『繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【繊細な花】
推しがキャラに似合わず、
植物を育ててるらしい。
メンバーですらびっくりするぐらい。
「アガベ育ててるんです。観葉植物だから花は咲かない」
アガベって聞いたことないな。と思い
グーグル先生に頼ってみる。
アガベはリュウゼツランの別名。
リュウゼツランはテキーラの材料として知られている植物らしい。
そして花は咲く。開花には十〜数十年かかるそう。
なので、別名「100年に1度の花」
そしてリュウゼツランの花言葉は『繊細』
「観葉植物を育てられるってことは、自分に余裕があって気配りができている証拠。日々の生活に余裕がなければ枯らしてしまう」と聞いて始めた観葉植物。
自分次第で枯れてしまうから植物というより、生き物として育ててるという私の推し。
真っ直ぐすぎる性格で、怖いと勘違いされることもあるけど、コンテンポラリー系のダンスを踊ってる彼はすごく繊細で、周りから優しいと言われる彼。
最近少し炎上しちゃって、推しのことを心配している今日この頃。
繊細な花
花と言うものは人みたいだ
些細なことで傷つき
いつの間にか居なくなる
儚く、脆い。
だけども
それを乗り越えて生きていく力強さ
生きようとする気持ちは何よりも美しい
ほらね
人と花は似てるでしょう?
「繊細な花」って恋してる女の子みたい。
好きな人のために可愛く咲こうと頑張って、
好きな人の些細な言葉で一喜一憂しちゃう。
ひとつ違うとするなら純粋さ。
花のように純粋な心なんて無い。
世話が面倒臭いと、何度思ったことだろう。
繊細で手間ばかり掛かるくせに枯れるのはきっと一瞬で、美しく咲き続ける保証など何処にも無い。
手入れを欠かせば簡単に朽ちてしまいそうな儚さを、その程度のものだと切り捨てられればどれほど楽だったのだろう。
何もしなければ自然に淘汰されるはずだったその輝きに、魅せられ手を伸ばしてしまったが運の尽き。
いつかは朽ち果てるこの華の首を優しく手折るその日まで、自分は愚かにも、この華に尽くし続けるのだろう。
日に照らされて、
眩いほどに輝く花々。
その花々は
地に落ちて仕舞えば
また、
人々に踏まれてしまうのだろうか?
落ちて仕舞えば、
もう命は宿ることはないのだろうか?
もうその美しさは
姿を現さないのだろうか?
繊細な花
花はすぐに枯れる。
花を花瓶に入れて、
毎日水を変えてもすぐにダメになってしまう。
私は造花の方がずっと枯れずにいてくれるからいいと思った。
「-精細な花って、ご存知です?」
繊細な花,,,
想像もつかないのですが、
それは、貴方のような花の事ですか,,?
おや、違うのですか。
では、
教えて貰ってもよろしいでしょうか。
ん?
何故私のような花だと思われたのかって、
特に深い意味はないんですけどね笑
ただ、僕にはそう見えただけですよ。
手が触れただけで、華やかに。美しく。
それでいて、静かに散ってしまいそうで。
ふふっ笑
何をそう、恥ずかしがるんです?
本当に可愛らしいお方ですね,,。
で、僕の質問の答えを聞いていないのですが。
「答えなんて無いんです笑
ただ、誰かの意見を聞いてみたかっただけなんです。
花は全て繊細だと思いますし。
でも、繊細な花って言葉にしてみると、
花のその、繊細さ・魅力が誇張して見えませんか?
それと、花でも、いくら繊細であっても、土との縁は自ら切る事は出来ないと言う事を、示しているのではないかと私は、思っているのです。」
確かに,,そうですね。
今日も、また美しい言葉を教えて頂きましたよ。
あの、僕、あなたの世界観、審美眼、感性などが、本当に好きなのです。
だから-。
最後の言葉を聞く前に、彼は天へと登って行ってしまった。
私も、好きだったんです。
ふわふわと、柔らかそうな髪。
おっとりとした、低めの男性らしい声。
端麗で、優しそうなその、大好きなお顔。
「繊細な花」
とは、彼に作り、送った言葉なのです。
私はずっと、儚く繊細な彼がいつか、
ふらっとどこかへ、
行ってしまうのが怖くて。もう,,,。
繊細な花。
この言葉で、彼を縛っていたくて。
繊細な花
水をやりすぎても
日が当たりすぎても枯れてしまう
君はまるで繊細な花
決して傷つけたくないから
いつも触れるのをためらってしまう
「なに見てるの?」
白い空のようなモノに向かって、透かすようにして花を見ていた彼女がこちらに目を向けた。
「オダマキ。綺麗だね。」
静かな声でそう言う彼女は、無表情だった。
「どこで拾ったの?それ」
「降ってきたんだ。きっと僕の親からのプレゼント。」
そう言うと彼女は上に向かって花を投げた。
オダマキ。花言葉は確か、『愚か』だった気がする。君の親がプレゼントしそうな花だ。
投げられた花は、重力に従ってぽとりと落ちた。
私がその花を拾いあげると花は、はらりと消えた。
「あの花、花じゃなかったの?」
「花だったよ。触れていた僕が言うんだ。間違いない。」
「君以外に触れられると消えちゃうなんて。繊細な花ね。」
僕に向けた言葉だからだろうね。彼女はそう言うと、何処かへ歩いて行ってしまった。
ある日、ふと思い立って花屋に行った。
花屋には沢山の花があってその中でも1輪の花が私の目に止まった。
店員に聞くとその花は、慣れた環境でしか生きられないため、飾ってるだけなのだという。
でも、私はどうしてもその花が欲しかった。
その繊細なところが私と同じに思えたのだ。
だから店員にその花を譲ってもらった。
私と同じその繊細な花。
これは花と私の共鳴だ。
『繊細な花』
触れることは叶わない
この手は壊すことしか知らないから
其の為だけの存在だから
その脆く小さな花弁が
柔らかな温もりの中で守られるように
全ての害悪を斥ける
絶対的で残虐な不可侵の壁となろう
――ナニモノモオカスベカラズ
壊れて朽ちるその時に
あの小さな歌声が聴こえたなら
きっとそれだけで意味があるから
葉緑体が気持ち悪い
植物が呼吸をするから、人間が死なないんだ
人間が呼吸をするから、地球も死なないんだ
少しずつ老いていく地球と、人と、花。
どれもみんな気持ち悪い
あたしを変えて
あたしが変えて
あしたの代わり
あたしおかわり
あたし確かにあしたに終わり
みんな違わず、みんな死ぬ
#繊細な花
花はどれもこれも繊細で、ボクがしっかりお世話をしないと枯れてしまう。
だから、毎日毎日愛情を込めて花の世話をする。
そうするとお礼、とでもいうように綺麗に咲いてくれるからやり甲斐もある。
ボクにとっては彼女も同じ。
ボクの愛情で綺麗な笑顔を咲かせるのを隣で見られるのが幸せなんだ。
でも最近、君はボクの前で笑顔を見せてくれなくなったね。
何でだろう。
君の笑顔が見れない事がこんなにも苦しい。
ねぇ、君の笑顔が見たいんだ。どうすればまた笑ってくれるのかな。教えてよ、、。
――これはいつまでも彼女が死んだことを受け入れられない男の話。
繊細な花
見上げると、青空に薄紅色の花びらがはらはらと舞っている…春風に舞い散る桜花の儚い刹那さに、視界が滲んできた…
私は繊細だと思います。自分ながらですけれどね。なぜかと言うと、これは憶測でしかないんですが…。
友人のちょっとした一言で傷ついたり、なんで自分はできないんだ、どうしてこんなにも、という思考に陥りやすいからです。
実際、私のことを高校時代の友人は「繊細だね」と言います。そんな私を「付き合いにくい人だ」と離れていく人の方が多かった。
友人だって、段々と私との付き合いも無くなっていき、最終的に他の仲の良い友人と遊んでいました。
でも、こんな私でも、諦めずに話しかけてくれた人がいた。
あなたは私なんかとは違って、明るく向日葵のような性格で、運動ができるスポーツマン。
私の方はというと、大人しめで蜜蜂に蜜を吸いに来てくれないといけないような性格で、運動は大の苦手。
「おれと、付き合ってくれない?」
最初その言葉を聞いた時、戸惑ってしまいました。確かに何度かお出掛けにご一緒させてもらうことはあったけれど、なんで私に?もっと他にいい人が、と、そう思いました。
「君じゃなきゃダメなんだ、君がいいんだ」
そう言ってくれたあなたの目は、本物で。
自分が「人と関わる」ということを、ちゃんとできた、はじめての人でしたので、その告白に、「こちらこそ」とお返事をさせていただきました。
「…ありがとね。」
「え?なにが?」
「ううん、なんでもない。」
繊細な花に、一人の人が見惚れた。
_2023.6.25「繊細な花」
この世には、名も知られない存在がさて、幾億とあるのだろうか。誰にも知られず、あるいは誰からもあるがままに意に介されず、そうして存在の意義を曖昧にするものが。道端に陽を探すこの小花もその一つと言えるだろう。風に吹かれ、排気を浴び、雑踏を見逃すだけの存在に、誰が意識をむけるだろうか。情報と知識の飽和した社会では、その手にした端末をひょいといじれば、この花の存在は明らかになる。しかしてその存在が、その端末に光らせた画面を消して、幾許もつものか。
何もせずにただそこにあるだけの存在が、人の意識に介入できる余白はそう多くはない。それが風に儚い花であろうとも、社会から隔絶された扉に阻まれた少年であろうともだ。
花びらは薄く、命の筋が見える。繊細な花は美しい。臆病で、泣き虫で、傷つきやすいあなたの心も美しい。
生い茂った緑で際立った色彩を放ち、
また枯葉積もる色を失った影の中に光を放つかのように、野生の私達は魅了される。
花。
感情や自己主張することはない、その姿以外に。
繊細な人。と私は言われる。
嫌な気しかしない、図太い奴から言われると精神的に弱いとか傷付きやすいとか相場が決まっている。
無神経な人たちの集まりで存分に傷付けあって強く鍛え上げればいいと思っているし、繊細な人を見て優越感を得る必要はない。彼らは繊細な人たちの上に立つ人たちでもない。
花は、ちぎられて踏み潰され枯れ風に飛ばされていく。
しかし根は今でもしっかりと根付き何度も何度も花を咲かせる。
この世では生きるためには繊細さが必要だ、我ら哺乳類の生き延びた理由だと聞いだことがある。
人を傷付けてしまって自分も苦しむ貴方が美しく感じるから。
また平気な顔をして明日も戦う。
繊細な花
「イメージ通りだわ!」
女性は目を潤ませながら喜ぶ。目の前にあるのは、柔らかい色をした白のウェディングドレスで、ふわりと広がるAラインが美しかった。胸元のレースはとても丁寧で、繊細な花があしらわれている。
ほぅ、と思わず見惚れてしまうようなそれは、女性がイメージしたドレスそのもので、非常に大満足だった。
「ありがとう。これを着られるのがとっても楽しみ」
女性はそっとドレスに触れる。
女性の柔らかそうな雰囲気によく合うそのドレスはオーダーメイドで作られたものだったが、写真を見た他の女性たちから、自分もこのドレスを着てみたい、と希望が殺到した。
女性はそれを聞いて大いに喜び、ぜひ色んな人にも、とそのドレスを定番化することに了承した。
そうしてそのドレスには、女性の名前でもある胸元にあしらわれた花の名前が名付けられた。
繊細な花
それは儚く、触れるだけで散ってしまうような“花”
それは美しく、見た者が全員惚れてしまうような“花”
それは私にとって、程遠い存在の“花”
そんな風に言われているはずの“花”が、どうして、私と一緒にいるんだろう。
そんな事を思っていると、一緒にいる“花”に言われた。
「“華”って繊細だよね。」
「“華”って触れちゃうだけで、花びらになって散っちゃいそう。」
「“華”って綺麗だよねぇ。見た人みんなが惚れちゃうんじゃない?」