視線の先には』の作文集

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視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/20/2023, 10:08:50 AM

擬人化注意

視線の先にはいつも、あなたがいました。
あなたをめで追い出してから、もう何年になるでしょう。
初めてあなたと出会ったのは、忘れもしない7年前の夏でした。
あるお店にふらりと立ち寄った私は、そこであなたの姿を見かけました。最初はただ、他の型と並んでいただけなのに、あなたはただそこにいただけなのに、私はあなたの佇まいに目が吸い寄せられました。そしていつの間にかあなたを手を取り、熱い眼差しを注いだのです。
それが、あなたとの最初の出会いでした。

あなたと出会ってから、私の人生はガラリと変わりました。かつて付き合っていた、私のかつての相棒では満たされないものを、あなたは私に与えてくれました。

あなたを守るために、私は防護をするという名であなたの真の姿を表に出すようなことをしません。あなたというとても繊細な存在を守るためなら、私はいくらでもあなたに貢ぎました。そう、いくらでも。
あなたの為なら、誰がなんと言おうと私は食費を削ってでもあなたとともにいることを選びます。

そして、私はあなたの姿を日々追いかけるようになりました。
あなたが、私の目の見えるところにいないと不安でどうしようもなくなってしまい、いつもあなたを探しています。

そうして、私はあなたをずっと捕まえて話さないのです。
でも、自分は平気で長電話をします。
あなたには傍を離れることを許さないにも関わらず、自分は平気であなたから離れ、ある日はあなたを鎖で繋いだまま眠ります。

そして、あなたの声で目を覚まし、1日が始まるのです。
私はあなたの表面を愛撫して、アラームを止めるとベッドからモゾモゾとあなた―充電の終わったスマホ―を取り出すのでした。

お題 視線の先には

7/20/2023, 10:05:48 AM

視線の先には


 連日残業続きだった仕事がようやくひと山越えた会社からの帰り道、疲れた身体を引きずるように最寄駅の改札を出た。ここから、自宅のアパートまで10分歩かなければならない。しかし私は改札を背に力尽き、それ以上前に進むことができなくなってしまった。喧騒の中、同じように会社帰りと思しき人々が私などまるで存在しないかのように立ち止まった私の傍らを通り過ぎ、家路を急いで行く。しばらくするとその人の波も引き、私はただひとりぽつんとそこに佇んでいた。
 ふと、見上げた視線の先には、夜空に美しく輝く夏の大三角。街あかりのあるこのあたりにもその見えない線で繋がった三角形ははっきりと見えた。
「左上に見えるのが、こと座のベガ。右下に見えるのがワシ座のアルタイル。織姫と彦星だよ」
 と言って、私に教えてくれた穏やかな声が耳に蘇る。大学で天文学を学んでいた彼とは小学校からの幼なじみで、子どもの頃は、学校でもらった星座早見盤を持って夜の空き地で星空観察をした。大人になって恋人になってからも、夜のベランダで、キャンプ場で、露天風呂の中から、ありとあらゆる星空を彼といっしょに眺めてきた。
 けれど、その彼はもういない。不慮の事故だった。
 私は耳に残る優しい声を振り払うように頭を振った。鼻の奥が痛かった。唇を噛んで、鼻から息を吐き、よし、ともう一度気合いを入れて私はまた一歩を踏み出した。
 会いたい、その言葉を涙と一緒に飲み込んだ。
いつか、私が星になるときまで、暖かなその瞳で見守っていてください、そう、胸の中で呟きながら。

7/20/2023, 10:01:32 AM

「視線の先には」

春に産まれた
子猫が五匹
うちの軒下
遊んでる

みんなまとめて
面倒みるか
そんな気になり
やや危険

7/20/2023, 9:49:47 AM

「視線の先には」


ふと空を振り仰いだ君の視線の先に
環天頂アークの彩り
私の視線の先には君の得意げな顔

7/20/2023, 9:44:01 AM

title of the day
- 視線の先には -

怒って白目を向くキミ。
私を呼んで甘えた声で足に纏わりつくキミ。
いたずらして変な笑顔で誤魔化そうとするキミ。
私を見つけて笑顔で走って抱きついてくるキミ。
鼻にアイス付けて「みてみてー!」とはにかむキミ。
隣でスヤスヤ眠るキミ。

視線の先に映る全てのキミを
映像にして全て残しておきたい。
だって成長はあっという間で
嬉しい反面、寂しいから。

7/20/2023, 9:32:39 AM

【視線の先には】
いつもあなたがいる。
目で追ってしまう、あなたのこと。
気付けば視界の中に、頭の中に。
こころのなかに。

7/20/2023, 9:30:07 AM

サラリと音がしそうな、艶々とした長い黒髪を耳にかける。その仕草だけでも、他のクラスメイトとは違う、大人っぽいと感じてしまう彼女。
ただ黙々とノートへ書き込みをしていく、その姿をこうして眺めているだけでよかった。
彼女と俺とでは、違う世界の住人に思えたから。
凛とした美しさは、俺には眩しすぎて。だから最初から諦めていた。

ある日から、彼女に変化が訪れた。みんなは、気が付いていないと思う。
いつものように彼女は、自分の机から本を取り出す。そして、その本を優しく撫でて、ふっと笑顔を見せるようになった。
それは見たことのない、とても優しく美しい微笑み。

花が咲いたような表情とは、きっとこういうことなのかな。


何が彼女をそうさせたのか、自分の中に知らない感情が芽生えてしまいそうだった……


たまたま、彼女が図書室へと歩いていて行くのが見えて、思わずあとをついて行ってしまった。後ろめたさも感じたが、何か引っ掛かりを感じたから。
図書室に近づくと、彼女は珍しく歩くのが早くなった。その時、何かを悟ってしまった気がする。


知りたくなかった……でも大人なら勝ち目がないや……


図書室には入る勇気がなく、入口からただ彼女が笑顔で話す相手をただ虚しく眺めているだけだった。


『視線の先には』

7/20/2023, 9:27:18 AM

『視線の先には』

僕の見つめる先には君がいる

いつも僕に気づいていないけど

僕はずっと君を見ているよ

僕しか知らない君のこと

もっと教えてね

7/20/2023, 9:09:41 AM

部屋の隅、なにもない角。
なのに何故そこをじっと見つめるのか。




お題:視線の先には

7/20/2023, 9:07:17 AM

目線の先にはいつも
「"友達がいる"」
学校で嫌なことがあっても
ひどい事をされても
目線の先にはいつも
「"友達がいる"」から
悩みを聞いてくれたり
はげましてくれる
なんでも相談できた
目線の先の友達を
"親友"
と呼びたいぐらいだ
本当に"友達"が居て
よかった

7/20/2023, 9:04:05 AM

『視線の先には』

愛猫がいます。
ブルーの瞳に真っ白な毛並みの女の子です。
優しい彼女との時間は安らぎであり、癒やしです。

そんな彼女が、時折、ジーッとあらぬ方向を見つめることがあります。視線の先には、何もありません。
何が見えているのか、気になります。
(ちょっと怖いけど…)

7/20/2023, 8:43:19 AM

視線の先には「綺麗」があった。
いつだって僕の横に居てくれる「綺麗」が。
僕は「綺麗」が好きだった。
透きとおっているその純粋さも、日に反射して煌めくその好奇心も。

いつしか「綺麗」はいなくなった。
僕の目の前から姿を消した。
気付いたときには遅いとはこのことだ。
悪かったのは僕だろうか。
それとも自分の存在価値を僕に伝えなかった「綺麗」だろうか。
多分、「綺麗」は戻ってこない。

でも僕はまだくたばらない。
「綺麗」を溶かした僕も
僕の言いなりになった「綺麗」も
僕らはいつだって唯一無二の存在だ。
そう、「綺麗」は死んでない。
僕の視界からいなくなっただけだ。
僕の中に「綺麗」は溶けている。
もう取繕えない程に残酷な姿でも
「綺麗」は僕の中にちゃんといるのだ。

あぁ、
「綺麗」が溶けていた自分の体を再生しようと
僕ともう一度融合しようとしている音が聞こえる。
残念だったね「綺麗」。
君はもう僕の中から出られない。
恨めばいい、僕を。
君は謙虚だ。
君は僕を恨めやしない。
君は気づいているはずだから。
僕が「綺麗」を愛していることに。
いっそ恨んでほしいよ、僕は。
そうすれば僕は眼の前のガラスに映る「奇麗」な僕を快く受け入れられるのに。

君は優しいんだね。
僕を抱きしめる必要なんかないんだよ。
体の中から抱きしめられてる。
この感じ嫌いじゃない。
僕らにしかわからないこの感覚。
愛してるなんて言わないで。
僕も君を愛してる。
だけど僕は君を当たり前のものだと思ってしまっていた。
僕の罪は重いね。

あれれ。
もう完全に溶けちゃったかぁ。
僕はもう「奇麗」になったんだね。
「奇麗」な僕になる前に言いたかったよ。

「    」

7/20/2023, 8:19:58 AM

#110 空色に重ねるセンチメンタル

誰も知らないけれど、
私の視線の先にはいつも彼が居た。
でも、彼の視線の先にはいつもあの子がいる
そして、おそらくあの子も彼と同じ気持ちのように見える。

残念ながら、私と彼は一度も視線が交わることはなかったし、この先もずっとなさそうな気がしていて、
2人の間に割り込んで自分の気持ちを伝えるだけ伝える「ダメもと」もアリかもしれないと迷っていると、

「そこまで頑張るほどのことかしらね〜?」
賢いふりをしていたい自分がささやいた。

.....

誰にも悟られないよう
ふぅっとため息をついて
こっそり抜け出して屋上に出る。

久しぶりに『彼』を視線から外すと
その視線の先には梅雨明けの空

昨日までの梅雨空を夏が押しやったばかりでまだはっきりしない水色の空。

でも、きっと来週になれば
コバルトブルーの夏空になるのだろうね。

私はエイッと空に向かってひと伸びをすると
空色に重ねたひとときのセンチメンタルを屋上に置いてオフィスに戻っていった。

まだまだ賢いふりを続けていたいから...。

お題「視線の先には」

7/20/2023, 8:03:40 AM

貴方の視線の先には
僕の姿はないのだとしても
恋は何もかも変えてしまう
僕一人を見つめてほしくて
僕は貴方を愛しているから


〈視線の先には〉

7/20/2023, 7:56:52 AM

【視線の先には】


近所にショッピングモールがあってよかった。
食料品に日用雑貨、服や装飾品をまとめて買える。
飲食店でご飯を食べられるし、喫茶店で休憩もできる。
退屈しないので、彼とのお出かけではよく訪れている。

今日も、ピアスを見たいと言う彼と雑貨屋に入った。
服を見る女性のように、彼もこだわってじっくり選ぶ。
その間、私はそばを離れて気ままに店内を見て回る。
強い興味はないけれど、初めて見るものには心が踊る。

この雑貨屋は二週間ほど前に訪れたばかり。
それでも、新商品がいくつも出ているから楽しめる。
特に目を引くのは、黒猫のマグカップ。
持ち手が尻尾になっているデザインが可愛らしい。

「おまたせ」釘づけになっていると優しく肩を叩かれた。
「何見てたの?」彼が手元を覗き込んで視線を辿る。
「んー、いろいろかな」言いながら手を引いて店を出た。
危なかった。これ以上見ていたら買いたくなる。

今日の私の目的は小説を買うこと。
前に買った一冊を読み終えたので、次の本を選びに来た。
彼は飲み物を買ってくる、と離れていったので今は一人。
目移りして時間がかかるから、ちょうど良いのかも。

会計を済ませて本屋を出ると、彼が戻ってきていた。
「あれ、飲み物は?」彼はリュックの外側に入れるはず。
「飲みたいのがなくてさ」そのくせ中身は膨らんでいる。
増えた荷物の謎は、帰宅後に明らかになった。

「欲しいかなって」それは耳の垂れた犬のマグカップ。
笑ってしまった。思い返せば黒猫の横にいた気がする。
「間違えた?」と不安そう。確かに違うものだけど。
「ううん、ありがとう」彼の買った、これがいい。

7/20/2023, 7:49:38 AM

視線の先には(2023.7.19)

最近、幼馴染のカオルの様子が、なんだかヘンだ。
いや、別に普段から完璧な優等生というわけでは全くないし、怪我とか病気とかそういう類ではないと思うけれど、何か後ろめたそうな態度をとるのだ。
「ねぇ、カオル、聞いてる?」
「…お、おう。なんだよ?」
今だってそうだ。いつもだったら馬鹿みたいに元気そうなくせして、今はなんとなく気まずげな様子だから、余計気になる。私がじっと見つめると、必ずふいっと視線を逸らすのだ。これは、何か隠しているに違いない。
ふと、カオルの逸らした視線の先を見てみると、合点がいった。クラス一の美少女、花山さんだ。なるほど、カオルは私に意中の女の子を知られたくなかったというわけか。
納得がいった私は、生暖かい笑みを浮かべて、
「ま、頑張れよっ!」
と言って、カオルの背中を軽くたたいた。
カオルはなんだか困惑したような顔をして、大きくため息をついたけれど、そんなに知られたくなかったなら、もっと隠す努力をするべきだ。なにせ、幼馴染様には全てお見通しなのだから。

*****

最近、幼馴染のサキの様子がなんだかおかしい。
いや、別にアイツは昔からそそっかしいやつだし、そんなところもかわい…いや、そんなことはどうでもいいのだが、なぜだかときどき俺の方を見ると、にんまりと笑ってサムズアップするようになったのだ。全く意味がわからない。こっちは、そんな笑顔を真正面から見てしまって胸の高鳴りを抑えるのに四苦八苦しているというのに。
全く、幼馴染様は理解不能だ。

7/20/2023, 7:41:12 AM

「視線の先には」

私をいじめていた人だかりの向こう、自身の視線の先にはニヤニヤと笑う親友の姿

7/20/2023, 7:05:35 AM

視線の先には私の好きな人がいる
とても綺麗でクールな彼がいる
でももうすぐ会えなくなる
長期の休み
彼も私も変わってしまう

7/20/2023, 6:34:02 AM

夢見ていたあの頃の視線の先には
何よりも眩しく輝く光があった
今思えば、憧れの気持ちで見えていなかっただけのことだ
その場所に立ってみれば、光の正体は何でもないものだった
それでも、僕は今まだここに立っている
ここでなければ魅せられない
僕にしか作れない光で世界を照らしていきたいから

(視線の先には)

7/20/2023, 6:33:37 AM

「視線の先には」

私は事故で両目の視力を失った。
それでも幼なじみの男の子は私のそばにいてくれた。
私にはなにも見えないから、彼が何を見ているのかわからない。
彼の視線の先にはなにがあるんだろう?

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