蝶よ花よと育てられ、って言うけど花はともかくなんで蝶なんだろう?
そう思って調べてみたら、平安時代の和歌にその語源がある、みたいな記事を見つけた。
清少納言の歌への返歌らしい。蝶や花を育てた、という意味では無く、美しいものを愛でた、というニュアンスの言葉だったそうだ。
確かに蝶も花も綺麗で、儚げで、触れるにしても慎重に、大事に大事にしたくなる。
けれど語源となったその返歌には、少し悲しい意味があった。
美しさを失ったものを、盛りを過ぎたものを変わらず愛し続ける心を、ずっと持ち続けていたい。
END
「蝶よ花よ」
8/8/2024, 4:24:29 PM