多田野一人

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梶井基次郎の檸檬…じゃないけれど、久しぶりに、街に出た…
暫く、籠りがちな生活していた所為か、雑踏が一寸怖い…人々の視線が、突刺す様に感じる…本当は、誰も知らない私の事、見ている筈無い事、勿論判ってる…けれど、世の中から取残されて、僻みだので、そう思おうとしている自分に辟易し乍ら、人目を気にしている…街には、変わらない人々の風景と暮らしが在るだけで…
何となく斜に見ながら、そうしている自分が哀しく思える…

6/11/2024, 2:54:29 PM