終わらない夏
あなたと初めて過ごす夏は…お金がなくて、旅行や遠出がなかなかいけなくて、殆どお家デートや、ショッピングモールのウインドーショッピング…
本当は、海に行ったり、遊園地なんかに一緒に行きたいけれど…でも、あなたと、暑いねって言いながら、抱き合ったり、ゴロゴロしたりマッタリ過ごす時間も、嫌じゃない…
2人だけの世界も、2人だけの秘密の夏みたいで、このまま、ずっと夏が続けばいいのに、って密かに思ってしまう…
遠くの空へ
あの空を飛べたなら…なんて、妄想したり…星空を見上げて、ギリシャ神話の星座を探したり…
空は、色々な想像をさせてくれたり、時には、自分だけのスクリーンになったり…空は、無限の物語を紡いでくれる…
そして、私の心のモヤモヤも、時折、吸い込んでくれる…ドロドロした、汚い私の心を吸い込んでくれるのに、まるで何事も無かったように、青く澄んだ空は、すましている…遠い手の届かない何でも包み込んでくれるこの青空みたいに…私の心もなれたらいいな…
!マークじゃ足りない感情
えっ…なに…なんて…あなたからの突然の言葉に、頭の中は凄く色々な情報が交錯して、処理が追い付かない…
そんな、突然に告げられても…でも、嫌なんじゃない…寧ろ、凄く嬉しい位なのに…
言葉の意味は、理解出来る…でも、感情がそれに絡まると、日々のあなたの仕草や接し方が、浮かんで、ぐちゃぐちゃにこんがらがって、訳が分からなくなる…
唐突な告白に、!がいくつも交錯して…
君が見た景色
今、君が見ているのは、僕が、昔見ていた景色なんだよ…
勿論、上っ面は、大きく変わってしまったけれどね…でも、その本質は、何も変わってないんだよ…人間の生き方なんて、何も変わってないから…
同じ人間なのに、環境や立場や役割で、いくつもの顔や感情を持って、見えている世界も、同じなのに、違って見える…でも、事の本質は、簡単には変えられないから…
この景色に抱く気持ちで、同じ人間でも、その時々でまるで違う世界になってしまう…
君も、いつかそう感じる時が来るから、しっかり覚えていて欲しい…
言葉にならないもの
どうしたら、あなたに届けられるんだろう…この、今迄とは違う、このドキドキ…
ずっと一緒に居て、手を繋いだり、おんぶしたり、取っ組み合いの喧嘩をしてきたのに…最近、何だか分かんないこの気持ち…
今迄、何気なく肩を組んでいたのに、何となく手が、伸ばせない…向かい合って、会話もできない…見慣れたあなたなのに、違うあなたに接しているみたいな感じ…
でも、それが何なのか、よく分かんなくて…ひょっとしてこれが、恋なのか…なんて思ってしまうけれど、でも、親友のあなたに、そんな気持ちを抱くなんてあるんだろうか…
甘えたいとかとも違うし…何時もなら、何でも気兼ねなく、あなたに相談出来るのに、何かできない…