『蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
蝶よ花よ
「子供を非常にかわいがり大切にするたとえ」らしい
今日初めて知ったから正しい意味では書けないが
私は多分、まさしく蝶よ花よと育てられた人だ。
私に襲いかかる恐ろしいものは両親が振り払ってくれた
できないことも笑って許されたし
多くのことをどうにかしてくれた
だから
もしかしたら私は何もできぬ子に育ったかもしれない
傷つかずに育ったから
将来立ち直れなくなるかもしれない
それでも
「私はすごく愛されて育ったな」
これをすごく思う
あれよあれよ 蝶よ花よ
薔薇よ 牡丹よ 石楠花よ
お前たちはなぜそんなにも
美しく贅沢に咲くのだ
私を誘惑するのがそんなにも楽しいのか
もう うんざりだ
この鼻をつくむせ返る匂いも
目を惹く艶やかな色も
私の脳裏から焼きついて離れない
まるで真夏の蝉のように
耳元でわんわんとこだまする
これが私への罪 罰 贖罪
軽々しく扱った彼女たちからの
最大で最高のプレゼントだ
★蝶よ花よ
野生児だった私は、花にとまっていた蝶を、親指と人差し指で摘んで捕まえたことがある。
指に鱗粉が付いて、びっくりした記憶。鱗粉って、なんのために付いているのだ?
それにしても、蝶がおっちょこちょいだったのやら、私の反射神経がバケモノだったのやら。
またいつか、同じように捕まえてみようか。
いや、虫に触りたくないから、やっぱりやらないかも。
蝶よ花よ
私の世界を彩って
蝶よ花よ
美しい姿に魅せられて
どれだけの人が落ちたかな
蝶よ花よと
踊らされ
どれ程のものを枯らしたか
私の世界を彩って
みんなの世界を彩って
貴方はどんどん朽ちていく
蝶よ花よ
教えてください
なんのために
生まれてきたの
蝶よ花よと育った人ってどうなんだろう。
想像でしかないけど、今の世の中
生きづらいのではなかろうか。
蝶よ花よと育てる側は楽しいのだろうけどね。
想像でしかないけど。
(蝶よ花よ)
『蝶よ花よ』
あの子が自分から家を出た、だなんて、そんなこと信じられません。
みなさんだってご存知でしょう?
あの子はまだ七歳なんです。
十歳だったら、もしかしたらそういうこともあるのかもしれません。
――いえ、それだって疑わしい。
ニュースにも取り上げられ、世間の目も集まり、あの子は有名になりました。
もはや、あの子の行方を探しているのは私だけではありません。
住所や本名は非公開とされていますが、そういうことを調べるのが得意な人はいくらでもいます。
暴き立てて騒ぐ人たちに興味はありません。
私はあの子を探し続けます。
だって、警察や消防が付近の川や池を虱潰しにさらっても、遺体はおろか所持品ひとつ見つからなかったそうじゃないですか。
私はあの子を探し続けます。
ええ、今度こそ、私の手から逃げ出さないように。
蝶よ花よと、大事に仕舞い込むのです。
蝶よ花よ
強い風にも損なわれるもののように、親が言わば「防風林」よろしく守りをかためて育てる様子が思い浮かぶ。最近ではとんと聞かなくなったが、昔は冗談めかして「蝶よ花よと大事に育てて…」と聞こえてくる言葉だった。
身近にそのような環境の子どももいなかったから、遠い遠い世界の話という印象がある。お姫様とか、政に関わらない王子様とか、あるいは比喩的にそのような人々。
庶民的感覚で「お姫様たち」に見える人々はどうだったのかと言うと、現実には“大切に育てられた”のとはちょっと違うようだ。ベクトルが違う。
日本での武家の姫様は、厳しく折り目正しく、「かくあるべし・皆の範たれ」が、生活の細かなところから生きざままで貫くことを要求された。私なら息苦しくて胸の病になりそうだ。
ヨーロッパの姫様は、自分らしさを制限されがちだったようだ。つまるところ、婚姻という政治的手札として優れることを要求された。多くの場合、頭が良いなど邪魔な資質として疎まれ、あれこれできる手腕など火種になりかねないとして、端から遠ざけられた。“侯爵令嬢”という看板のある姫様でも、「自分自身という個人の力」を封じられたので、無力感の虚しさの中にあることなど珍しくなかったようだ(フェミニズムという考え方は、このような扱われ方に対して静かに「NO」を行動する、というものだ。自主自立の力のあることと、自由に意志する尊厳があることを、広く知らせるというムーブメントだ)。
「蝶よ花よ」という言葉は、「大事に育てる」という意味合いで使われる。…が、私はうちの子ども達をそのようなニュアンスの中には置いていない。寧ろ、「蝶は蝶、花は花、あなたはあなた。蝶も花もそれぞれに良きものだけど、あなたの良さは蝶にも花にも収まるものではない。さっ、自分を鍛えるのよ!」などという方向へけしかける。ゆくゆくは、自分自身を大事に育み続けることができるように。
蝶より強く、花より大きく、美しい自分らしさを。
☆お知らせ☆
いつも楽しく参加させて頂きありがとうございます
ただ自分の楽しみのために何かを綴ってみたいと始めた「書く」生活ですが、♡が増えていく嬉しさについ惹かれ拙い文章を綴り続けてしまっております
「今日も読んだよ!」とか「次を楽しみにしてるね!」という声があの♡マークから聞こえてくるようで、その声欲しさに綴るわけではなくても単純な私は「じゃあ、明日も頑張っちゃおうかな」などと勝手に気分を良くしている次第です
読んで下さっている方にはこの場をお借りして御礼申し上げます
また、皆様の素晴らしい投稿にも大変刺激を頂いておりますことも重ねて御礼申し上げます
実は諸事情がございまして、しばらくこちらへの投稿をお休みいたします
また、戻りましたら「書く」毎日を楽しみたいと思います
暑さ厳しき折、皆様お健やかにお過ごしくださいませ
また、地震の甚大な被害に遭われた地域の方々にはお見舞い申し上げます
私は大きな木の一部の花である。
愛しき者に栄養を与える実をつける花だ。
その者が人でも、動物でも、他の生物でも関係ない。
ただ、花として私があげられるのは、限られてる。
場を盛り上げるとか、花占いに付き合うとか、
花冠として誰かを飾るとか。
だから、私は自分が最期に実をつけ、
誰かの役に立ちたい。
そのために、私は蝶に手伝ってもらう。
ミツバチでも構わないけど、
蝶のように華麗な羽を持つ彼女たちの助けを借りれば
最強の栄養のある実を成せるかもしれないから。
一生の短い私が愛しき者にとって、
少しでも心に宿る花でいたい。
喋よ花よ
此度もはや現代では死語のお題とは
このお題の意味を調べずして知る若き者らが
このアプリに何人おられる思いますの?
いやはやこんなお題を選ぶなど
どなたか存じませんがお里が知れますわね
おほほほほほ
っとまぁ
こんな感じで使う感じっすかーー?w
【蝶よ花よ】
蝶は捕まえられ
悪い環境で死ぬ
花は踏み潰され死ぬ
これは全部人間がしてるんだ
ごめんね。
顔を上げたら、夏がすぐそこにあった。
鮮やかな青空に、輪郭のはっきりした雲が映えている。綿あめみたいな絹雲でも、泡のようにふわふわした雲でもなくて、触ったら固さを感じるような弾力のある雲。暑苦しいほど力強いそれこそが夏の風景に相応しいと思った。
宙を走る電線、風になびく洗濯物。ぼんやりと歩く私の先を、子供たちが駆けてゆく。
巡る月日のなかで、浮かんでは消えていく雲たちにも、同じものなどきっと無いんだろう。たくさんあるのに、どれも違う。同じものが無いことがあたりまえでみたいに、雲は形を変えて流れていく。まるで、変わることに恐れることはないように。
自然にあるものに、どれ一つも同じものが存在しなくて良かった。
比べることにすら意味がない。
ただ、そこにあることを感じられる自然の摂理が癒しになる福音だから。
巫女様、巫女様。そう皆が呼ぶ。
それは正しくこの身を示す言葉であった。
話しかけてもらえる。それはとても嬉しい。
けれど、時々、そう時々だ。ふっと寂しくも感じていた。
なんて贅沢な悩みだろうか。
玉のように大切にされているという自覚を持つほどに、愛されている。愛されているのに。
足りないと思う私は、巫女失格だろうか。
特別
なんていらない
ただ 名前を呼んで
神様
愚かで小さなこの望みを叶えてはいただけないのでしょうか
2024/08/09_蝶よ花よ
蝶よ花よ溜めて水を
どんな花が咲くか楽しみじゃない
「この花はなに?」
食虫植物
「じゃあ、この花は?」
雑草
「すっごく綺麗!」
ブリザードフラワー
♡♡♡
「どんな花にも良いところがあるわ」
植物だけじゃない、人も。
蝶よ花よと育てられた結果、埋めようのない寂しさを抱えた大人になってしまった。
蝶のように軽いからだも、花のように根強く地に足をつける力も、わたしにはなかったから。ただの体裁のため、そのように育てられたが、得たのは本当に体裁だけの着飾り方だけだった。
わたしには彼らのような真の強かな美しさは荷が重かった、それだけだ。それだけが、悲しくて寂しくてたまらないのだ。
蝶よ花よと育てられ、愛嬌を振りまき、甘い汁を吸ってきた私。それが唯一私にできること、それが私の幸せ。
一人だけ時間が止まっているかのよう。
みんなが喜ぶのなら、それでもいい。
心が満たされなくとも、そこに本当の私はいなくとも。
そう思っていた。あなたと出会うまでは。
取り繕った姿を無意味にしてくれて、
蝶でもなく花でもない私を大切にしてくれる。
止まっていた時間が動き出す。
蝶よ花よと育てられた人が
蝶や花を愛でなさそうな現代
手をかけ目をかけ、蝶よ花よと育てた白文鳥が旅立ってから一年が経った。
彼は前述のとおり一家の王子様として育ててしまったがために、大変なわがままバードであった。いや、元来文鳥はそういう生き物なのかもしれない。生意気でわがままで媚びへつらわない。しかし甘えるときはこちらの都合お構いなしに甘え、リラックスした姿は骨格に疑問を抱く液体ぶりである。犬か猫かと聞かれたら、間違いなく猫だ。(鳥です)
猫が猫様であるように、文鳥もまた文鳥様であった。
あの家臣として生きた日々が懐かしい。
あの問答無用のみだれづきが懐かしい。(1ターンに2~5回連続して攻撃する。ノーマル・ひこう)
構われるのは嫌なのに、構わないとすり寄ってくる愛らしい温かい小さな子。
お盆だし、また遊びにおいでよ。
大好物のスイカを用意して待ってるからさ。
蝶よ花よ、美しい姿を見せてくれてありがとう。
君達も今を一生懸命生きているんだよね。
人間も同じく今を一生懸命生きている。
生命は儚く、時間は刻々と過ぎていく。
人生一度きり、日常生活のあらゆる事に感謝をし、今この瞬間を大切に生きよう!!
明日も平和で良い1日でありますように。
詩(お題)
『蝶よ花よ』
親が娘を 大切にして
蝶よ花よと育てる…らしい
蝶も花も しゃべらない
うちの娘は 毒舌家
綺麗に着飾りゃ べっぴんさんよ
蝶より花より 美しい(親バカ)
だけど思春期 反抗期なの
「おやじキショイ」は ご挨拶
蝶よ花よと 見とれてしまう
奪う男は 大嫌い
蝶や花より 健康で
笑っているだけで それ最高
蝶も花も 寿命は短いが
おれが死ぬまで べっぴんさん
世界一