せつか

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4/11/2026, 11:52:21 PM

この世界に対する漠然としたモヤモヤ。
日常に対する理不尽。
「なんか嫌」
「なんか嫌い」
この〝なんか〟をうまく説明できない。
語彙力の問題じゃなく、感情の整理がつかないだけ、な気もする。


END


「言葉にできない」

4/10/2026, 4:42:29 PM

爛漫の〝爛〟には光り輝くさま、という意味があるそうだ。それ以外に〝爛〟という字には〝ただれる〟という読み方もある。
桜をはじめとする春の花の色や浮かれた空気も相まって、春という季節にどこか淫靡な印象を受けるのは私だけだろうか。
春、桜といえば有名な『桜の下には死体が眠っている』、『願わくば 花の下にて 春死なん』といった、死や眠りを想起させる言葉もある。
エロスとタナトスを春に感じるのは、何故なんだろう?

絢爛と咲く花が数日と経たない内に儚く散るからか。
花の色に目を奪われて、何かが隠されてしまうからか。

なんにしても、春は不思議な季節だと思う。


END


「春爛漫」

4/9/2026, 3:25:37 PM

努力は報われるとか、挫折は無駄じゃないとか、
そういう綺麗事はもうたくさんなんだわ。
彼はそう言って行儀悪くしゃがみこんだ。
「現実は残酷だって、お前も分かってんだろ?」
髪を鷲掴みされて、顔だけ無理矢理引き起こされる。
「努力したって駄目な時は駄目だし、一度挫折したらそれはレッテル貼られたと同じなんだわ」
口汚く罵りながら唾を吐く。

「誰よりもずっとその言葉を信じてきた俺が、今ここにいるのが一番分かりやすい理由だろ?」
メキメキと音がして、着崩したスーツの背から真っ黒な翼が現れる。
「救いはねえし、依怙贔屓はするし、ロクなモンじゃねえよ」
三日月に開けた口の、真っ白な歯がやけに目立つ。

――あぁ、そうか。

誰よりも、ずっと。
君こそが奇跡を待ち望んでいたんだね。


END


「誰よりも、ずっと」

4/8/2026, 4:29:34 PM

ぼくのたびはまだつづいている。
これからも、ずっと。
きみたちとどれだけはなれても、ぼくのたびはおわらない。

このせかいのどこかでだれかが、ぼくをみつけてくれるまで。
ぼくにたくされたきみたちのことばを、だれかがみつけてくれるまで。

たくさんのうた。
たくさんのこえ。
たくさんのことば。
たくさんのけしき。
とおいとおいせかいのはてで、だれかがこのきらきらしたものをみつけてくれるまで。

ねえ、まだみぬいせいのあなた。
このはてしないせかいに、こんなにきれいなものをつくりだす、すてきなあおいほしがあるんだよ。
ぼくはこれをいつかであうだれかにつたえたくて、ずっとずっとたびをしているんだ。

たびはつづく。
これからも、ずっと。

ねがわくば、いつかであうだれかとふりむいたとき、あおいほしがきれいなままでありますように。


END


「これからも、ずっと」

4/7/2026, 3:55:13 PM

沈む夕日も昇る朝日も、じっくり見たことがない。
絶景と言われる風景を立ち止まって見たことがない。
なにかが欠けているのだろうか。


END


「沈む夕日」

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