ、それだけだったのに。。。
”過ぎた日々を想う”。。。。。。
ただ、やるせない。。。。。。
何故こうなったのだろう。
過ぎた日のことを思う。
君に会う前までは、世界は私を中心に回っていた。
私が世界の主人公だった。
今ではどうだ。
ヒロインは君で、私は相手役という名の引き立て役。
私の世界は侵蝕された。
せめて私の過去だけは、
君に会う前までの輝かしい日々だけは、
私だけのものだ。
今日で中学を卒業した。
やっぱテストは小学校の時より難しかった。
合格点を取るよりも、自分が頑張ったなって、
自分ができる限り頑張った、その時の方が嬉しいし、
いい気持ち。
きっと簡単なテストよりも難しいテストを
合格した方が嬉しいから?
よし、この想い、大切にしていこう。
完璧じゃなくていい、自分が頑張ったと思うなら
それでいい。
「過ぎた日を想う」
無邪気だった日々
無知を嘆いた日々
無気力に過ごした日々
諦め切れずに足掻いた日々
果てしない遠回りの日々
これからも続いていく日々
まだ旅は始まったばかり
~過ぎた日を想う~
過ぎた日を思う
1年前は、あなたがいた
いろいろ楽しかった
いつまでも、楽しく幸せなはずないんだろうと、ふと頭によぎることあったやっぱり、そう
続かない幸せな時間
2人の時間は、もう終わって
次に娘らとの時間が増えた
時は、過ぎゆくもの
立ち止まりたくてもそうは行かず
楽しかったあの日を心に
毎日また、過ぎる
舞
過ぎた日を思う
私は、時に彼との始まりの過ぎた日を思う事がある…何故かと言うと、何時だって、あの時、彼に感じた感情や初心の気持ちを忘れずにいたいから…やはり、人は、何かに慣れてしまうと、初心の気持ちを忘れ、事を進め、失敗する事がある。だからこそ、私は、この本気の恋を失敗させない為にも、どんな時でも彼と出会った頃の初心の気持ちを忘れずにいたい。そうやって、何かが起きてしまう前に、過去を振り返る事によって、その試練を乗り越えられるヒントが隠されていると思うから…彼に恋して約1年3ヶ月が過ぎた…ホントに彼といると安心感しかない。例え、他の人に何かを相談しても、あまりスッキリしない時、彼に話すと、何故かスッキリして、安心感を覚えてた。だから、その時気付いたのは、これが恋だという事…彼との同棲生活までのカウントダウンが少しずつ始まっていく…彼との未来に決して不安は無い。むしろ、安心感と幸せで満ち溢れている。これからも彼の隣で沢山の愛を奏でよう。
私は過ぎた日を想う。悲しかったこと。やらかしたこと。そして、楽しかったこと。
やっぱりあの時はああすればよかった。
国を統べる王とはいえ、そう思うことはいくつもある。
たとえワシほどの賢王でさえだ。
特に今回のことは反省している。
勇者の旅立ちの日。
勇者の紋章が出たというから、送り出しをしてやったというのに、あいつ不満そうだちゃもんな。
10goldもやったのに。
やっぱり、不敬で処刑しとけばよかった。
魔王を倒すならばと、我慢してまった。
伝説の勇者だからと調子に乗りやがって。
娘を助けて戻ってきたときも、仲良く手を繋いだりしてた。
娘がどうしてもと言うから、処刑はなしにしてむち打ちですませてやった。
寛大な措置に感謝するどころか、睨みつけてきやがった。
あの顔を怖がって、娘が部屋から出てこなくなったしな。
今思い出しても腹が立つ。
そういえば、あいつがいて良かったこともあったな。
伝説の勇者の武具を探し出したのは褒めてやりたい。
おかげでわしの自慢のコレクションが充実した。
後世の人間はワシを称えるだろう。
だがヤツは勇者魔王連合とか、ふざけたことをして、城を攻撃してきた。
この美しい城に傷をつけるなど万死に値する行為だ。
挙句の果てに民衆を脅し、軍をたぶらかして引き込んだことも許せん。
それらは王の所有物だと言うのに、かすめ取るとは。
ふむ、色々考えてみたがむしろワシのほうが迷惑している。
ワシを悪者呼ばわりするが、むしろ被害者である。
そういうわけで、ワシは無罪であり被害者であり、ワシを処刑することは国の損失である。
この処刑は即刻中止にせよ。
今なら誰にも罪を問わぬ。
いやワシが悪かった。
だから処刑を中止にー
【70,お題:過ぎた日を想う】
彼は丘の上に聳え立つ、1本の楓の木
見晴らしの良いその場所から、変わり行く風景を眺めながら彼は育った
彼が生まれたのはもうだいぶ前のことだろう
その頃はまだ仲間が多かった、この場所も緑が溢れ
動物や植物たちと共に、一日中太陽の光を浴びて過ごしたものだ
だが、幸せな日々とは長くは続かないもので
日差しの強かったある夏の日
空に激しい閃光が迸った
ピカッ...ドッガアアアッン
草木は焼け、建物は吹き飛び、人々の悲鳴が聞こえた
もうもうと煙と炎が広がるのを、彼はこの丘から静かに眺めていた
炎が広がる街から人々が逃げてくる
赤ん坊を抱えた若い母親が、泣き叫ぶ子供を安心させようと焼けた喉で掠れながら歌った子守唄
両目の潰れた男性を介抱している、友人と思しき青年
「痛い痛い」とうわ言のように呟いていた少女も、いずれ静かになっていく
街から逃げてきて、自分の足元で息絶えた数多の命達、彼は一度も忘れたことはない
この後も、火事で森が焼けたり 雷で幹が裂けることはあったが
あの夏の日の地獄に比べたらどうってことなかった
それだけ”あの日”は彼にとって忘れてはいけない日なのだ
それから何年もたった、人間達はあの日の悲劇を次第に忘れつつある
記憶の保管者である、この楓の木も
「景色の綺麗なこの場所にホテルを建てる」、という計画の礎となる運命なのだ
いよいよ明日、彼は人間達の手によってその身を刈り取られる定めにある
ぼんやりと過ぎた日を想いながら、彼は最後の夜を穏やかに過ごす
人間達よ、どうかこれ以上過ちを繰り返さないで
君たちのどうしようもなく醜い部分も、悲しいほどに優しいところも私は知っている
その他の生き物にはない、賢さという武器を持っていることも
だからどうか、使い方を誤らないで
貴方達は、きっとこの世を良く保てるはずだから
彼がその命を終えるときまで、想い続けたのはそれだけだった
過ぎた日を想う
あの頃を想うと、胸が痛い。
思い出すだけで苦しい。
あのときはまだ幼かったからと自分に言い聞かせるけれど、まだつらい。
楽しかったあのときが苦しい過去になった今、私はなるべく思い出さないようにして記憶に蓋をしている。
今思えば
私はすごく頑張ってたし
すごく努力家だった。
無理だと言われていたことにも
諦めずに挑戦し、
叶わぬ目標に
手を届かせた。
私は頑張ったのだ。
自分を褒めてあげたい
抱きしめてあげたい。
そんな切ないことしたって
仕方がないから
今、少し、足を止めたって
いいじゃない。
–過ぎた日を思う–
10年前のあなたが綴ったテキストがwebの海を漂流している。あなたは時折それを探しに行って、覗き込んで、まだ生きているあなたともう死んでしまったあなたを確かめている。この気持ちはまだここにある。この気持ちはもう底の底に沈んでしまった。愛などはどうにも潰えない。悲しみは外観を変えてはいるもののやはり本質は同じような気がしてしまう。何体ものあなたを水葬しているのに生者はまだこんなにも多い。君はどうだろうか。君も同じだろうか。深く暗く柔らかい水底で、あなたと君は手を繋いでいる。
過去は写真。
動画ではない。
写真の連続でしか思い出せない。
だから常にライブな「今」を味わおう。
今日の生姜焼きはマジで美味かったなぁ!!!
『過ぎた日を想う』
あなたのことを好きになって時々過去を振り返ることが多くなった。
今まで普通の日だったのに
あなたを好きになってから初めての感情が多くて
楽しい日がたくさんあって、逆に辛い日も多かった。
でもそんな毎日も少しの青春なのかな
#15 過ぎた日々を想う
昨日の私をみていたの
心底幸せそうな笑顔に死にたくなった
昨日までの私を貴方は赦してくれない
2023/10/7
過ぎた日を思う。
…随分と寂寥感のあるお題だ。
このお題を見た時、脳裏に過ったのは
人生の終わりを待つのみとなった人だ。
麗らかな日差しが差し込む白い部屋で
その人は、窓際に配されたソファーに深く身を沈めている。
縮緬のような皺が浮かぶ手に持つ白湯の入った湯呑みをチビチビと飲みつつ、昔日の日々を懐かしんでいるのか、深いシワの入った口元には笑みが浮かんでいる。
顔をよく見たいのだが、部屋の中に差し込む日差しが邪魔をして良く見えない。
それでも、その口元の笑みから嘲り等は感じられない。
「幸せな人生だったのですか?」
思わず問いかけた私にその人は、笑みを深くした。
人生の終わりを待つ人が持つ、賢者の様な隠者のような雰囲気がより増す、そんな笑みだ。
賢者のような隠者のような笑みを浮かべた人は、暫く間をあけると、ゆっくりと口を開いた。
「そうねぇ、一言では言えない…。後悔がないわけではない。もっと要領よく生きる生き方もあったのかもしれない。沢山の選択肢の中で、自分で選べなかったものもある。それでもね、人生の小さな喜びを見つけなかった訳では無いの。人並みとはいかなくても自分なりの幸せもあった」
「後悔や選べなかった選択肢と、それでも得られた幸せとで相殺している、という事ですか?」
人生の幸せ(プラス)と人生の不幸せ(マイナス)は常に同じと考える人もいる。目の前の人もそうなのかと思い質問すると、その人は私の言葉をじっくりと味わうように黙り込んだ。
麗らかな日差しがさす窓辺にかかる白のレースカーテンが穏やかな風に揺れている。
沈黙が苦ではないのは、この部屋が穏やかだからかもしれない。
「…相殺は、お互いを打ち消す考えだね。そうではなく、私は、良いことも悪いことも味わったの。そうね、コース料理と思っていただいた方がわかるかしら。美味しいお料理、口に合わなかったお料理どちらも、味わってその上でこのお料理のコースは、満足のいくものだったか悩んでいたのよ」
「人生のフルコース…面白い考えですね。美味しいお料理が多かったら満足と言って良いのではないですか?」
私の言葉にその人はやわらかく微笑んだ。
「ふふふ。お若いわね。例え自分の口に合わなかったとしても、この世界にはそういったユニークなものがある。そういう学びを得る為に、口に合わないものも必要だったのよ」
そこまで言って、その人は「ふふふ」と上品に笑った。
「答えが出てしまったわ。…一人で考えている時は堂々巡りしてしまって、答えが出なかったのに。見知らぬ方に助けられてしまった。…見知らぬ方、お話を聞いてくれてありがとう」
その人はそう言うとさっぱりと晴れやかに笑った。
人生を回想して、全て自分の為に必要であったと言い切れたなら、その人生は幸せなのかもしれない。
晴れやかな様子で笑うこの人が、いつかの私の姿であることを願いつつ。
葛藤した日々、奮闘した日々。
全ては、弟を守る為に、この不条理な世界を生き抜く為に。
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親を早くに、そして突然失い、引き取り手のいない俺達は野宿の日々を過ごした。
食べれる物も、寝床の確保さえも難しくて、
その上、街ゆく人々には白い目で見られ、時には薄汚いと理由で暴力さえも振るわれた。
泣きたくなった、死にたくもなった。
...けれど、できなかった。
...正確には、俺自身がそれを拒んだんだだけ。
だって俺には...弟が居たから。
両親を失い、生きる希望を見失った俺に、唯一光を与えてくれた存在。
弟が居たから。
弟を守ると言う、弟が幸せに暮らせる世界を実現させると言う目的があったから
俺はどんな辛いことも、苦しい事も、乗り越えることが出来た。
乗り越えて、そうした上で、前に進むことも出来たんだ。
それ以外の事に、希望なんて見いだせなかったから。
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「?...どうしたんですか?」
...昔の、幼く、弱かった俺。見ているか?
今では、俺はこの世界の核心部の機関で働いている。
一度は決別した弟とも仲直りを果たして、
あいつはあいつなりに、強くなって、頼れる友人もできている。
「...いや、なんでもない...」
かく言う俺も、あの頃では考えられないほどの、俺には勿体ないくらいの幸せを貰っている。
環境を理解してくれる親友も、実力を認めてくれる上司の方も、そして...最愛の人も、今俺のそばに居てくれている。
あの頃の、苦労も、苦しみも、悲しみも、全ては無駄ではなかったんだ。
だから、過去の俺よ、一筋の希望を信じ、あの日々を生き抜いてくれた俺
...どうも、ありがとう
#過ぎた日を想う
あの日々の俺に感謝を
80作目
追記
もっと読みたい数700突破ありがとうございました!!
私が書いた作品をこんなにも多くの方に読みたいと思っていただけて嬉しい限りです、ほんと(泣)
これからも、こんな感じでダラダラと書いていきますが、どうぞよろしくお願いいたします(_ _*))
改めてありがとうございました〜(ㅅ´ ˘ `)