赤い糸』の作文集

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赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/30/2023, 1:39:02 PM

わたしの小指に巻きついた
細くて赤い糸。

この先には誰がいるのだろう?

嫌な人だったら、どうしよう。
誰もいなかったら、どうしよう。

そんな不安や恐怖があって、
糸を手繰り寄せられない。



赤い糸の先にいるのはひとりだけって
誰が決めたの?
嫌なら選び直せば良いだけよ。

赤い糸の先に誰もいなかったら
好みの人に結んじゃえば良いだけよ。

赤い糸に結ばれてはいても縛られないで。

赤い糸は可能性。
赤い糸は無限大。

運命は、選べるのよ。

6/30/2023, 1:34:30 PM

赤い糸(2023.6.30)

薄闇の部屋の中で、鈍く輝く刃を左腕に押し付ける。
そのまま大きくひとつ息をついて、刃を握る右手をスライドさせる。
しぱしぱとこそばゆいような微かな痛みとともに、赤い糸が生まれる。一本、二本、三本……。
「運命の赤い糸」なんてものは、きっともうとっくに切れてどこかへ行ってしまったけれど。目に見えないそれを少しでも手繰り寄せるために、今日も私は糸を紡ぐ。

6/30/2023, 1:29:40 PM

この結び目ほどこうか

赤い糸で結ばれていると

そう信じられた日々

冷たく静かに消えていく

ひとりよがりで結んだ

偽りの赤い糸…

6/30/2023, 1:24:10 PM

小指を立ててみる。
沢山の「約束ね!」が込められた小指だ。
小さく息をつき、彼のいるところを見つめる。
あのときの約束を、君はいとも簡単に破ってみせた。
君の小憎たらしい笑顔が、今でも浮かんでくる。
見えない糸をたぐったら、君のところへ行けるだろうか。
私の小指は一生、君に繋がれたまま。
「赤い糸」

6/30/2023, 1:22:54 PM

張り巡らされたたくさんの赤い糸
でもあの子は嫌いだからプツン。
アレは私に向いてないからプツン。
アレも興味ないからプツン。
コレは大事にしたいから取っておこう。

知らない間に私から解けちゃった糸があれば
最近引っ張られた糸もある。

「運命」が。
私の歴史を作った運命が

私を縫い付けて
私を作ってる。

–赤い糸–

6/30/2023, 1:17:06 PM

『赤い糸』

赤い糸で結ばれた二人…
余り考えた事もないけれど
本当にあれば素敵だなぁと
思うし、信じた人と一生
添い遂げたいと思う。

添い遂げられた時に『赤い
糸だったのかな?』と
思うのかもしれません。

6/30/2023, 1:16:54 PM

小指の赤い糸って、人と結ばれてない人もいるよね。きっと。
 付き合う人付き合う人ろくな人じゃなかった。
 で、男には懲りて、でも独りは寂しくて、猫を飼い始めた。名前はごま。オスのキジトラだ。
 このごま君。男の子なのに、私と相性が抜群に良い、と思う。
 どの人より可愛くて向こうもゴロゴロエンジンふかしてくれて相思相愛。ラブラブだ。
 私の赤い糸は、この子と繋がっていたんだ。きっと。

6/30/2023, 1:14:03 PM

赤い糸


落語家さんが、落語を始めるまえのまくらでこんなことを話します。特に男女の仲の落語の前に。


10月に出雲の国に神々が集まって、持ち寄った男女の縁を結びます。たくさん持ち寄った男女を赤い糸て結んでだんだん進みます。


残り少なくなって、最後に残ったのが3人。
めんどくさいから、この3人の糸をくしゅくしゅって纏めた‥こんなのがややこしい三角関係になるのです笑


三角関係、落語のまくらだけにしてほしいお話です。神様の怠慢と言って、笑ってばかりいられませんから。

6/30/2023, 1:12:06 PM

私と君の小指に、深紅に染まる糸が見えた。運命の赤い糸。
変態やリア充の妄想じゃなくて本当にあったんだ。

でもさ、きみに運命は君が決めるべきだ。赤い糸が決めるべきじゃない。

私の小指に結ばれた糸をしゅるりと解くと、いつの間にか君の小指はいつもの指輪だけになっていた。


これで、良いよね。

*赤い糸*

6/30/2023, 1:11:03 PM

赤い糸

積極的に結婚したいわけではないけど、結婚しないと決めたわけでもない。

朝起きて昨夜のうちに買っておいた菓子パンを食べ、最低限の化粧をし、職場に向かい、きっちり給料分の働きだけして、帰路につく。
流れに身を任せて日常を過ごしている。

ルーティーン化した日々は省エネルギーで生きられるけど、これでいいのかなと恐怖にも似た不安に襲われることがある。

最近友人が結婚した。めでたいなと思う反面、変わらない日常が死ぬまで続くのかなあ、なんて考えてしまう。

もし赤い糸が見えたなら、その糸を辿って終着点に向かうだろう。その人は自分の人生を変えないかもしれないし、死ぬほどつまらない人間かもしれない。

だけどその先にあるなにかを知りたい。

6/30/2023, 1:07:32 PM

赤い糸

赤い糸なんてないよ。
でもめちゃくちゃ遠い遠い存在の人が
会社から歩いて30秒のところに
来ていたのはビックリした。

会えなかったのは残念だけど、
こんなことあるんだ!?ってなった。
そんなに近くにいたの?ってなった。

もちろん仕事中なので気づくこと
できなかったけど。

6/30/2023, 1:04:25 PM

赤い糸。

それは世間一般で言えば運命の人と繋がっている糸だろう。

しかし実際は違う。

実際の赤い糸は、まぁさしずめ『死神の糸』。

赤い糸が巻き付いている部分が主に致命傷となって死ぬ。

そして、赤い糸が短ければ短いほど死期が遠い。

逆に長ければ長いほど死期が近い。

何故そんなことが分かるのかって?

そんなの、『視える』からに決まってるでしょ?

いつから視えてたかは覚えてないけど。

視えないのに確証もないこと言わないよ。

あぁそうだ、そろそろ本題に入ろう。



『それ』さ、君の全身に巻かれてるんだよね。




__________________________________________

いきなり呼び出されたと思えば、こんな訳のわからないことを言い出す男を睨む。

私が死ぬ?赤い糸?寝言は寝て言え。

わざわざ学校の外の倉庫裏まで来たというのに、せっかくの昼休みが台無しだ。

これならまだくだらない世間話のほうが価値がある。

私は深くため息を付き、

「あのね、私も暇じゃないの。こんな話するために呼び出したわけ?」

こう言えば諦めてくれると思ったのだが、意外にも真剣な顔でこちらを見ながら、

「本当なんだ。」

と言った。

もしかしたらとも思ったが、嘘だと思ったので「はいはい」と適当に返事をし、
その場を後にしようとした。

「待って」

しつこいなぁと思いつつも、仕方が無いので立ち止まり振り返った。

「何?」

「信じてもらえないのは分かるよ。だって、今までもそうだったから。」

「…今まで?」

「うん。皆、自分が死ぬなんて信じたくないから、僕の話に耳を傾けてくれないんだ。」

「…」

「でも、僕も自分の考えてる事の押し付けはしない。」

「…分かった。」

「ホント⁉」

男は分かりやすく顔を明るくした。

「で?いつ死ぬの?」

「ん~僕もあまり分からないんだけど…」

「大体でいうと?」

「うーん…あ。」

「え?」

「今。」

金網の外から大型トラックが突っ込んできたところで、私の意識は潰えた。

__________________________________________

「ねぇねぇ、あれ知ってる?」

「あれ?」

「えっ、知らないの⁉」

「うん。」

「なんか学校の近くの道路から大型トラックが突っ込んで、女の子がひとり死んだらしいよ」

「あー、なんか話題になってたのってそれか…」

「それでね、その子と一緒にいた男の子が、」










「なぜか無傷だったんだって。」






あとがき


今回のテーマは「赤い糸」でした。

普通にすると面白くないかなと思って、謎の物語ができましたw

途中から飽きて手を抜いたのですが、ここまで見てくれた方は天使の様なお心の持ち主です。

ありがとうございました。

6/30/2023, 1:03:19 PM

私には天敵がいる
暖かくなると……暑くなると……
夏になると運命のごとく
引き寄せられる二人の如く
今年も運命的に出会ってしまった──

初めは……足への違和感……
見覚えのある赤み……
そしてついに……
姿を──
今年も運命的に出会ってしまった──

奴は私の栄養を奪い取るのに
痩せやしない
痒みと赤みの嫌がらせだけを残していく

嫌だけど、嫌だけれど……
私と蚊は……赤い糸で結ばれている気がする……
今年も来年も……
その先も……
赤い糸によって──





(2023.06.30/赤い糸)

6/30/2023, 1:02:21 PM

頭がいたい。


なぜこんなことに。


耐えて笑顔で元気に思うままに生きてきた。

毎日を全力出して頑張った。


それでも計り知れないわからないことがある。



それでもとめどなく涙がまだでる


それでもまた笑顔になりやる気になる



そして傷ついてまた苦しむ


永遠に永遠に永遠に



苦しみは蜜の味。あくまのはちみつ。


苦しみが来るから幸せが来る


振り子のように



チクタクチクタク



もう振れないで



静かにどちらの感情もおいてきて


これ以上知る必要もない


働く気力もない


惰性で進めるとこまでいってみよう


その先になにもないのがいい






















もう限界だ限界だ








あたまがわれる









げんかいだ



























もうこんな思いを二度としないように







一生分の嫌な思いを今日でおわらそ

6/30/2023, 1:02:16 PM

切れ味のいい鋏が欲しい
どこに繋いでいるかわからないから
取り敢えず小指から一本ずつ試すから!

そういって駆け込んできたのは
しとどに雨に降られたらしい女の子だった

指ごといきそうな、勢いで
カウンターの奥からタオルを取り出し
渡しがてら思案する

はて
ここは道具屋じゃないんだけどな

カウンターの後ろに並んでるのは
ざらっとした手触りの書籍の羅列

仕方ないなぁ
阿部貞は避けて
無難にあかずきん にしておくか

そう思ってパンと温めた葡萄酒も出し
オオカミヨウのハサミを書籍から抜き出した

悪縁は切れるんじゃないかな
獣の腹をざくざくやれるくらいだから

彼女はやった
思い切りいった

カラッポになった相手の空洞には
お決まり通り石ころを詰め込んできた、と
意気揚々と笑っていた

6/30/2023, 12:59:23 PM

曇り空に手をかざして、小指のあたりをまじまじと見る

僕の指にも、目に見えない運命の赤い糸が結ばれているんだろうか

あるいは何もないのか

できることなら、一本だけ結ばれていてほしい

そしてその先が、あの子の小指とつながっていたなら…

6/30/2023, 12:56:28 PM

服の端から出ていた赤い糸を引っ張ってみた。スルスルと続いて出てくる出てくる。ピンと張った糸の先に、いつのまにか親しい執事の指があった。彼は頬を染めながら、こちらを愛おしそうに見つめている。
目が覚めて夢だったのだと気づいた。
おはようございます。左側から声がしてそちらを見れば、思っていたより近い距離に執事の顔があってびっくりした。すみません。と執事は顔を引く。部屋を見回せばやりっぱなしの刺繍道具が放置されていた。どうやら刺繍をしていたところ、うとうと寝てしまい、それを執事がベッドに運んでくれたようだった。
お礼を言って体を起こす。右手を布団についたらチクリと痛みがした。みてみると、ついてきてしまったのか、刺繍の針が薬指の先に刺さっていた。執事は慌てて止血をしてくれた。そんなに血も出てないけど、温かい気持ちになった。止血するために触った血が、彼の指につく。先ほど見た赤い糸のようだった。
あれはいい夢だった。どんな夢だったっけ。忘れちゃったけどいい夢だった。
彼が手の処置をしてくれている間だけ、夢について考えていた

6/30/2023, 12:54:45 PM

「運命の赤い糸」とよく言うが、本当にあるのだろうか?よく、恋人の間で使われることが多い
そもそも、運命とは、自分の未来のことで、赤い糸は、恋人と結ばれること
「運命の相手と赤い糸で結ばれたい」という人もいるが、運命は自分の選択で変わる
最初から自分の人生がこうなって、あーなってと決められることは無い
運命は、自分で掴み取る
赤い糸なんて最初から存在しない
努力すればするほど、赤い糸は長くなってく
努力が実った頃、赤い糸がほかの赤い糸と結ばれる

6/30/2023, 12:53:55 PM

赤い糸
ー人ってさ、みーんな何かしらの縁で繋がっていると思わない?
突然の質問に、僕の頭上に?が浮かぶ。
「どういうこと?」
と聞き返せば、君は、今日あったことなんだけどと前置きして話し始めた。
「私が本好きなのは知っているでしょ?最近、友達からある本を紹介してもらって、今はそれにハマっていたんだけど、その作家さんが今度この街に来て取材しますってファンの皆さんに伝えたの。私はへーって思ってたんだけど、偶然!作家さんの取材中の姿を見れちゃったの!うわー、縁繋がっているなーって思ったから」
ー確かに、友達から本から作家さんヘと繋がっている。
「じゃあ、僕達の赤い糸も繋がっているよね!」
君はびっくりした後、少し照れて、小指をピンと立ててみせた。見えない赤い糸が僕らの間を繋ぐ。
縁と運命の赤い糸、どちらも人と人を繋げていく。

6/30/2023, 12:53:12 PM

お題『赤い色』

 これは、主様がまだ6歳だった時の話。

「ねえ、フェネス」
 主様用のティーカップを磨き上げていると、それまでソファに寝転がって静かに絵本を読んでいた主様がふいに俺を呼んだ。
「なんでしょうか、主様?」
 俺が返事をすれば主様は起き上がってちょこんと座り、隣の空いた座面をぽふぽふ叩いている。座ってほしいときの仕草だ。
 俺が望まれるがままに主様の隣に座ると、主様は俺に絵本を突きつけてこうおっしゃった。
「よくわかんない」

 それは東の大地の絵本で、赤い糸を巻き取ると人々が抱える苦しみや悲しみが聴こえてくる……という話だ。絵柄が幼児向けでかわいいのだけれど、内容は哲学的で、大人にももしかしたら難しいかもしれない。
 それなのに俺が主様にこの本を選んだ理由は、主様自身が感じている理不尽を、もしかしたら自力で解消していただけるきっかけぐらいにはなるかもしれない……そう思ったからだった。

「そうですね。とても難しいお話だと思います。ここに書かれていることを分かりやすくお話いたします。
 主様は先日、なぜ自分にはお父様やお母様がいないのかとおっしゃっていましたよね?」
 こくんと頷いたのを見届けてから話を続ける。
「それを俺に聞いてきたとき、悲しいと泣いていらっしゃいました。俺は幼い頃に両親に捨てられてしまったので、その悲しみはよく分かります。
 これはそういった、主様や俺の力ではどうにもできなかった願いが叶うようなお話です」
 俺の話を聞いていた主様は、みるみるうちに目に涙を浮かべた。
「あかいいとをまけば、おとうさんとおかあさんにあえるの?」
「……そうですね、もしそのような糸があれば、主様はお父様とお母様に会えるかもしれません。ですが……その代わりに俺や他の執事たちと一緒に暮らせなくなります。主様はこの屋敷でみんなと暮らすのはお嫌ですか?」
 言いながら、俺は自分の卑怯さを呪った。俺だって幼い頃になかなか受け入れられなかったことを主様に突きつけて、しかも俺を、俺たちを選ばせようとしているのだ。
 案の定、主様は首を横に振った。
「フェネスたちとバイバイしたくない」
 主様の目元に浮かんだ涙をハンカチで拭きながら、俺は主様を抱きしめた。

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