『視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
視線の先には
色とりどりのライトに照らされる、五人の女の子。
現実から切り取られたようなステージの上で、それぞれのメンバーカラーのスカートが舞い、髪が跳ね、とびきりの笑顔が振りまかれる。
DVDになっても変わらない輝きを存分にたたえた、誰もが羨むアイドル。
サビに入る直前、カメラが切り替わった。
ぱぁっと、推しが画面の向こうに笑いかける。
もう、推し以外なにも見えない。
適当な話の中でも、なんとなくわかるくらいに返事が鈍くなったので、振り返ると、目線はぬいぐるみに向いていた。
ふむ。店先のものならまだ良かったものを、熱い視線を受けるそいつはクレーンゲームの筐体の中、ころりんと転がっている。
やだなあ。でかいアームでぱくっとくわえて持ち上げるタイプ。あれ面白くないんだよなあ。
頭の中で、出てく2000円そこらの金と、あんまり面白くないゲーム性と、熱視線の主を天秤にかけてみる。
いや、分かりきってるんだけど。
「欲しいの?」
え、と声を上げてゆっくり首を振っている。いいや、聞いては見たけど別にいいんだ。見たいのはそんな顔じゃないのだから、自分がやることはひとつ。
500円玉を景気よくぶち込んだ。わあ、と隣で声が上がる。ようし、なんとか3000円以内には収めるぞ。
呑気にころげるぬいぐるみをキッとにらみつけた。
《視線の先には》
360度 暗闇が広がっている
なのに、あの人だけは見える、、
もう、隣の席は埋まっているのに。
来世、いや、今でも、手段を選ばなければいい
そのための「暴力」なのだから。
視線の先には⋯
愛しいあの人が立っている。
嬉しくなって小走りに近づいてみるけど一向に距離は縮まらない。必死で近づこうと走ってみても距離を保ったままでいる。
切なくなって大声で泣いてたらそこで目が覚めた。
夢で良かったと思うと同時に現実にならない事を祈るばかりである。
視線の先には。
野次馬達が群がる道路
その中で数人が手当をする
安倍元総理大臣銃殺事件。
その時、私はあそこにいた。
ちょうど演説が始まってから5分ほどだった頃だろうか。パァン、と、銃声が鳴り響いた。
咄嗟に目を向けた。
視線の先には、腹部が赤くなっている安倍さんがいた。
数秒間、私は時という存在を忘れていた。
何秒か経ったあと、周りの人が手当をし始めた。
医者は?救急車はまだか?看護師さんはいらっしゃいますかー?
まるで映画のような光景だった。
そして、その5時間後。
安倍元総理大臣、死去。
そのニュースが目に飛び込んだ。
統一教会の信者の母が原因で起こった事件だ、だの何だのかんだの言っていたが、安倍元総理大臣がなにかしたのだろうか…?
…もう、書くのはここまでにしよう。
唯、真っ直ぐに進む道を歩いていた
下を向いて、歩いていた
ふと、前に影が見えた
立ち止まって前を向いた
視線の先には
僕の友人がいた
もういない友人が
僕も死んでしまったようだ
# 68
鏡に映る自分
見つめるほど
涙が溢れてひび割れる
亀裂から暗闇が漏れる
ぎょろりとした目が
こちらを見ている
頭の中に焼き付いて
囚われて檻の中
―視線の先には
視線の先にはいつもあなたがいる。見覚えのあるその歩き方が視界に入るだけで、ぐっと目がひき寄せられる。だからなのか。久しぶりに会っても私はあなたをよく知っている。
♯これは恋でしょうか。
私の視線の先にはいつだってあなたがいた。
出会った時はワクワクして、あなたのことが知りたくて、私は釘付けだった。
数年して、あなたといることが当たり前になった。
ワクワクも無くなって、側にいることがもう当たり前になって、あなたに目を逸らした。
さらに数年して、あなたが病気になった。
突然の出来事に、もしもを考えてしまい、冷や汗が止まらなかった。
ああ、もっと見てあげれば。
ああ、もっと話してあげれば。
ああ、もっと、もっともっともっともっと。
余命宣告をされた。と、言うよりも。
お薬を飲んでも、どれだけお医者さんの言うことを聞いても、悪くなるばかりだった。
今、振り返れば大切な存在だった。
替えなどいない、大切な存在だった。
天国なんて私は何一つ信じやしないけど、あなたは絶対私が幸せに出来なかった分、天国に行って幸せになっていて欲しいと。
幸せにしてあげられなくてごめんねと。
大好きだと。
アイドルというステージ立つ人間にとって
自分だけを見つめる人間がが誰もいないというのは不名誉なことだ。
私が視線で捉えられるのはステージの照明係と音響係だけ。
彼らは仕事だからこちらを見ているだけで、私に興味があるわけではない。
観客と目が合うという経験をしてみたいと
私は切に願いながら
今日も自分と目を合わせてくれる誰かを探すのだった。
塾からの帰り道
赤信号になったときに夜空を見上げると流れ星が!
周りの大人は
地面か信号か携帯を見つめてた
ちょっと得した気分
何が見える?
どんな風に見える?
まだ何も知らない綺麗な瞳には何が映っているの?
憎らしいほど真っ白で
これから何色にでも染められる
愛らしくて愛おしい
貴方にはこの世がどんな風に見えているのだろう
『視線の先には』
視線の先には
空(くう)を見つめる虚ろな目
視線の先には、何が見えているの?お母さん‥
認知症の母が、施設のベッドに横たわり、虚ろに天井を見つめるその目‥
こちらの心まで虚ろにはなります。
視線の先には、僕がいる。
、、
視線の先は、きれいになった。
でも、湖は汚くなった。
視線の先には、何もない。
視線の先には、誰も居ない。
視線の先には、誰かいる?
視線の先には、楽しそうなひと。
視線の先には、泣いているひと。
視線の先には、おこっているひと。
視線のさきには、よろこんでいるひと。
しせんの
しせんの、 しせ のさ には
もう、なにもない。
すべてのぼくも。なにもかも。
ぼくは、、、
すい死たい。
"視線の先には"ごめんなさい。
気づいたら、目で追っていた。
名前は“ヒロト”先輩。みんながそう呼んでるから分かったけど、どういう漢字なのかは知らない。10月生まれ、天秤座、O型。サッカー部のキャプテン。チーム1のムードメーカー……ではなくて、ヒロト先輩はあんまり笑わず、常に冷静な人。でもそこがいい。
ある日、グラウンドを横切る時にすごい歓声が聞こえて。何だろうと思って覗いてみたら先輩がいた。豪快なドリブルとシュートを決めて力強くガッツポーズをした瞬間を見た時、もう私の目は先輩から離せなくなっていた。成程これが一目惚れなのかと思った。
相も変わらずにサッカー部の練習を眺めていたある日。ドリブル練習をしていた先輩が不意に顔を上げた、その時にばっちりと目が合った。先輩が私のことを見た。初めて目が合った。それだけでもう心臓が大変なことになっているのに、なんと先輩が、笑ってきたのだ。こっちに向かって。嘘でしょう。勝手に独り言が出ていた。憧れの先輩がこっちを見て笑っている。想定外のことが起きて、どうしていいか分からなくなってしまう。手でも振ってみようか。ゆっくりと右手を上げた私のすぐ後ろから、ヒロト頑張れーと声がした。先輩の名だ。先輩はそれに反応して手を上げる。まるで私に振ってるかのようにも見える。
ちょっと待って。もしかして、と思って振り向くと、そこには女子生徒が1人立っていた。その人も手を振っている。
「……え?そう、なの……?」
もう頭の中のことが全部、言葉に出てしまっていた。2つ分かったことがある。1つめは、想定外のことが起きるとどうしていいか分からなくなってしまう、プラス、思ったこと全部口に出てしまう。
2つめは、先輩の視線の先がこの女の先輩だったということ。
その人は私の横を通り過ぎヒロト先輩のもとへ小走りで駆けていく。それはそれは幸せそうに。
なんだ、私じゃなかったんだ。やっぱりね。そりゃそうか。この一連の感情ももちろん、口から出ていた。けっこうな独り言を呟きながら、私はグラウンドから離れた。さようなら、私の初恋。
「視線の先には」
いつも君がいる。
憎らしくて見たくもないはずなのに
いつまでも見てしまう。
見惚れてしまう。
僕がもっと完璧なら、君と釣り合うような存在だったなら…友達に
凡人はどう足掻いても君のような天才には届かない
だから見つめるだけ。ただそれだけ。
神様、どうして僕に彼女のような才能をくれなかったのですか。なにか悪いことでもしましたか。
本当に、残酷な世界だ。
視線の先にはいつも君がいた。
皆の中心の君は誰よりも輝いて見えた。
そんな、輝いてる君をもう見れなくなるなんて・・・
僕は事故で両目を失明した。
何も見えない世界はとてもつまらなくあんなに輝いていた君さえ見えない。
それがどれほど辛く、悲しいものか・・・
君にはわからないだろう。
光を失った世界でこれから生きていかなくちゃいけない僕の
「視線の先には」
もう君はいない。
しまった
そう思ったときには、もう遅かった
君の視線の先には彼がいた
僕は、君が恋に落ちる瞬間を見てしまった
ああ、それよりもずっとずっと前から、僕は君に恋しているのに
お題:視線の先には
視線の先にはいつも推しがいる
推し以上の人はこの世に居ない
なのに
いつも可愛い可愛いと言ってくる君
正直やめて欲しい
告白をしてきて嬉しかった
その時は嬉しくて断れなかった
でも家に帰って我に戻った
私は最低だ
君は私のことが好きなのに
私は嘘をついて君のことを好きと言った
本当は好きじゃない
君のことなんて
お願い別れたいよ
君の顔も性格もなにも好みじゃない
君は私の推しに勝てっこない
別れたい
自分勝手でごめんなさい
でもほんとに別れたい
アタシの視線の先には
大好きな人(猫)。
動物だけど、アタシは人と言う。
何匹じゃなくて、何人。
今宵も大好きなあの人が
視線の先に…
そして
アタシはムギュってやって嫌がられるとゆー
梅茶々