距離』の作文集

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距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/1/2025, 9:57:38 PM

寿命が三百六十五日分
減ったのに進歩ない今日の日




#一年前

12/1/2025, 12:32:16 PM

適切な距離を保っていたら心開かれてない気がすると言われて考えるのやめた

【距離】

12/3/2024, 1:04:31 AM

腕を伸ばす。
伸ばした先には何もなく。その腕すら視界に捉える事は出来ない。
暗闇。ただ一面の黒は輪郭を曖昧にして、己が今立っているのか横になっているのかすら分からなくさせる。
腕を伸ばしていた、はずだ。だがこの闇の中では、本当に腕を伸ばしたのか、伸ばしたと思っていただけなのか、判断がつかない。
そも、己は目を開けているのだろうか。

「――」

声を上げた、はずであった。
しかし声は形にならず、吐息すら音を伴う事はない。
静かだ。闇と相俟って、己の存在すら曖昧になっていくような錯覚を覚える。
このまま闇に解けていくような。己という存在が闇と混じり、広がっていくような。
不思議と恐怖はない。この闇は怖ろしいものではないのだと、知っている。
あるのはただ、安堵にも似た心地良さだけだ。

「――」

音にならぬ言葉を呟く。腕を伸ばして、身を委ねる。
暗く静かなこの闇は、とても暖かい。
ふと、気づく。
この闇は、似ているのだ。己を抱き上げる、あの優しい腕の温もりに。
口元が笑みの形に緩む。微睡みのような穏やかさに、目を閉じた。





「満月《みつき》」

柔らかな声が聞こえて、目を開けた。
暗闇の中。針のように細い光が一つ見えた。

「満理《みつり》」

呟いた声は、何故か遠く。
聞こえたのは確かに、己の声音であった。それが遠く聞こえるならば、己の声が己以外の唇から紡がれている事を示している。

「満理」

名を呼ぶ。
己の声音を持って己以外の唇から紡がれるその響きは、甘い熱を孕んで鼓膜を揺する。
くすり、と思わず笑みが溢れる。その声すら誰かの唇から溢れるのだから、面白い。

「満理」

繰り返す。その甘い響きを堪能する。
己が斯様な思いを込めて名を呼んでいる事が、何故だか嬉しいと感じていた。

かさり、と紙の音。
針のような細い光が広がり、合間から広がる星空が見えた。
かさり、びり、と何かを剥がす音がして、その度に空が広がっていく。
思わず腕を伸ばす。指先が星空の下、淡く微笑む彼の頬に確かに触れた。

「満理」

名を呼べば、彼の唇から己の声が紡がれる。
くすくすと、笑う声。己のそれとは異なる、綺麗な声音。

「斯様に呼ばずとも、私はここにおりますよ。満月」

ゆるく細まる深縹に、微睡んでいた意識が覚醒した。


「離してくれ」
「何故?求めていたのは満月ではありませぬか」
「頼む。しばらく一人にさせてくれ」

逃げだそうとした体は、それより早く術師の腕に引き寄せられる。
頬が熱い。羞恥に溶けてしまいそうだ。

「満月は私のものに御座いましょう。一人になぞなれぬと分かっているでしょうに」

抱き上げられて間近に見る深縹が、愉しげに歪む。
それでもどこか優しい色を湛えて、満月、と名を呼んだ。

「試しと符を張ってはみましたが、満月が寂しいと啼くのであれば他の手法を考えねばなりますまい」
「別に、私は寂しいなどとは」

目を逸らす。
寂しい訳ではないが、名を繰り返した理由を告げるのは気恥ずかしい。
横目で伺い見た術師は少女のような美しい笑みを浮かべて、己の言葉の続きを待っている。
全てを知って敢えて言わせようというのだから、本当に質が悪い。

「満理は随分と酷い男になったものだな。少し前までは母のようであったというのに」

機嫌を損ねると分かっていながらの戯れ言に、術師は何も言わず。
諦めて逸らしていた視線を向けた。
以前は抱き上げられて尚、見上げるしかなかった幼い己の体は、今こうして僅かに見下ろすまでに成長している。
その事実が、少しばかり惜しい。成長し、何れ抱き上げられなくなる事で離れていく、その距離を手放し難いと思っている。

「寂しい訳ではない。符を張られていた時は、寂しくはなかった」

暖かな暗闇。見えずとも、聞こえずとも、その温もりは他の何よりも己を心穏やかにさせる。開く距離と共に失っていくものの中で一等手放したくないものだ。

「もういいだろう。これで勘弁してくれ」

抱く腕を叩き、下ろせと伝える。
それでも一向に下ろす気配のない術師を睨めつければ、宥めるように背を撫でられ、そのままさらに引き寄せられた。
術師の首元に凭れる状態に離れようと藻掻くが、静かで柔らかな声に動きを止める。

「満月にその姿は、少々早かったのやもしれませぬね。戻す事は出来ぬ故、せめて今暫くは留めておく事に致しましょう」
「満理?何を言って」

言葉の意味を分かりかね、身を起こして術師を見る。
だが問う言葉は、最後まで形にはならず。
柔らかな深縹が揺らめく。静かに意識が沈んでいく。

「眠りなさい。深く、夢も見ぬほどに」

縋るように伸ばした手が繋がれる。その温もりにほぅ、と吐息が溢れ落ちた。
暖かい。
けれど温もりに安堵しながらも、何故かその触れ合う距離ですらもどかしいと、泣いてしまいたかった。





眠りについた少女の目尻をなぞる。指先を伝って落ちる滴を見つめ、息を吐く。
さて、どうしたものか。
妖の血を濃く継ぎ歪で眠り続けていた少女が、徒人より成長が早い事は分かっていた。だが精神は異なるらしい。
術師を度々母と呼ぶ事を、少女は嫌がらせだといった。だがその実、少女の目は強く母を求める幼子の色を湛えていた。
抱き上げる度に、安堵に蕩ける眼差し。背を、頭を撫ぜれば擦り寄り笑うその表情は、幼子が親に甘えている時のそれだ。

「満月」

幼子のような、それでいて時折大人びた言動を取る少女の名を呼ぶ。
それに答えるように僅かに口元を緩ませ、少女は無意識に術師へと擦り寄る。その幼い仕草に、術師は目を細めて微笑った。

「温もりを母と違えるほど幼い満月には、妖の血もその眼も、過ぎたるものに御座いましょう。負担にしかならぬのであれば、封じてしまうが最良か」

濡れ縁に少女を下ろし、その体に呪符を貼り付けていく。
封印符。しかし先ほど少女に貼り付けたものよりも強く、多く。

「まさか私の影の中を好むとは思わなんだ。本当に満月は見ていて飽きぬ」

そうして封じられた少女を優しく抱き上げて。
おやすみ、と声をかけ、少女の体を己の影へと沈めていく。

「機を見て式へと移しましょう。それまでゆるりと休むがよいでしょう」

沈んだ少女に声をかけ、術師は屋敷へと足を踏み入れる。
少女の眠る間に、彼女に見合う形代を作らなければならない。
部屋へと戻る道すがら、穏やかに眠る少女の気配を近く感じて、くすりと笑う。

「それにしても。満月も存外欲張りなのですね。触れ合う距離すら遠いと泣くくらいには」

少女が聞けば、間違いなく頬を染めて逃げ出すだろう戯れを呟いて。
己も然程変わらぬか、と術師は苦笑し己の影を見下ろした。



20241202 『距離』

12/2/2024, 10:20:01 PM

この行動に意味があるのかと言われたら、きっと答えられない。けれど、動かずにはいられなかった。
 君と喧嘩をしたあの日と同じ色をした空を否定するみたいに、いつもは着ない真っ赤なスカートを翻す。息が切れて、喉に焼けるような痛みが走る。足は、止まらない。
 「はあ、はあ、はあ……」
苦しさに視界が揺れる。君が行ってしまうまで、あと10分。きっと今の私は、メロスなんかよりもずっと速い。
 君が引っ越してしまうことが嫌だった。直前まで教えてもらえなかったのが嫌だった。でも、それを許せなくて当たってしまった自分が、何よりも嫌で、許せない。
 「まに……あえっ」
いつもの公園を曲がり、部活で賑わう学校を通り抜け、大通りの商店街を駆け抜けると、駅が見えてきた。ホームに駆け込み、君の姿を探す。東京行きの1番ホームは、今日に限って人で溢れている。
 ―間もなく、1番線列車が参ります―
アナウンスが鳴り響き、車輪の音が聞こえ始めた。間に合わない。絶望にも似た感情が胸に広がる。このまま、離ればなれになってしまうのか。
 ぽたり、頬を伝う感触に、無性に悔しくなった。いっそこの電車に飛び乗ってしまおうか。そう、頭では思うものの、体はてんで動く気配がない。酷く、惨めだ。
 「――?」
名を呼ぶ声に顔をあげると、心配そうな、驚いたような微妙な表情の君と目が合った。

12/2/2024, 12:58:07 PM

画面の向こうは触れられない
鏡の向こうは触れられない
物語の向こうへ触れられない
硝子の向こうへ触れられない
だから伸ばされた君の手も
当然のように空を切る

‹距離›


失くしたものは戻らないし
壊れたものは直らないし
死んだものは帰らないから
だからいい加減そろそろさ
ちょっとくらい忘れなよ
怒ったりしないからさ
……嘘だけど

‹泣かないで›

12/2/2024, 11:09:03 AM

今日は全国的に晴れるでしょう。
テレビの明るい声を聞きながら窓の外に目をやる。
俺の地域は日本じゃないのか、厚い雲が空を覆っている。
「雨が降りそうだな。傘を持って行った方が良さそうだ。」
台所から聞こえてくる食器の音に独り言っぽく言ってみた。
もちろん返事が返ってくるわけがない。どうせ独り言のつもりだったので問題ない、と言い聞かせる。
結婚して27年。結婚生活は上手くいっている方だと思っていた。2人の子供を育てあげ、定年まであと少し。なにも変わらない穏やかな生活を過ごすのみだと思っていた。
いつからか妻の様子が変わった。ずっと不機嫌で何を言っても返事がない。まるで俺が見えないかのように振る舞う。どうせ更年期とかだろう、ホルモン的なことだろうと思って放っておいたが口をきかなくなってもうすぐ1年になる。27年も連れ添ったはずなのに何を考えているのか全く分からなくなった。
なんとなく押し寄せる不安があるが、妻のことで心が掻き乱されるのも正直煩わしい。モヤモヤを振り切るかのように傘をブンブン振って歩く。
目の前で茶色い髪の毛が揺れる。
お、あれは最近入社した社員だ。20代だと言っていたが愛嬌があって上層部に気に入られていた。
「おはよう。」
肩を叩くと少し驚いた様子で振り返る。
「課長。おはようございます。」
晴れやかな笑顔を見せてくれる。
「雨が降ったら服が濡れて気持ち悪いね。」
若い女性との会話なんて久しぶりすぎて何を話せばいいか分からない。少し困った様子で
「そうですねえ。でも今日は晴れるらしいので、大丈夫ですよ。」
彼女の耳が少し赤くなる。何を考えているのか分かりやすい。
隣にいても全く何を考えているか分からない妻とは違う。きっと彼女とはもともと心の距離が近いのだ。
「何か会社で困ったことはないか?何かあれば相談に乗るよ。今度飯でもどうだ?」

12/2/2024, 10:51:01 AM

「距離」

 彼はピアノを弾くときに、腕を大ぶりに振り上げて鍵盤を叩く癖があった。わたしはいつもそれを窮屈に思っていたけれど、いくら言い聞かせたって彼のその癖が治ることは終ぞなく、わたしは今も昔もそれに悩まされるのだった。
 ラフマリノフが創りあげた世界を、ふたりの指が紡いでいく。時折、指と指が触れながら。だから言ったのに。今日こそ、その悪癖を治してくれと。ほら、また。

 ーーだからわたしは、この時間を好いている。彼との連弾の、あたたかいひと時を。

12/2/2024, 10:22:19 AM

距離 12/2 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

僕にとって、彼女が全てだった。
つまらない学校、つまらない日常、
つまらない知り合い、つまらない新学期。
そんな「つまらない」で埋めつくされたような
僕の人生に、光が差し込まれたのは、
多分 君のおかげだと思う。

小太りで暗くて、話しかけづらい雰囲気の
僕に話しかけてくれて、彼女のユーモアさが
僕の心をこじ開けたのを覚えてる。

僕のオタクな趣味も、
「可愛いじゃん。」で肯定してくれて、
話しかけたらニカッと笑ってくれて、
休み時間も人気者で机の周りにいつも人が
集まるような存在なのに 話に混ぜてくれて。

いつのまにか、学校は僕にとって苦痛ではなく
楽しみだと思えるものに変えられていた。

スクールカーストが低そうだろうと、
見た目がどうだろうと、みんなの心を
こじ開けてしまう彼女の主人公っぷりがクラスでも発揮されて、学校内で1番平和なクラスだって
言い切れるクラスになっていた。
笑ってふざけてたまに怒られて、ケンカして、
転んで、ちょっと泣いて、またふざける。
僕の最後の小学校生活の1年間はそんな、
人生のどんな時間よりも 眩しい時間だった。

そんな キラキラした君に恋するのは
早かった。ずっと1年間目で追ってたし、
話したし、知ろうとしたし、知ったし、知られた。
‪”‬親友‪”‬って言い張れるくらい仲良くなった。

ずっと彼女のことを見ていた。
だから、彼女が心の奥底から優しいのも
本当は繊細で寂しがりなのも見て取れた。
寂しいから いつも明るく振舞ってるのか。本当は
あんなに明るくなんてしてて疲れてるんじゃ。
そんなことを考えてしまったら、
彼女が ただ 遠い何かに思えてきて、
何故か寂しくなった。

中学校に行って クラスが変わってしまったら
きっと 僕が知らない彼女が増える。
繊細で寂しがりで、優しくて弱くて強い
君が 知らないところ傷つくのを思うと、
なんだか怖くて、前の彼女がいなくなっちゃう
気がして 怖くなった。

君を知れば知る程、不安に思わせられる
ジレンマに、気持ち悪くて淋しかった。
僕はヘタレだから、何も伝えられない。

僕が近くで笑う未来が無くてもいい、
距離が遠くなってもいいから 笑っててねなんて、
多分 思春期が終わっても言えない。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

あとがき

なんか 後味悪い話になっちゃったけど
それなりにまとまったかなと思いました。
この話は 友達と友達のことを好きだった
男の子を元に 書いてみました。
男の子の恋が 報われるといいなあって
思いながら 教室の端っこで見てたよ。

12/2/2024, 10:12:39 AM

距離は8000㎞。これを60日で移動する。
一日100㎞から200㎞移動することになる。
毎年のことではあるが、命がけであることに変わりない。
群れのリーダーたちが集まって今回の渡りの計画をたてる。
(途中)

—————-
お題:距離

12/2/2024, 10:12:29 AM

13距離

離れ離れになってしまった彼との距離は遠いまま

でも心が温かいからと言い訳してて耐えてきた

ひとえに愛だと思えたからだと言えたけれど

このまま何もないことが良い事だとは思えなくて

ただ距離が離れたのになんで認められたと

思えないのだろうただ相手としては良いんだよ

12/2/2024, 10:08:14 AM

距離

「はぁ、今日も疲れたー」

手洗いうがいだけ済ませ、ベッドにダイブする
母親が見ていれば「行儀が悪い!」と怒られるだろうが、ここは一人暮らしの部屋で自分以外は誰もいない

「なーにが「先輩は暇ですよね?」だ!
失礼な後輩!」

そう思うよね!と同意を求めたのは推しぬい
もちろん返答が返ってくる事はないがそれでもいいと思っている
むしろ返答があったら怖い…

「はぁ、やっぱり3次元はめんどくさいよ…」

推しぬいを抱き締め、ため息をつく
さて、と気持ちを入れ替えると推しぬいを定位置に戻して部屋着に着替える

人との距離感の取り方がわからない私の心の支えである推し
今日も疲れを癒して貰うために推し活をする

12/2/2024, 9:59:54 AM

正しいことをした数だけ、人は孤独になる。
 悲しきかな、この世の真理。


 厳格な両親に育てられた僕は、幼い頃から規律というものに対して酷く固執していた。ルールの大切さよりも重要だったのは、両親に叱られないことだった。

 それは次第に、親の目が離れても「誰かに見られるのではないか」「親に告げ口されるのではないか」という漠然とした恐れに変わって――僕はルールを破れなくなった。

 そんな僕に待ち受けていたのは、「カタブツ君」という蔑称と、そんな僕にルール違反をさせようと悪ふざけしてくる奴らとの時間以外の、孤独。

 几帳面に磨かれている黒いランドセルにしまわれた憂鬱を背負って、今日も家路を辿る。


 時間がもったいないからと、成績優秀な彼は赤信号を渡った。僕が青信号を待つ間に、彼は見えなくなった。

 みんなが待っているからと、スポーツ万能な人気者の彼女は歩道で自転車を飛ばした。僕が歩く間に、彼女の背中は遥か遠くまで行った。

 馬鹿みたいに規律違反を恐れて僕が躊躇している間に、友人らは奔放ともいえるその自由さで、時に規律の防壁を蹴破りながら先へ進んでゆく。

 僕がどれだけ律儀に守ろうとも、規律とやらは僕に寄り添うわけでも、温かい感情をくれるわけでもない。

 くだらないと思った。まだ間に合うだろうか。
――今なら、追いつけると思った。
 
「待って、僕も今行く――!」


 僕の額に、アスファルト。
 じっとりと、何かが乾いた地面に染みている。

 ああ、また。
 遠ざかっている。

 君たちとの距離が、空いている。

  【距離】2024/12/01

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【お詫び】
 体調不良と学業により、しばらく投稿をお休みさせていただいておりました。ご心配、ご迷惑お掛けいたしまして申し訳ありません。幸い全快いたしましたので、無理のない範囲でまた投稿を再開していこうと思います。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                Sweet Rain

12/2/2024, 9:59:46 AM

ここからあなたがいる場所まではどれくらい長い距離があるのだろうか。会いたくてもきっと一生会うことは話すことは触れることはないんだろうな。それでも、今日も私にとってあなたは大切な人。会ったことはないけれど。

テーマ【距離】

12/2/2024, 9:59:07 AM

距離が近いのに関係は遠く離れている
距離は遠いのに関係は近く深い

物理は関係ない?

12/2/2024, 9:56:28 AM

距離をゼロにする魔法効果のあるネット社会。
とある小説投稿サイトを利用しているわけなのだが、そこでは閲覧数は見えない仕組みを取っている。

最近、インプレッション数とか、閲覧数とか。
そういった意味のない数字に夢中になっているネズミが多いと聴く。
僕もそのネズミになりかけて精神が不安定になったので、「もう一人にしてくれ」と、閲覧数が非表示なサイトに引っ越して、淡水湖みたいな海辺でゆったりとしている。

……はずだった。

最近、というよりか数年前からか。
今どきの小中学生は、デジタル教科書に切り替わったことで、学タブというものを持ち始めた。
知らない人がいるかも知れないから書くけど、学生用タブレットのことである。
僕もよくは知らないが、たぶんデジタルだからアプリみたいに教科書を切り替えることができるのだろう。まさに「指一本で自由に」というやつだ。

だからだろうか、学タブの操作者にもそれが表れる感じになってきた。粗暴というか、遠慮を知らないというか。
学タブの略称が学生用タブレットなのか、学校用タブレットなのか、よくわからないが、ほとんど混同してミキサーにでもかけられたように、目的意識が凝固化せずに溶解してしまっている。

いつしか普通のネットの海に航海を始め、学タブは無料体験の境界線を越えて沖合にまで勢力を拡大中。
わりと海賊みたいな船乗り気取り。
無人島暮らしでゆっくりしていた僕目線では「目障り」だと思えてしまうくらいだ。
有名マンガのように、何を勘違いしたのか、世界一周することが夢であると豪語している。

国としては野放しとなっており、無法地帯や野放図になりつつある。
小説投稿サイトを「SNS」と言い始め、チャットサイトのように使い始めて僕は目を覆いたくなる。
バカとハサミは使いようというが、バカはハサミというものを知らない。指一本で二次元を操作できるからだ。

彼らに小説などというものは書けない。
読書感想文もまともに書けず、ト書きレベルを小説という始末。
本当に少子化なのか? と、疑問になる。

単純化思考になってしまうところだった。
ネットの海は広大で、距離感がつかめない。
きっとネットの海で暴れている学生たちは一部なのだと思いたい。
SNSで時間を溶かしている連中も、大人の層からいえば、3%位しかコメントしないらしい。あとの97%は読み専なのである。
だって、仕事で1日の1/3を持ってかれ、睡眠時間で1/3を持ってかれ、あとの時間はプライオリティなプライベートなやり取り。僕はYouTubeの動画を見てたらあっという間に就寝時間。
SNSでバトルをするような、時間を捨てることはしない。

まずは音から汚染されるのだ。
今見ているネット上の光景も、音から。
名残惜しそうに耳栓をし、あるいはワイヤレスイヤホンをして、シャットダウン。

12/2/2024, 9:55:24 AM

『距離』

多趣味ですが、趣味の一つである作詩の話を他人へすると、大体半笑いの顔をされます。

哲学の骨に詩の肉を付けるかのように、丁寧に言葉を綴ったとしても、読むのは一瞬です。
書き手の放つ言葉は、放たれたその瞬間から書き手のものではなくなります。どれだけ時間を掛け丁寧に綴ろうとも、放たれた言葉はもう読み手のものなのです。
この距離は埋まることはないでしょう。

文才のないわたしごときの言葉なんて尚更。
わたしの心も半笑いになりそうです。

12/2/2024, 9:53:41 AM

私と貴方の間には

心理的にも身体的にも距離がある。

私が貴方の心に手を伸ばしてもその距離は

1ミリだって縮まらない。

ーーーーーー

距離

12/2/2024, 9:52:16 AM

「距離」

いちごミルクのようなとびきり甘い恋愛から。
距離を置くために、無糖レモン紅茶を流し込む。

12/2/2024, 9:50:22 AM

【距離】

いつでも、距離が近い人がいる。
簡単にパーソナルスペースをくぐり抜けて、いつの間にか近くにいる。
それが気持ち悪いとも不快だとも思わなかった。
友達に「付き合ってるの?」と聞かれて、初めておかしいと気づいた。
でも、それで距離を置くのも変な気がする。
どうしたらいいんだろう。

距離が近いのには理由がいるの?
                       fin.

12/2/2024, 9:38:22 AM

距離…


猫との距離の詰め方について


知り合いではない猫は3mから。


それ以上近づかずに会話をする。


猫語だから「ニャ~」でいいんだが


大切なのは、心を乗せることだ。

こんにちはニャ~

友達だニャ~

ご飯でもどうニャ~


目をゆっくり閉じ、開く。


即日では無理だけど

しばらく続けるとだいたい友達になれる。



私、前世が猫じゃないかな。

知らんけど(笑)

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