『街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街へ
少し街外れに住んでいる私は、眠れない時
明るい街へ散歩に行く。
夜遅くでもやっているお気に入りの喫茶店を見つけて、
田舎の実家に思いを馳せる。
寒椿 君がいたからこの土地も少し都会に思えてたのか
題-街へ
街へ。
僕は淡路島出身なので、明石市に行くのが街へ繰り出す事になる。
明石に行くにはバスで船乗り場に行き、高速船に乗り込まなければならない。
その為、時間もお金もかかる。
初めて明石に行ったのは小学生の頃。
当然、お金がないから年に数回しか行けなかった。
明石にあるデパート内の様々な店舗に驚き、吉野家の牛丼を食した時の感動は今でも思い出す。
なので、吉野家の牛丼はいまだに大好物だ。
淡路島は残念ながら田舎である。
「淡路島にマクドナルドが出来るよ!」
「マジで!?」
「淡路島に吉野家が出来るよ!」
「嘘でしょう!?」
「淡路島にローソンが出来る!」
「本当に!?」
とニュースになるぐらいだ。
田舎は不便である。
都会に生まれて暮らしたかった。
人生観も変わったと思う。
現住所も田舎である。
都会へ行くには電車で1時30分乗車しなければならない。
普通車しかなく、新快速、快速がないのだ。
正確には快速はあるが、別途千円必要である。
兵庫県にいた頃には考えられない事だ。
「普通電車待ち合わせの為、5分停車します」
某駅に停車すると車掌のアナウンスが必ずある。
「誰もそんなの望んでねえよ!!タダでさえ遅いんだから、ササッと出発しろ!!」
そんな事を、車掌に言うと問題になるのでいつも心の中で突っ込んでる…。
会社の異動先はいつも田舎…。
僕はナチュラルカントリーリヴマスターなのだろうか?
こんな才能はいりません!
定年退職したら憧れの神戸で暮らしたいな…。
そう願う日々である。
街へ行こう
お気に入りのカバンを片手に
よく晴れた日に
ひとりでバスに乗って
何かが待っている
そんな
嬉しい 予感
美味しいコーヒー
飲みましょう…!
#街へ
―――
携帯にタオルにテッシュ
財布と、ちょっとの菓子
その他諸々を鞄に詰めて、家を出る
まだ夜の明けきらぬ空に、白い息が上がる
風に吹かれ、電車に揺られ。
着いてすぐは、見慣れた場所だった
あそこの店は潰れてしまったのか
向こうの店は知らないな
あんな所に店なんてあったかな
...しかし、記憶と照らし合わせると
なんだか初めての場所の様でもあった。
まぁ、ウン十年ぶりだから当然なのだが
「......ん、うめぇな」
でも、あの時食べた団子屋の味は変わってなくて、ちょっと嬉しかったり。
そうして食べ歩きそこそこ、道なりに歩いていると、漸く目的の場所に着いた
そこまで結構な人とすれ違って来たが、ここまで来ると人影も見えない。
「......やっと来たぞ、先生」
そこには、一つの石碑。
...昔馴染みの先生が眠る場所。
別れは唐突だとはよく言ったもので
今まで言い訳を並べてきたが、
結局は、寝顔を見るのが怖かっただけ。
一度だけ見てしまった、今にも起き上がりそうな顔を
...だが、今、漸く踏ん切りがついて
「ほら、あんたの好きだった団子だぞ」
傍に置いて、そう呟いた。
「.........なぁ...話してぇ事が沢山あるんだ」
俺も近くに、腰掛けた。
遅刻の件は...あれだ、万年遅刻してたんだから、今回も小言くらいで許して欲しい。
嗚呼、そう言えば...
そう言いながら、俺は口を開いた。
今回は立場が逆だなぁ...なんて思いながら
視界に映る石碑の文字が、少しだけ滲んでいた
手を繋いでいてほしい、あなたと行ける先が地獄だけだとしても
『街へ』
「カントリーロード、この道ー、ずうっとぉ、行けばー」
昼休み、僕ら以外は誰もいない教室。
ぽっかり空いた空間があると歌いたくなる衝動に駆られる僕が、下手な歌声を響かせていたところ。
「……その曲、日本語の歌詞あるんだ。」
友人の駿が、僕の調子外れな音に険しい目を向けながら言った。
その声は酷く冷たくて、聞いてきたのはそっちなのに答えを求めているようには到底聞こえない。
まぁ駿はこういう所がある。
だが、めげずに話しかければ聞いてはくれるから、実は優しいやつ(?)なのだと僕は知っているのだ。
「え、むしろこの曲日本のじゃなかったの。僕日本語の歌詞しか知らないけど。ほら、ジブリの映画でさぁ、この曲を歌うシーンがあって、僕あれ見て一時期海外にバイオリン作りに行きたくて、母ちゃんにダダこねてたわ。」
「お前に楽器作りは無理だろ。……その曲、アメリカの曲だよ。誰のかは知らないけど、俺は英語でしか聞いたことない。」
駿は素っ気なく幼い頃の僕の夢をぶった斬ると、曲を小さく口ずさみ始める。
「Country road, take me home to the place I belong~」
ほとんど息のカッスカスな駿の歌声は、正直僕より下手だと思った。
でも、そんなものより、僕は歌詞が気になった。
「英語の方って家に帰りたいって曲なんだ。」
「ん?逆に日本の方は違うの?」
ウェストバージニアーとか歌ってた駿が固まって、僕の方を怪訝そうに見上げる。
「うん。……意訳ってやつ……なのかな。よくわからんけど、日本語の方は家に帰らない、帰りたくないって感じの曲だな。」
「なんだよそれ。」
「僕からしたら、家に帰る方がなにそれって感じなんだけど??」
謎の日米ギャップに翻弄される僕たち。
頭の上にハテナマークをポンポン飛ばしている僕と違って、駿はすぐに冷めたようなどうでも良くなったような目をした。
「……ま、とにかく道を歩いてるってことだろ。家があるか無いかはともかく、街に向かって。」
「雑だな、そのまとめ方!」
僕は思わずツッコんだけれど。
もしかしたら駿は、家がある街に帰りたくないのかもしれないななんて、彼の暗く濁って達観したような目を見ながら僕は思った。
髪
に
睫
毛
に
鼻
先
に
不
香
の
花
--28--
〜街へ〜
水没した路面電車の線路の上を裸足で歩く。ゆらゆらと足をつけたところから波紋が広がって、やがてしんと静まった水面に同化していく。チリンチリンとなるベルの音はいつまで経っても聞こえない。
「静かだなー……」
だだっ広い水平線を見回してそう呟く。生き物は居ない。姿を表していないだけでどこかに存在するかもしれないが、見たことがないからわからない。空を自由に飛び回る鳥も、水面の下を我が物顔で泳ぐ魚もいない。
荒廃した世界を覆う水は陸地のほとんどを飲み込んでしまっている。まだ顔を出している都市の残骸は青々とした植物に覆われ、ジメジメとした湿気をまとっている。この世界でひとりぼっちになってからずっと、歩き回って休んで人を探してきた。別にゾンビ映画みたいに死人が歩き回ってる訳でもないし、SF映画とかでありそうな宇宙人侵略されて人間が全滅!!1人だけ生き残った!!なんて展開でもない。目が覚めたらこんな有様だった、ただそれだけだ。それこそファンタジーを疑って頬をつねって、強く叩いたけど何も変わらなかった。
なんやかんやで今の環境に適応して、ひょっこり顔を出してる場所に生えてる見覚えのある食べ物やたまに水面をぷかぷかと漂う食べても大丈夫そうなものを食べて生きてきた。路面電車の線路を歩いているのはそこがいちばん道らしいから。荒廃した街を見るのは楽しい。ほとんどの場所は水に浸かって水底だが、高台にある場所はいまだ生活の痕跡を残しているし…飽きることはない。
その日も街を探して歩き回る。ちゃぷ…ちゃぷ……と水をかき分けて歩くと、緑に侵食された街を見つける。街は人がいないためガラリとしており、酷く寂しい。人が居ないだけでここまで寂しさが滲むのか……とこの世界に来て実感した。手に持っていた靴を履いてアスファルトを踏む。地面には日々が入り、建物にも大きなヒビが入っている。街の店を見ていくとまだ食べられそうなカップ麺や非常用食品がずらりと店に並んでいる。人も居ないし生きるためだ!とそれを持てるだけカバンに詰めてさらに歩く。落ち着いた場所を見つけたら、荷物を下ろしてお湯を沸かすためにペットボトルの水を開けて、適当な鍋に入れて、ガスボンベで燃やすタイプのガスコンロを使ってお湯を沸かす。グツグツと沸騰したそれをカップ麺に入れて3分待つ間に、外を見た。
「……不気味なくらい静かだ」
電波もなければ電気もない。夜は暗くなるから早めに寝る。地平線に夕暮れの太陽が落ちていくのが見えて、眩しさに目を細めた。だいたい3分経ったカップ麺をすすって、空にするとその場にゴロリ……と横になった。満点の星空とぽっかりと浮かんだ月。現代なら田舎でしか見ることの出来ない、綺麗な夜空だ。
「…明日はどうしようかな」
きっと明日も明後日も────
ひとりぼっちの世界で、人の気配のない街へ向かう
「街へ」
夕暮れの街へ飛び出して、一緒にたい焼きを買いに行こうよ
パジャマにコートじゃちょっと寒いけど、手を繋げば大丈夫
そしてまた、あんこがカスタードで喧嘩しよう
で、最後は半分こして仲直りしよう
街へ
私は田舎に住んでる。
街に出た時すごくワクワクする。
田舎もいいとこ沢山あるけど街にも沢山いい所がある。
その人からしたら当たり前でも、
他の人からしたら宝箱を開けたような、
そんな感覚になる。
それが、面白いとこ。
ねるねるねるねを
練らなければ…
仮に 何らかの“理由”によって
練らなければ…
いけなくなったとき。
別に
街へ行かなくてもいい。
ねるねるねるねは
自宅でも
練れるのだから。
[街へ]
街へ(914.6)
先日、初めましての人と話す機会がありました。
彼女は遠くから来ていたのですが、
「すごくキラキラしてオシャレな街ですね!!!」
と、いたく感動されていて。
大都会からは少し離れた静かな場所だったので、そうか??と思いながら聞いていたのですが、
「クリスマスでもないのにイルミネーションで街がキラキラしてる!」
と。
確かに、何でもないビルの間の街路樹がイルミネーションでライトアップされていて、夜は綺麗でした。
そんな風景が当たり前になっていて感動もしない自分にがっかりするとともに、彼女の喜びようが嬉しくて(別にその場所は地元でも何でもないのですが)ニコニコした出来事でした。
街へ繰り出す
栗坊主
街への憧れ
自分で色んな所へ
行けるようになった時
街行こうぜ!
て用もないのに行ってた
活動範囲が広がるのが楽しくて
いまは…
街行くと
ぼったくられるから行かないよ
家が一番なんだなぁと
感じる今日この頃過ごして
いつでも寝れる事に感謝して
今から横になろう
気付いたら明日
こんな幸せな事はない
田舎に越して、まず駅ビルがないことに驚いた。
改札を出ると小さなお土産屋さんがあるだけで、高い建物もない。ある意味ターミナル駅なのに、関東南部から来たわたしにはカルチャーショックであった。
更に、車両を借りているのか、電車内にある路線図が別の県の地下鉄の図である。見ても現在地がわからない。そもそも載っていない。行きたい方向というか、どこ行きの電車に乗るべきかがわからない。◯◯行きと◻︎◯行きが正反対の向きで、乗り間違えると次の電車は早くて一時間待ち、遅いと三時間以上待つことになる。車社会のため、電車は学生さんが乗る時間くらいしか来ないのだ。
免許のないわたしはこの田舎で暮らしていけるのか不安だった。無人駅で彷徨った経験もある。街は便利に整えられている。多くの人が関わって保っている。今は当たり前ではないその利便性に感謝しかない。
【街へ】
"街へ"
冬の真っ只中、全財産と少しの荷物を小さな鞄に詰め込む。
ピッと機械音が右側で響いて、さっさと歩みを進める。
ぶわっと空気が吹き込んで、コートが翻る
何度この風を感じても慣れる気がしない。
扉の左側に立って、降りる人を待つ
田舎の始発列車
車内は人気がなく座る場所も、選び放題。
入ってすぐの席に腰掛けて、横の壁にもたれかかる
外はまだ暗い
アナウンスがあった後に空気が漏れ出すような音を立てながら壁の向こうの扉が閉まるのを感じる。
ほんの少しして、揺れ出す。
携帯を取り出して触る気にもなれず、ただ誰もいない向かい側の窓を眺めるしかなかった
ほんの少しの赤を携えた空はあんまり綺麗で、つい惚れてしまいそうになるから
ひとつ咳をして、意味もなく膝の上に置かれた鞄のチャックに手を伸ばす。
触って、握って、滑らせて
開けることもせずにただ子供のように手遊びをしている
まだまだ、到着にはかかりそうだ。
(街へ)
昔みたいに。。飛び出したい、
そうは、思っても、なかなか。
(街へ。)🦜
あのね
昨年の暮れに
優しい、叔父しゃん。と
夜の街に出掛けたんだね。🦜
・普段は早寝。なんだけど
偶にはそんな日も
有るんだよ。
✣其れで、何時もの投句。が
始まったんだね。
❣最初に、僕が詠んだ句が。
【街中の 茅葺き屋根に 初時雨。】
❣其れに応えて、叔父しゃん。の句が。
【街中に 大寺除夜の鐘 撞かず。】
❣娘すずめ、しゃん。の句が。
【香水を 街へ出る日の 御守りに。】
❞僕達、雀。は夜の街並みを
観る事が珍しく 昼間観る
街。と違いとても興味深く
想ったんだよ。🦜🦜🦜
《本日の、文章。は大分
手を抜いて書いた事を
申し訳無く思って居ります。》
🦜🦜🦜🦜
街へ
「街は危険が沢山よ。……それでも行くの?」
僕は母の言葉に、躊躇わず首を縦に振った。
「そう…。」
母は悲しそうな顔をしてそう言った。
本当は明るく送り出して欲しかった。
僕だって、街に出るのは少し怖いから。
幼い頃に1度だけ街に住む叔父さんに連れて行ってもらったことがある。
街にはここよりも多くの人がいて、色とりどりのお店や家が立ち並んで、まるで夢の中にいるようだった。
「なぁ?凄いだろ!?お前も大きくなったらこっちに来ておじさんと暮らすか?」
豪快に笑って僕の頭を荒く撫でる叔父さん。
僕は何度も首を縦に振って答えた。
僕もようやく大きくなって、街へ出られる。
その時───、
「…そう。異端者の兄に唆されてあなたは変わってしまった。あなたはこの村の守護神なのに、皆を裏切るのね。この村の神は民を見捨てて皆殺しにするのね。民を裏切った神を産んだことで私まで糾弾されて殺されるのね。」
微かな母の声が聞こえて、あと一歩で外へ出ようとした僕の足は止まった。
家の奥の方から母の暗い呪いのような声。
まるで鎖で繋がれたように身動きが取れなくなる。
「……ぁ、あ゛ぅ、ぁ。」
もどかしい気持ちが獣の唸り声のようになり僕の口から出るが、体は金縛りにあったようにピクリとも動かない。
街へ出たい。街へ。街へ。
『街へ』
手元のノートをそっと開く。
そこには見覚えのある文字が並んでいる。
愛おしい筆跡をそっと撫でる。
窓から彩度の低い光が入ってくる。
穏やかな昼下がり。
私はノートをカバンに入れて家を出る。
今日こそ確かめなくちゃいけないことがある。
電車に揺られて30分。乗り換えてまた1時間。
懐かしい匂いがする。海の匂い。
あの日とおなじ冬の海。あなたの住んだ街の海。
波の寄せる砂浜に座って、またノートを開く。
3年前の今日と同じ日付に、私と彼が最後に会った日のことが書かれている。
この街で私たちは夢を見ていた。
ねぇ、どうして私を振ったの?
あなたは今どこにいるの?誰にも何も告げずに遠くに行ってしまって、私は何を願えばいいの?
この街にあなたはもういない。
ひんやりと冷たい風が髪を撫でる。潮を孕んだじっとりとした風。
未だに忘れられない私にあなたは呆れてるかな?
このノートに、私を罵る言葉を探してた。
私を嫌いになった証拠を、別れる決断に至った証明をずっと探していた。
愛してるって最後の言葉を嘘だと思いたかった。
そうじゃないとあなたに囚われて逃げられないから。最後までひどい人。
そんなんだから、こんな街まで来ちゃうのよ。
ノートを破って海に投げる。波が少しづつ破片を攫う。水平線のその先の遠くにゆっくり押し流す。
私はうずくまって動けない。
愛してるの文字が海に溶けるまで、動けない。
2026.01.28
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