ネジが外れたウサギ

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5/28/2025, 7:53:50 AM

遅めの青春だから、初めての彼氏だった。

だからこそ、君を深く愛し過ぎてしまった。

だからこそ、余計に君を傷つけたしまうこともあった

謝りたい、まだ「好きだよ」って言いたい。

でも、これで最後にするね。

「私に恋を教えてくれた君に、幸あれ」

5/24/2025, 5:33:36 AM

もし君が孤独の風にさらされているなら、

僕が君を甘い羽衣でそっと包み込んであげる。

孤独の風は冷たく、苦く、鋭いから、

甘い羽衣で暖かく、甘く、ほんわかと守るよ。

君には見えなくても、羽衣は孤独をさえぎってくれる

5/21/2025, 7:38:45 AM

彼の9回目のため息と共にタバコの煙が空に溶ける

「私たち、別れよう?」

そう言うと彼は言葉の代わりにため息をつく

別れたくないのか

それとも振られる事にプライドが傷ついたのか

彼はため息を言葉代わりに使う。


そして、10回目のため息のあと彼はこう言った。

「君は俺に何度もため息をつかせるくらい、

 俺にはもったいない女だったよ。

 もう少しだけ待ってくれたら…」


彼は言葉に詰まったあと、かすかに聞こえる声で

「シンデレラになれたのに」

と空に言葉を溶かして、私を置いて駅へ向かった。

5/18/2025, 6:04:59 AM

誰だって『全ての世界』を肉眼で見ることは難しい。

人生の中でどんな道をたどるかは

目の前に来ないと分からないものだ。


『自分はあの大学に入学し、趣味を学ぶ』

そんな夢の世界に入れるのは一握りの砂。


でも、進むべき道はいつか変わる。

「できると思っていたことが実は実力不足」

逆に「できないと確信してたのに実は得意」

そんな風に道は変わっていく。


君が『まだ知らない世界』は、運命の世界だろう。

なぜなら、『まだ』という未然形の言葉があるから。


恐れを知らない野生のライオンのように

大きな試練に立ち向かう様は

『まだ知らない世界』を自分のものとして観れる事。

5/10/2025, 1:09:23 AM

幼い頃に描いた夢が叶うのは、ほんの一握りだろう。

そして、年齢を重ねていくにつれて

「あの夢は不可能なんだ」と

次第に『現実』の重さがわかってくる。

だけど私は、年齢を重ねたことで『得意なこと』が

別にあるということがわかってきた。


勉強ができない。

運動が苦手。

人との良い関係性を築けない。


そのような悩みの中でも私はただ、ただ生きてきた。

そんな苦しいことばかりが人生ではない。


人から褒められたこと。

誰かに勧められた趣味。

それが突然変異で得意なこと、好きなことになり

やがて「それを活かしたい」と思うようになる。


私の半生はそうだった。

幼い頃は下手でも絵を描くのが好きだった。

だけど、小学生の頃に初めて描いた漫画は絵ではなく

漫画のストーリーのほうを「面白い」と言われた。

それ以来、小説のようなものを書いてネットに載せ

興味を持ってくれる人が増えていった。

それがやがて私の強みになり、生きる励みになった。


だからこそ、幼い頃の夢が叶えられそうになくても

嘆く必要はない。

きっと、誰にでも隠れた能力がある。

それを生かすか殺すか。

その使い方次第で暗かった部屋に

小さな灯りのスイッチを見つけられる。

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