ネジが外れたウサギ

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3/8/2025, 2:28:07 AM

幼なじみのあの子は自閉症で、言葉をうまく話せない

でも、彼女がいつも歌う週替わりの歌がある。

ほとんどが今流行りの曲だ。

言葉にするのが苦手だから歌詞はなく、

いつも「ラララ」でメロディを奏でる。

だから、メロディに真剣に耳を傾けないと曲名が思い出せない。

ところが、彼女の歌っているメロディから連想した曲は

歌詞を検索するとその曲たちには共通点がある。

メロディが個性的かつ歌詞に心の描写が存在すること

もしかしたら、彼女の頭の中には

いつも「言葉にならない想い」が存在しているだろう

3/7/2025, 6:49:08 AM

あの日、周りにある桜はどれも葉桜だった。

ちらほらと桜の花びらが風で舞ってくる。

彼氏と別れたばかりの私に花びらが慰めてくれている

恋の盛りを忘れて花がらになった私には

風が運ぶ新たな「希望」が新しい恋の始まりだった。

3/4/2025, 10:41:49 PM

君と交わしたあの約束は、今でも忘れられない。

だって、初めての「宝物のような親友」だったから。


君が転校してきて私から話しかけた。

お互いに米津玄師の絵が好きでよく真似して描いてた

でも、絵心があるのは君の方で

私はどちらかと言うと詞のほうだった。

学校ではいつも一緒だった。

二人の仲が深まるにつれ、君は告げた。

「いつかあなたの文章と絵を合作して本を出したいね」

それがあの時の約束だったと覚えてる?



その後、いじめという戦争の兵隊になって

私を裏切り、私を攻撃することを選んだ。

あんなに楽しかった日々は、海がさらった砂浜の中だ


それでも私はあの時の約束を忘れられない。

初めての「親友」だと思える人が君だったから。

2/28/2025, 10:41:11 PM

初めて君が抱いてくれたあの日。

痛かったけど、心地よさを初めて知った。

君の「大丈夫?」という優しい言葉が

君と一つになれたことが「愛される」ことかと知った


それまで私は「愛される」ことを知らずに生きてきた

家族とか友達とか「普通」に親しくしてきたけど、

そこに「満たされる愛」は見出せずにいた。

でも、君と出会って初めて「愛しい」という言葉を習った。


硬い雪に覆われてカチカチに凍った心臓が

少しずつ愛という陽だまりで溶かされ再び動き出した

あの日の温もりはそれ程までに春を呼んだ。

2/26/2025, 12:35:13 AM

夢の中で私の背中についていた白い翼。

その白い羽根を眠りから覚めた私は手に握っている。

おまじないの言葉とかそんなの知らないけど、

夢の中の私は現実の私のこれからだと思う。

きっと、この羽根は冒険の旅に出かける翼となるから

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