『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幼なじみを好きになるなんて
そんなありきたりな事
私にはないと思っていた
ずっと
でも
気づいてしまった今は
とても
もどかしい
距離
「距離」
どれだけ互いが離れていても
見上げる空はね
みんな同じところにある
互いを近くに感じられる
「はい、じゃあ皆手を繋いでお散歩に行くよー」
隣にいる子と二人一組で手を繋ぐ。
「皆さん入学おめでとうございます。体育館に移動するので、隣のお友達と手を繋いで並んでください」
「さとしくん、おなじクラスだったね」
「うん、あいちゃんといっしょでよかった!」
そう話しながら手を繋ぐ。
「それでは、式が始まるので体育館に移動します。2列で並んでください」
「ねえねえ、さとし、最後までクラス一緒だったね」
「中学も3年間、またあいと同じクラスかもな」
そう話しながら並んで歩く。
「あい、クラス違ったな」
「残念だわ。来年はさとしと一緒でありますように」
話し終わるとそれぞれのクラスに入っていく。
「結局一回もならなかったね」
「高校は一緒だけど、人数多いからな」
二人並んで帰る。
「さとし!教科書貸して!」
「おお、何のやつ?」
「なあなあ、あいつら付き合ってるの?」
「そうじゃね」
「あっ、さと、須藤!なかなか会わなくなっちゃったね」
「そうだな、部活忙しいよな」
「おーい、須藤行くぞー」
「今行く。じゃあまたな、中島!」
「中島、進路どうするの?」
「私はデザインの専門かな」
「この辺無くね?」
「うん、だから一人暮らしかな。須藤は?」
「俺は考え中かな…」
「まさか須藤が近くの大学だとは思わなかったよ」
「まあな」
「せっかくなら同じ所で部屋借りようよ!」
「飯係やらせようとしてるだけだろ」
「バレたかー」
「ほら!あい、飯!」
「さとしー、ありがとー」
「課題が忙しくても食べなさいよ」
「美味しい!もう養ってー」
「いいよ、卒業したらな」
「えっ!?」
「久々に実家帰って挨拶しないとな。ほら、飯食っちまえよ」
「ええぇっっ!」
『距離』
人間関係は 距離を
おくことで上手くいく
依存なんていいことはない
少し離れている方が
お互いのため
二人の距離って近いようで遠い。
そんなことを口にしたら彼女曰く
「当たり前でしょ。あたしたち他人同士だから」
距離
距離は離れていても心は繋がっているなんて嘘だ。距離の単位が大きいほど幾つもの見えない糸ははち切れ途絶えた。
そんなもんだった。そんなもんだったと自分に言いきかせる。糸は結び直さない。結び直せないんだ。
変な意地だけが私を守っては壊してきた。素直な自分だったらきっと距離など最初から生まれていないのだ。
糸を知らないうちにすり減らしていたのはきっと自分。そしてもうもとには戻らない糸をてばなしたのも自分。どこかで糸をつなぎとめようとしてくれた人もいたのかもしれないのに気づけなかった自分だ。
ああ、もうもどれないところまで、随分遠くまで来てしまったみたいだ。
もっと冷たい人かと思ってた、って言ってたっけ。それって君が僕を知らなかったからで、けれどそう思うに至る理由があって、つまり遠く離れたところにいたからでしょう。今はどう見えているのか、とろけた笑顔を見せてくれる君に聞いてみようかな。
// 距離
距離の脅威
・距離は時々人を騙す。
分かりやすい例えは目的地までの距離だ。駅から5分なんてすぐ着くと思ったら実際15分とかザラにある。
・あと、距離は人の気持ちで左右する。移動が楽しければ短く感じるし、辛ければ長く感じる。その気持ちが強ければ強いほどその傾向が見られる。
その時には駅から5分でさえ、1時間かかることだってあり得る。大袈裟かもしれないが、私は経験したことがあるのだ。
さらに道に迷ってしまえば、解決するまでずっと辿り着かないだろう。
・距離を短くしたいのならば、移動を楽しく感じることが有効だと思う。そして、事前にその土地のことをよく知る。そうすることでその土地との心理的な距離は近づき、目的地までの距離も短く感じれることだろう。
将軍と聖女。騎士と女傑。
彼らは深く結ばれている。では、私と彼はどうなのだろうか。
友人とも恋人とも呼べない、なんとも不思議な関係。けれども、彼のそばにいると安心する。
「いい子だね」
彼の手が頬に伸びてきた。摺り寄ってみると、頭も撫でてくれて、耳と尻尾が動くのを感じる。
「いつも思うけどさ……コレ、そんなに面白い?」
「うん。気持ち良さそうにしてるの見ると嬉しくて」
「そうなんだ……いや、まぁ、ゼルに撫でられるのは嬉しいけども」
確かにサンクタには尻尾も耳もないし、輪や翼から感情は読み取れない。同族間では共鳴で言葉を交わさずとも感情を伝えられるらしいが。便利だとは思うけど、なりたいかと言われればそうでもない。
それに私は彼らが苦手だ。共鳴も一つの理由だが、行く度に珍しいものを見るような目で見られるから。
それでも、彼に会いたいという気持ちは止められず、ラテラーノへ行く理由を探し、彼のことを考える日々が続いていた。
「どうしたの、ナル」
唐突に呼ばれ、真っ直ぐな目で見つめられる。耐えられず目を逸らすが、彼は決して引かない。優しい声だ。でも、この声は他の誰かにも向けられている。私だけのものではない。ならなくていい、なってはいけないんだ。
「どうして逸らすの?嫌だった?」
「違う……違うけど、わかんない、とても苦しい」
彼とこの空間を、時間を共にしているのが嬉しい。知らないところで彼とと笑っている、そんな誰かが憎い。私の周りには誰もいない気がする。
感情が抑えきれない。気が狂う。自分の存在を消し去りたくなる。
「ナル、僕はここにいるよ」
差し出された手を握る。滲むように伝わる暖かさが、胸の中にある苦しみを和らげてくれる。
空いていた手を伸ばし、彼の背中に回す。どうするのかと考えていると、体が浮いた。
抱えられるままに力を抜いて、目を閉じる。彼の足音と鼓動を聞きながら、静かに息をしていた。半ば眠りに落ちていたところで、ドアが開いてベッドに降ろされた。
「ゼル……?」
「輪が眩しいかなって……ごめんね」
背後から抱きつかれたかと思うと、腕で視界を遮られ、彼の声だけが聞こえる。
「頑張っててえらいね」
彼は普通に喋ってるだけだ。それなのに、どうしてこんなに体が反応してしまうのだろう。
「……大好きだよ」
その言葉にどんな意味があるのだろう。彼は何を思ってそういったのか、私はどういう風に受け止めればいいのだろうか。
「ふふ、すごい揺れてる」
「そんな気はしてたけど、改めて言われると恥ずかしい……」
取り繕うことを放棄した尻尾は素直とも言える。彼は気を良くしたのか、髪の毛に隠れていたもう一つの耳を暴いて──
「ナル……愛してるよ」
体が大きく震える。胸の奥が少し苦しくなって、冷えた体は指先まで熱を持ち始めた。
たまに会いに行って、こうやって溶かしてもらう。体を重ねることはないが、言葉や行動の端々からを見れば、恋人だと言われてもおかしくはない。
傍から見たら奇妙な関係だと思うだろう。当事者でもある私ですらそう思っている。
「……私も、ゼルのことが大好きだよ。だから今は、独り占めさせてほしい」
いつもより蕩けた声が喉の奥から出る。返事はなかったが、腰に回されていた手が強くなった。
─
「満ち欠け、満ち引き、繰り返す揺らぎ」
お題
「距離感」
※地名や種族は明日方舟から。
不登校で皆との距離が遠くなるのが怖い
理解出来なくてもいいから、仲良くして。
でも、理解して欲しいのが本心。
距離
世の理のようなものとして、高速化、高密度化という流れがあると思う。
他人との距離においてこれを考えると、親密さが増すにつれ、距離を縮める傾向があると思う。これは、距離が縮まるほど、情報の密度が高まるからではないか。
例えば、
→メールでやり取りするより電話したい
→電話するより直接話したい
→直接話すより触れ合いたい
→触れ合うより、、、
と、最終的にはゼロ距離を超えていく。
遺伝子情報の伝達とおもえば、最も密度の高い情報伝達手段と言えるのかもしれない。
アサギマダラ
海を渡る蝶
風に乗り
波に乗り
小さな体と羽で
長い長い旅をする
もしいつか
僕の背に羽が生えて
君の住む街へ
降り立つ日が来たら
ほんの少しだけ
君の肩で
疲れた羽を
休ませて欲しい
「距離」
「大丈夫?」
心配そうな目であなたは私を見ている。
青い信号の前でいきなり止まったからだろう。
「あ、うん。ちょっとボーってしちゃって」
「風邪?具合悪いの?」
心配そうな声で聞きながら私の頬に触れた。
「風邪は無さそうだけど…」
深刻そうに眉間に皺を寄せる。
「また、遅くまでゲームした?
ちゃんと寝ないと体に悪いよ」
口を尖らしながら言う。
「キリが良くないとやめられないんだよね」
前を見るととっくに信号は赤になっていた。
早く寝ないといけない理由を
並べているあなたは気づいてないだろう。
青は進め、赤は止まれ。
歩道の信号機の様にシンプルだったら良いのに。
あなたはいつも車道の信号機。
青、黄、赤。
私も黄色なんだよね?
あなたはあなたを好きだから。
見返りを求める言葉だと知っている
私ではなくあなたのための心だと知っている
誰でもいいのを知っている
あなたと居ても私は一人。
あなたも誰といても一人。
#距離
「距離」
私は学生の頃、勉強とは距離をおいていた。嘘だ。できなかっただけだ。
いや別に東京卍会に入るような、荒くれ者では決してなかったが、かと言って、いじめられっ子だけどボクシングが強いみたいな子でもなかった。
もちろん、見ず知らずの人が紫のバラをくれるような、ある種の天才でもなかったし、ヤンクミのような、実は実家がすごい家でもない。
普通の子が、普通に勉強しなかったら、普通にできない子になりましたというお話だ。そこには、できない子を東大に入れるようにしてくれる桜木弁護士も、登場しない。
そんな子が、やがて大人になり、親になったものだから、その子供は大変だ。
なんせ勉強でわからないところがあっても、私には聞けない。なんとか一緒に解こうと頑張ってはみるが、分からない者同士、解けたためしがない。
教えてくれるのは、学校をサボって機動戦士ガンダムを観に行ったら補導された話とか、家にこもって村上春樹をずっと読んでる間に、大学の前期試験が終わっていた話とか、役には立たないことばかりだ。
そんな情けない親なものだから、世の中知らないことだらけだ。でもこの歳になって、知らなかったことを知った時、わからなかったことが、わかるようになった時、なんとも言えない満足感を感じるようになってきた。遅いけど。
今流行りの「リラーニング」(学び直し)ではないが、今まで手を出さなかった宗教や哲学、経済、金融、地政学など、Kindle Unlimited で読める本を、片っ端から読んでいる
例えば、宇宙の果てについてのネット記事を読んだのも、つい最近だ。こんな面白そうなことを真面目に研究することが仕事だなんて、なんと楽しそうなことか。
宇宙の果てまでの距離が、138億光年という、一体どうしたらそんな数値が出てくるのかは、よくわからないが、なんかとてもロマンのある仕事のように思うのだ。
もちろん当の学者や研究者から言わせれば、国からの補助金やら研究開発費は削られるわ、そのくせ成果は求められるわ、薄給で非正規だわと、実際は大変な仕事なんだろうけれども。ロマンで、飯は食えないと言うことか。高給で中国企業に再就職する技術者も、多いとか。
ちなみに娘の、今就きたい職業は、市役所事務員だそうだ。とても現実的な娘に育っているのだが、もう少し夢があってもいいのではないだろうか。
昔は、プリキュアだったのにな。
人との距離・心の距離・物理的な距離
色々な距離があるけど
この距離はなんとも言えない。もどかしいけど、
なんかそれがいいっていうか…。私たちの距離って感じ?
ねっ。いいよねこの距離。
「距離」
程よく距離を置くことも時には必要である
どんなに仲睦まじくとも互いの時間というのは必要である。
同じ人など居ない。みんな個々の個性や好み特徴があり、それを誰かに決めつけられる権利は無い
それと同じく、相性の合うものどうしでも、どうしても意見の食い違いや好みの違いは出てくるだろう。
どんなに愛し合おうとそこは揺るがないだろう。
一人一人違う人間なのだから、当たり前のことだろう。
だからこそ、程よい距離感が大切だ。
近すぎれば、様々な問題や、ストレス、些細な縺れなどトラブルが起きやすくなり、
遠過ぎれば、やがて飽いてしまったり、気持ちが薄れやすくなる。
近すぎず遠すぎず、お互いが自分らしく、それでいてお互いを愛し合える位置関係が1番理想的である。
個々の個性や好みを否定せず、お互いに理解し、認め合い、愛し合える。
とても理想的だと私は思う。
距離感ってよく分からないの
ちょうどいいと思っていても
皆には不快みたいだったみたい
ねぇ!
私には分からないの!教えてよ!!
どうやって距離感って測るの、教えってってば!
ミンナノ イッテル
キョリカンッテ ナンナノヨ……
距離
人との距離を保つことは、とても難しいことだ。
上司、先生、友達…
一番楽なのは…やっぱり家族かな
距離は関係ない。
伝わる人へは伝わってるはず。
心があるものなら尚更。
「成田空港からシンチトセ空港まで歩いて6日だって」
「なかなか かかるねぇ…飛行機は?」
「飛行機なら2時間ぐらいじゃない?」
「文明の利器ってすげぇ」