『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終点
ほんとすみません。
三連休で何とかやります🥺
終点
終点が
待ち遠しいような
気持ちだったのは
まだ若かったからなのかな
過程を楽しむ余裕が
今はちょっと
ないのかも
【お次は終点、宵車庫。宵車庫。お降りの方は呼び鈴を3回押してください】
微かに耳に入る機械音で、意識が浮上する。
仕事帰りのバス内、眠気でうつらうつらしていたら、うっかり終点まで来てしまった。
やがてエンジン音が小さくなり、車内灯がじわっと白からオレンジに変わった。
すぐに降りなければ、とアナウンスで伝えられた''呼び鈴''を探すが見つけられない。困った。
まぁしかし、既にこのバスは終点に着いていて、乗客は私だけ。鈴を鳴らさなくても降ろしてくれるか。
乗降口へと一歩、二歩、踏み出したところで扉が閉まり再びエンジン音が大きくなる。
あれ、あれ?終点じゃなかったっけ。明日も仕事なんだ、はやく帰らないといけないのに。
「すみません、運転手さん」
…姿が見えない。誰もいない。
背中に冷や汗が滲む。私は何に乗っていたんだろう。
寝起きの頭は上手く回らなくて聞き流してしまったが、聞き慣れない停車場所とアナウンス。
どこなんだ、ここは。
『…あぁ、お客さん。』
不意に背後から、声。肩が跳ねる。
『驚かせてしまって申し訳ありません。こんな所に居たんですね、あなたを探していたんですよ。』
恐る恐る首を回し振り返ると、上背のある、眉目秀麗な男が立っていた。
『見知らぬ場所に着いてしまってお困りですよね。僕がお助けしましょうか。』
すごく驚いたが、助けてくれる…のか。
私は今、ここはいったい何処なのか、何故このバスは運転手不在なのに走っていたのか、誰もいないはずの背後に何故制服を着た男がいるのか、そして彼は何故私がこの場所を知らないと知っているのか…とても混乱している。
ここで得体の知れない男に助けを求めるのも怖い。でも何よりこの不安から逃れたくて、口を開く。
「…お願いします。」
途端、酒に酔った時のように目が回る。真っ直ぐ立っていられず男にもたれ掛かった。
『承知いたしました。きっとここより安全な場所に送り届けます。僕がついていますから、ご安心ください。』
男の声が痛いほど頭に響く。耳に届くのは優しさ溢れる声なのに、心臓をぎゅうっと握り潰されそうな感覚に襲われた。
綺麗な顔の男が頬を染めてこちらを見下ろしている。
…あぁ、これからどうなってしまうんだろう。
私はぐるぐる回る世界に耐えきれず意識を手放した。
[終点]
「いやっ……」
私は恐怖でその場から動けなくなっていた。
「俺…ずーっと貴方の事が好きだった。なのに…彼氏が居るなんて…それに家にまで連れ込んでましたよね?」
隣人さんはそう言いながら、動けなくなっている私にゆっくりと近づいてきた。
「いやぁっ……」
「こうやって貴方に触れられる日を、俺は待ち侘びていた…」
隣人さんは私の頬を撫でるように手を添えていた。
「このままギューッと貴方を殺せば俺のモノになる…」
「いやっ……」
「いやぁー!!!!!!!!!」
私は何をされるのか分からない恐怖でその場で気絶をしてしまった。
これが、お前の人生の終点か。
ひどい姿晒しやがって。
そう悪態をつきながら、心は、
この世で一番大切な人が自分より先に死んだ虚しさでいっぱいだった。
【終点】
さよなら終点やっとこ始発
窓のそとには煙と見とれてしまうほど美しい星空、そして永遠に続くレール。
この列車がどの星空を走っているのか、どこに辿り着くのか、私には分からない。
気がついた時すでに私はこの列車のこの座席に座っていてそれ以前の記憶がおぼろげだった。いつものように大学へむかって講義をうけて、友達と意味もないオチもない話をくっちゃべり、電車に乗って家に帰り──そんな日々の延長線上、繰り返す日々にいたはずだった。少なくともこんなファンタジーのような列車に乗ることは絶対になかったはず。
最後の記憶は誰かが私を呼ぶ声とサイレン、赤い何かの花弁。その記憶ですら脆く、触れれば壊れてしまいそう。考えてもどうしてそんな記憶なのか思い出すことも出来ない。
列車から降りて家に帰ろうにもこの列車が止まることは1度もなかった。さらには人っ子一人乗っていない。操縦席ちは向かったものの、そこは空っぽで霞のような煙が漂うだけだった。
列車内は明るく、穏やかなBGMが流れている。こんな状況でなければ乗り続けていたいと思うほどの心地良さだが、“帰らなければいけない”という理由のしれない焦燥感が胸に燻っていた。
物事の終わりと気持ちの向かう先が
必ずしも同じとは限らない
気持ちの上で区切りがついたとき、
本当の意味で“終点”を迎えるんだと思う
あの人の中では終わったことも
別の誰かの中ではただ中のこと
人や物事と向き合うとき、
そういう想像力は持っておきたい
130:終点
題【終点】
キキー…!
「あ!」
ドン!
「キ、キャー!」
痛い!あーもう、車に跳ねられてしまいました。
全身が痛みますわ。えへへ。
「ねぇ、大丈夫?ねぇってば!すみれ!返事をして!」
?
「ねぇ!もう!」
だから大丈夫だって言ってます。
「とりあえず、救急車を!血が!」
どうしよう。どうしよう。
友達だけど、助けれるの?やるべきことは…!
「ここは、どこでしょうか?あれ?生きてる。」
「電車だよ。人生の終点。」
「はっ?何をいっているの?」
「だから、君は死んだっていってんの!」
「あは、あはは!何をいっているの、本当に。だって、貴方と話しているでしょう?」
「だって僕は死神だもん。君を案内しに来た!」
「案内って、どこにです?」
「それは、あの世に決まってるじゃん!」
「え、はぁ?」
「ほらほら、早く行くよ?」
「えっ!ちょ、やめてください!」
私は、死神といってる人に強く腕を引っ張られ、電車に連れ込まれそうになったとき。
「すみれ!乗ったらだめ!私の手を取って!」
「この声は?聞き覚えがあります。」
「だめだ!これが終点なんだよ!」
私は、無理やり、彼の手を振りほどいた。
「ん?」
「えっ!?起きた!すみれが起きた!」
「ま、や?」
「そうだよ、そう。」
「彼女がすみれさんを助けてくれたんですよ。」
「えっ!」
「彼女の正しい判断のお陰で助かりました。」
「そうなの?ありがとう、ありがとう!」
あの時、助けてくれたのは。きっと。
本当に、ありがとう。
※終点
終点という馬鹿デカい看板が、目の前にある。
しかもその前に、これまたデカい大穴まである。
確か俺、階段から落ちただけなんだが?
振り返ると、俺を見て驚いた顔をした人間がいた。
ただその景色は不気味なことに、誰も動かない。
そしてカラフルなはずの世界が白黒だった。
納得した。納得したよ。
だから、なあ。聞かせてくれ。
死んだ後に大穴に落ちるまでが人生なのか?
終点
やあみんな、今日は友人に会いに行こうと思って電車に乗ったのだがうっかり終点まで寝過ごしちゃったみたいだね。
物事や人生にも必ず終点という終わりがある。
でもこの電車は終点にたどり着くとどこへ行くんだろうね。
僕の人生は終わりに着くと次は何処に行くのかな?
あ、降りなかったから電車が進んじゃったね。
何処に行くのかな?冒険みたいでワクワクするね。
あれ?かれこれ3時間も電車に乗っているけど中々止まらないね。
どうやら終点より先には何も存在しないみたいだね。つまり正解は「無」何もないが答えだ。
このまま私は無の空間をひたすら走り続けるみたいだね。
でも無って事は存在しないからつまり僕はいないってことだから私はいないってことだ。
今こうして観測出来ているのは自分自身。でも僕は存在しないから観測は出来ない。では今こうして話しているのは私の意識なのだろうか?
それならば僕は存在していると言えるし観測出来る。
しかし私は今無にいるから存在しない訳であって……………………………………………
【書く練習】
ようやく80回にたどり着いた
他の人を見ると、普通に3桁いっててすごいと思う
最近は激しい落ち込みとかもなくて気分は安定してるように思う
書いてるものを振り返ると、気持ちの落ちてる時に書くことと、上がり気味の時に書いたものの傾向が違うとこがわかった
気落ちが激しい時はマイナス方向の言葉がスラスラ出てくる
逆に気が上がりすぎの時は、やたら高揚感があって落ち着きがなく、前向きの言葉がでるが、スラスラは出てこない
それに上がりすぎてイライラして八つ当たりのような強めの言葉がでるとこもある
【鐘の音】なんかは、強く此処にいる!って言いたくなった
上がりぎみなのだろう
元々は書くことで癒されたくて始めたこの練習
まだ癒されはしないが、気づきがあったのは良い変化と受け取りたい
あなたの旅はここで終わりです、お疲れ様でした。
全く別人の生涯シミュレーションは如何がでしたか?
…ふむ。もっと幸福なモノがいい…。
では、此方にどうぞ。…それでは行ってらっしゃいませ。
嗚呼。1つ言い忘れてしまいました。ですが…今更ですね。
此方のシミュレーションは
御自分がどう足掻くかで幸福度が変わることを…
あの方が飲まれてしまわれませんように__。
#終点
見知らぬ町を、
バスに乗って旅をしよう。
終点で降りる。
静かな街並み、木々のかがやき、
風がやさしくささやいている。
少しの不安と
ドキドキ💗
どんな物語が始まるのだろう?!
小さな冒険
さあ、行ってみませんか?!
チャレンジ21(終点)
ゴールテープを切ったあとには、喜びが待っている。のどがカラカラでも、足が痛くなっても、ふらつきながら終点を目指す。終点に到達した者のみが知る歓喜を味わうために。もう少し、もう少し。
この人生の終点は輝かしいものでありたい。
笑って終わりたい。
終点
終りなき 旅の 途中
ふとした ときに 見上げた
あの 空が 素敵で
どうしたのさ?
虚しさは 忘れて ご覧よ
優しい 風に 体を 預けて
溢れる 涙を そっと 拭いて 見よう
やがては 僕ら 大人に なって
旅も 終わる ときが 来るけど
君と 会えた あの季節の 空は いつでも
心の なかで 思い 出すだろ
そっと 終点の 駅へと 向かう
列車の ドアが 閉じれば
君と いた あの夏の 海岸線も
忘れて しまうけど
だけどさ 何度も
君と 話した 夢を まだ 見るよ
いつかは 夢が 叶うとき
再び 会えるよね
今度は きっと 味方 だから
空は ずっと 晴れていて 綺麗 だから
込み上げてくる 街を 背に
君を 遠くに 見上げる
何度だって 話した 僕らしく 生きる
叶わない ことばかりでも
息を 吸い込めば すぐ そばで
まだ 呼吸が 聞こえてくるよ
きっと あれは 幻 なんか じゃない
生まれたときに
人生の終点を認めつつ
あえて自らその道を歩むことこそ
武士道である
いつかは終点に着くのだろう
過去の私の終わりが今だとするならば
今の私の終わりは未来だろうか
終点が人生の終わりだとするなら
きっと分岐点はいくつもあって
私はその分岐点を
ある時は青信号を渡るように気軽に
ある時は迷子から抜け出すみたいに
またある時は自分の中の衝動に突き動かされるままに
超えてきたように思う
未来の私が終点に着いた時
後悔のないように終われたならと思う
今の私が未来に行く為に
未来と言う始まりの終点に行く為に
後悔なきよう生きているみたいに
昨日は今日へ
今日は明日へ
明日は明後日へ
私はきっと終点を目指してじゃなく
今を明日に繋げる為に生きている
「終点」
「眠っちゃいましたねぇ、瑞希くん」
夕方から夜に移り変わる時間。殆ど貸切のようなある田舎のバス内で、私と白髪の彼だけが起きていた。
「今日はみんなはしゃいでましたから。疲れちゃったんでしょうか」
そう言って、彼は窓の外を見ていた。
無理矢理少しだけ結んだ白髪がこの時間によく映えていた。
「私、海って久しぶりなんですよねぇ。何年ぶりかな」
「…僕も、海なんてすごく久しぶりです」
何かの思いに耽るように彼は目を閉じる。
私も、頭の片隅で思い出してみる。
最後に海に行ったときのことを。
そうするうちに日はどんどん沈んで、窓の外の空が藍色に染まっていた。
「終点ですよ、カタルさん」
そう声を掛けられて、ふっと我に帰った。
「みんなのこと起こさないと。晩御飯に間に合わなくなっちゃいますから!」
「そうですね。僕もお腹空きました」
終点…
何を食べても血液を作り出す人間の身体は実に貴重!!