『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きすぎるとね
距離をとるのは
難しいね
「距離」
…距離…
好きな人との距離
嫌いな人との距離
知り合いの距離
様々な人達の距離感
十人十色だね
_end_
距離を置けば、この怒りは収まるのだろうか。
何回深呼吸しても、動悸している。
話せば分かる? 本当に?
さあ、どうしようか。
〜距離〜
ほんの数センチの見えない距離が感じられるこの日、私はあなたに恋をする。
『距離』
気になる人をご飯に誘ってみた。
成功した。
色んな話をしながらご飯食べて、終電逃したから散歩して2軒目にいって、
お互いに楽しかった時間のはずなのに、
その日を境に距離ができたように感じる。
なんで???
ただもう少し仲良くなれたらって思っただけなんだけどなあ
No.2『君がいない』
散文 / 恋愛 / 掌編小説
『どうにもならないことが分かっているから、わたしはあなたから離れます』
そんな君が遺した一言が胸を締めつける。嫌いになったからだとか、もう愛してはいないからなどという明確な理由があれば、こんなにも苦しむことはなかったかも知れないのに。
昨日、ぼくが仕事に行っている間に、君はぼくの部屋から出て行った。同棲を始めてから増え続けた、君の荷物と一緒に。
歯ブラシ、マグカップ、お茶碗、シャンプーにリンスに至るまで。二つずつ揃えていたものはひとつずつになり、君が生活をしていた空間だけが、ぽっかりと綺麗さっぱり、最初から何もなかったかのように。君の痕跡だけが消えていた。
君がいない。
あんなにそばにいた君が、今はこんなにも遠い。
お題:距離
距離
憧れの太陽は随分と遠くに存在していた。
私はその空の下で眩しく目を細めている。
離れているこの距離が心地いい。
届かなくてもいいの。
近づいたら最後、私はその熱さに燃え尽きてしまう。
輝く太陽を、ただ遠くから見守っているだけでいい。
色のない世界を照らす光が眩しくて、私はそっと目を閉じる。
こんな世界でも、貴方の夢を見ているときだけが息を感じることができるから。
距離なんて関係ないって言ってたのに
結局遠いと…
#距離
貴方を好きになるなんて思ってもなかった。
親友が聞いてきたことを彼にも聞いてみた。
「男女の友情って成立すると思う?」
「え,成立してんじゃん俺ら。」
「そうだよね!」
その時はなんとも思ってなかった。
私も成立してると思ってた。
いつからだろう君を意識しているのは。
今まで居心地の良かった君との距離。
今はなんだか辛くなる。
この距離どう詰めれたらいいですか?
─────『距離』
【距離】
零は、左隣に座る赤井をちらりと見た。
寡黙な男は、今夜もウイスキーを煽っている。
街なかで偶然出会い、半ば連行されるように連れて来られたのは、小さなバーだった。
他の客がいないため、店内はゆったりと感じられる。
何故、この男と一緒に酒を飲んでいるのだろうかと不思議に思った。長年の誤解が解けたとはいえ、自分達の関係はもっと温度が低いものだったはずだ。仄かに体温を感じる近しい距離に、気持ちが落ち着かない。
「何を考えているんだ?」
眉を寄せていると、優しい声が頭上から聞こえた。
「ここの椅子狭いから、一つ隣に行こうと思って」
「何故?」
「何故って、他人が近くにいると落ち着かない気分になりませんか?少し離れたほうが…」
話しながらさり気なく体を右にずらそうとしたが、腰にまわされた腕により、叶わなかった。
「それは困るな」
男の胸にぐいっと引き寄せられ困惑する。
抗議しようと顔を上げると、美しい翠の瞳と交わった。真っ直ぐ見つめてくる視線に、囚われたように動けなくなる。
「俺は、君をこれ以上離すつもりは無い」
重なった唇は、二人の距離をゼロにした。
身震いしながら縁側に座る。寒いけれど、冬特有の暖かな午後の日差しが心地いい。日向ぼっこをしていると、隣に一文字則宗が腰を下ろした。
肩や手が触れ合いそうで触れ合わないけれど、ふんわりと貴方の体温を感じれる。この距離感、悪くない。
「寒いなぁ。」
「冬やもんね。」
いつの間にか白くなった息を悴む手に吹きかければじんわりと温もる。それでも寒くて、手を擦り合わせていると横からスッと手が伸びてきた。
「相変わらず、冷やっこいなぁ…お前さんの手は」
「……………冷え性だからね」
繋がれたことにより、則宗の体温を私の手が奪う。振り解きたいところだが、思いの外暖かくて離れ難い。ふとまだ冷たい片方の手に目を向け、ニヤリと口角があがった。向こうから触れてきたのだ、こっちの手も暖めてもらおうかな。思い立ったらすぐ行動!と則宗の方に体を向けた。突然の行動に珍しくきょとんとした表情、ちょっと幼くて可愛らしい。
「なんだ?ある…っっ!?」
彼が最後まで言うまでに、身を乗り出して己の片手を則宗の剥き出しとなった首筋に当てがう。突然の冷たさに飛び上がる則宗。ぞわりと逆立つ肌の感触にしてやったりと優越感に浸れる。こんな悪戯ができるのだから、冷え性も存外悪くない。やいのやいのと文句を言う彼を無視して空を見上げた。
なんてことないこんな距離が1番いいなぁ。次は誰の体温を貰おうか……
一文字則宗×女審神者
距離
君と僕との「距離」は、出会った時から、近づいているのだろうか?
もしかしたら、出会うことのなかった二人。
出会ったことに感謝をすべきで、距離を縮めることを望んではいけないのかもしれない。
ただ、隣にいることを望むのは、僕には不相応だろうか。
隣りにいる君が、僕に向かって微笑む。
僕の心に、光が灯る。
「距離」
2人の若者、最後の水と食料が尽きた
遊び半分でボートを出して旅行に出かけたが嵐で漂流して4日が経過していた
「おい、向こうの地平線に何かが見えるぞ」
急いでボートを漕ぐと見えてきたもにだんだん距離が近くなる、それはみたことないほど大きな豪華客船だった
中に入らせてもらえるか、大きい声で呼びかける
するとこちらのボートにハシゴが降りる
大喜びでハシゴを登る
ハシゴを登り豪華客船に入ると大勢の人間に歓迎される
中で拍手喝采の待遇を受ける、
笑顔の人たち
「助けていただきありがとうございます」
「いえいえお気になさらず」
「ところでこの船はどこを目指しているんですか?」「我々の目的地は楽園です」
「楽園?」
「はい、楽園でございます」
若者二人は楽園を目指す船に招かれた
距離
人と人との距離は、難しいけれど、
人を愛したとき、愛されたとき、
また、距離は、縮むのかもしれない。
過信すれば、距離は、遠くひらいてしまうかもしれないけれど。
マイペースな私を受け入れてくれてありがとう。
距離
僕|仮宮遊助《かりみやゆうすけ》には小学校からの幼なじみの|倉持華《くらもちはな》がいて、隣同士ってこともあってか小学校の頃は朝も帰りも一緒の班だったからいつも一緒に登下校していた。
それは中学でも同じで…………現在高校生になってからも自転車で一緒に登下校している。
それは、自然に…………当たり前のことのように。
華と僕がアニメ好きってこともあって、登校中はその日見た深夜アニメの話や、学校の提出物の課題についての出来事をお互い話すのだけど、帰りは決まって華がその日楽しかったことや面白かったことなど、学校の出来事を沢山話してくれるので僕は決まっていつも聞き役に徹している。
倉持華は、勉強も出来て、スポーツもそれなりに出来て、ピアノが弾けて、絵も上手い。
彼女はいつも肩下迄ある白銀髪色(ホワイトアッシュ)のロングヘアを窓から入り込む風に揺られながら、休み時間になると決まって教室にあるオルガンで演奏をする。
ピアノを弾いたことがない僕からしたら、両手バラバラに演奏し、両手で違うリズムを奏でてメロディーを弾くことが出来て凄いなと思っていた。
いつも、鍵盤の上を舞うしなやかな彼女の指使いと心地よい音色に癒されるのは決して僕だけではない。
………クラス中…………他クラスの人も休み時間が始まり、彼女の演奏が始まると、直ぐに皆が彼女の周りに集まってくるし、先生達もわざわざ聞きにくることもあった。
僕はそんなピアノが弾ける華のことが可愛く見えて仕方なく、上品で知的な感じがする華のことが大好きだった…………幼なじみとしても、一人の女の子としても。
でも、クラスでカースト順位が上位に位置する彼女は、クラスでのカースト順位が底辺な陰キャな僕とは違い、友達も多くて普段学校内ではほとんどぼっちの僕なんかとは話すことが無く、僕と華には距離があった。
そんなある日の放課後のことだった、僕はクラスのカースト順位が上位に位置する|野坂茂雄《のざかしげお》の二人しかいない教室で茂雄が僕なんかに話し掛けてきたのだ。
「遊助さ、華とはどんな関係なの?」
「ええっと、僕と華は小学校からの幼なじみで、中学校も同じで…………」
「じゃぁさ、遊助と華はいつも一緒に登下校してるけど付き合ってはいないってことなんだな?」
「ま、まぁ、そうだね…………」
「そっか、やっぱり付き合ってはいないんだな! 華ちゃんと話してるといつも遊助の話が出てくるから気になってたんだよ。 でも、そっか、そっか、二人は幼なじみってだけの関係ってわけか、てっきり付き合ってるのかと思ったから安心したよ。 だったらさ、遊助にお願いがあるんだねど、僕と華のこと応援してくれないかな?」
「茂雄と華のことを応援…………!?」
「うん、実は僕華に惚れちゃって…………告白しようと思ってるんだよ」
「こ、告白!?」
「そうだけど…………って何遊助驚いてるんだよ!」
「ご、ごめん」
いきなり告白だなんて聞かされて驚かない方がどうかしている。
付き合ってはいないけど、僕だって華が好きな気持ちがあったから…………まさか、僕より先に告白しようとしている人が現れるなんて…………。
だからってこんな僕には抗うことも出来ない。
ただ現実を受け止めるだけで精一杯だった。
きっとカースト順位上位に位置する茂雄が告白なんかすれば、きっと華はオーケーするに違いないだろう。
茂雄は勉強もスポーツも万能で、イケメンな上にサッカーが得意でいつも茂雄が部活でサッカーしてる時は女子の歓声が響いている。
そんな人気者の二人なのだから、理想のカップルとなることだろう。
そう思ったら、なんにも得意とするものが無い、陰キャな自分がなんだか惨めに不甲斐なく思えた。
「それでなんだけど、華と付き合っていないんだったら、金輪際華とは関わらないでもらえないかな」
続けて茂雄はそんなことを言ってきた。
「えっと…………その…………」
頭がバグる…………関わらないってなんだよ…………。
「良いか、これからは華と話もしないし、一緒にも帰らないってこと」
「ちょっとまってよ、そ、そのくらいは…………」
「なんだよ! 遊助のくせにそれは出来ないって言い出すのかよ!?」
そう言って茂雄は僕の胸ぐらを掴むと睨んできた。
「げほ、げほ…………は、はい」
従うざる負えない状況だった。
僕なんかに選ぶ権利すら存在しないのである。
「ちょっと…………何してるのよ茂雄くん」
丁度そこへ担任の先生に用事があって職員室に行っていたはずの華がタイミング良く戻ってきたのだ。
華にこの状況を見られたくないのか、茂雄は直ぐに胸ぐらを掴んでいた手を話す。
「な、なんもしてはい無いよ、な、遊助!」
「う、うん…………」
強ばりながらそう答える。
「あのさ、私の目は誤魔化せ無いんだからね。 この際だから言っとくけど、私は誰とも付き合ったりしないから、私には好きな人がいるの」
「…………!?」
僕は言葉が出ない程、華の言った言葉を聞いて驚いた。
「好きな人居るんだね、それ誰、もしかして遊助?」
茂雄は僕を見ながら目の前にいる華に問いかける。
「うん、そうだよ」
そう言って華は照れくさそうにコクリと頷く。
「…………ふーん、じゃぁな!」
茂雄は僕を一瞬睨むと、その場を足早に去って行った。
「あ、あのね、さっきの話なんだけど、あれ本当だから」
「それって、僕を好きってこと」
「うん、そうだよ…………って何度も言わせないでよね」
僕の問い掛けに、頬が赤らんだ華は、はにかみながらそう答えた。
「ずっと言えずにいたけど、ぼ、僕も華のことが大好きです」
照れくさくて下を向いたまま言ったので、僕が頭を上げると華と目が合い、暫く見つめ合ってからどちらともなく笑い出してしまった。
笑いが収まると、二人はまた見つめ合って…………。
「遊助これからもよろしくね」
「うん、華、僕の方ことよろしくお願いします」
それから暫く二人で抱き合った後、お互い初めての初キスをした。
キスの味は甘くて…………。
僕と華の距離は今日からゼロセンチです。
*距離
疎遠になった人ばかり増えていく。
物理的な距離ではなく、心の距離が延びていくばかり。
もう細い細い蜘蛛の糸のよう。
糸の先にまだあの頃の、あの笑顔が、私には見えているけれど、きっともうあの子には見えてない。
長かった。
蒸暑い真夏日。私は陸上競技場のコース上に立っていた。汗が滴る中私はゴールを見つめていた。
短距離走で100mを走る距離は、いざ走ろうと思うとスタートからゴールまでの距離は気が遠くなりそうだ。
『On your mark』
スタート準備の合図が出され私は走る準備にかかった。始まればたった数秒の時間なのに、終わるまでの距離は果てしなく遠い。
試合までの練習や当日のウォーミングアップ、やるべき事は多いのに、終わりは一瞬。
『Set』
ピストルの合図がなるまで周囲に静寂が訪れる。隣のコースの人は今どんな気持ちなのだろう。緊張しているのだろうか。それとも別の事を考えているのだろうか。自分もただでさえ暑苦しい中試合に集中しないと行けないのにこの『距離』を考えてしまう。
パンッ!!
合図と同時に皆が走り始めた。なんてことはないたった100mの距離。普段の生活でもこんな距離を移動するのは簡単なのに、今この瞬間は長い。
脚は重く、身体が前に進みたいのに風がそれを邪魔する。まるでゴールさせないつもりのように。
あともう少し、脚を伸ばせばゴール出来そうなのに実際にはまだ距離がある。私はその先に何時か辿り着くのだろうか。
長い距離を動いた。たった100mなのにそれ以上に動いていた。最後まで私の頭の中ではこの『距離』と走り続けた。長いようで短い時間、短いようで長い道のり。
なんてことはないただこの『距離』を通っただけなのだから。
テーマ“距離”
ずっと隣りに居た筈なのに
いつの間にか、其処には
私以外の人が居た。
手を繋ぐのも、笑い合うのも
私だったのに
私じゃない誰かが君に笑顔を向けている。
手の繋ぎ方も私とは違う。
何だか切ない。
ずっと隣りに居た筈なのに
今ようやく気が付いたよ。
ずっと君の事……
やっぱり違うね
幼馴染みと恋人の距離って。
幼馴染みが恋人になるなんて
物語だけの世界…。
初恋に気が付いた瞬間
その恋は儚く散った。
初恋は実らない。
壁の向こう
息遣いが伝わる
今日も生きている
見えない顔
画面の向こう
息遣いが伝わる
今日も生きている
見えてくる表情
/ 距離
『距離』
隣り合わせに座って
その小さな手をそっと握れる
言葉なんてなくとも
瞳を見てその心を推し量れる
なんて奇跡