多田野一人

Open App
11/4/2025, 5:02:18 PM

キンモクセイ
緑の葉っぱに包まれた合間に、小さな花が見え隠れ…そっと深呼吸すると、甘いいい香りが飛び込んでくる…でも、密かにこの香りが…控え目に、でも、凛として存在感をアピールする…そんな姿に、毎年、心惹かれる…

11/3/2025, 3:42:30 PM

行かないでと、願ったのに
どうしてなの…あんなにお願いしたのに…
あなたが、出て行った部屋が、こんなに広いなんて知らなかった…2人でいる時には、ちょっと狭いって思っていたのに…
半年間の出張って、突然言われて、ずっと一緒にいたのに、半年も会えないなんて…そんなの我慢できない…
仕事だから仕方ないって、あなたは言うけれども、1人の部屋は、淋しくて、ちょっと寒くて、あなたが足りない…

11/1/2025, 3:00:53 PM

凍える朝
急な気温の変化で、朝夕の気温がぐっと冷たくなってきた…夜露も窓ガラスを濡らし始める…
まだ、紅葉には、ならないけれど、朝の空気は、少し張り詰めているように感じている…
まだ、真冬の冷たさにはならないけれど、冬の予感をさせる…まだもう少し、待つて欲しい夏の名残り…

10/31/2025, 3:10:34 PM

光と影
光が射せば影が出来る…当たり前の事だけど、目が向くのは、光の方だけ… 
綺羅びやかな世界には、不思議な力がある…どうしたら、あんなに輝いていられるのだろう…あのキラキラした中で、1番になりたい…
でも、私がいる場所では無いことなんて、私自身が一番分かっている…誰かの輝く後ろで、影に埋もれてひっそりと佇むのが、私だから…
そんな私でも、少し位は、あの輝きの中に立ってみたい…流れ星のように、一瞬でも構わないから…

10/30/2025, 2:46:10 PM

そして、
時が経ち、記憶も少しずつ曖昧になってきつつなり…
曖昧になった分、一部の記憶だけが鮮明に残り、それが、記憶なのか、新たな妄想なのか…
自分の中の、この葛藤や怨みや嫉妬や…様々な感情が渦巻き、何処までもが記憶なのか…もう、渾沌として、上手く摑めない…
記憶と感情が入り混じる、この心を引き釣りながら…そして、この道を歩んで行く…

Next