『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰かの視線を感じて振り返る。
「あれ……?」
誰もいない。いつもは誰かしらいるはずの公園内はしんと静まり返り、人どころか生き物の気配すらなかった。
その異様さに背筋が薄ら寒くなるものの、風に乗って届いた香ばしい匂いにあぁと納得する。
今夜は広場で祭りがあるのだ。いくつも並ぶ屋台を思い浮かべ、漂う匂いも相まって小さく腹の虫が空腹を主張する。
苦笑して、手にした鞄に視線を落とす。図書館から借りた本を持ったまま屋台を覗くわけにはいかない。先程感じた視線など忘れて、早く帰ろうと足を速めた。
また、あの感覚がした。突き刺さるような、それでいてとても静かな視線。
辺りを見回すが、こちらを見ている人は誰もいない。気ままに散歩を楽しんでいたり、ベンチで休んでいたりと、公園にいる人たちは思い思いに過ごしている。
気のせいだったのだろうか。首を傾げながら、そういえば以前も公園で視線を感じたことを思い出す。
気になって道を逸れ、普段は足を踏み入れない公園の奥へと向かう。この先には、幼い頃に友人たちと遊んでいた秘密の花畑があるはずだった。
昔と変わらない、色とりどりの花が咲く道を進んで行く。
吹く風と共に、薄紅色の花びらが降ってきた。手に取って懐かしさに目を細めながら、背の高い向日葵の間を抜けていく。
そうして辿り着いたのは、花畑の中心。一本の桜の木の下で、疎遠になっていた友人の姿を見つけて立ち止まる。
「あれ、どうしたの?こんな所で」
「そっちこそ」
こちらに気づいて声をかける友人に、小さく肩が震える。辺りを見る振りをしながら視線を逸らした。
彼のことが嫌いになった訳ではない。ただいつからか、彼に見つめられると酷く落ち着かなくなった。すべてを見透かすような強い視線。胸が苦しくて痛くて、何かと理由をつけて遊ばなくなり、次第に疎遠になっていった。
相変わらず、彼の視線は落ち着かない。しかし今更引き返す理由もなく、かといってこのまま立ち尽くしている訳にもいかず、彼の側へと歩み寄る。
「久しぶり。あんまり変わってないな」
「そんなこと、ない……と思うけど……」
彼と会わなくなってから数年は経っているのだから、少しは変わっているはずだ。そう小さく反論するも、彼は笑って否定する。
「変わってないよ。俺の目を見ないとことか、昔のままだ」
「っ……」
気づかれていないはずはないと思ってはいたけれども、こうして目の前で言われるとどうしても気まずくなってしまう。
ちらりと彼に視線を向ける。記憶の中よりも成長した彼の姿に、途端に胸が苦しくなった。
「この前の夜祭に、参加しなかったんだな」
「え?あ、うん……」
突然振られた話題に驚いて、肩を震わせながらも頷く。
何故急に、と疑問に思うのと同時に、どうして知っているのかと戸惑う。
家に戻ってから、出かけようとは思っていた。けれど図書館から借りた本を鞄から取り出した時、無性に本の続きが読みたくて堪らなくなった。
少しだけ、と思いながら本のページを捲り、気づいた時にはすでに日付が変わってしまっていた。
「ぎりぎりの所で踏み留まるのは勘がいいのか、それとも運がいいだけか。まあ、どちらでもいいけど」
何を言っているのか。意味が分からず、眉を寄せながら彼を見上げた。
「――っ!」
彼と目が合い、反射的に顔を逸らす。
かたかたと体が震える。今すぐにこの場から逃げ出したくて堪らなかった。
「逃げるな」
低い声と共に手を掴まれる。強い力に振り解くことができず、逆に引き寄せられ肩を掴まれて、無理矢理に目を合わせられた。
うまく息が吸えない。目を閉じようとしても瞼は縫い付けられたかのように動かなかった。
「ちゃんと見ろ。お前は今、どこにいる?」
「どこって……」
昔、皆で遊んだ花畑にいる。
そう答えようとした。けれど彼の目に映る自分の姿を見て、思わず息を呑む。
成長した彼とは違い、この花畑で遊んでいた頃のままの自分の姿。無邪気な笑顔に、声にならない悲鳴を上げた。
彼が見ているのは誰だろう。次々と気づく違和感に、恐怖で涙が滲み出す。
どうして彼は目を合わせるために膝をついているのか。どうして花は咲いているのか。
桜。向日葵。その他にも紫陽花や秋桜など、同じ季節に咲かないはずの花たちが咲き誇っているのは何故なのか。
「お前がいるべきなのはここじゃない」
彼の言葉に思考が揺れる。彼が怖いのに、縋りたくて堪らない。
聞きたくない。帰りたい。逃げ出したい。離したくない。
様々な感情が込み上げる。どれが自分の思いで、どれが違うのか分からない。
どうしてそう思うのかすら、理解できなかった。
「あ、あぁ……」
「さっさと戻ってこい、このバカ」
意識が揺さぶられる。
耐えきれず遠のく意識の中。彼の目の中の自分が、忌々し気に顔を歪めているのを見た。
誰かの視線を感じて目が覚めた。
「あ……」
「おはよう。無事に戻って来れた感想は?」
どこか呆れたように彼が言う。それに首を傾げて、視線を巡らせる。
白で統一された見知らぬ部屋。どうしてこんな所にいるのだろうか。
「あんまり心配させんな。夜祭の屋台で売られているものを口にしたら、戻れなくなるところだったんだぞ」
頭を撫でて彼が笑う。どこか安心したような、温かな色をした目に見つめられる。
途端に胸が苦しくなった。恐怖からではない。よく分からない感情が込み上げて、顔が熱を持ち始める。
思わず彼に背を向け、布団の中で丸くなる。痛みを覚える程、鼓動が速くなっていくのを止められない。
「何だよ。戻って来れたんだから、もう見られることに恐怖はないだろ。こっち向けよ」
「っ、後でね!」
「後って……」
この状態で彼の顔など見られはしない。きっと息ができなくなってしまう。
そんなことを思いながら、彼の視線から逃げるようにさらに布団の中に潜り込む。体を丸めて強く目を閉じた。
何が起こっているのか、どうすればいいのか分からない。
唯一の救いは、この胸の痛みはどこか甘く、決して嫌なものではないことだった。
20260328 『見つめられると』
見つめられると…怖いね。
いつかどこかでのショート動画で、なんちゃって心理学みたいな動画があったんです。
人と言い合いになった時、黙ってただ相手を見つめると、相手は全てを見透かされてると思って狼狽するらしい。
他にも猫は、じっと見つめられると敵意と判断するらしい。
でもよく言いますよね、人は3秒見つめられると恋に落ちるって。
恐怖か、恋心か。秒数ごときで簡単に変わってしまう紙一重な心理。面白いけども、やっぱりちょっと、怖い。
♯見つめられると
「I'm mess」
見つめられると思い出す。
幸せなあの頃を。
「七菜。」
「父さん。どうしたの?」
「今日の晩飯お好み焼きにするか」
「本当に?やった!」
私と父さんの2人暮らし。
裕福な暮らしじゃなくても幸せだった。
お好み焼きは我が家のご馳走で、お父さんの給料日にたまに食べる程度だった。
私は父さんに拾われたらしい。
お父さんがパチンコから帰ってきたとき、ゴミ捨て場に捨てられていたそうだ。
私の名前は縁起がよさそうだ。という意味でラッキーセブンからとった7。
大好きな名前。
七菜の「菜」は私がはじめて家で食べたものが野菜だったからだそうだ。
幸せだった。
幸せだった。
ご飯のない日もあって寒さに凍える日もあった。
けどいつも父さんがそばで私を暖めてくれたから。
私は愛を知れた。
大切にしたいと思えた。
ある日。
私は父さんと行きつけの安いスーパーでもやしを買った。今日のご飯はもやし炒め。焼肉のたれをかけて食べる。すごく美味しい。
私はレジで会計をしているお父さんの隣で立っていた。私は7歳。
すると窓が割れた。
バリッ。バリッ。
遠くを歩いている怪物だ。
怪物の歩みに合わせ建物全体が動いた。
怪物はこっちに近づいてくるようだ。
怪物はスーパーから100メートルもない場所にいる。
すると父さんが言った。
「―七菜。父さんな、もともと消防士さんだったんだ。怪我しちまって引退したけどな。」
「父さん。そんなことよりも怪物が―。」
「だから父さんな。人を救いたいんだ。
七菜。お前は生きろ。生きて生きて、人を愛して愛されるんだ。そしたらきっと愛に溺れて生きていける。」
「とう…さん」
そう言って父さんは走って出ていった。
声を張り上げ父さんは走った。怪物はそれを追いかけ山の方に消えていった。
「とう、さん?」
一人残された七菜は消え去りそうな声でそう言った。
その後政府の使者というものがスーパーに訪れた。
親のいなくなった子供。つまり私に愛を奪い返すための組織に入らないか?というものだった。
私は父さんが、愛が帰ってくるのなら。と思い、
ついていった。
本当は返ってこないって分かってたのに。
私は「愛奪還組」という組織に入った。
とは言っても私は訓練兵。
私は14歳まで訓練施設へ行く事になった。
訓練施設ではいろいろな子供がいた。
笑う子泣く子さまざまだった。
そのなかで私に最初に話しかけてきた
「愛桜」あいらちゃんという女の子がいた。
少し茶色かかった髪の毛を低い位置で二つにくくっている。私よりも一つ年上だった。
「七菜。よろしくね」
「愛桜さん。はい。」
「愛桜でいいよー」
「愛桜ちゃん?」
「へへ。いいねー」
可愛らしくて大好きな人だった、
私をずっと愛してくれた。
一緒に訓練をしたり、うどんを一緒に食べた。
都会に遊びにいけるような自由のない愛奪還組でも
笑える日が増えたと思う。
それから、六年が経った。
もう少しで愛桜ちゃんが愛奪還組の待機場に移動になり、戦場に立つ。
愛桜ちゃんは私に言った。
「七菜。私はね戦いにでても手紙とか遺書は残さないよ。だからこれから先、来年七菜が戦場に立つようになるまで言葉を伝えることはない。」
「そうなんですか。なんでなんです?」
「私は死なないからね。死ぬことの怖さだって感じないし。」
「愛桜ちゃん。また会いに行きますからね。」
「へへ。告白みたいね。―待ってる。
あっそうだ。渡したいものがあってね。」
「渡したいもの?」
「はいっ」
ゴーグルだった。
大きくて戦場に立つときに使うようなもの。
「七菜に似合うと思ったの。やっぱり黒い髪によく似合うっ。」
「ふふ。そうです?ありがとうございます。
絶対これつけて会いに行きますからね。」
「楽しみにしてるっ」
そう言って愛桜ちゃんは沢山の14歳を向かえた訓練兵たちと大きな扉を開き、歩いていった。
次の日私の元に届いたのは。
愛桜ちゃんのネックレスだった。
愛奪還組の兵たちは常に自身の特定に使うネックレスを身に付けている。
これは愛桜ちゃんのもの。
つまり愛桜ちゃんは死んだんだ。
私は泣いた。泣いた。
すると目を真っ赤に腫らした愛桜ちゃんと同い年の兵が一人、私の元に歩いてきた。
「愛桜は先日の初戦にて勇敢に立ち向かい散って行きました。」
嘘。愛桜ちゃんは臆病で勇敢に立ち向かう訳がない。
「愛桜は…あなた。七菜のことを沢山。話していました。可愛らしくて優秀な子だと。来年再会するのがとてもたのしみだと。」
これは本当。同じことを愛桜ちゃんにも言われた。
「愛桜から七菜に向けた手紙が届いております。」
私に手紙を差し出した。すると兵は礼をし目元をこすり元の居場所に帰っていった。
私は涙が止まらなかった。
手紙。愛桜ちゃんは手紙を残さないと言っていた。
なのに残して行ったのだ。
なにか、あったのだろうか。
「
七菜へ。
元気?私は多分死んでるのかな。
私が死んだら届けてって言ったからね。
七菜。手紙を残さないって言ったのに残してごめんね。怖くなっちゃったんだ。大好きな七菜に忘れら れるのが。だから手紙を書かせてね。
七菜。私はあなたが羨ましかった。
勇敢で強くて沢山の愛されて育ってきたんだなって
思ってたから。私は親に叩かれて育ってきたから怪物に親が殺されたときちょっと嬉しかった。
そんなのどうでもいっか。
七菜。七菜はいつも消えてしまいそうな雰囲気があった。だからあなたが強く生きられるようにあなたに
目標をつけさせて。
愛されること。今までで一番死にたくないと思った時に人生を終えること。自殺しろとかじゃなくて幸せになってから死んで。
愛されて、愛して、愛に溺れて死ぬこと。
分かった?
長くなってごめんね。
愛しているよ。大好きな七菜。
PS,あえなくてごめん
あなたの愛桜ちゃんより 」
所々濡れたように丸いシミがついている。
これは愛桜ちゃんのもの?それとも私のもの?
わからない。わからないよぉ。
愛桜ちゃん。大好きな愛桜ちゃん。
おいていかないでよ。
それから3年がたった。
私にも後輩ができた。
私はもう戦場で2年間戦ってきた。
この二年で沢山の仲間が死んだ。
仲間が死ぬたびに私の後輩。「春来」は深く落ち込み、下を向いていた。
ある日春来が言った。
「七菜先輩はどうして笑えるんですか。」
その一言が私の胸に深く深く刺さった。
「私は強いからね。」
そう言いたかったが声が突っかかった。
好きで強くなった訳じゃないのに。
強くはない。
ただ強がっただけ。
笑ってやり過ごした。
目標だとか色々語ってしまった。けど、言いたかったのは結局「一人にしないでね」それだけだった。
「みんなに。いつか、あいにいくからね」
※書きかけ
そうも真っ直ぐな瞳で見つめられると、身動きが取れなくなるような気がするから、どうもやっぱり、俺はこの空間が苦手なんだと思う。
子供ってやつは純粋で、特に理由が無ければ目の前の相手が悪人だとは思いもしない。まして自分らの保護者の友人ともなれば尚更だ。まぁ当然っちゃ当然なんだが。
自分らに危害を加えないからって、そいつが悪人じゃないとは言い切れないということくらいは覚えておいた方がいいと思うんだ。その、たしかに、知らずに済むなら知らない方が良いとも思うんだけど。
だからそんな、キラキラした目で見られても困るんだよ。興味津々! じゃないんだよ、期待と好奇心に満ちた子供らしいお目目は大変結構だが、それを俺に向けないでくれるか。俺に興味を持つんじゃないよ。
お題:見つめられると
廊下側の席に座っているあの子をじっと見つめる。
黒板に隅に書かれている英単語なんて、もうどうでもいい。
あの子が口を開きこう言った。
「え、待ってこれなんて読むの!?」
あの子の隣にいるモブが笑っている。
英語のペアワークなんてなくなればいい。
対して意味もないこんなことをしたって時間の無駄だ。あのモブも、あの子に話しかけられていてずるい、ずるすぎる。
俺が1番あの子を好きなのに。なんで、なんでだよ。
笑っているモブが心底邪魔で仕方がない。
空が橙色になる下校時間、階段を降りているモブを頭の中で想像した。
「突き落としてやろうかな」
口に出す予定のなかった言葉が出てきて少し焦った。
誰かに聞かれていないか不安になったが、周りの様子を見る限り、誰にも聞こえていないだろう。
あー、俺だけ見てればいいのに。
そんなどうでもいいモブに愛嬌振りまく必要なんてないこと、早く気づいてくれないかなぁ。
苦戦してるその顔もすごく可愛い。勉強ができなくても、こんなに好きでいてくれるのは絶対俺だけだよ。
俺がいないとダメな体になればいいのに。
脳内がどんどん騒がしくなっていく俺の左手には、
2つに折られたHBの鉛筆だった。
木の素材が親指に刺さったが、そんなことは気に留めるほどのものじゃない。
目を細め、モブを睨む。
いや、こんなカス視界に入れる価値もない。
そう思い、目の焦点をあの子に合わせる。
「 え 」
偶然目が合ってしまった。
どうしよう、俺なにかしたかな、どうしたらいいんだ、俺今変な顔してないかな、てか今日寝癖ついてたっけ、やばい、心音があの子に届いてそうで落ち着かない。
俺と目が合ったあの子は首を傾げて微笑んだ。
えっ、え、なにそれ、超可愛い。他のモブに見られてないかな、あの顔、俺だけっ、俺だけに見せててほしい。てか俺のこと好きなのかな、好きじゃなかったら微笑んだりしないよね、そうだよね…そうだよな、
絶対そうに違いない。両想いに決まってる。
今、世界に2人だけなんじゃないかなって思うくらい他のモブが見えない。
見つめ合う男女に教師の声は届かない。
あの子、よく見ると目の色が黒色だ。俺、目の色茶色なんだよな、あの目、欲しいなぁ。
…そうだ、交換。交換すればいいんだ。
そんなことを考ていると目を逸らされてしまった。
目を逸らされたショックで手の感覚が戻ってきた。
「痛っ…気づかなかった…」
でも、やっぱりそんなことはどうでもいい。
目を逸らした君が、今どこを見ているのか知りたい。
そう思い、視線を元に戻す。
次は耳を真っ赤にした君が小さく手を振ってくれた。
やっぱり、俺のこと好きなんじゃん。
そんなに見つめられると、
俺、
俺……
もっとすきになっちゃうじゃん
テーマ「見つめられると」
作品名「歪んだ想い」
【見つめられると】
見つめられると、
そっと目を閉じる。
そして、変顔する。
もう会わないつもりでいると思ったのに、ある日君に呼び出された。 自販機のボタンから「あたたかい」が消える頃だった。
ゴトゴト音を立てた機械の前にしゃがみ込んで、君は二本まとめて缶を取り出す。一本ずつ取らなきゃいけないんだよ、と私はもう言わなかった。
差し出されたミルクティとカフェオレ。ほんのしばらく迷ってから、私はミルクティを選んだ。君は僅かに眉を寄せて、チラリと地面に目を落とした。
知ってるよ。君が目線を落とすのは何か不満がある時だ。左の方を見るのは噓を吐こうとしてる時、右は記憶を手繰り寄せている時。
けれどこの直後、君は黙って私を見つめた。今までに一度もなかった。心の奥まで見られる気がして、缶を開ける振りで私が目を伏せた。
『My Heart』『見つめられると』
見つめられるとドキドキする
少しずつ心拍数が上がっていくのがわかる
あーどんなに喧嘩してもやっぱりあなたのこと
好きなんだなぁ
「見つめられると」
『見つめられると』
恋するドキドキかな
余計なこと言ったかな
顔にクリームでも付いてるのかな
生死を彷徨うかな
なにはともあれ
わたしとあなたの関係と
当時の心境次第だね
『見つめられると』
嫌いな人を殺したいと思った事はありませんか?
ありますよね?
はい、ありがとうございますっ!
嫌いな人を殺したくてたまらないけど、包丁などの凶器を使えば指紋が残ったり、犯人特定の足がかりにされてしまうかもしれない。
しかもお金もかかる
嫌いな人間を殺すのに、なぜこちらがお金も出さないといけないのか。意味が分かりませんよね。殺した後に凶器代を請求したいくらいです。
コスパよく、証拠も残さずに人を殺したい。
そんなあなたにおすすめなのが、視線という名の凶器です!
人の視線は、最高コスパの殺人道具です。
ただ毎日、じっと、殺したい相手の目だけを見つめ続けましょう。人は見られる、という行為に極度のストレスを感じる生き物です。
相手が勝手に意味を探し始めます。
なぜ見られているのか。自分に好意があるのか、あるいは敵意なのか。毎日は気味が悪い。何かを企んでいるのか?
そんな風に、こちらは感情なく見つめているだけで、相手の心が勝手に乱れ始めます。
それを複数人で行えば、相手はもう耐え難い気分になります。
5人、10人と、協力者を募り、みんなでそいつをただ見つめてあげましょう。
きっと本人が勝手に、所属する社会から拒絶されていると、妄想で苦しみだします。
確実に殺せる保証はありませんが、こちらは手を汚さず、なんのコストもかけずに、見るだけで相手を苦しめる事は可能です。
上手くいけば、見るだけで。
相手を自殺に追い込むことも、不可能ではありません。
見つめられると
■夜シリーズ(名前つけたよ)
BLものです。
※大人向けの関係を含みます。
軽い接触の匂わせ描写はあるので、苦手な方はm(__)mキョウハタイシタコトナイ
名札を首から下げ、長い髪を前に流した。
触れたまま、少しだけ整える。
背中から、賑やかな声が聞こえた。
「ちょ、まって、お腹痛い」
「アンタ、それで接客するつもり?」
ひとりをネタに笑いが重なる。
マスターの思いつきに、従業員はいつも振り回された。
「あれ、今日、おろしてるんだ?」
隣から声がして、わずかに肩が揺れる。
いつの間にか宇宙(そら)が、すぐそばにいた。
「イメチェン?」
「…たまたま」
「ふーん」
宇宙(そら)はそれだけ言って、手を動かした。
支度を終えて、椅子が軽く鳴る。
立ち上がりざま、耳もとで。
「…気をつけてね」
一瞬、息が止まる。
宇宙は、それだけ残して、笑いの中へと消えていく。
遅れて、視線を落とした。
背中からの声が、少しだけ遠くなる。
小さく息を吸って、顔をあげた。
不意だった。
ノンケだと聞いていたはずなのに。
「今は、誰とも付き合うつもりないかな」
「…なら、いつならいいですか?」
まっすぐ見られて、言葉が続かなかった。
(後書き)
またせたのに、短くてm(__)m
不定期で続けてみようかなと。
「そんな見んなよ、穴が開くだろ」
「ふざけんな。お前が見てるから見返しただけだろ」
「そーだっけ?」
相変わらず可愛い反応に頬が緩んでしまうのを抑えられないまま彼の頬に触れる。
そのまま顔を近付けて行く。
「何してんだよ」
容赦なく顔面を押されて触れ合えぬまま動きが止まる。
近くにいると条件反射でキスしてしまいたくなる。
「なにしてんでしょーね」
ぺろりとその手のひらを舐めると顔を抑えていた手が素早く離れて行った。
「おま…何してんだよ」
「そこに手があったから」
「ふざけんな」
俺が舐めた手を庇うようにしてるその姿もまた可愛い。
「あんまこっち見んなよ」
「は?」
「じゃないとキスするからな」
「なに訳わかんないこと言ってんだよ!!」
そんな真っ赤になって言い返さなくてもいいじゃない。
もうなんか、気持ちが溢れて堪らないのよ。
だからあんまこっち見んな。
理性保つのにも限界があるんだよ。
(見つめられると)
混ぜて混ぜて混ぜて
消して消して消して
目を閉じて 耳を塞いで
丸くなってやり過ごして
どうにかなってればいいのにね
自分がどんどん性格悪くなってるのがわかるよ
眼鏡越しだっていうのに──「俺に愛されてるって、わかってるだろう?」と言わんばかりの、あの目が全部、いけないんだと思う。
彼に『見つめられると』本当に、どうしたらいいのか、わからなくなってしまって。この「わからなくて怖い」状況から逃れたくて、彼との距離を少しでも稼ぎたくて、でも彼から目を離せずに背を向けられないまま、じりじりと後退する。
「……逃げたく、なっちゃった?」
ふいに──優しい声で、問われ。
私はハッとして、それから、足にグッと力を入れて、その場に踏み止まった。
「っ、ごめんなさい。もう、逃げません」
この先を期待して彼を自分の部屋に上げたのは、他ならぬ私、なのだ。
なのに。とにかく、動悸が止まないし、止まないし、止まないし──自分の体が、自分のものじゃないみたいな、地に足が付いてないようなこの感覚を、どうしたらいいのかわかんなかったけど、でも。
もう……逃げたく、ない。
私だって彼と、この先に……。
「……あ」
「え? ……あっ。私、これ……鼻血?」
「おっとっと、ほらティッシュ、押さえて!」
☆ ☆ ☆
「……つまり。俺の眼力のせいだ、と?」
「ううっ、ごめんなさい! 鼻血なんて私、こんな、のぼせちゃうなんて……あーもうっ」
「べつに謝ることないし。じゃあ、まぁ……それならさ、よいしょっと。……こういう、バックハグなら、どう? こうやって後ろからだったら、俺の目、見えないだろうし?」
「っっ?! 〻£⁂⌘$<%〆#!!」
#見つめられると
あなたに見つめられると、うるさいくらいに脈がどくどくなってしまう。
あなたに対してどう思っているのか自分でもわからないの。
いつかこの気持ちに名前をつける日がきたらあなたに伝える。
「好き」
一緒 6
あなたに見つめられて、私のお顔は太陽になったの
目の前が見られなくなって、赤くなって、熱くなったの
私の手がまるで氷のように感じるぐらい、熱くなったの
お水でさえ私のこのお顔の熱を消せなかったのよ
だから私、あなたに月になって欲しいの
目の前が見られなくなって、冷たくて、白くなってほしいの
私だけを見ていて欲しいの、私と対の存在でいてほしいの、でも私と同じ存在でいてほしいの
だからね
あなたが私にしたように
私を炎で太陽にしてくれたように
私も貴方を肉体から解き放って
月にしてあげるわね
見つめられると。
ある日私と彼は喧嘩をした。
単純なことだ。
私がまた意地を張ってやっていたらそれを彼に図星をつかれ、カッとなってしまった。
「あなたってほんとうに無神経ね」
ああ、こんなきつい感じで言いたくなかったのに。
彼は怪訝そうな声でこちらを問い詰める。
「…何が?君が無理をしていることを言ったのが?」
それのどこが悪いのか?といつもより低い声で問い詰められる。
「無理なんてしてない!私はただ、頑張らなきゃ、って」
「頑張らなくていいんだよ、それが無理してるんだって」
私がどんな思いで毎日過ごしているかも知らないくせに!
私は頑張らないと周りに追いつけないんだからやらないと!
これぐらいできて当然なのに!
だから毎日やってるのに!!
私の今までの努力なんて無駄だと言われたとみたいで声を荒げようとする寸前で堪える。
落ち着いて、と思いつつどこか心が冷めていく。
私がやってきた努力なんて、あなたからみたらやめていい、と捨てられるぐらいのものなのか。
私がなんて言っても無駄な気がして、この場にいたくなくて後ろを向く。
「待ちなよ」
手を取られ正面に回り込まれる。
「離して」
「ちゃんと言ってって。言葉にしてくれなきゃわからない、って言ったよね?」
「っ、だから、」
肩に手を置いて目を合わせられる。
やめて。このままだとあなたの事を口汚く八つ当たりしそうなのに。
それでもあなたはきゅっとした目で私を見つめる。
ああ、知ってる。
本当はせっかちなあなたが辛抱強く私の話を聞こうとしてる、その癖。
そんな目で見られると、話してしまいそうになる。
私は纏まらない言葉を溢した。
「無理、ぐらい、しないと私は駄目なんだもの…、辛いなんて言えないよ…」
「駄目じゃないよ」
「だって、私の価値なんて、これぐらいできなきゃ」
「君は駄目なんかじゃない」
「…もう、むり、しんどいぃぃ…」
幼子のような言葉に私は恥じらいを覚え顔を伏せた。
そんな私の頭に彼の手が乗せられる。
「うん、ちょっと休もうか」
ああ、カッコ悪い。
***
【見つめられると】
そんな見つめてどうしたの〜?
なにして欲しいの?
ん?聞こえないよ?
ふふっ!もしかしてだけど、
君、もっと激しくして欲しいの?
いまでも十分良さそうだけど、。
ほらほら、どうなの?
言わないとわかんないよ。
ん〜、、。
何も言わないってことは、いいってことだよね?
ほら、じゃあ、、。これ、追加ね?
んふっ!いい声でなくね!
、、ん?
あれ、気絶しちゃった、、?
激しすぎたかな、、?
まぁいいや。
意識ないし、、
こいつ、もう終わり!
じゃあ、次はぁ、、、
君に決めた!
ほらほら、こっちおいで?
ね〜え、そんな目で見つめないでよ〜!
ほらぁ、興奮しちゃうじゃんか!
そんな怯えて、殺人鬼でも見るような目でさぁ、、。
私はただ、
拷問してるだけだよ?
君らが情報吐かないのが悪いんだよぉ、、。
もぉ〜、、
仕事増やさないでよねっ!
"見つめられると"
七秒後世界が変わるor燃える
虫眼鏡ではないと願って
あんな子がきっとモテるんだろうなぁ
誰とでも仲良しで、無邪気で
愛想が良くて可愛くて、おまけに天然で。
私とはまるっきり違う。
貴方と私の共通点なんてないの。
もしね、ほんの少し似ているのなら涙だけ。
私は孤独で泣くけれど
貴方は、ひっそりと泣いてるでしょう?
私は自分に愛された孤独人で
貴方は、周りに愛された孤独人。
私には、貴方の気持ちなんてわからない。
でも、少しだけ後悔しているの。
もう少し分かり合えたらなって。