多田野一人

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5/28/2025, 3:27:55 PM

さらさら
きみのさらさらな髪が、五月の風に靡くのが好き…艷やかな黒髪が、ふわりと揺れる隙間から溢れてくるきみの笑顔を見ているだけで、凄く幸せな気分になれる…
今はまだ、たまに見かけるだけのきみだけど、何時か、きみと同じ時間を過ごす事が出来る事を願っている…そしたら、きみのさらさらな長い黒髪に触れてみたい…

5/27/2025, 3:11:20 PM

これで最後
何時もこれで…って思うのに、何時も簡単に崩れてしまうこの決意…
あなたの側にいたくて、離れられない…あなたには、好きなひとがいて、私なんて友達の一人でしか無いのに、優しいあなたに、つい甘えてしまう…
あなたを想う分だけ、どんどんつらくなるって知っているから、これで最後にって、そう決めるはずなのに…

5/26/2025, 3:24:20 PM

君の名前を呼んだ日
あの日、五月の終わりの空は何処までも青く、風も心地良い感じで、君の長い黒髪がふわり揺れていた…
ずっと前から、君の事は知っていたけれど、声を交わしたことも無くて、ただ同じ教室で、窓際に座る姿を見ているだけだった…
学年が変わり、また同じクラスになったけれど、相変わらず声を掛けられなくて…
それが、席替えが有り、偶々隣の席になり、初めて挨拶して、名前を呼んだ…緊張して少し噛んだ僕に、君は、微笑みながら、小さく頷いた…
そんな些細な初めてだったけれど、今でも、あの時の君の微笑みが鮮やかに浮かんでくる…

5/25/2025, 3:08:04 PM

降り止まない雨
暮れ方になり振り始めた雨が段々と勢いを増してきた…慌てて飛び込んだスーパーも、そろそろ居づらくなってきた…
でも、薄暗くなってきた外に出ても、家迄は大分ある…傘も売り切れて、もうこのまま濡れてしまうしかない…何時もなら、鞄の底に折り畳みが入っているはずなのに、一昨日使って仕舞忘れていた…
こんな時に、迎えを頼める相方が居てくれたら…チラリと浮かぶあのひとを想いながら、もう少し待つか、思い切って…そんな堂々巡りの思案に辟易し始める…

5/24/2025, 2:59:03 PM


子供の頃から歌が大好きで、アニメやアイドルの歌をよく口ずさんでいた…自分で言うのもなんだけど、音痴で音程なんて合わせられない…勿論、学校の合唱も、口パクか、小声で合わせていた…吃音のひとは歌が上手いと言われるけれど、決してそうでもない…
最近は、風呂場にスマホを持ち込み、昭和のアイドルの曲を歌い、一人悦に入っている…

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