私は大きな木の一部の花である。
愛しき者に栄養を与える実をつける花だ。
その者が人でも、動物でも、他の生物でも関係ない。
ただ、花として私があげられるのは、限られてる。
場を盛り上げるとか、花占いに付き合うとか、
花冠として誰かを飾るとか。
だから、私は自分が最期に実をつけ、
誰かの役に立ちたい。
そのために、私は蝶に手伝ってもらう。
ミツバチでも構わないけど、
蝶のように華麗な羽を持つ彼女たちの助けを借りれば
最強の栄養のある実を成せるかもしれないから。
一生の短い私が愛しき者にとって、
少しでも心に宿る花でいたい。
8/9/2024, 6:22:21 AM