誰よりも、ずっと』の作文集

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誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/9/2024, 1:38:58 PM

《誰よりも、ずっと》

 天は二物を与えずというけれど、僕はそれに懐疑的だった。
 ——僕には数多の才能があるからだ。
『本当に、凄いよ』
 勉強はどの教科も誰よりもできる。
『将来が楽しみだな』
 運動だって大の得意だ。
『足が速いんだなぁ』
 手先は器用だし、細かい作業も好きだ。
『よくそんなに上手くできるな』
 料理に洗濯、掃除など家事もこなせる。
『助かるよ』
 誰かの為に動けることは嬉しい。
『ありがとうな』
 初対面の人とでも楽しく話せる。
『困ったことは無いか、そうか』
 学校では誰でも声を掛けてくれる。
『みんなと楽しめてるのか』
 部活もバイトも勉強もできる。
『無理してないか』
 いわゆる文武両道で、完全無欠の天才だ。
『お前は本当に、』
 誰よりも、ずっと、僕は優秀だ。
『可哀想な子だ』
 だから、父さんは僕が引っ張ってあげられる。
『こんな家に生まれなかったら、無理なんて……』
 気にしないでいいと、そう言える。
『絶対にさせなかったのに』
 だから、父さんは心配なんか要らないよ。
『ごめんな』
 僕という天才に任せて、ね?
『病気なんてものに、父さんは負けたんだ』
 それに僕は、誰よりも、ずっと、幸せなんだから。
『お前の幸せを、誰よりも、ずっと願っているよ』

4/9/2024, 1:34:44 PM

布団を変えた。
季節が移ろい寒くなってきたので、ボーナスも出たことだし暖かい布団を買った、ただそれだけのことだ。
布団に包まれていると、久しぶりの自分への投資に感動して涙が出てきてしまった。
あぁ、誰よりもずっと、私は私を大事にしたかったのか。

4/9/2024, 1:34:00 PM

「こんな時間まで何してたんだ」
最寄駅に着くと、キミが立っていた。
「なんで?」
こんなところに、いるの、と言い切る前に肩を強く掴まれる。
「……っ」
「質問に答えろ。こんな時間までどこ行ってたんだ」
「ちょっと!痛い!」
キミのことを強く睨んだ。なぜこんなに責められなければならないのか理解できなかった。
質問に答えない私に、キミはますます苛立って私の肩をさらに強く掴む。
その痛さに、自然と涙がこぼれた。
「……!」
流石にやりすぎたと思ったらしく、キミは無言で腕を引く。
そのまま黙っているキミをしっかり見つめる。見れば今日は涼しかったのに汗だくだった。
「……もしかして、私のこと探してくれてた?」
「当たり前だろう!こんな時間になっても連絡ひとつよこさない、こっちから連絡しても返信もない!これ以上見つからなかったら警察に連絡するところだった……」
はあーっ、と大きく息を吐いてキミはその場に座り込む。
「……バイト」
「……は?」
「バイト先で欠勤が出ちゃって、それで残業断れなくて、気づいたらこんな時間なっちゃってた」
連絡できなくて、ごめん。最後は声が掠れて聞こえるか聞こえないかしか言うことができなかった。
「……」
キミはスッと立ち上がった。私は下を向いたままで、表情を確認することはできない。
私のほうに、長い腕が伸びてくる。また掴まれる!と思ってギュッと目をつむった。

果たして、腕は私の背中に回されてそのままキミの方へ引き寄せられた。
「……へ?」
「頼むから、次からは連絡してくれ。終わってからでもいい。そうしたら僕が迎えに行くから」
私は軽く混乱していた。普段こんなことされたことがない、なんで抱きしめられているのかさっぱり分からなかった。
「もしかして、すごく心配してくれて、た……?」
「……ああ」
小さな声でキミは答える。
「頼むから、もうこんなことはしないでくれ……」
「……うん。ごめんね」
そう言って私も抱きしめ返した。

ああ、こんなにも、誰よりも愛されているって感じて良いのだろうか。
今だけ、この瞬間だけは、許して欲しい。そう祈りながら温もりに体を託した。

4/9/2024, 1:33:24 PM

あなたのこと
誰よりも、ずっと
知ってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
分かってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
愛してるつもりだった

本当は
何も知らず
何も分からず
愛していなかった
のかもしれないと
そう思うと
涙が流れた

誰よりも、ずっと
あなたの近くに
居たかった

「誰よりも、ずっと」

4/9/2024, 1:31:51 PM

誰よりも、ずっと


誰よりも、ずっととどめておきたい。

本当は大事に大事に閉まっておきたいくらいだけど、
彼女は蝶のように、好きなところへ舞っていくから。

そんな自由な君が好きでたまらないけれど、
せめてオレが見ている範囲で飛んでくれ。

別な花なんかには目はくれないで。
誰よりも、ずっとオレだけを見てくれ。

4/9/2024, 1:31:46 PM

窓が曇っている。揺れる四角い箱の窓が全て白く曇っていて、人は多くて、だけど仕事には行かなくちゃならない。
ああ。今日はもう、駄目だな。俺はスマホの音量ボタンの上側をかちかちと押して、ぴったり耳に入ったイヤホンからの音が脳を満たすのを感じながら一度目を閉じた。
必殺、心のスイッチオフ。そう頭の中で唱えて、俺はバスを降りた。

はっと我に帰って、19時。そんな馬鹿なと思われるかもしれないけど、なんかこう、確かに自分ではありながら、魂を数センチ自分からずらすような、そんな感じ。ずっとうっすらと感じていた頭痛が我に返ったせいなのか、仕事という緊張が解けたせいなのかぎちぎちと増してくる。

「ただいま〜っと。」
「あ、おかえり。今日しんどかったでしょ。」
「…え?あ、なんで?」
確かに口角を上げた声で挨拶をしたはずなのに、玄関まで出てきた眼鏡姿の怜はそう断言して俺に手を伸ばした。
なんで足が重いことまで分かるんだよ。
腕を掴み、玄関の靴の上から引き上げられる。ふかふかの部屋着に吸い寄せられるように思わずそのまま身を寄せた。
「気圧今日ずっとしんどかっただろうなって。」
「自分はその感覚ないのによく分かるな〜…。」
より背の高い怜に抱き留められ、肩の力が緩む。
「…まあ一旦寝なよ。」
「……そうだな〜…あ〜あ、出してないつもりだったのに。」
「ばぁか。いつから一緒だと思ってんの。」
「7さい…。」
「はは、そーだよ。誰よりずっと見てきたんだから。」
柔らかな赤毛をくしゃりと撫でると、気遣うように肩の辺りをじっくりと摩られた。雨音は止まなかったが、そこからは随分と穏やかな響きに聞こえた。

4/9/2024, 1:30:32 PM

あの春の私は
世界中のどこの誰よりも死を望んでいた
自死を選べば 世界中の何もかもが
きっと良くなるような気がしていた

私は美しい絵画に一雫飛んでしまった
黒いインキのようなものだった
慌てて拭おうとすればするほど
滲んで広がって、取れなくなってゆくような
あの春の私は そういうものだった

私はありったけの薬と一瓶のアルコールを用意して
そしてそれらを 嘔吐きながら飲み下した
何回にも分けて 自らを死へと押しやろうとした

結局のところ それは叶わなかった
目覚めた後には 幾つかの地獄が
口を開けて待っていただけだった

春になるたびに今でも
あの春の私が 六道の辻から私を呼ぶ声がする
私の中の何かを確かに あの時に亡くしたのだ
それが今でも 私の背中を這い上がって
肩に 首に 心の臓に絡みついて
あっちだよ、と死の方を指差す






お題:誰よりも、ずっと

4/9/2024, 1:29:44 PM

みんな、誰よりもずっと頑張っている。でも認めてくれる人はあまりいない。そんなときはどのようにモチベーションを保てばいいのか。この1年ずっとそう思いながら頑張ってきた。

でも最近はもう頑張らなくていいかな、と思うようになった。会社や周りのためにではなく、自分のためにやりたい範囲でやればいい。周りがどう思っても関係ない。自分を大事にしよう。

4/9/2024, 1:29:28 PM

誰よりも、ずっと努力してきた

誰よりも、ずっと

人知れず

寝る間を惜しんで

ずっと

ずっと

僕は、頑張ってきたんだ。



そう言い切れるほどに
努力してみたい

4/9/2024, 1:28:31 PM

『バトル2』
 いよいよ。バトルだなぁ~。夏音。』と、木田ニヒルに君は言った。私は、お荷物になっちゃいけないから(^_^;)女子VS男子だったら、私も、出来るかも。高橋君、木田君、それでもOK?それと、あと、一つ、新機能のタイプのエアーホッケーにしよう(*^^*)🎵楽しいと、想うヨ〜(*^^*)🎵木田君は、スポーツマンだし、高橋悟君は、天才✨だから。女子三人でも、圧倒的だヨ〜🥺✨』と、私は、言った。夏音ちゃんの提案だった。夏音ちゃんは、『私と陽葵ちゃんが、攻めるから、あんずはゴールを守るんだよ、しっかりね。で、男子VS女子というのを、あんずから、提案した方が私は、上手くいくと想うからさ〜。陽葵ちゃんが『夏音ちゃん、なんて言うの〜??あんずちゃんは??』『そうだ😯❣高橋君は、天才だから。とか、木田君は、スポーツマンだから。』とか、言えば多分、上手くいくヨ〜(*^^*)V』と、夏音ちゃんの謎の根拠。それと『あんずは、前、想先生とエアーホッケーの
新バージョン。やって、すごかった〜とか、言っていたよね~。』と、夏音ちゃん。『うん。言ったヨ〜。(^_^;)でも、勝てるかな〜🤔』『それで、勝負しようヨ〜、ネ?!』と夏音ちゃんは言った。ーー理由で。高橋悟君も木田太一君も、すんなりOk!出した。
 言い出しっぺの木田太一君と、じゃんけんで負けた。私がお金を払った。『じゃあ、新機能の緑のボタンを押すよ〜。』と、私は、言った。高橋悟君が、言った。『あんず、オレのジャケットを脱いで、腰に巻いて結べ〜。』と。『あっ、そうだね。ありがとう。』それぐらいは、私にも、出来る。
えぃっ(。>﹏<。)
 男子優勢で、始まった。(^_^;)やっぱりな〜(^_^;)ーー『夏音ちゃん、もうすぐだからネ。』と、私は、凛凛しく言った。夏音ちゃんも太陽葵ちゃんま、前のめりになった。木田君は、ん!?という顔をしていた。高橋悟君は、涼しい顔をしていた。カキーンカキーン。と、音が攻めぎまう。ーージャラジャラと、真ん中の穴から。小玉のボールが出て来た。
高橋悟君が、『いとをかし!!』と、言った。彼の頭は、どうなっているのかな〜??
私たちも、必死で、眼で、玉を追いひたすらに打ち、守った。2度目だけれども、やっぱり、小玉のボールはすご〜い。ついていくのに必死だった。(^_^;)
想先生も高橋悟君も、クールだな〜。木田太一君も、私たちと同じタイプだね(^_^;)でも、こうやって、みんなと一緒が楽しい(。>﹏<。)夏音ちゃんと陽葵ちゃんとみんなで頑張ってバトルしている(*^^*)🎵夏音ちゃんは、ホンキだネ(^_^;)高橋悟君は、仕切りにスコアボードと小玉の出て来る塩梅を計算していた。i tingsoかしら🤔
私には、未知の領域だわ。😯❣『領域展開❢』ってとこかしら🤔ん~~。
 22対25で、高橋悟君と木田太一君の勝ちだった。最後、高橋悟君は、最後の一つの玉を木田君と高橋君のポケットに入れた。
ーーまるで、あの日と一緒だった。敗北、清々しいくらいにね。
私は、『参りました(。>﹏<。)❢』と、木田太一君と高橋悟君に、言った。夏音ちゃんと陽葵ちゃんも、『そうだよねー、参りました。』と、言った。
木田太一君と高橋悟君は、『おいおい(^_^;)』と、言っていた。
周囲から、まばらな拍手をもらった。👏👏👏
陽葵ちゃんと、夏音ちゃんが『清くあれ、だネ。』と、小声で言った。ふと、胸が熱くなった。
終わり

4/9/2024, 1:27:33 PM

誰よりも、ずっと

 誰よりも努力してきたつもりであった。
 少しでも気分を変えようと何度も冷水を顔にぶつける。駅構内にある古ぼけたトイレは、悪臭がタイルの一枚一枚にさえ染み込んでいるかのようで、吐しゃ物と糞尿のにおいが芳香剤に混ざって鼻をつく。優真が顔を洗うたび起こる水飛沫がよりにおいを強めているようだった。びしょぬれの手を自動水栓から離し、むなしく流れ続ける水を見つめる。
 誰よりも努力してきたつもりであった。
 春だった。優真は新社会人になった。着慣れないスーツに身を包み、巻き慣れぬネクタイに締めつけられた首を撫で、鏡に映る男につぶやく――誰よりも努力してきたつもりだった。
 優真は郊外の出身だ。さして貧乏でも裕福でもない家庭に生まれた。息子にはいい学校に行かせるのだ、と勉強が口癖の母に育てられた。母は悪人ではなかったが、賢くはなかった。優真が試験でいい点を取るたびほほえみ、遊びに夢中になると悲しんだ。優真の青春は勉強しかない。父は優真に無関心だった。母の息子に対する情熱は、父への愛情の代替品だったのかもしれない。それでも優真は父と母を愛していたし、母の想いに応えてやりたいと思っていた。
 ――誰よりも努力してきたつもりであった。
 青春を捧げたはずの勉強の結果は振るわず、誰が聞いても失笑するような大学を卒業し、ぼんやりした社員が働く中小企業に勤めることになった。それが三週間前だ。
 仕事を覚えるのは難しかった。業務の内容や手順は理解できても、なぜ知らされないことがあるのか、なぜ話してもらえないのか、そもそも社員同士でどんな会話をすればいいのか、わからなかった。
 子どもの頃から常に感じてきた孤立――どの輪にも入れない、疎外感。
 この原因が優真にあるものなのか、育ちが生んだものなのか、わからなかった。勤務中は常に人の顔色をうかがい、言っていい言葉と悪い言葉の区別を学んだ。他人がすでに習得できていることを自分はできない。人間関係の不合格通知が並んでいく。合格発表の日の悪夢が毎日続く感覚に、優真は憔悴していった。
 誰よりも努力してきたつもりであった。
 つもりに過ぎなかったのか。
 鏡に映る己はやつれていた。もとから良い顔色をしていたほうではないが、土気色をしたゾンビが突っ立っているようだった。冴えない男そのものの風貌に笑いすら出てこない。いつまでも鏡の前で立ち尽くす。
 明日も仕事が待っているというのに、帰路につくことさえ億劫だった。
「ヒッ……ヒィッ……」
 荒々しく扉を開けてトイレに飛び込んできた男が、わき目もふらず個室に駆け込んだ。ガサゴソと荒っぽい衣擦れのあと、ブザーでも鳴らしたかのような音がした。腹を下したらしかった。
 びしょぬれの自分、腹を下した他人、たちこめる悪臭に反応もできない。疲れていた。
 男のすっきりした顔を見たくなくて立ち去ることを決めたとき、個室のほうから「エッ」と驚きの声があがった。
「アッ……あ、あっ、あ……」
 カラカラ、カタカタ、むなしく何かを動かす音がする。紙がないんだ――と言葉にせずとも理解できたが、男の発する声があまりにも憐れで思わず足が止まった。
 男はしばらく個室内でトイレットペーパーの替えがないか探したのだろう、探る気配を見せたが、やがて静かになり、しばらくして嗚咽を漏らし始めた。
「エッエェッ……うっ……ウェッ……エェッ……」
 男がなぜ腹を下したのか、このトイレに駆け込むまでどんな人生を送ってきたのか、優真にはわからなかった。一瞬見えた若い顔、自分と同じぎこちないスーツ姿から、同じ新社会人であることは窺い知れた。
 個室でいま泣いているのは優真と似た者だった。
 鼻をすする音、嗚咽、憂鬱さの極地にあるこのトイレで、優真は再び鏡を見た。
 誰よりも努力してきたつもりであった。
 つもりに過ぎなかったのか。
 ――ならば努力を示すべきであるのか。
 業務内容はいまだにわからないが、いますべきことはわかっていた。洗面台の下の戸を開け、替えのトイレットペーパーを探す。数個しかないうちのひとつを手に取り、優真は男がいる個室の戸をノックした。

4/9/2024, 1:26:54 PM

誰よりも、ずっと

誰よりも、ずっと貴方の事が好き 
学校に行くときも、今日も貴方は来てるのかなって考えるの
放課後、会いに来てくれないかなーって
でも、貴方のそーゆー行動思わせぶりなんだよね
私の事好きなら早く言ってほしいのに

今の貴方からは、私のこと好きなんだなって感じないの
もう私への思い冷めちゃったのかな
そんなのやだなー

誰よりも、ずっと複雑な関係で特別な人で手放したくない人

誰よりも、ずっと貴方の事愛してる自信あるよ
クソ重いけど
許してね

4/9/2024, 1:25:37 PM

ただひとつ微笑めば、誰もがあいつに優しくなった。ただひとつ溜め息を溢せば、誰もがあいつに手を差し伸べた。ただひとつ頬を膨らませれば、誰もがあいつの味方をした。ただひとつ、ただひとつ、ただのひとつ。そのひとつで、あいつは全てを手にする女だった。
「覚悟しておいてくださいね」
 俺の手を掴んで、異常な至近距離で、それはそれは美しく、微笑んで。

 あ、食われる。

 本能的にそう思って、ゾッとした。


"誰よりも、ずっと"

4/9/2024, 1:25:13 PM

「君は僕にとっての宝物だよ」そう伝えると
君は可愛らしく頬を染めていたね
僕はそんな君が今でも愛おしいよ…
君が天国へ向かったあの日から
僕は誰よりもずっと、君を愛していると
ここに誓います

4/9/2024, 1:24:06 PM

誰よりも、ずっとそばにいてあげられたらよかった。本当にごめんね(。-人-。)私が支えてあげられたら、、、  (本当のことではありません。)【誰よりも、ずっと】

4/9/2024, 1:22:42 PM

《誰よりも、ずっと》

だなんて自信を持って宣言できるものなど何ひとつ持ってない、平凡な自分たちこそがこの世界のマジョリティ

4/9/2024, 1:20:00 PM

【256,お題:誰よりも、ずっと】

はじめての出会いは、とうめいなカベのむこうから君がのぞいてくれたんだよね

急にかかえられてビックリして、君のうででおもらししちゃったのは今でもハンセイしてるよ...

君は毎日ぼくのへやの前にやってきて、ぼくのおせわをするお姉さんになにかを言っては
ぼくをだきあげて、まんぞくしたら帰る。みたいなことをずっとやっていたね

ぼくも君がきてくれるのがちょっぴり楽しみだったんだ。
いつの間にかぼく、君のことがこんなにだいすきになってた!

その日は、はじめて君がほかのだれかといっしょにきた日
その日もぼくは同じようにだきあげられて、すっぽり君のうでにおさまった

君のおなかみたいなとこからいつも聞こえる、ドクドクした音がその日はいつもよりはやかったね
君といっしょに来たおおきな人たちは、ぼくのお姉さんといっしょになってなにかを話してた。

何がおこったのかよくわからないけど、その日のうちにぼくはおひっこしをすることになったみたいだ
新しいお家はぜんぶがおおきくて、ぼくは怖がりだから"おしいれ"ってところにかくれて君を困らせたね。ごめんね

でも新しいお家はけっこういごこちがよくって、毎日がたのしい!
何より誰よりもだいすきな君と、ずっといっしょにいれるなんて
うれしくってうれしくって、毎日君をおっかけまわして泣かれちゃったなぁ
ぼくってけっこう"ブキヨー"だから、たまにやりすぎっちゃって君を困らせちゃうんだ...ごめんなさい...

君は大きくなるといろんな所に行かなくちゃいけないらしかった
君がチューガッコー?っていうところに行くときはすごくタイクツだったなぁ...
なにをしに行ってるんだろう?狩り?でもたしか君は狩りが下手だよね...?
仕方がないから君が帰ってきたときは、ボクのおやつを少しあげるね

どうやら僕は君よりずっと早く歳をとるらしかった、その事に気付いたのは
君がコーコーセーになった時で、どんどん大きくなる君に比べて僕は
あの頃みたいなはしゃぎ方は出来なくなっていた、まあまだ全然元気だけどねっ!
でも君がよく付けてる匂いのするすぷれー、あれはちょっとキツいかもなぁ...

君が他の誰かと暮らすことを伝えにきた日、知らない大きな人が君といっしょにいて
びっくりしたのと、君を取られたくなくて吠えちゃったけど、あの人が嫌いな訳じゃないんだよ
君が幸せになってくれるならそれでいいんだよ、君がその人と家から出ていくとき
あの日よりも大きな手で僕の頭を撫でてくれたよね、きっともうお別れの時がすぐそこまで来てるんだ

でも僕は、最後に君に会えたから。幸せだよ


君の声がするなぁ、懐かしい...あの頃みたいな高い声じゃないけど、落ち着いてて
でもあの頃と全く変わらない、僕のことを思ってくれてる...優しい優しい声だ...

『レオっ!レオ苦しいのっ?!レオ...!』

なんでそんなに泣いているの...?...ああ、もうお別れなんだね
...今までありがとう、最後に会えたと思ったのに、最後の最後まで君は僕を心配してくれる
誰よりも、ずっと君のことを見ていた僕だから分かるよ

『レオ...ッ、!...行かないで...』

君はこれからも幸せになり続けてね...!僕のこと...忘れないでね!

また新しい誰かに、僕みたいな幸福の名前を付けてあげて

title.名前はレオ

4/9/2024, 1:19:24 PM

誰よりも君を想ってる
他の人が思うよりずっと
君の瞳に私は写っているのかとか
私のことをどう思ってるのかとか
気になってしまう

4/9/2024, 1:16:51 PM

そんなに褒めないで。

「いやぁ〜本当に先輩って凄いですよね!」

「まぁ?俺が凄いのは当たり前過ぎ太郎って感じなんだけどな!ありがとありがと、笑」

だって俺は凄いもん。

「本当に先輩って、〇〇が出来て、しかも〇〇も出来ちゃって、前の試合、最後まで見てましたよ!〇〇のフォローをしながら〇〇のフォームで点数を入れて、試合に勝ってたの!しかも、〇〇が〇〇で〜」

「!?…、えあちょちょっとま、待て」

「?何動揺してるんですか?先輩。先輩の凄いところを褒めてるだけですけど。」

「いや、その、…あんまり俺を褒めるな、何か、恥ずかしくなってきたわ。」

_____________ちょっとした雑談______________

実は俺もこれ(今日の小説の先輩側)なんですよね。

褒められるのは当たり前って感じなんですけど、褒められ続けるとマジで恥ずかしくなる。

何か本当に恥ずかしくなる。

4/9/2024, 1:13:42 PM

ずっとが続くけど
ずっとは続かないもんなんだよ
だから今を大切に、なんて
もう聞き飽きたよ

#誰よりも、ずっと

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