逆さま』の作文集

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逆さま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/7/2024, 9:18:52 AM

あっくんの弟は2歳です。
生まれた頃はちっちゃくて、こわれそうで、ふれるのも怖かったけど、
今では、あっくんといっしょに遊びます。
今もお昼ごはんを食べ終ったので
お着替えをします。

「あっくん、こうちゃんの
    お着替え、手伝ってあげて」

お母さんが食事の片付けをしながら
言いました。
あっくんは、お口をタオルでふいて、急いでこうちゃんのところにかけつけました。
こうちゃんは、ケチャップで汚れたズボンをぬいでいます。
最近は両手でゴムのところをつかんで
下に下げるのが上手になりました。
今度はウサギの絵がかいたズボンを
はきます。

「それじゃあ 逆さまだよ」

こうちゃんは足が出るところからはこうとしていました。
あっくんは違うと言って引っ張りました。
こうちゃんは怒り、そして泣いてしまいました。
お母さんがかけつけます。
「あっくんありがとう 
   教えようとしたよね」
お母さんが正しくはかせて今は
おもちゃに夢中です。

「今度はあっくんのお着替えしましょうね。あら、肌着の袖の部分が中で
くるんくるんってなってる」

お母さんはあっくんの腕をまくりあげ
肌着をつかみ引っ張ります。
あっくんはこれが大好きです。
この時だけはお母さんはあっくんだけを見てくれます。こうちゃんもいません。あっくんだけのお母さんです。喜んでもう片方の腕も出します。

「これで寒くないね」

大人になったあっくんは片方の袖を
自分で引っ張ります。
引っ張る度に思い出す
寒い日の遠い思い出です。

#254

12/7/2024, 9:11:01 AM

逆さまとイカサマは似ているなって思う。
先入観で予想したものを裏切ることをして、それが好印象になるか悪印象になるか。実際にはよくわからない。

五年刻みで幸と不幸が連続するならば、いくつかの出来事は逆さまにしてイカサマしたい。

12/7/2024, 9:04:15 AM

→短編・さかな馬鹿

 僕は偏見の少ない人間だと思い込んでいた。それを思い上がりだと知るきっかけになったのは、彼のおかげだ。
「こんばんは、逆サマ〜」
 水槽の中、流木の下から彼が姿を現した。お腹を上にして泳ぎながら、僕に擦り寄るように水槽の際までやってくる。
「ホント、面白いよなぁ、お前」
 彼の品種はサカサナマズ。だから名前は逆サマ。
 ホームセンターの熱帯魚売場でお腹を見せて泳ぐ姿に、「死にかけか?」と思わず二度見したことが、僕が彼をお迎えする縁になった。
「エサの時間だぞ〜」
 水槽にフードを撒いてやると、逆サマは逆さまのままちょこちょことついばんだ。
 まさかこれが通常の状態だったなんてなぁ〜。すべての魚が腹を上にしていたら死ぬ間際、ってある意味バイアスのかかった状態だよな。
 自分の知識や見識など自然の前では微々たるもので、世界は広いのだ。
「あっ、逆サマ、底にエサが落ちてるぞ〜」
 僕の声を聞いたわけではないだろうけど、逆サマは水槽の底まで泳ぐと、くるりと半回転して背を上に腹を下にエサを食べ始めた。よく見る魚の泳ぎ方。底を漁るときはこの姿になる。
「食いしん坊め!」
 ちょうどその時、僕が水槽をチョンと突いたのと、エサを食べ終わった逆サマが腹を上にするタイミングが重なった。
 ちょっ、逆サマ! 銃で撃たれて死んだフリっぽい! めっちゃかわいい! 動画撮っときゃ良かった!

テーマ; 逆さま

12/7/2024, 8:58:57 AM

◎逆さま
#40

『天地がひっくり返るような』
とはよく(本などでは)いうけれど、
実際に“天地が覆された”現在の状況を誰が想像しただろう。

国際連盟が秘密裏に進めていた重力からの脱却する実験が功を奏し、未だ人類は滅ぶに至らなかったが、死者や行方不明者は幾万幾億にも及んだ。
しかしこの状況で連盟の管理は行き届かず、世界の規則、法律は意味を失った。
全世界が無法地帯へ成り下がり、人々は言葉ではなく武器を取った。
第三次世界大戦とは誰が言ったか。
戦乱により狂ってしまった世界で、最早私には未来が見えなくなってしまった。

ああ、もちろん、
私みたいな語り部はその数を減らしている。

だからこうして、元ビルへと入り込み回線をつなぎ合わせ、残り少ないこの身体のエネルギーを使って誰が見るかもわからない文章を書き連ねているのさ。
これを見てくれた誰かが平和を望んでいるのならこの先へと進むと良い。

12/7/2024, 8:32:26 AM

「益子さん、一緒に帰らない?」

クラス委員の吉川さんと、その友達の伊藤さんが声をかけてくれた。いつも1人でいる私を気遣って声をかけてくれたんだろう。嬉しい。でも――

「結構です。1人で大丈夫なので」

私は、嬉しい気持ちとは裏腹に、拒絶の言葉を口にしていた。
吉川さんと伊藤さんは「そっか……」と言って2人で帰っていく。その背中を見送りながら、私はため息を吐いた。

2人に声をかけてもらって嬉しかった。ありがたかった。本当は、1人でいるのが寂しいと思い始めていたから。
でも、いつも2人で帰っているのに、私も一緒だったら、2人の楽しい時間に水を差しそうで怖かった。
私の言葉はいつも、私の本心をうまく紡いでくれない。
本当は「ありがとう」くらい言いたかったのに、臆病なところばかり出てしまって、ただ拒絶しただけになってしまった。
私の心の中と、口から外に出る言葉では、印象がまるで逆さまになってしまう。
一事が万事こんな感じだ。
素直になれない自分に嫌気が差す。

独りで学校を出て、トボトボと歩きながら、1人反省会を繰り返す日々。
あの2人には悪いことをした。謝りたい。そして、本当は嬉しかったのだと、ありがとうと、言いたい。
明日こそは、逆さまの言葉を紡がないように、勇気を出してみたいと、強く思った。

12/7/2024, 8:17:36 AM

【逆さま】

自殺は悪いことだって教えてくれた友達がいた。

理由は残される家族や友達の気持ちを考えずに
一人で死ぬのは良くないから

聞いた時は確かにそうだと思ったけど
後々、その友達が周りに苦しめられてること知って
なんとも言えない気持ちになった。

なんであんなこと言ったんだろう

僕のことも本当はいい友達とは思ってなかったはずだ
悪い噂が広がって苦しかったことも聞いた

辛いのを話して欲しいのもあるけど
親しいからこそ話せないこともあるのもわかるから

なにも聞かなかった。

そのせいで君は鬱に真っ逆さまなんて
参ってしまうが、
誰かの気持ちを考えすぎて自分を蔑ろにする君は
言い方が悪いかもしれないけど

自殺してほしかった。
その時だけは自分の気持ちを考えてほしかった

一生の傷でもなんでも負うつもりじゃなきゃ
君とは付き合ってられないよ

本当、馬鹿だよね……

昔は顔を見たり声を聞いたりするだけで
君のことがわかったのに
今じゃ話の一つもしないし君の笑顔が怖いよ

笑ってほしいって言ったけど
そうじゃないんだよ……

君の笑い声はもう既にトラウマになりつつあるよ

捨てられたのに君のことが憎めないのは
僕は相当君のことが気に入ってたみたいだ

もう笑わないでほしい……

笑ってほしいから。

12/7/2024, 8:13:11 AM

逆さま

帰りの車の中で
後部座席に寝っ転がりながら
逆さまの三日月を見る

左耳からはお母さんの鼻歌と
聴き慣れたメロディー

12/7/2024, 8:12:28 AM

お題『逆さま』

 夏季補習二日め萌香は朝早くに教室に来ていた。
昨日の課題が終わったのは深夜1時頃、それから今日の準備をしていたら寝る時間が深夜2時になってしまった。補習で遅刻するわけにもいかず1時限が始まるまで寝ようと思ったのだ。
しばらく寝ていると、チャイムの音が聞こえて来る。
萌香は寝ぼけたまま鞄から携帯を取り出し時刻を確認してみると、液晶画面に9時50分と表示され、1時限目はとうに終わっている。寝過ごしたことに気づいていたない萌香に隣の席にいる大神が小声で話しかけた。

大神「おはようさん。2時限目始まったで」

大神の声が耳に入り、運命の人から声を掛けてもらい萌香は嬉しさのあまり大きな声で大神に挨拶をしてしまった。

萌香「お、おはよう!!早いねっ」

すると同じ教室に居た生徒が一斉に萌香に注目した。大神は目を逸らしくすくすと笑を堪えている。

大神「ちゃう、ちゃう。早ないって((笑))。自分起きるん遅すぎやわ」

萌香の目の前に樺本(かばもと)がやって来た。

樺本「お早う。輪通(わづつ)さん。随分気持ちよさそうに寝ていたわね。昨晩は何をしていたのかしら?」

樺本は笑顔を見せているが、目が笑っていないので萌香の目には不気味に映っている。それが怖くて樺本から目を逸らし答えた。

萌香「き、昨日の課題の残りをしていました」

樺本「そう。終わっているの?」

萌香「は、はい」

樺本は萌香から課題を受け取ると本日の課題だと言って萌香に手渡した。

樺本「次からは1時限目始まる前にアラームをかけなさい。明日も同じことしたら賄賂……いえ。ペナルティーだから」

萌香「は、はい」

萌香は、鞄から教科書を手に取り本日の課題プリントを進めていく。さっきからプリントの文字が逆さまに印刷されていることに気づきいた。これは誤字だろうか?萌香は大神に自分のプリントを見せて確かめてもらうことにした。

萌香「あの、えっと大神君。あたしの世界史の課題だけかな?文字が逆さまなんだけど……」

大神「ちゃう、ちゃう。輪通(自分)だけじゃないで俺も今、それやってるけど同(おんな)じやから」

萌香「そうなんだ。あたしてっきり樺本先生の嫌がらせかと思っちゃった」

大神「どうやろうな……あの先生(せんこう)性格曲がっとるからやりかねんわ」

樺本「大神君、輪通さん。二人とも静かにしなさい。次話たらペナルティーで課題増やすわよ」

大神と輪通は互いにごめんとアイコンタクトと手で交わし、課題に集中することにしたのだった。

End

12/7/2024, 8:06:34 AM

お題 「逆さま」

今現在、お仕事や、授業終わりでほっとしながら
読んでいる方々。
このままの状況は永遠に続くことの無いという話を
したと思えます。
卒業や入学式、進級や転勤、もちろん転校も
何かこれは思い出として残ることが多いでしょうか

私は、就職が早く19歳には地元を離れて
天性を全うする出来事が逆さまでした。

今の時点では、時に迷いながら過ごす時間帯や
実家で決めた事や、規律を護る事は
決して他県に居る本当の淋しさよりも
出生から毎日居なかった私が
家にいることが、不安にさせてしまっていないか
これ以上の不安定さの情負がある周囲に
気を使ってすごしている事も、
普通ではありえないような現象でも
療養としている感覚も
しっかりと受け止めてもらえる程
支え合える日々に代わり始めました。

理解されずらい環境の身を置くこと時点の不安は
過ごしやすい時間にも関わらず
コツコツと頑張っています。

その当時帰宅してから
大声の隣人の隣人依存の女性の虐めの声や、
ノイズジャックしてくるあの声の実際の人が住んでます。

毎日、大声を挙げながらわたしのフルネームを言う人は
今度は頼んでも居ない品物を受け取ったなど

完全にイキッて食ってかかって喋ってきます。

逆さまとは当事者が睡眠時間中に騒ぐのは本人じゃないです。

仮称が多い ので言いますね。
自分自身の名前を大声で言うのは
全く違う人で
漢字が違う本人ではありません。

身分証明の診察券ってなんすか
免許書き換えていない免許証もって
マイナンバーも持ってなくて
選挙にも行かないのって

お金目当てで
そうやって割って入ってくるssさんは
全員偽物です。

知ら んわ

12/7/2024, 7:51:22 AM

「別れよっか」
「...わかった」

“さりげなく放って、なんの抵抗もなく受け入れられた別れに”

“なにも考えられないまま受け入れてしまった、さりげなく放たれた別れに”




““ああ、真っ逆さまにおちてゆく””


─逆さま─ #133

12/7/2024, 7:47:54 AM

逆さま


裏切られ
真っ逆さまに落ちる
気持ちの奈落


砂時計を
逆さまにして眺める
限りある時の中


言葉と心の
逆さま現象を演じる
表情筋に声色


素直でいいのか
逆さまなのか

12/7/2024, 7:41:04 AM

「ぬまる」



何度シャッフルして並べても、そこにあるのは『吊るされた男』


「……受け入れて、そこから何を得られるか──って感じ?」

そのカードを手に取り、じっと見つめる。
昔、母が持っていたタロットカードのうち、この絵のカードがとても怖かったのを思い出す。、


結果をノートに記し、丁寧にカードを仕舞う。ラグの上に寝転んだ。

「難しいな……」

一枚の絵をどう解釈するか。
簡単なようで難しい。
しかも、正位置と逆位置では意味が変わるのだ。

「難しい、けど……おもしろいんだよなぁ……」

果てがない世界に踏み込んでしまった気がする。

世間ではこういうことを『沼にハマる』だとか『沼る』などと言うのだろう。


────逆さま

12/7/2024, 7:31:49 AM

今の幸せをとるか、これからの幸せをとるか。

神様ごめんなさい。

私は今の恋を諦められないようです。

そんなことを思いながら、

公園の鉄棒から見た逆さまの世界で、

静かに目を閉じた。

12/7/2024, 7:29:27 AM

幼少期に逆立ちをして飲み物が飲めるのか

挑戦をした事がある

今思えば、成功する確率は低いというのに 、 失敗すると何処かで理解していたとしても挑戦したくなるのが

子供心という何かなのだろう

そんな逆さまな世界はいつもの日常に小さなスパイスとワクワクを与えてくれる

大人になった今

時には常識に囚われず 子供の頃みたいに地球が逆さまになる程の飛び抜けた発想をいつまでも大切にしていきたい

12/7/2024, 7:25:48 AM

鉄棒で逆さまになり、景色を眺める。
「逆さまに見ると、こんな感じなんだなぁ」
地面は近いし、空がさらに高い。ほぼ見ることがない逆さまの景色を堪能していると
「何してるの?」
キミが現れる。
「ん?普段見ない景色を堪能してるの」
笑顔で答えると
「へえ、そうなんだ。私はどう見える?」
そう聞かれ
「背が高く感じる…かな」
返事をしたあと、鉄棒を下りた。
「楽しかった?」
「そうだね。普段見ないものを見るのは楽しいかな。それに」
「それに?」
「いつも見ている視点じゃなく、別の視点から見るのも大切。ってことがわかった」
「そうなんだ」
「うん」
よくわからなそうな顔をするキミと視線を合わせ
「僕とキミの身長は違うよね。なのに、キミが見る景色と僕が見る景色は違う。ってことを意識してなかった。これからは、キミの視点を意識して、高いもの…物を取るとか、電灯を交換するとか、僕がやるね。今までは、イスとか使えば出来るでしょ。って思ってたけど、イスに乗ったりするのも怖かったりしてたよね。キミにやらせてばかりでごめんね。やってくれてありがとう」
気持ちを伝えると、キミは僕の手を取り、笑うのだった。

12/7/2024, 6:59:49 AM

あなたに振られたとき、崖から逆さまに落ちたような感覚になった。どうして?何がダメだったの?あのとき別の選択をしてたら、何か変われた?いや、どの選択を選んでもきっと同じだったんだよね。あなたに振られることは、運命だったんだ。

12/7/2024, 6:54:06 AM

逆さま/12月6日 金曜日

前の投稿から、もう1年も経ったんだ。

最後の投稿からおよそ3ヶ月後の2月。
私はあの人に振られました。

「貴方は何も悪くない」
「他に好きな人ができたんだ」

どこかで聞いたことのあるセリフ。
やっぱり、信じた私が馬鹿だった。

あの人の新しい好きな人は、私が1年生の時から仲良くしてる、
他校から来た女の子だった。
あの人のこと散々悪く言ってたのに、好きバレされてあっさり付き合ったね。

「人から好意を向けられて、初めて気持ち悪くなかった」

良かったね。
私がどんな思いでその話聞いてたか、わかんないよね。

あの人と離れた私はというと。

なぜか色んな人から好意を向けて貰えるようになりました。
関わりのなかった先輩から、同級生、さらに後輩まで。

モテたいとは思ってなかったけど、嬉しい。
悩むことも多いけど、それも青春ってことにしておこう。

もう未練なんてないよ。
二度とあの人の所になんて戻らない。
逆さまになって、見方を変えたとしてもその気持ちだけは
変わらないから。

12/7/2024, 6:50:41 AM

「逆さまの定義とは?」
「…なんだろうね。 でも、僕たちが生きてるこの『逆さまの世界』に昔のまだ逆さまになる前の世界に生きてる人たちが来たら、《逆さまの定義》を導き出そうとするんだろうね。」


お題「逆さま」

12/7/2024, 6:32:38 AM

静かな庭園の池に
囲む景色が映りこんで美しい
水面に逆さになった空と木々は
わずかな揺らぎがある分
本物より神秘的だったりする
             【逆さま】

12/7/2024, 6:29:13 AM

逆さま 書き途中
・アーレントが故郷とする世界から離れた時の話




「お前は別の世界から来たんだろう。
 なれば、この世界で共に朽ちることはない。
 まだお前に感情を全て教えられていないな…すまない。
 アーレント。これから先たくさんの人に会うといい。
 それがお前にとっての希望になり得るだろう。」


焼き尽くされて行く建物、畑

泣き叫び逃げ惑う民の声

世界を護らんと戦う者たちの眩い光

叛逆し、王の宮殿に近づいた者の亡骸

深い眠りについていた王は民の想いで呪いが解けた

王は宮殿を守っていた者に告げる

その者についた血を拭いながら

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