『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は、あなたのことが好きだ
私は、私のことが好きだ
でも、欲しいのは、愛してるのは
その肉体じゃないんです
その心だけ欲しいのです
私の心だけ受け取ってください
顔なんていらない
私は目を見て話せないのだし
見つめるその目が無条件に怖くて
だから、心だけでお話しましょう
お互いの心の深いところだけで
現実感なんて全くないところで
天使が下界を眺めるように安らかに
パソコンも、論文も、客も、先生も、生徒も、就活サイトも、恋人も、家族も、仕事も、明細も
なんにも見なくていいから
難しかったら二三冊の本を使っても構わないから
私たちだけの世界で話そう
体はもう、いらないの
現実はもう、いらないの
美しいあなたの心だけ
それだけ持ってきてお話しましょう
見つめられると
単純に、怖いと思った。
もともと人間の目は嫌いだけれど、彼の目は他の誰よりも恐ろしかった。猛禽類が獲物を捕捉した時の、あの目。いのちのひとつも逃さないというような、あの目に見つめられると、僕は、僕は、僕は──
小刻みに震える体
今にも涙が零れそうな潤んだ瞳
そんな目で見つめないで
いま食べたでしょ
オヤツはもう終わり
やめて、見つめないで、、、
、、、あと一個だけだよ
ポメラニアンの可愛い瞳に
いつも負けてしまう
見つめられると、ドキッとする。
上司だったら、何かやっちゃった?って焦ったり、意見を求めてるの?って思ったり。
同期や友人だったら、何?どうしたの?って気軽に聞いたり。
子供だったら、見つめて笑顔になって。
好きな人なら、どんな気持ちで見つめてくるんだろう?嬉しいけど恥ずかしい。
変な所ある?何々?焦って変な事しそう。
可愛い、綺麗でつい見てたって言ってくれたら。嬉しくて、あなたの笑顔が見たくて。
二人、微笑ましい雰囲気になれたら。
君の瞳に見つめられている時
午後の柔らかい陽だまりに似た
微睡むような安心感に包まれる
それは君が側に居る証拠だから
見つめられると
見つめられると、自分自身に意識が向く。自分とは何者なのか?と。果たして自分は、この世に多数派の一員として生まれて来たのか?少数派の一員として生まれて来たのか?と。まず初めに社会がある。そこに生まれてくる。そして世の中は多数決で決まる。それがこの世なのだ。
そんなに見つめられたら私の心臓がもたない
付き合い始めて3回目のデート
まだ緊張はあるけどその一瞬が楽しかった。
[凛ネイル変えたの?可愛いもうちょっと見せて]
デートの前日に季節に合わせて変えた。
一瞬で気づいてくれて嬉しかった
けどあまりにも早くてびっくりしてしまった。
[ありがとう、はい]
そう言って左手を彼の方に差し出した。
[ミモザか?優しい感じ凛にピッタリ暖かい雰囲気だし]
[詳しいね花はあんまり興味無いって言ってたのに]
前に花はあんまり興味無いんだよねって言っていた。
[それは凛に会う前だよ今は興味ある]
[知ってる?ミモザの花言葉]
たしか友情とかだったような気がする。
花でそこまで盛り上がるなんて思いもしなかった。
ずっと彼は私の手と顔の方を見つめていた。
こんなにじっくり優しい顔で見られたら、口が緩んでしまうのに
[なあちょっと後ろ向いて]
私は言われたままにした。
彼の大きくて力強い手が私の首に触れてミモザのハーバリウムのネックレスがそこにあった。
[もうすぐ誕生日だからちょっと早いけどおめでとう]
不意打ちだった
もう私の顔はドキドキとキュンで真っ赤になってるだろう
[ありがとう可愛いセンスあるじゃん]
お題[見つめられたら]
No.12
見つめられると__
じー、、、
「、、、」
じー、、、
「、、っ、」
「な、なに、?」
「あ、いや。髪切った?」
「!」
「き、切った。」
「あー!良かった。スッキリした〜」
そう言って去っていく彼の背中を見つめながら
私の顔の熱が上がってゆく。
恋は私をおかしくさせる。
友達なら見つめられても顔が赤くなったり
顔が熱くなったりしないの。
でも
彼に見つめられると顔が赤くなって熱くなっていく。
あなたが私を見つめるとき
私は私の身体じゅうの細胞を研ぎ澄ませる
あなたから送られてくる狂おしいほどの愛を
ひとつも余すことなく
きちんと受け止められるように
【見つめられると】
見つめられると
じっ、と曇りのないような瞳だった。心の奥底を見透かすようなその目に居心地が悪くなって視線を逸らす。
自分を守るようなその行為が本当は違うことに気がついたのはきっと偶然だった。
その瞳を見るだけで、相手の機嫌だったり、感情だったりをわかっていたのは自分の方だったのだ。目は口ほどにものをいう、なんて言うけれど、それが理解できた瞬間、目を逸らしてしまいたくなるのはきっと相手の本心に気づいてしまうから、わかってしまうから。
それがどれだけ自分の心をすり減らせるのかをきっと無意識のうちによく知っていたのだ。だから、今日もその瞳から逃げるように目を逸らした。
……あぁ、まただ。
ふと重なった視線を、思わず逸らす。
いつだって真っ直ぐで、真剣で、妥協を許さないそれが、煩わしいくせに心地よくて。
その度に、なんで自分なんだろうって、不思議で仕方なくて。
けど、失いたくないって思うくらいには、大切なもので。
ーーーらしくないな。
ため息混じりに取り出した煙草を止めたのは。
「……何?」
「相変わらず、ですね」
綺麗な指先と、耳障りのいい声。
「少しは頼ってください。それとも、頼りたくないくらい軟弱者に見えますか?」
射貫くような、真っ直ぐな視線に囚われる。
ーーーあぁ、やっぱり捕まった。
どこまでも真っ直ぐな眼で”見つめられると”、全部さらけ出したくなるから、頼れないって。
いつになったら言えるんだろう。
見つめられると
「怖いな」
「なにが?」
きょとん と擬音を当てたくなるような,キャラメル色の瞳に見つめられて,ようやく自分が声を出していたことに気がついた。
さっきまで読んでいたはずの小説は栞を挟まれ机の横に避けられている。
「いや。なんでもない」
「そう」
不満げな眼差しで数秒,納得できないと二三度 瞼が瞬く。それでもやがて引き下がった。
それから,次の瞬間にはまた何でもないように,本を手に取って視線を落とし口を噤んだ。
声が上げられることのない静寂の空間。ただただ呼吸とページをめくる音だけが響く。
一人と一人が重なった時間。それは日の差し込んだ図書館のような,どこか不可思議な特有の空気が流れる。
そんな空気に酔わされて 娯楽の為なはずの文章を紐解くようになぞる表情を眺めながら,問いかけられた言葉の返事を 一人考える。
怖い。なにが。『(真っ直ぐな)その視線が』
なんて言えるわけがない。理由を聞かれても説明できない。だって自分自身よくわからない。
わからない思いを無理やり あえて言語化するのなら,きっと僕が臆病だから なのだろう。隠している心の奥を覗かれるようで,互いが違う生き物だと まざまざと見せつけられるようで,どうしようもなく恐ろしくなる。
揺るぎない 不躾なほど真っ直ぐな 氷細工の太刀のような視線が。第三者のエキストラであることを許さないから。誰にも染まらない凛とした姿勢が。間違うことも躊躇うことも否定するから。なんでもないように核心をつく言葉が。正しさだけを示し続けるから。
今回の作品は気に入ったのか,柔らかく緩んだアーモンド型を見ながら思う。"瞳は心の鏡"いつかどこかで見たそんな表現が妙に腑に落ちる。そんな瞳の持ち主だと。
飾り気も誤魔化しもない そんな性質がとても好ましくて,酷く眩しくて やっぱり恐ろしい。
ああ,これはまるで。
「鏡みたいだから」
誰にも聞こえないように 空気だけを震わせるように呟いた端的な理由。聞こえているのか いないのか,今度は疑問が投げかけられることは無かった。
テーマ : «見つめられると» no.7 - 66
十中八九逸らしますよ。
横とか下とか
そんな…見つめられることなんて
あります!?
ないないないない!
当然見つめることもありませんよ。
寧ろ人の顔面をあまり直視してないです。
いや、シャイなわけではないんです。
己の姿を記憶されることに怯えているのか
悪いことをしているわけではないのに
空気でいたい忍びのような気持ち。
この世のエキストラでいいんです。
愛してる。君がそう言ってくれたとき、同じ想いを抱くことができなかった。ごめんね、ごめんね。君をみつめながら、言葉にならない言葉で問いかける。とめどなく涙があふれてくる。どうして泣いているのだろう。すきですきで仕方がないほどすきだったのに。どうして泣いているの、と不安そうな顔で君が見つめてくる。目の端に溜まった涙を手でぬぐいながら、すきだよ、ともう一度伝えられる。どうして涙が出るのだろう。頭の中がぐちゃぐちゃになっている。複雑な感情が心をかき乱す。ああ、私は他の人を想ってしまった。今、目の前にいる君ではないあなたのことを。ごめんね、ごめんね。こんなことになってしまって。私はもう君とは一緒にいられないかもしれない。愛してる。崩壊寸前の2人をつなぐ5文字の言葉。たった5文字に込められた、君の精一杯の想い。
ひとときも離れることなく過ごした君との毎日。楽しいこと、辛いこと、たくさんあった中で、支え合いながら過ごした5年間。あまりにも長く一緒に過ごしてしまったせいで、離れられなくなっていたのかもしれない。言葉の暴力で君を傷つけてしまっていた私。どれほど君の優しさを踏みにじってしまったことか。それでも私のそばにいてくれた君。
しかし、私は君の隣から去った。別れるという選択を迫ったとき、君は永遠に一緒にいようと言ってくれた。私が、心から望んだその言葉。別れを告げなければ聞くことのできなかったということに、悲しみと
虚しさを覚える。君との将来を思い描くほど、2人の関係性を前に進めようとしてすれ違ってしまったね。運命の人だと思って疑わなかった。ずっと一緒にいたかった。でも、叶わないんだ。そう思ったとき、私の中で赤い糸が切れる音がした。ぷちん。結ばれることのなかった2人。残酷な現実。
2人を引き裂いたのは、夢だった。小さいころから夢みた職業。夢を叶えるために切磋琢磨し、励ましあい、大変な時期を乗り越えた。夢を掴んだのは、君だった。私の心が死んだ。
君のまなざしに、あふれ出る優しさに惹かれた。惹かれてしまった。2人が両思いになるまでに時間はかからなかった。まるで一緒になることが必然だったかのように。
君は私にはないものを持っていた。図書館で出会った日に、目を惹くものがあった。運命の人なんだ、と思っていたけれどそうではなかったんだね。夢の職業になれる才覚を備えていた君に、無意識に惹かれたのだ。君のことをずっと見下していた私。合格発表の日に、実力の差と才能の無さを突きつけられた。死にたい、そう思った。何のために、努力してきたのか。何のための、人生なのか。自分の存在意義がわからなくなって、自分を責めて君を恨んだ。私が叶えられなかったのは君のせいだとも思った。一緒に合格しよう、と約束したのに1人で合格してしまうなんて。君よりも私のほうが一歩先を歩いていると思っていたけれど、実際にははるか彼方を歩いていた。君を慕う気持ちと憎む気持ちとが混在するようになった。君の成功が私の不幸となり、私にのしかかる。君と一緒にいたいのに、君の活躍をそばで見守るのが辛くなった。夢を諦めることもできなくて、ただただ終わりの見えないゴールに向かって共に走り続けた。努力が身を結ぶこともなく、夢は夢となって散ってゆく。君を罵ることしかできず、君を傷つけてばかりいた。歪んだ関係性。付き合うときだって、別れるときだって、言い出すのは私だった。もう、これで終わりにしよう。君との別れを決意した。自分のために、君のために。5年間、支えてくれて心からありがとう。人をすきになることを教えてくれたのが君でよかった。とてもすきでした。幸せになってね。
見つめられると
なに〜?って聞いちゃうんだ
だって
あなたが
私を好きかもしれない
何かを伝えたいかもしれない
心の中までのぞいてくるかもしれない
それから
なんでもないって
隠されたかな
でも私はね
いつもあなたに目に吸い込まれてるんだ
「見つめられると」
見つめ返します
怖いと言われます
気をつけます
見つめられると
つらい
私から目をそらさないで
目があっただけで
心がぎゅっとなる
私は
好きじゃないのに
目があったただけで
胸が痛くなる
喪失感とともに
入り交じった気持ちが
溢れ出てくる
人の視線というものは様々な色や意味を持ちます。見つめられて、怖くなる者や、嬉しくなる者がいるように。それはきっと、見つめてくる相手によって変わるのでしょう。例えば、試験監督に見つめられれば怖いし、好きな人に見つめられれば嬉しかったり恥ずかしかったり。
そんな中でも私がいちばん怖いのは、鏡越しに見つめてくる私自身です。時々、本当に目が離せなくなる時があります。この見つめてくる私は、他人なんじゃないかと。そんなことは無いと頭では理解しているのですが、やはりどうにも気味が悪くて仕方ありません。まるで、底なし沼のようで。自分とは何かと考え始めると頭が宇宙になるあの感覚と同じです。…ちょっと分かりにくかったでしょうか。まぁ何はともあれ、結局人は自分だけという訳です。人生の中で、確かに人と関わり沢山の経験や感情、思い出を得ることでしょう。されど、それらを全て合わせられたのが自分なのです。現実では、ソレはヒトとして体を保っています。しかし、鏡という空間では果たしてどうでしょうか。一見、ただの自分でしょうが、その瞳の奥に、今まで関わってきた人の目が、こちらを見つめ返している気がしませんか…?私は、ソレがどうしようにもなく怖いのです。鏡に映る私の瞳の中の、無数の記憶達が、こちらを見つめているようで。
#見つめられると
見つめられると自然に涙がこぼれた
切なくて胸が張り裂けそうだ
あなたをどうにかしてあげたいけれど
私にはなにもできない
私はただの木偶の坊だ
あなたの瞳を見つめ返すことしかできない
病室はいつも暇だ。
だってただ横たわっているだけだもんと思い
僕は廊下の方に振り向くと
君は僕を微笑みながら見つめていた。
見つめられると照れる。
君が僕のことが好きなんだろうなとは思うけど、
君の手を触れることができないのはもどかしい。
僕はどれぐらい生きるのだろうか。
明日もまた君に見つめられたい。
僕はのベットに横たわりながら君を思ふ。