『繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
繊細な花
繊細な花のように、解けて、溢れて、散っていった人。残された花弁を、今も無くせず握りしめている。
(思いついたフレーズを書いていくシリーズ)
繊細な花
それはまさしく君。
美しい、、、儚い、
触れるのは少し勇気がいるんだ。
それくらい君は綺麗で、、
僕にはもったいなくて、、、
「でも私はあなたがいいの」
『え、』
「あなたが良いの。好きなの。」
『ぁ、、はい、、照。』
「本当にちゃんとわかったの?」
『ぅん、』
「本当に私あなたが好きなの。大好きなの。」
君はその綺麗な顔で目でストレートに言うんだから
僕は本当困っちゃうな。
『わか、わかった!から、、照』
顔がもう破裂しそうなくらい熱々ぱんぱん。
「わかれば良いのよ!」
ふふって笑う君はやっぱり美しい。
肌も白いし、、こんな光僕には眩しいよ本当に。
細いし、今にも折れそうな、、。
すれ違う人がみんな君を見るんだ。
それでも君が僕を選んでくれたから、、
『ぼ、ぼぼくも、、すきです。』
「!、、急に照れますわ。、そんな、、」
さっき僕にあんな言ってたのにな。
君は、、少し変わっている。
凜華
孤高なる
咲き乱れ
美しく哀しげに
魅了する
凜華儚げ
鮮やかな哀しみ
捕われてく鼓動
離せやしない
離れはしない
捕らわれた眼光
忘れられない
忘れたくない
美麗過ぎて
甘い妖艶な香り
綺麗過ぎて
甘い妖艶な香り
貴女の為ならば
私の此の…
家に逆らうものには罰を。
裏切りにはその者の血を。
最悪心を壊してしまいなさい。
酷く冷えた手のひらを頬に添えて、僕の瞳をじっと見つめる父は綺麗に微笑んでいた。その綺麗な笑みに魅入られたように僕は無意識に口を開く。
「はい。父上。」
その笑みの裏にある瞳に、僕なんて写っていないんだろうなと知りながら。僕はその答えしか持ち合わせてはいなかった。父上の言ったことはいつも正しいから。父が間違ったことを言うことなんてないんだ。自分に毎日言い聞かせて、周りの声に聞こえないふりをした。
「兄様。人の心は繊細なんですよ。
花と同じくらい丁寧に扱わなければ、直ぐに壊れてしまうのです。だから、無闇に人を傷付けてはいけません。兄様は優しいから、相手と同じくらい傷ついてしまうでしょう?」
周りの声に耳を塞いでも、唯一塞ぎきれない声があった。それは小さな妹の声で、まだ両手の指で数えられる程しか生きていないというのに。僕よりも一歩進んだ考えをするような。誰よりも純粋で身体の弱い妹だった。
暖かい手のひらで僕の両頬を包み込み、ニコリと心からの笑みを零す小さな妹。まだ成長段階の彼女の手のひらは肉付きがよく、モチモチで触り心地がいい。
腕から伸びる一本の管さえなければ、普通の健康な女の子だ。
「兄様、今日はメイドに頼んで少しだけ散歩させてもらいました。今日は5分間も歩けたんですよ!」
僕の血に染っていた掌を躊躇いなく掴み、そうだ!と語りかけてくる妹に、情けないけれどものすごく泣きたくなった。暖かい。とても暖かいんだ。
病人だからと離れに連れてこられたというのに、父と母は元気ですか。なんて心配してくる健気な妹が。僕には眩しすぎて辛くなる。もちもちした柔らかい手のひらは僕の冷えた身体に熱を取り戻してくれる。キラキラと輝く青い瞳は空のようで、僕に元気を与えてくれた。
「…そうか。すごいな。」
もっと気の利いた事を言える性格なら良かった。もっとこの子にとって良い兄でいられたら良かった。ぐるぐると巡る思考を取り払うように、僕はその場から立ち上がる。もう行くのですか?と少し残念そうな妹の丸い頭を撫でてから、また来るからなと微笑んだ。
「兄様。私の言ったことを忘れないでくださいね。
兄様の心を、壊さないでくださいね。」
いつもなら待ってます。と笑いかけてくる妹が、今日は複雑な表情で小さく呟く。花のように丁寧に扱う。先程の彼女の言葉を反芻して、わかったと頷いた。
「僕はお前さえいれば心を壊すことは無いよ。」
じゃあ大人しく待ってるんだぞ。妹に背を向け、病室の扉を後ろ手に閉めた。帰り際の妹の顔はどうも苦手で、いつも見ることない。けれど何故か今日は無性に見た方が良かったかもしれないという考えがあった。
「いや、行こう。」
後ろ髪を引かれる思いで僕は再び歩き出す。離れから出て、本館へと続く長い道を歩いている途中、白い小さな花が目に入った。なんとなく手を伸ばし、根元から折って手に取ってみる。綺麗な花だな。と考えながら本館まで辿り着くと、僕はその繊細な花を握りつぶした。
嗚呼、妹よ。気を悪くしないで欲しい。僕は確かにお前にわかったと伝えた。それはお前の目に見える範囲内だということは僕しか知らないだろうが、これでも妥協した方なのだ。この家で生きるには、残酷でなくてはならない。
残酷なのは僕だけでいい。妹はあの綺麗な瞳のまま生きていればいい。何にも汚れていない手で、その暖かな体温で、笑っていればいいのだ。
お前だ。お前こそが僕にとっての繊細な花。
だから僕は、お前を何よりも丁寧に扱うと約束しよう。
【繊細な花】
~繊細な花~
最初に思いついたのが、ウサギゴケだった
ウサギの耳のような花びらを持つ
白くて小さくて華奢な植物
でも、調べたら
南アフリカ原産の食虫植物…
本当に見た目ってアテに出来ないな
乗り遅れ
~1年後~~
まだまだ1年なんて短い
まだ1年しか経ってない
さらに1年
ついに、最後の1年がたって
地表に出たら
夏の日差しに負けないような
賑やかな鳴き声をあげよう
ピンポイント
蝶の羽ばたきが聞こえ
猫が鼠を獲る
雨雲は増殖し
雷になる
その一瞬の閃光
映るのは
名も知らぬあなた
※繊細な花
繊細な花?花は生きてるんだ、命はどれも繊細なものだろ?
繊細な花って人の心みたいだよね。
触ったらすぐ壊れるし、水をあげすぎても枯れる。
逆に水をあげないのも枯れるし、肥料がなくちゃ生きていけない。
花は自分の力だけでは生きれない。
人間も1人だけでは生きれない。
♯繊細な花
ひどく乱れた、儚く美しいその輪郭を。
私はなぞる。
壊れ物に触れるかのように、そっと指を動かす。
震える手にゆっくりと、ゆっくりと、力を入れて。
上から右へ、徐々に左下へと、円を結ぶためになぞる。
そうすれば、きっとこの花は枯れないような気がするのだ。
円で結ばれたこの花だけは、私が真っ黒なキャンバスから切り取って、持ち帰ってもいいような気がするのだ。
そして、それができるのはこの世界に独りだけの私だけ。自惚れなんかじゃない、窓越しでも爛々と私の孤独を照らし出すこの花は、私が摘み取るために咲いてるんじゃないかって。ふとそう思った自分がいるだけだ。
外の世界は、何時だって私を置いてけぼりする。
今日だって外の世界は、あの花を捕まえようともせず、ただぽけっと見上げて夏の思い出作りで終わろうとしている人間がわんさかいる。
私だって。
そこに行きたいのに。
再び、真っ暗な孤独から唯一無二の花が浮かび上がる。
今度こそ。私は指を伸ばしてあのいちばん大きな花をなぞろうとした。
しかし。生憎私には、時間が足りないから。だから、それはいつもなぞり終える前に、散ってしまう。
夜空に浮かび上がる大輪の花は私に捕まえてほしくないみたいだ。
「来たよエモ率高めのお題……」
どの部分が繊細な花か、どう扱う条件下で繊細になる花なのか、いっそ「花」が何かの比喩表現であるか。
某所在住物書きはため息を吐き、久しぶりの難題を前に途方に暮れた。
「繊細な、って。俺、素人だからそういうの、園芸植物でしか見たことねぇのよ。水のやり方で根腐れする系の繊細さとか、日光のあたり具合で土の温度上がっちゃう系の繊細さとかさ……」
もうコレは、「繊細な花」の「花」が「別の何か・誰か」っていうトリックに助けてもらうしかねぇわい。物書きは両手を挙げ、降参の意を示して……
――――――
某列車で、不審者が出た。乗客が刃物を持ってた。
その列車に、車両は違うけど私も乗ってた。
何が何だかサッパリで、ただ皆すごくパニクって、
私は、「はもの!」って叫んだ男のひとの、自分と同じ色のタンクトップと、すごく張ったかすれ声だけ、
妙に、ハッキリ、鮮明に頭に焼き付いた。
あとで、その不審者が車内で誰かを刺したワケじゃないって分かったけど、
その時の私は心臓がバクバクして何も考えられなくて、手が、指が、歯が震えて、
恋してるわけでも、パートナー志望でもないのに、
とっとと自分のアパートに帰れば良いのに、
自分でも、ホントによく分からないけど、真っ先に電話したのが、職場の長い付き合いの、雪国の田舎出身っていう先輩だった。
「明日の仕事は無理をするな。必要なら休め」
茶香炉とかいう焙じ茶製造器に火を入れて、ホットミルクと落ち着けるピアノのBGM用意して、先輩は、突然押し掛けた私のことを部屋に入れてくれた。
「口裏なら私が合わせる。落ち着くまで、ひとまずここに居るといい――カタブツで捻くれ者で、娯楽皆無なこの部屋でも良ければ」
ただし。この部屋にひとつだけ置いている、あの底面給水鉢の葉や茎にだけは触れるなよ。
先輩はそう付け足して、私に温かいマグカップを手渡してくれた。
「あの鉢、何植えてるの」
先輩が貸してくれたタオルケットにくるまって、先輩から貰ったカップに口をつけて、ホットミルクを喉に通すと、ほんの少しだけ心臓が落ち着いた気がした。
「乱暴に触ったら、折れそうな茎してるけど」
葉や茎にだけは触れるな。そう言われた、ひとつだけ置いてある底面給水鉢。
家具が極端に少ない、すぐにでも夜逃げできそうなくらい最小限しか無い先輩の部屋に、それでも置いてある鉢に植えてる何かの、その名前を私は知らない。
でも、スッと伸びて、大きい葉っぱをつけて、小さいツボミをのせてる茎は、高さのわりに細く見えて、
力任せに触ったら、すぐ折れてしまいそうな、とても繊細そうな、それこそ今の心細い私みたいな。
そんな、印象を受けた。
「黙秘。ただ、触らない方が良い。キンポウゲ科だ」
「弱い?折れちゃう?」
「少なくとも、この部屋にこいつを折る敵は居ない」
「そっか。……そうだね」
この部屋に敵は居ない。その言葉がなんとなく、心にストンと下りてきて、ちょっとだけ安心する。
晩ごはんとスイーツとリラックス効果のある焙じ茶製造器を用意してくれた先輩のお言葉に甘えて、
その日は先輩の部屋でご飯食べて、ホットミルクおかわり貰って、ぐっすりひとりで、別に悪夢とか見るでもなく、先輩のふかふかベッドを借りて休んだ。
こんな形でごめん。
だなんて、初々しくて笑っちゃった。
あなたにしかできない形で表現してくれたじゃない。
私、本当に嬉しくて、しばらく飾っていたんだから。
え?もちろん、ちゃんと食べたよ。
歪な形だけれど、とっても甘くて、優しかった。
あれから、飴、好きになったんだから。
ねぇ。
今の貴方の作る花、贈ってほしいな。
たくさんの想いの色をのせてくれた、とっても甘くて優しい、繊細な花。
私はシバザクラが好きだ。
桜の花は、日本人みんなが好きで逆張りしたい気持ちからかもしれない。
確かに、桜の花はキレイで花見に行きたい気持ちになる。日本人が桜の花が好きなのも納得である。
シバザクラは、繊細で可愛らしい小さな花を咲かせる。何年か前に、種苗屋さんで購入して庭に埋めたが、株がひろがって増えた。水やりが多少めんどうだが、5月には綺麗な花を咲かせる。
大きな癒しである。
【繊細な花】
推しがキャラに似合わず、
植物を育ててるらしい。
メンバーですらびっくりするぐらい。
「アガベ育ててるんです。観葉植物だから花は咲かない」
アガベって聞いたことないな。と思い
グーグル先生に頼ってみる。
アガベはリュウゼツランの別名。
リュウゼツランはテキーラの材料として知られている植物らしい。
そして花は咲く。開花には十〜数十年かかるそう。
なので、別名「100年に1度の花」
そしてリュウゼツランの花言葉は『繊細』
「観葉植物を育てられるってことは、自分に余裕があって気配りができている証拠。日々の生活に余裕がなければ枯らしてしまう」と聞いて始めた観葉植物。
自分次第で枯れてしまうから植物というより、生き物として育ててるという私の推し。
真っ直ぐすぎる性格で、怖いと勘違いされることもあるけど、コンテンポラリー系のダンスを踊ってる彼はすごく繊細で、周りから優しいと言われる彼。
最近少し炎上しちゃって、推しのことを心配している今日この頃。
繊細な花
花と言うものは人みたいだ
些細なことで傷つき
いつの間にか居なくなる
儚く、脆い。
だけども
それを乗り越えて生きていく力強さ
生きようとする気持ちは何よりも美しい
ほらね
人と花は似てるでしょう?
「繊細な花」って恋してる女の子みたい。
好きな人のために可愛く咲こうと頑張って、
好きな人の些細な言葉で一喜一憂しちゃう。
ひとつ違うとするなら純粋さ。
花のように純粋な心なんて無い。
世話が面倒臭いと、何度思ったことだろう。
繊細で手間ばかり掛かるくせに枯れるのはきっと一瞬で、美しく咲き続ける保証など何処にも無い。
手入れを欠かせば簡単に朽ちてしまいそうな儚さを、その程度のものだと切り捨てられればどれほど楽だったのだろう。
何もしなければ自然に淘汰されるはずだったその輝きに、魅せられ手を伸ばしてしまったが運の尽き。
いつかは朽ち果てるこの華の首を優しく手折るその日まで、自分は愚かにも、この華に尽くし続けるのだろう。
日に照らされて、
眩いほどに輝く花々。
その花々は
地に落ちて仕舞えば
また、
人々に踏まれてしまうのだろうか?
落ちて仕舞えば、
もう命は宿ることはないのだろうか?
もうその美しさは
姿を現さないのだろうか?
繊細な花
花はすぐに枯れる。
花を花瓶に入れて、
毎日水を変えてもすぐにダメになってしまう。
私は造花の方がずっと枯れずにいてくれるからいいと思った。
「-精細な花って、ご存知です?」
繊細な花,,,
想像もつかないのですが、
それは、貴方のような花の事ですか,,?
おや、違うのですか。
では、
教えて貰ってもよろしいでしょうか。
ん?
何故私のような花だと思われたのかって、
特に深い意味はないんですけどね笑
ただ、僕にはそう見えただけですよ。
手が触れただけで、華やかに。美しく。
それでいて、静かに散ってしまいそうで。
ふふっ笑
何をそう、恥ずかしがるんです?
本当に可愛らしいお方ですね,,。
で、僕の質問の答えを聞いていないのですが。
「答えなんて無いんです笑
ただ、誰かの意見を聞いてみたかっただけなんです。
花は全て繊細だと思いますし。
でも、繊細な花って言葉にしてみると、
花のその、繊細さ・魅力が誇張して見えませんか?
それと、花でも、いくら繊細であっても、土との縁は自ら切る事は出来ないと言う事を、示しているのではないかと私は、思っているのです。」
確かに,,そうですね。
今日も、また美しい言葉を教えて頂きましたよ。
あの、僕、あなたの世界観、審美眼、感性などが、本当に好きなのです。
だから-。
最後の言葉を聞く前に、彼は天へと登って行ってしまった。
私も、好きだったんです。
ふわふわと、柔らかそうな髪。
おっとりとした、低めの男性らしい声。
端麗で、優しそうなその、大好きなお顔。
「繊細な花」
とは、彼に作り、送った言葉なのです。
私はずっと、儚く繊細な彼がいつか、
ふらっとどこかへ、
行ってしまうのが怖くて。もう,,,。
繊細な花。
この言葉で、彼を縛っていたくて。
繊細な花
水をやりすぎても
日が当たりすぎても枯れてしまう
君はまるで繊細な花
決して傷つけたくないから
いつも触れるのをためらってしまう