『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#2 美しい
人生で人が多く集まり、涙を流し、笑ってくれる日は
3日間だけと言われている。
自分が生まれたその日。
自分が結婚した日。
自分が死んでしまった日。
このたった3日間の記憶に残るのは結婚式のたった1日。
このたった1日が貴方にとって幸せであり、
素敵な日となりますように。
生きている貴方は本当に美しい。
「そのドレスよく似合ってるよ。」
14世紀イタリアのルネサンス時代のある画家が、油絵で美しい頬笑みを浮かべた貴婦人の肖像画を描いた。
その貴婦人の肖像画は、何百年たっても世界で最も美しい女性と称され世界中の人々に愛された。
だけど世界でただ一人、この油絵が世界で最も醜いと思っているモノがいた。
それはこの油絵の貴婦人の肖像画でした。
「何故、たった1つしかないこの醜い私の顔を皆美しいと讃えるの。」
貴婦人の肖像画は長い年月を過ごす内に、何時の間にか人間のような心が宿っていた。
「ああ、私もあんなふうに豊かな見た目になりたい。」
貴婦人の肖像画は長い年月を過ごす内に何時の間にか人間のような心が宿り、いつも人間達を羨んであた。”彼女“にとって人間の喜怒哀楽によって変わる表情や歳を重ねる事に変わる顔が世界で一番美しいと思っているのだ。
ある日今飾られている美術館から別の展覧会の為にトラックで運ばれた。
トラックの運転手は杜撰な保管方法で”彼女“を運んだ。トラックの中は高温で貴婦人の肖像画を含む油絵の絵の具が溶け始めた。
展覧会の会場に着くと運転手と学芸員がトラックを開けた。その瞬間その場にいた人間全てが悲鳴をあげた。運んでいた油絵が全て歪んでいたのだ。
特に貴婦人の肖像画は瞼や頬が垂れ下がり、微笑んていた口元が不満げなへの字に曲がっていた。
世界で一番美しい貴婦人の肖像画が世界で一番醜い老婆の肖像画になったと”彼女“を除いて世界中の人々悲しまれた。
《美しい》
昨日があるさ、それは明日があるさじゃーってかあ( ´∀`)
【美しい】
化粧もファッションも香水も、全て美しいものだけで構成していたい。そう主張するといつだって、美意識が高くて凄いねなんて言われるけれど。
「そんなたいそうな話じゃなくない? 自分が最高に美しい姿で生きていたいっていうのは、ただ私がそうありたいってだけの話なんだし」
「まあみんな、そんな風に綺麗には割り切れないってことでしょ」
昔から私の不平に付き合ってくれる幼馴染は、ティーカップを傾けながらそう薄く微笑んだ。私の思う、この世で最も美しい人。私はただ君に釣り合う私でいたくて、精一杯の美しいもので自分を飾っているだけなんだ。
いつだって堂々と背筋を伸ばして、誰のことも否定はしない。だけど自分自身の意思だけは決して曲げない、高潔で美しい幼馴染。私にとって美しさとは、周囲からちらちらと向けられる羨望の眼差しに萎縮せず、君の隣に立ち続けられるよう自分を奮い立たせるための最強の武器だ。
「前々回が『どうして』、前回が『この世界は』、それから今回が『美しい』。……実は三部作要請?」
いや書けねぇけど。今更前々回と前回に関係性持たせて、そこから今回に繋げるとか、無理だけど。
某所在住物書きはスマホの通知画面に大きなため息を吐き、ガリガリ、頭を抱えた。
このアプリにエモネタが多いのは理解していた。そのエモネタを書くのが不得意なのだ。
「美しいものの背景、美しいに味と書いて美味、あなたの美しいは私の地雷。……他には?」
わぁ。意外と思いつかねぇ。物書きは再度息を吐き、天井を見上げた。
――――――
塩味からの甘味からの塩味。美しい組み合わせだと思います。それはその辺に置いといて、昔々のおはなしです。完全に非現実なおはなしです。
◯◯年前の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、一家で仲良く暮らしておりまして、
そのうち末っ子の若狐が、前回投稿分でいうところの父狐。そろそろお嫁さんを探す時期になりました。
祭神のウカノミタマのオオカミ様が、「北に良き相手あり」とお告げをくださったので、
後のコンコン父狐、お告げに従い北上の旅です。
当時のコンコン若狐、お嫁さん探して北上の旅です。
「東京の狐のお嫁さん?私が?」
まずは近場を尋ねましょう。
狭山茶香る埼玉県、狭山の静かな茶畑で、コンコン若狐、美しい瞳の狐に会いました。
このひとこそ、私のお嫁さんに違いない!若狐は力いっぱい大きな声で、愛を叫びました。
美しいあなた、私のお嫁さんになってください!
すると美しい瞳の狐、困った顔して言いました。
「私、優しい方より、広い茶畑を駆け回って悪いネズミを全部退治するような、持久力ある方が好きなの」
都内の病院で漢方内科の研修医をしている若狐、広い広い茶畑を見渡して、しょんぼり。
無理です。若狐、そこまで体力無いのです。
失意の中、コンコン若狐、また北上の旅なのです。
「私を、あなたの嫁にしたい?」
東京の真北といえばここでしょう。
風に稲穂そよぐ新潟県、庄内の一面金色な田んぼで、コンコン若狐、美しい声の狐に会いました。
このひとこそ、私のお嫁さんに違いない!若狐は頑張って綺麗そうな声で、愛を叫びました。
美しいあなた、私のお嫁さんになってください!
すると美しい声の狐、困った顔して言いました。
「私、静かな方より、ドッサリ積もる雪を軽々片付けられるような、寒さにも雪にも強い方が好きなの」
都内の雪ほぼ積もらぬ神社に住む若狐、新潟の豪雪を思い浮かべて、しょんぼり。
無理です。若狐、雪片付けなどしたことありません。
意気消沈の中、コンコン若狐、更に北上の旅です。
山形のアメジストかエメラルドなブドウ畑を通り、秋田の絹の反物みたいな手延うどんを見ながら白神山地に入り、とってって、とってって。
コンコン若狐、北上と失恋を重ねに重ねて、とうとう本州最北の県までやって来ました。
ここまで55連敗。そろそろ気持ちがキツいのです。
「東京のあなたが、北国の私を嫁に、ですか」
雪降り積もる小さな霊場の山の中で、コンコン若狐、美しい毛並みの狐に会いました。
父親は、北海道と本州繋ぐトンネル伝って、長い旅してきた黒狐。母親は、小さな霊場を根城にする白狐。
親のどちらにも似てないけれど、その美しい毛並みは、雪氷まとってキラキラ光り輝いておりました。
このひとこそ、私のお嫁さんに違いない!若狐はこれを最後と、一生懸命愛を叫びました。
美しいあなた、私のお嫁さんになってください!
すると美しい毛並みの狐、困った顔せず言いました。
「東京からここまで来るあたり、随分辛抱強い方ですね。私は心の強さと柔軟さを好みます。
良いでしょう。あなたの嫁になってあげましょう」
都内某所の稲荷神社在住な若狐、ここにきてようやくニッコリ。55連敗のその先で、ついに、美しいお嫁さんと巡り合ったのです!
幸福と感謝でビタンビタン。尻尾をバチクソ振って、若狐、お嫁さんと一緒に東京へ帰ってゆきました。
それから都内の若狐は病院の漢方医として、北国の嫁狐は稲荷神社近くに茶葉屋を開いて、
酷い喧嘩も無く、双方浮気もせず、いつまでもいつまでも穏やかに、幸せに、平和に暮らしましたとさ。
美しいものと言っても人それぞれ。
後世に讃えられた芸術品を美しいと言ったり、逆に道路に捨てられた靴を美しいという人もいる。
時には陰鬱な赤き血潮を美しいとすら思う。
またおなじものであっても、美しいと見えたりそうではなかったりする。
親しい人に対してその差異が発覚したときは悲しくなるが、またそれも人なのである。
人は自分の見た物しか信じないし感じない。
僕の見てる物は
キミに見えない
こんなにキレイなのにな
こんなにキタナイのにな
何で僕と君は
五感を共有出来ないのかな
スマホと言う機械では
指先一本で「共有」できるのに
機械を通した「共有」では意味が無いんだ。
一緒にその瞬間を同じ四つの眼で見られなくて
何を持って綺麗だなんて証明出来るの?
かなぁ。
だから僕は一人歌う。
悲しいから歌う。
そんな人間に囲まれて生きる人生と毎日を
楽しんでいる君達が羨ましく、眩しいから
歌うだけ。
そうして
誤魔化し、誤魔化し生きてかないと
死んじゃう気がしてならないんだ。
こんな僕の姿を見て「美しい」なんて
誰が言うだろうか
作った僕を皆欲するから、ブレス一つ。
外見を綺麗にする営みです。
題 美しい
著 塵芥椎名
『美しい』
「鏡よ鏡、鏡さん……」
世界で二番目に美しい人が尋ねる。
彼女は私を盲信しているから、
私の言うことが誤りだとは思わない。
ねぇ、お互い、歳をとったものよ。
永遠に若いままではいられないし、
永遠の魔力なんてどこにもない。
私は嘘はつかないけれど、
きっと私だって間違えることはあるわ。
最近はもう、よく分からないの。
……ねぇ、永遠なんて無いのよ。
今でも、一番美しいのは貴女なのかもしれない。
私が間違っているのかもしれない。
それでも私は私の見た真実を語ることしかできない。
信じる貴女が悪いのよ。
私の言葉なんかなくたって、
自分が一番美しいのだと言い張れば良いのに。
私ね、貴女のこと嫌いじゃないのよ。
貴女は魔術に長けているのだから、
あの子の命を奪わずとも美しくなれたはずよ。
自分を美しくする術だとか、
若返りの術だとか、
他にもやりようはいくらでもあったでしょう。
でも貴女は、そうしなかった。
だって貴女は貴女のままで美しい。
貴女は貴女のままで、
一番であり続けたかったんでしょう。
嫌いじゃないわ。
私を盲信している貴女も、
己の美しさを自覚している貴女も。
だから精々、最期まで一緒にいてあげる。
貴女といるのは退屈しないから。
美しい
どこを見る?
見た目はもちろん大事だが、
本当の美しさは内面で決まると思う。
心が狭い人はいくら美人でもやな感じがする。
余裕がないときでも、
思いやりの気持ちを忘れずに。
『美しい』
美醜の感覚は人それぞれだ。花咲く瞬間は美しいし、星が流れて光る瞬間も美しい。流れ出る血は美しいし、赤く燃え盛る火も美しい。
一軒の民家から轟々と火の上がるさまが高台からようやく見えてきた。火事は火の手が見えてからでないと気づかれにくい。野次馬が集い始め、遠くから消防車のサイレンも唸りを上げ始めた。もっと近くで見れたらどれほど美しいかと想像するが、遠くで見つめるのも趣があっていい。けれど美しい瞬間はあっという間だ。花はいずれは枯れゆき、星は塵と成り果ててしまう。到着した消防車の放水によって炎の勢いが徐々に削がれていくと途端に興味が薄れていった。今日見た美しいものは心に大事にしまい込もう。いつか飽きが来るその時までは。
空が見える。海が見える。空と海が繋がってて、太陽が登ってきて余計に美しい。そこに私と貴方がいて一緒に海を昇って空に行くの。私たち以外誰も見えないそんな美しい世界。
あなたが持っている美しいものは何かと聞かれ
答えられるものは多くない
皆が美しいという顔は持ってないし
性格も特別突出しているわけでもない
おしゃれが好きだが高価なアクセサリーは付けないし
歌うのが好きだが魅力的な歌声は持ってない
唯一 家族愛は美しいと言えるだろうか
そもそも世間が美しいと持て囃すものは
自分にとっては価値が無いのかもしれないな
美しい…。
それはきっと無償の愛だと思う。
損得勘定をせず愛を与える。
目には見えないがそれはきっと美しいだろう。
美しい
鏡よ、鏡よ鏡さん。
世界で一番美しいのは、だあれ?
それは、、、貴女では、ありません。
うぃぃん。
バキ!ピシッ!
鏡が割れた。
、、、なんつう失礼な鏡だ。
私がそんなに変か。
あ!私が男だからか。
もじゃもじゃのな。
鏡よ、元気だせな。
我が愛猫は、今日は、散歩に行ってしまった。
にゃんざぶろう。
貴方の美しいと感じるものは何?
私は夕焼けの空。
色がきれいに混ざっている時。
貴方の美しいはきっと違うのだろう。
またそれを聞かせて。
貴方の美しいを感じてみたいの。
#美しい
『美しい』
人によって「美しい」と思うものはそれぞれ違うと思うけれど、僕の抱く「美しい」と思う感情を具現化したものは昔から変わらない。誰が何と言おうと変わらない。
それはあの人が楽しそうにしている時に見せる、顔全体がくしゃっとなる笑顔だ。これからも変わらないだろう。
______やまとゆう
回転するレンタルビデオのディスクの中の色とりどりの光が、このフローリングと繋がっているのかいないのか、判断がつかないのに、なんとなく、すごく、近くにあるような気がする
『美しい』
「この世で最も美しい人間は誰か?」
そう聞かれたら、身内は、親友は、かの想い人は、どう答えるのだろう。
私はどうか?そんなの決まってる。もちろんローシャさんだ。私は自身の想い人を、彼をこの世で最も美しく、麗しい人物であると思っている。
どんな所が美しいと思うか。まず前提条件として、ローシャさんはとてつもなく美形である事を挙げておく必要がある。勿論人それぞれ感性が異なっているというのは分かっているが、彼を見た人間のほとんどはこう思うだろう――――「人形のような美しさを持ち合わせる中性的な美人だ」と。
ローシャさんは、男性にしては長い髪の毛であることと、周りの人物と比べると少し小柄な体型であることが相まって、そこそこな頻度で女性に間違われている。本人としてはやはりというか、その度にかなり不服そうな、納得がいかないような、イラついた顔をする。
彼はこれでもかなり鍛えている方らしい……のだが、普段着だと着痩せするからか筋肉が目立たない。これがより彼の性別を誤認する要因となっている。
しかしあくまで着痩せにより体の線が細く見えるだけなので、所謂「脱ぐと実はスゴイ」というタイプなのである。前にうっかり彼が着替えている最中に出くわしてしまい、その際にちゃっかり見たわけなのだが……うん、すごかった……としか言えない。あれで今より筋肉をつけようとしているようなので、これ以上筋肉がついたら私はどうなってしまうのだろうか。おそらく鼻血による出血多量で死ぬことになるだろう。
ローシャさんはあまり表情を変えない。私が見ていないだけかもしれないけれど、だいたいいつも無表情でいるからか、その様がより人形のような美しさという印象を助長させているように思う。
たまに表情がころころ変わることもあるが、だいたい人相悪そうな顔か明らかに機嫌が悪そうな顔だ。
だけどある日、ローシャさんと二人でいつもの道を歩いているとき、道端を歩いている猫を見かけた。
近くで見たいな、とじりじりゆっくりと猫に近づくと、私に気がついたその猫は全身の毛という毛を逆立たせ、一目散に逃げていってしまった。
ただ驚いただけなのか、もしかして私がなんとなく嫌いだったのか。理由は定かではないが、一番好きな動物に逃げられたことに私は大変ショックを受けた。そんな時、笑い声が後ろから聞こえてくる。その声の主に心当たりしかないが、いや、まさかな……と思いながら振り返る。
そのまさか、笑っていたのはローシャさんであった。普段の威圧的で無愛想な彼からは想像出来ないほど、柔らかく、子供のような無邪気さのある笑みを浮かべていた。そのあどけない表情は、私が彼に惚れ直すのに十分魅力的だった。
……とまあ、このようにローシャさんの美しさとやらを語ったわけだが、同じ質問をローシャさんにしたら、どんな答えが帰ってくるだろうか。
「知らん」
想定内の結果ではあった。そもそも自分の美貌にすら自覚も興味もない男だ。人間の美醜に関しては基本的に無関心なのだろう。そこも好きなんだけれども。
「……なら、私はどう?」
我ながら面倒くさい質問をしたと思う。その証拠に、ローシャさんの顔が少し歪んだ。ため息をついて
「美しくはないな」
と言った。ええっ、と驚いていると、「別に顔が整っていないとは言っていない、」と彼は続ける。
「お前の場合、"美しい"というよりは"愛嬌がある"、と言った方がいいな」
=かわいい。脳内で即座にこの方程式が出来上がった。珍しい、ローシャさんが誰かを褒めるなんて。
嬉しさのあまり、私はローシャさんに勢いよく抱きついてしまった。衝撃で少しよろけたが、すぐに体勢を立て直して抱き返してくれた。
「……ふ、まったく。仕方のないやつだな」と、私の頭を撫でながら言う。そんな彼の表情は、クッションより柔らかかった。
「美しい」
白い大きな雲から顔を出した
なな色の虹
今日も出会えた日に 微笑みをくれた
心が明るくなった瞬間
あの時 見上げた色の想いも
空からの隙間をうめてくれて
自由になる
楽になる
全て嫌な事も忘れる
虹色に見惚れて
心が透き通る
今日も頑張るからと
幸せな気分になった
あの時間が虹色が輝く扉の空間
自由な時間……美しい扉が輝いて見えるから
1/16「美しい」
細い平筆で爪先に彩りを添えていく。白い頬にやわらかな紅を乗せていく。長く艷やかな髪を梳き、丁寧に編んで髪飾りで留める。
さあ、もうすぐ出来上がりだ。
緑水晶の瞳をそっとはめ込む。まぶたを閉じさせ、指で軽く馴染ませる。
肉体も魂も汚れひとつ付くことのない、私の麗しい人形。
彼女は薄く目を開けると、私の生き写しのような満足げな笑みで口元を飾った。
(所要時間:8分)
1/15「この世界は」
この世界は、回っておる。
本を読む。知識を取り入れる。知識を編む。魔法が生まれる。魔法がペンを取る。ペンが本を書く。
この巨大な図書館は、そうして回っておる。巨大なアクアリウムのようにな。
わしは千年の司書。本を読み、図書館を管理するためにおる。
わしがすべての本を読み終える日は、おそらく来ない。たが、それでもこの世界は、回っておる。
(所要時間:8分)
1/14「どうして」
村のため、父さん母さんのためを思っての事だった。
話さなければ村の者の命はない、そう兵士たちが告げていたから。逃げ込んだ男一人の行方を明かすことぐらい、村の命運と天秤にかければどうってことはないと思っていた。むしろなぜ村長たちが男を匿うのか不思議だった。
けれど。
「ここから逃げろ! すぐに!」―――そう叫びながら連行された男。突如、村を襲った空飛ぶ竜の群れ。燃えさかる村。
炭と灰になった村の前で、ぽつりとつぶやく。
「どうして」
(所要時間:9分)
1/13「夢を見てたい」
こうして、瓦礫の上で君と踊りながら。
君のなびく髪を透かす夕陽に目を細めながら。
君のきらきらと光る瞳に目を奪われながら。
夢を見てたい。
僕ら以外の全てが滅び去ったこの世界で、何もかもを、忘れて。
(所要時間:4分)