多田野一人

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9/19/2024, 2:36:47 PM

時間よとまれ
此の儘…
あなたの腕に掴まり、ただ俯くだけ…
心の中では、
 行かないで…
 此の儘ずっと一緒に居た     
 い…
 時間が止まって…
なんて叫んでいるのに…言葉にならない心の声が、喉元で支えて…
永遠に・・・時間なんて止まってしまえばいいのに…
 

9/18/2024, 2:49:10 PM

夜景
地方都市の郊外で育って、田舎に移住した…
其れまで、街中の夜景と星空を見るのが、当たり前の事だったけれど…
引っ越しして、星空と、所々に点在する街灯が主主な夜景に変わった…
広々とした田圃を中心に、点在する集落…昔ながらの大きな農家の佇まい、周りを生け垣で囲っていたり、大きな木で茂っていて、灯りも目立たない…
夜景らしいものは、無いけれど、星明かりが寂しさを紛らわせてくれる…

9/17/2024, 2:13:46 PM

花畑
何処迄も続く、秋桜…
風に靡く姿が、可憐だと思う…
なだらかな丘の向こうまで続くこの、秋桜の花畑…余裕の無い僕は、贅沢なデートなんて連れて行けなくて何時も、安上がりなところにしか、君を連れて行けなくて…その度に、申し訳なくて、本当に、僕で良かったのかな…なんて思ってしまう…
でも、君は、何時も嬉しそうに、笑ってくれる…貴方と一緒にいるのが、一番楽しいんだから…
そんな君の優しさに、つい甘えてしまうけれど…でも、また、次の年も、その後もずっと、この秋桜の花畑を一緒に見に来たい…

9/16/2024, 3:08:59 PM

空が泣く
待ち合わせ場所も、時間も、間違っていないはず…そりゃあ、舞い上がって、約束よりも、随時早く来たけれど…周りにも、待ち合わせの人影がちらほらしているけど、いつの間にか入れ替わっている…
時間が過ぎても、連絡も来ない…段々俯向き加減になって…気が付くと、アスファルトに、ポツポツと、雨粒が落ちてきている…
まるで、空に、私の気持ちが、届いたように…空が落とす涙が、心の奥底まで沁みてくる…
もう、だめ…かな…
そう思いはじめて、一歩踏み出した、時…

9/15/2024, 3:12:25 PM

君からのLINE
突然届いたLINE…何年振りだろう…アカウントは、其の儘残していたから…
逢いたい…
自分勝手だって判ってる…でも、あなたに逢いたい…
そうメッセージが届いていた…
あの日、突然君から、呼び出されて、さよならを告げられた…明瞭、理由も聞けない儘、君は、去って行った…私は、呆然と後ろ姿を見送っていた…
あの日から、ずっと君を想い続けていたから…勿論、君への好意と、君への遣る瀬無い思いを、織り交ぜ乍ら…
メッセージを見て、迷わず…

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