蝶よ花よ、私を連れて行って。
ねぇ、私を連れて行って。
誰も届かない場所まで、誰も知らない遠い場所まで
光り輝くあの空へ
「私もいきたい」
なんで?なんで?、置いて行くの…
お願い、お願いします。
「もう、悪い子辞めるから、許して、何でもするから」
「だから、だから、私を置いて行かないで…」
『助けて』
彼女の声は何処に届いたのだろうか。
彼女の声は誰に届いたのだろうか。
ただ、
誰もいない空を虚しく眺めることしかできなかった。
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8/9/2024, 4:32:46 AM