『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「街」
某夢の国。
1度だけ行ったことがある。
街灯やイルミネーションで夜とは思えないくらい明るい。明るいはずなのに。
自分の心の暗さを浮き立たせる。
虚しい、惨め、後悔、怒り、、
どの感情に支配されていたんだろうか。ぐっちゃぐちゃの心で絞り出した嘘をついた。
数年後、ただの夜の街、というか建物の周りの街灯を見た時に感情が全部フラッシュバックした。
自分には都会は無理だなと確信した。
街といえば地元の中心街が思い浮かぶ。
数年遠ざかっていれば目まぐるしく変わってしまう。
子供の時行った店がなくなっていると、なんとも切なくなる。
覚えている間はいいけれど、忘れてしまったらやるせない。
誰しもが 私と同じ 一人だと
孤独な同志 大勢いる街
独特な広告
尖った服装のマネキン
裏通りの愛想のない小さな和菓子屋
いつか君と わかちあえたら
___________
街にはたくさんの人がいるのに、孤独を感じる。
でも一人で行動している人も多いから
孤独なのに惨めな気にならない。
都会の好きな側面だ。
だからかな
惨めさを紛らわすためではなく
ただ君とまた来たいな。
君の感想がききたいんだ。
あの変な看板とかさ。
坂を降りて橋を街道寄りにわたった先においしいラーメン屋がありますが、実はおいしいのはラーメンではなく、ニラレバ炒めとしょうが焼きなのだ
自動販売機で買ったメロンソーダ2つ並べて置いた、夏の暗い夕方、川沿いに連なるオレンジの街灯を覚えてます
どこもかしこも坂ばかりやあ!
なぜなら山を切り崩してできたという街だから
あの坂をのぼれば中学へ
〈あつい無数の蝉の声、空は緑緑で囲われている〉
そっちの坂を下りて小学校
〈汗とメロンと教室がまじった男の子の匂い〉
今はもう、すべての坂は消え失せ、日常平坦を乗り継ぐ電車が、全てを薙ぎ払う速度で直線的な移動を繰り返している!
ただまどろめることはよいのかもしれない。
けどアスファルトを踏みしめる足元で、揺れる木漏れ日をみなくなったなあということだ
でも最後、結局、坂は登ることになる、家に帰るから。
学校から帰る時の電車から見る街並みは、夕焼けに染っていてとても綺麗だと思う。
今日1日頑張ったという達成感とやっと帰れるという疲労感が交じるあの時間は僕は嫌いでは無い。
一人新幹線に乗るまでは良かった。
目的地のホームに着いた途端、人、人、人。
地元とは比べようもないくらいの息苦しさに、手荷物を少なめにしていて良かったと改めて思った。
ただ。
「……どっちに行ったらいいんだろう」
今いる場所も、目的地も分かるのに。
その間のルートが分からない。
以前来た時もその前も誰かが一緒で。
おびただしい人の群れ、溢れ返る匂いと熱。
少しの心細さに『街』に呑み込まれそうになりながら改札を目指す。
壁にもたれるよりも早く一息つきたくて。
少しでも早く、あいたくて。
あたしの故郷は田舎町。見渡す限りの田園風景、遮るものは何にもないから、遠くの山に霧がかかるのも、それが晴れるのさえみーんな見えた。その霧の隙間にみかんの木があるのまで、みーんな。
バスに乗って、電車に乗り換えてガタゴト揺られて合計一時間くらい、あたしの故郷の近くでは、一番大きな街に行けた。初めて行ったときにはびっくりしたな。山が見えないの。ビルの背が高すぎてね。ほんと、目が回るかと思った。どこにもここにもあたしの故郷くらいに濃密な緑は見当たらなくて、その代わり、細っこい街路樹が窮屈そうに、まるで申し訳程度の彩りのためにちょびっと添えられたパセリくらいの緑色をしていた。ああ、ここが都会なんだなって思った。花の色の代わりにショーウィンドウのマネキンがカラフルを誇示して、畑の実りの代わりにあっちこっちのカフェが競うようにコーヒー豆を挽いていた。これが都会なのか、って、そう思った。
最初はね、そのキラキラが羨ましくて、羨ましくて、あたしもいつかはここに、なんて、思った。思ったことがあるの、意外でしょ? そうでもない?
まあそうか、今、あたしはここにいるものね。
でもね、時々、本当に時々、無性に恋しくなるの。胸を掻きむしりたくなるくらい、遠くの山にかかる霧が。
女は一つ息を吸って、ふぅ、と、紫煙を吐き出した。
「街」
焼き魚 ニンニク餃子 カツカレー 今日の夕飯 何にしようか
お題「街」
過ぎてなお 青く輝く 我が春よ 満ちる勇気の 源なれや
お題「やりたいこと」
冷えきった コンクリートが 熱を持つ 朝が来たぞと 街が蠢く
お題「朝日の温もり」
本筋は いつも退屈 だってのに 脇目に映る ものぞ楽しき
お題「岐路」
前行った 温泉にまた 行きません? 星が地表に 落ち切る前に
お題「世界の終わりに君と」
詩(テーマ)
『街』
人の心にも
それぞれの街がある
それは幼き
古里や想い出か
知らぬ場所だって
なつかしい街がある
それは昭和か
やさしさやぬくもりか
人は目指したい
あこがれる街がある
それは冷たく
つぶされて傷も負う
人は振り返り
帰りたい街がある
それは貴方か
大切で会いたくて
きらきら、きらきら、夜の街に蔓延る欲望。
𓏸𓏸したい、××したい、あれしたいこれしたい、欲望とはそこが尽きないものだ。
「寄っていかなぁい?」
「こっちサービス付きだよ!」
金を落としそうな客に声をかけ続ける人々。酔っぱらいをつかまえて、無作為に金を搾り取る。何を買うにしても金がいる。金がないと生きていけない。
「そこのおにーさん」
手を差し出して何かを媚びる少女。生きる為の物乞い、こんな歳からこんな事しないと生きていけないなんて、可哀想に。もはや同情すらも淡白になってしまう。
きらきら、きらきら、夜の街に蔓延る欲望。
この街で生きるには欲望が無いと生きていけない。それが例え生きる為に必要な事だとしても。
欲望のない俺はまるで、透明人間みたいだ。
今も昔も、これからも、きっとこの街に揉まれて、死んでいくだけ。
『街』
ここは黒
こっちの路地は
錆と三毛
一方的な
顔見知り猫
【街】
今日も私は屋上に立つ。
毎日毎日毎日毎日星空を見上げて呟く。
ああ、今日も見つからない
ここに越してくる前、ある少年と星空を見た。
少年は、夜空にぼんやりと輝く二つの星を、自分たちみたいだと言って笑った。
私が引っ越す時、彼は、この星が見える限り、僕たちは繋がっているのだと、また会えると、泣きながら言った。
私も、好きだと言ってあげられなかった彼にもう一度会いたかった。会いたくてたまらなかった。
だから私は星を探した。
でも、いくら探しても、あの星は見つからなかった。
どれだけ探しても、鬱陶しい音々の光に隠れて、あの星は消えてしまった。
もう彼には会えない、、、、
そんなどうしようもない現実を突きつけられた気がして、私は泣いてしまった。
No.7
お題「街」
この街で、僕は最後を迎えたい。
流行りの店があるわけでも、治安が良いわけでもない。
でもココが好きだ。好きというか、僕には丁度いい。
ココは空気がきれいだ。都会と言えるほど発達もしていなければ、不便さはない。
全部が、丁度いい。だから息がしやすい。
誰も知らなさそうなカフェを探してみたり、小路で猫と戯れてみたり。
そして海も山もある。コンビニ帰りに海によって黄昏れてみるのも、結構好きだ。
都会のような夜景の煌びやかさはないけど。眩しくない、暖かい光が、夜には輝く。星だって見えるさ。
もうやりたいことも何も無いけど。この生活に飽きるまで、まだ息をしてみようと。
ココに来てそう思えた。
僕に丁度いいといったが、少し。いやだいぶ(笑)もったいないくらいだ。
きっとココは僕にとっての幻想郷のような場所なのだろう。息のし辛い世界の一部とは思えないほどに、心地が良いからだ。
だから僕はこの街で、最後まで生きてみたい。
街と聞いて思い浮かぶのは、、
どこかのRPGの世界のきれいな花でいっぱいの街並み。🌸
ふふふ、ふ、ふ、笑
やっぱりゲームは楽しい、
ほんと時間泥棒。w
ゲームの中にずっと入れたらどんなにいいだろう
街とねるねるねるね
東京の街とねるねるねるねは似ている
練り歩けば色が変わる
もしも色が変わらなくても、誰も気にかけない
それがねるねるねるねであり、東京という街なのだ
街で見かけたアイツは
自分には見せない笑顔で
大事な彼女に手を繋がれ
猫を被っていた
俺は嫉妬している
きっと俺と会っているときの方が
アイツの本性が現れているという自負があった
けれど思い返せば
あんな無邪気な笑顔を俺には
見せるはずがなかった
ああ、くそっ。
今すぐぶっ壊してえ。
そんな猫被りの笑顔なんて
作れなくしてやる
街
貴方の住む街で去年一緒に行った喫茶店
違う街だけど今日同じ喫茶店に行っちゃった
あの時とは場所も違うし、一緒に行った人も違うのに、鮮明に思い出すものね
いやになっちゃう
心にしみちゃった
会いたいって思っちゃった
その後に海に行ったの
心には貴方がまだ残ってるし、思い出だって薄れてないよ
でも気持ちはないの
海に行って、夕焼け空を見てたら
笑いたくも、泣きたくもなっちゃった
なんでだろうね
貴方のことも、他にも色々
最近大変なの
でも大丈夫
きっと大丈夫
「街」
あなたが住んでいなければ、
坂道を登った先で見られるあの風景も、
物悲しい神社が人で賑わうお祭りも、
ときおり見掛ける野良ネコさんの通り道も、
ぜんぶ、知らなかったのね。
「街」
街歩き型の謎解きゲーム。色んな街並みにわくわく。
特産品や歴史も学べて。わたしの世界が広がる。
街
梶井基次郎の檸檬…じゃないけれど、久しぶりに、街に出た…
暫く、籠りがちな生活していた所為か、雑踏が一寸怖い…人々の視線が、突刺す様に感じる…本当は、誰も知らない私の事、見ている筈無い事、勿論判ってる…けれど、世の中から取残されて、僻みだので、そう思おうとしている自分に辟易し乍ら、人目を気にしている…街には、変わらない人々の風景と暮らしが在るだけで…
何となく斜に見ながら、そうしている自分が哀しく思える…