蝶よ花よ』の作文集

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蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/8/2024, 4:57:25 PM

蝶よ蝶よ
ふわりふわりと どこへゆく
あっちにいったりこっちにきたり
わたしはかわらず待っているよ

花よ花よ
昨日も今日も凛として
いつもあなたは綺麗だね
明日のこの場所で待っててね













(追記)
言葉の意味知らずに思うままに書いてしまった…

8/8/2024, 4:54:35 PM

うちの親は古い田舎の人なので、弟を跡取りだからと言って「蝶よ花よ」と大事に育てていた。別に大した家柄でもないのにね。なんやねん、跡取りって。だから私は幼い頃から「じゃない方」だったし、家なんて滅んだって構わないとさえ思っていた。
大人になって親元を離れた時も、淋しいとか感傷的になるなんてこともなく、むしろ解放感の方が強かった。


.......

私はこのアプリを始めてまだ日は浅いのですが、最初はなんだか面白そうと気軽な気持ちだったんです。
でもその日のお題を見てあれこれ考えているうちに、自分の中の深淵に向き合い、ずっと閉じ込めていたものを掘り起こさなければならない必要性を感じました。
楽しい思い出ばかりなら、それは楽しい作業ですけどね。でもそうじゃない。
時々、受け止めきれなくてしんどくなります。

でも。そういう自分の中で蠢く感情とちゃんと向き合って消化して浄化していかないと、次へ進む事はできないんだろうなと、なんか色々と噛み締めております。
あと、皆さまの作品を読んでいると、
「貴方の紡ぐ言葉に救われました」と思う事がよくあります。
救われたり助けられたり、共感したり感心したり。


もうちょっと、頑張れそうです。

8/8/2024, 4:51:58 PM














8/8/2024, 4:46:47 PM

蝶よ花よ


あの娘たちはどこへ行ったのだろう。
蝶よ花よと愛されて、甘やかされた娘たち。
流れる時の狭間に消えて、
もう戻らないのか。

幸せは誰かが差し出してくれるものと
信じて疑わなかった滑らかな細い指先は。

8/8/2024, 4:46:36 PM

焦らず、ゆっくり。

ひとつのことで頭をいっぱいにして、
どれだけ沢山考えても、実際にやれることは本当に少ない。

だから、一つ一つを可能性の話にして、
小さくして、頭の片隅にだけ置いておく。

✄╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ╶ ­­╶ ╶ ╶ ╶ ✄

とにかく、"今に集中"
この言葉が、僕の気持ちを軽くしてくれた。

少しでも、誰かの気持ちが楽になりますように🍀*゜

8/8/2024, 4:28:12 PM

昼間は草原で、ひらひらと揺れるスカートと舞う蝶に目が回っていた。
夜はろうそくの明かりだけで、貴方がピアノを弾いているその音に、襲われるような嵐のような緊張を感じ、少しずつ力が抜けていく。曖昧な気分になって、なにも見えなくなった。ろうそくの煙には毒でもあるかのように、貴方のピアノは催眠術のようだった。
私はその緊張と恐怖とわくわくと、たった一つ朝も夜も昼も変わらぬ、感情を抱えている。
貴方の恐怖か?甘さか?どんな香水よりも鼻につく、どんなお酒よりも酔いつぶれる、貴方の声。
あるとき、一度抜け出そうとしたことがあったような。
なぜか、猛烈に貴方のピアノにうんざりしていた夜、私は屋敷を飛び出して広い庭を抜け、門の手前まで、鬱陶しいスカートを握りしめて走ったんだった。
けれどあっけなく貴方に手を掴まれた。
そしてその夜は、貴方とダンスを踊った。古い蓄音機の音は今も忘れない。
それと貴方の鼓動とか、息遣い、言葉は思い出せないけれど、音や表情は覚えていた。
貴方の顔、貴方の声、体温、なんだか全て愛おしいと思った。心の底から離せないものが生まれた。
愛している。ただ、愛しているの。

この日記、貴方に読まれるかしら。
今夜貴方は抜け出して、庭を抜け、門の手前まで行くでしょう。
けれど私は止めやしないわ。貴方の手をとれるほど、私は強くはないの。貴方を待っている。

8/8/2024, 4:24:29 PM

蝶よ花よと育てられ、って言うけど花はともかくなんで蝶なんだろう?

そう思って調べてみたら、平安時代の和歌にその語源がある、みたいな記事を見つけた。
清少納言の歌への返歌らしい。蝶や花を育てた、という意味では無く、美しいものを愛でた、というニュアンスの言葉だったそうだ。
確かに蝶も花も綺麗で、儚げで、触れるにしても慎重に、大事に大事にしたくなる。
けれど語源となったその返歌には、少し悲しい意味があった。

美しさを失ったものを、盛りを過ぎたものを変わらず愛し続ける心を、ずっと持ち続けていたい。

END


「蝶よ花よ」

8/8/2024, 4:23:35 PM

→名作探訪 第56回 
  〜寝具メーカー『蜃気楼閣(株)』の夢眠布団『蝶よ花よ』

空気のように軽いその布団にひとたび包まれれば、あっという間に夢の入り口に到着する。
蕩けるほど甘く、繊細な肌触りは体を優しく撫でる。まさしく『蝶よ花よ』の過保護感だ。
安夢を約束してくれる布団だが、メンテナンスを含めたクリーニングの一切を同社が取り仕切っているため、サブスクリプションでのみの取り扱いとなっている。
決して解体できないこの布団の中身の都市伝説は、多くの読者が知るところだろう。虹の根元雲であるとか、蛤の吐く糸煙であるとか、入眠枕『眠眠階段』で有名な羊工房の羊毛を使っているとか……。
思い切って真相を、蛤田(こうた)社長に尋ねてみたが、答えてはいただけなかった。氏の温和な微笑みは、難しいことは考えず健やかな夢に揺蕩うよう、筆者を諭しているようだった。

ホームページ無し。ドリームページ有り。
夢の中にて申し込み可能。

テーマ ; 蝶よ花よ

8/8/2024, 4:22:26 PM

あの時既に死ねばよかった
それすら出来ないほど余裕がなかったのか?だからこそやればよかった

8/8/2024, 4:12:17 PM

人は見かけによらぬ、とはよく言ったものである。
彼女は「人の汚いところなんて知りませんわ」といったように振る舞うものだから、さぞ自然に、当たり前のように守られてきたに違いないと僕は思い込んでいた。

「誰が助けてあげたと思っているの」
植物園で当番の水やり(彼女に押し付けられた)をしながら不満垂れる僕の邪魔をするように話し続ける。

「蝶よ花よ、ね。大事にされてきたのは確かね。私自身も私が一等大切にしているわ」
この花と違ってこの世でたった一人だもの、と微笑む。薔薇と喧嘩したちいさな王子さまと出会ったのが彼女ではなく、うわばみでよかった、なんて考える。
「でも、可愛らしい蝶や花のままじゃ子どもの手でも潰せるわ」
遠目で見たときに感じた、あの陽だまりのような気配はない。食虫植物や蜘蛛を見た時のような、とにかく落ち着かない緊張がじりりと胸にうまれる。

飛び続けなきゃ蜜にもありつけないし、咲かなきゃ手折られるだけよ。
「温室育ちはどちらかしらね」

慈しまれて育てられた生命が、美しいだけで終わるわけがなかったのだ。

蝶のように舞い、蜂のように刺す。薔薇に棘あり。

長いまつ毛がこちらを刺すように向く彼女の目をみて、そんな言葉もあったことを思い出した。

【蝶よ花よ】

8/8/2024, 4:11:26 PM

蝶よ花よ

種から芽吹き,日の光を浴びた小さな蕾は長い冬を乗り越え,やがて美しい花を咲かせる。

小さな卵から孵った幼虫は、成長するために蛹へとなり,美しい羽を広げ自由に舞う

産声を上げ誕生した命は,いつのまにか自力で立ちあがり,やがては自分の言葉を喋ることができるようになる。時には悩み,周囲の愛情を知り,自分の足で道を歩けるようになる。

言葉の意味は違うけど,みんな「蝶よ花よ」と育ってきたのかもしれない

小さな種が,陽の光を浴びて美しく花を咲かせたように

蛹となり眠り続け,羽を広げ空へ飛び立つ蝶のように

私たちは親から愛情を貰い,自分と向き合い成長し,羽ばたき,やがて人を愛していく。

8/8/2024, 4:09:41 PM

艶やかに
淑やかに
舞い踊り
咲き誇る
降り注ぐ誘いに惑い
うたかたの幻に沈む


      ―「蝶よ花よ」―

8/8/2024, 4:06:06 PM

「蝶よ花よ」

を正確に理解すべく検索したら
「ちやほや」はこれを短縮したものだとか
今大河ドラマでやってる一条天皇定子彰子らへんの詠んだ歌が語源になってるだとか
学びになった…知らなかったよ…雅な例えだ…

大事にされるさま
だったり
はなやぎ栄えるさま
だったり
甘やかされるさま
だったり
ちょっとずつ意味が違うようだ。

蝶と花のすごいところは
蝶よ花よしてる人を幸せにするところだ
生き物は老いるし死ぬし花は枯れるけど
絵とかならずっと残るし後世の人もずっと
蝶よ花よしてられるよね
何より蝶よ花よの原点が文字になり物語になり
何世紀にもわたって沢山の人を魅了してる

また、飽く迄生きてるそれらが好きなら
種を大切にして次の世代も生きられるように
調べて試して残し方育て方を知る

星よ銀河よじゃ遠すぎる
触れられそうに近くて香りを感じる
季節がくれば巡ってくる蝶よ花よ…
ああ 尊い


あ、そうだ。
最近外来種のカミキリムシが桜の木をダメにしてるらしく、自治体によっては
「見つけたらその場で退治してね」
(生きたまま所有するのは違法になるみたい!)
「退治した数によっていいものあげる」
(QUOカードだったような)
って。

人海戦術じゃないともう追いつけない。
桜が見れなくなっちゃうかもだって。
日本の桜見られなくなっちゃうかも。

クビアカツヤ カミキリ

ツヤハダゴマダラ カミキリ

首 赤 艶 !と

艶 肌 胡麻 班!

(ゴママダラじゃなくゴマダラなんだ?)

蝶よ花よは1日にしてならず!

100年先も蝶よ花よするために
カミキリムシしばいてみませんか!

夏休みのお子さんの活動にどうですか!
詳しくは各自治体のHPを見て確認してね!
SDGs!←?

8/8/2024, 4:02:12 PM

独白 2024/8/9

自らは正気であるという狂気だけを手に
ここに立っている

失うことに耐えられない
正しくあるくらいなら狂ってていい

8/8/2024, 3:59:47 PM

愛でられたいわけじゃない
只々太陽に向かって背筋を伸ばし
水脈に光の粒が流れるように
軽やかに弧を描く

柔らかでまっすぐ
そんな芯から花を咲かせ
可憐に空を舞う


蝶よ花よ

8/8/2024, 3:39:45 PM

【蝶よ花よ】

 私は蝶や花を見ても綺麗だとは思えない。いつからかは分からないが何も感じなくなくなってしまった。ライトアップされた桜を見て綺麗だという友人、蝶を綺麗だといい標本にしようという少年の気持ちも私はわからない。
 私の推しは花のタトゥーを入れるほどの花好きだ。「私も推しと同じものを好きになりたい」と思い、ネットで検索してみたがやはり心は動かず、同じ感性は持ち合わせていないのか…と少し落ち込んだ。絵を描いている人間として感性は大事にしているのだが、なぜこうも違うのだろうか?自然を愛せないのは私が未熟だからなのだろうか…。
 実際、蝶なんて脚がウニョウニョしていて気持ちが悪いし、フラフラとどこに飛んでいきたいのか分からない。それにほとんど蛾と同じだろうとも思っている。アスファルトに咲く花を健気だと言う人にも嫌気が差すし、君が綺麗だと言った花だって踏んづけられたら人間のことを恨むんじゃないだろうか。
 こんな事考えていてもしょうがない事ぐらいわかってる。蝶や花の気持ちなんて分かりっこないんだから。蝶や花だって私たちに興味ないんだから。蝶や花だって毎日を生きることに必死なんだから。綺麗とか汚いとか気にしてる場合じゃない。

8/8/2024, 3:38:55 PM

「あなたの娘になりたい」



「もし女の子だったら、俺、絶対可愛がりまくると思うんだよ」
「あー、なんかそんな感じするー」

同窓会で数年ぶりに会ったあなたの左手の薬指には、指輪が光っている。
来年にはパパになるのだという。

決して叶うことのないこの恋は、小さな箱に入れて埋めてしまおう。


私の本当の近況報告は、誰にも言わない。

私は来年の桜さえも、見ることが出来ないかもしれない。
そんなこと、絶対に言えないし、言うつもりもない。


最後に会いたい人に会うために、今日ここに来たの。
後悔せず残りの日々を過ごすために。


ずっとあなたのことが忘れられなかった。
この想いは、夜の闇に溶かしてしまおう。

だけど、ひとつだけ、願ってしまう。
叶ったとしても、願ったことなど忘れてしまうだろうけど。


生まれ変わったら、あなたの娘になりたい。

そうしたら、あなたに絶対に愛してもらえるのだから。



────蝶よ花よ

8/8/2024, 3:36:34 PM

蝶よ花よ、美しいものはなぜこうも短命なのか。
すぐに踏まれたり食べられたり、ただ生きていようとも寿命がまず短かったり。
美しいものは必ず短命だ。
あなたがそれの特殊な反例を作ってくれることは当然のことだった。
あぁ、あなたまでそれらと同じように、証明するようにその一例になってどうする?
静かにいなくならないでくれ。
蝶よ花よ、あなたよ。
どれだって、僕の問いに答えてくれないところも同じだな。

8/8/2024, 3:36:03 PM

今日のきみを最初に見た時、花が咲いたみたいだって思った。

そして屋台をあっちにふらふらこっちにふらふら
浴衣の袖をひらひらさせて、かき氷をストローで食べてるところを見てたら、やっぱり蝶々かな。って思った。

今日のきみは花であり蝶々なんだね。

そして蝶よりも花よりもきれいだ。




「蝶よ花よ」

7/16「空を見上げて心に浮かんだこと」
7/24「花咲いて」
と同一人物かも。

8/8/2024, 3:33:42 PM

【蝶よ花よ】


蝶よ花よ
蝶よ花よと育てられ


あらゆる教養を受け
あらゆる贅沢品を与えられ
あらゆる寵愛に恵まれた少女


けれど少女が生きるのは
鳥籠のように閉ざされた狭い狭い世界の中


生まれた時から総てを約束され
生まれた時から総てを奪われた少女


空を知らない蝶
風を知らない花


何処に往く事も出来ないまま
少女は待ち続ける


いつか枯れ朽ちるその時を

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