終点』の作文集

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終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/10/2023, 9:35:59 PM

空が、紺色のペンキを塗りたくったようになった頃。

私は貴方に別れを告げる。

星なんて一つも見えない。

お別れだって言うのに、貴方の視線はスマホに注がれている。

私は、今日という日の最後の最後まで、貴方のことしか考えていなかったのに。

ずっと見つめていたのに。

貴方は見てくれないのね。

最後の一本の電車がやって来た。

「じゃあね」

「おう」

それだけの会話。

私は今日も自分の家へと帰る。

コツン、とヒールの音を響かせて、つり革を掴む。

その時ですら、ちらりとも見ずに、貴方は帰った。

寂しいのに。

貴方はなんとも思っていないのね。

〜終点〜

8/10/2023, 9:06:58 PM

終点

人生の終点まで本気で進む。
全力の人間になりたい。

8/10/2023, 9:01:40 PM

「もう終わらせたいんだ。」
そう言って君は屋上のフェンスを乗り越えて
涙を浮かべているのに、笑いながら落ちてった。

「_独りに、しないって言ったくせに」
嘘吐き、裏切り者、許さない

でも僕は君が居なくなってからずっと部屋に居た
「どうして僕を閉じ込めるの?」「僕の話も聞いてよ」
「ねえあの子は??会えないの?」「…つまんない」
ずっとずぅっと、閉じ込められて何年か過ぎて

「ねぇまだ僕はお外に行けないの?」
部屋に来てくれる女性と男性は何とも言えない顔で
「ごめんね、まだなの…」と「もう少しの辛抱だよ」と
あと少し我慢すれば良いだけなのに耐え切れないから
ごめんね、お姉さんもお兄さんも悪くないから
「あの子の所にいく方法!分かっちゃった!」
声を上げる。驚きに満ちた2人と部屋の外側。

「antnsbn」ーアナタノソバニー
そして、今。僕は〝終点〟を迎える。

8/10/2023, 8:43:04 PM

12日目


私の人生の終点とはどこなのだろうか。

好きな人と結ばれること?

願いが叶うこと?

人生とは、誰もがハッピーエンドで終われる訳ではない。

この世の数十人に1人の確率でバットエンドを迎える人もいる。

どう始まって、どう終わるのか、

私の人生は私にしか決められない。

限られた残りの人生をどう生きて、どんな結末を迎えるか、それも私にしか決められない。

私は、最高に幸せな瞬間だけを残して死ぬことを人生の終点にしたい。

8/10/2023, 8:42:55 PM

終点を忘れていただけ。それが環状線だったら、なんて想像も今更遅かった。

8/10/2023, 8:36:42 PM

A様
何か、恵んで下さい、
元気な男の子を産むんです。

作業員
‥‥

A様
米米米米

働かないば、ならないんですよ。

毎日、机に向かっている。

作業員
‥‥


1ヶ月ご‥

A様
¥¥¥¥

お金ないと、しょうがないでしょ。

机にしがみ、ついている。

作業員
‥‥

2ヶ月後‥
A様
🍚🍚🍚🍚

この子に、あげてください。

作業員
はい、飯っ。

A様
机から顔を上げる。
ああー、よかった、よかった、助かりました。

8/10/2023, 8:34:01 PM

『終点、終点です――』

 眠りこけていた私の耳に、無機質に流れる電車のアナウンスが響いた。
 飛び起きて顔を上げると、電車のドアがもう閉まりかけている。
 急いで立ち上がり、慌ててドアの外へと書け出した。

 危ない危ない。またやるところだった。ギリギリセーフ。

 後ろで閉まるドアを振り返る。今回は無事に降りることができたと、ほっと胸を撫で下ろした。
 前回は終点に気付かず寝過ごしてしまい、そのまま折り返してしまったんだ。そして、元の場所まで戻ってしまった。

 それはもう最悪だった。
 やっとお別れできると思ったのに戻ってしまった。
 また地獄の日々が始まったうえに、後遺症は残るしで散々だった。
 だから、もう失敗しないと、次は確実性があるものを選んだ。
 そして、今度こそちゃんと終点で降りようと、再度電車に乗り込んだのだった。この黄泉へと向かう電車に。

 電車を後にする。また前を向き、終点の先へと歩き出した。
 ここから先は未知の世界。
 終わりの世界が続いている。

      *

 さて。投稿を終えた私は、先ほどの出来事を思い出して、少し後悔していた。

 お題に沿った文章を投稿するアプリをやっている。
 それは、今日のお題をこなそうと、そのアプリを開いた時のこと。

 今日の文章のお題は『終点』か……。

 書く内容を考えながら、とりあえずみんなの投稿を見てみようと、アプリにある『みんなの投稿を読む』ボタンを押した。
 いつもなら最新の投稿が一つ、文末に投稿者の名前が表示される画面になるのだが――、

 おしまい

 今回表示されたのは、画面のど真ん中に『おしまい』という文字だけ。
 今回のお題が終点だからこれだけなのかな? それにしても、上下中央揃えの機能なんてないのに綺麗に真ん中に表示されてるな。名前も表示されてないし……。
 違和感を覚えながら、次の投稿を読んでみようと『次の投稿』ボタンを押す。

 おしまい

 またしても『おしまい』が表示された。そしてまた次も。何度押しても『おしまい』『おしまい』『おしまい』……。

 慌ててアプリを閉じた。そして再びアプリを起ち上げ、恐る恐るみんなの投稿を開いてみる。
 すると、今度は普通の投稿が並んでいた。ほっと胸を撫で下ろす。
 あれはなんだったのか。
 もしかしたら、バグってアプリの終点に辿り着いたのだろうか。全ての投稿を読み終えると出る表示なのかもしれないな。冷静に考えて、そんなことを思った。
 まだ少しドキドキしながら、今度こそ書く内容を考え始めた。

 そして投稿が終わってから、あぁ、さっきあったこの出来事を書けば良かった。そっちの方が面白かったかもしれないと、少し後悔したのだ。
 結局、その話は投稿したものへ追記することに決めた。

 今度こそ、ここが、本日の投稿の終点です。おしまい。


『終点』

8/10/2023, 8:17:36 PM

良くも悪くも終点は必ずある。

終点をどう迎えるかそれは自分次第である。
運任せや人任せにするのではなく、自分で終点を決める。ただそれができる人間はあまりないことが悲しい
気づいてほしい。今この時も終点へ近づいている。

人生は思うがまま
あなたのためにある

8/10/2023, 6:47:13 PM

終点


何から始まり、何に終わるのか。終わった先に何があるのか。
大爆発が起き、宇宙ができた。
宇宙の果てとは?きっとただの壁だ。その先には、違う宇宙。
銀河の果てとは?きっと流星群だ。その行先は、違う銀河。
太陽系の果てとは?きっと太陽による吸収だ。その先には、爆発だ。
では、私たちの果てとは?
孤独?その先は、虚無?
忘れられること?その先は、自分でも思い出せなくなること?
死体?その先は、炭素?

「私たち」の果てを知るためには?

別に宇宙も銀河も太陽系も理解してないけど、果ての想像はできる。
理解度は重要では無い。

誰か答えてくれないか、「私たち」の果てを。学問の根底を。

8/10/2023, 6:42:18 PM

お題:終点

いつかの夜を思い出す。
終点という響きが不気味だからか、何なのか。

 パラパラ、傘を叩く雨音と、ぴちょぴちょ、靴底に引っ付いて跳ねる水音と。青い傘を差していた気がする。水色の長靴を履いていた気がする。アスファルトの上を一人歩いていた。雨に濡れた砕石を街灯が照らし、キラキラチカチカ閃くのに釣られしゃがみこんでいた。吸い込まれそうなほど真っ黒なアスファルトをじっと見ていた。こんなに近い所に宝石はあったんだと、心弾ませていた。夜。
「何してるの」
 優しい声色だった。声が聞こえたから傘を持ち上げた。そこに、確かにあの人を見た。
「ほうせきがあるから見てる。ほら、ほら、キラキラしてるでしょ」
 掴めない物を一生懸命伝えようと、頭を動かし目を動かし。キラキラ、チカチカ、この人の目には宝石が見えているだろうか。こちらばかり見て、ただ、含み笑いをするだけ。
「そうだね、キラキラだね」
 優しいあなたがそこにいる。
「ほら、おいで」
 パラパラ、雨音がよく響いていた。

付いて行っていたらどうなっていただろう。

あの夜は終点に近い場所だったんだと思う。


終点
――終わりとなる所、終着点
――物事が最後にたどり着く地点

8/10/2023, 6:05:23 PM

1番のレースの終点はきみの終点と重なり
2番のレースの終点は私の我慢の終わりと重なる
終わりを迎えて
2番のレースで1番を取らせ続けたきみの憎さ
しかし永遠に重ならない2つのレースのうち1つの終点は
べつの誰かの終点へ重なることを知る

きみにとって1番のレースを一緒に走らせてくれ

8/10/2023, 5:45:29 PM

縁側に、かき氷に風鈴に西瓜。ああ今日も遠くで電車が走っている。


電車がやってくる。この夜中に。私は裸足でホームに立ちそれを待つ。夜明け前の一番暗い時間。静かな月の匂いがする。向かいに生えた草が海の如く波打った。


パーカーのフードを被り、横たわる。曇りで星は見えぬがそれもまたいい気がしている。誰もいないホーム。ペタペタと足音を立てて走ったりしてみる。


少し車輪が浸るほどの水を掻き分け、静かなホームにやってくる電車の音。遅れて風もやってくる。私の風呂上がりで濡れた髪を揺らす。


同時に空く電車のドア。無機質に中へもてなすので、私は乗る。いつもみたいに窓際に立って外を眺めるが、人が一人もいないことに段々と寂しさと恐怖を感じその場にしゃがむ。


深夜であるから私はいつの間にかパーカーで温まる自分の体温が心地よくなり寝てしまって、その間に一駅二駅と過ぎていく。誰かが乗って誰かが起きたのか、だとすれば私は気づかれなかったのか、気になるところではある。


黄泉
終点、
現世


あなたはどちらがご希望か。




〈終点〉2023/8.11
No.18

8/10/2023, 5:29:21 PM

人生の終点は死か、否。夢の実現か、否。では、愛する人に出会うことか、否。

 私たち人間の終点は"生まれた意味"を知ることである。

8/10/2023, 5:27:03 PM

ある女性は少しだけ不思議な体験をした。いつもは人がたくさん乗っているはずのバスが、今日に限っては誰も乗っていない。時間を確認するためにスマホの画面を見るが、時間はいつもと同じ。充電がまだ70%なことに驚いたが、その女性は仕事で疲れていたようで、すぐにバスに乗り込んだ。一番後ろの席の窓側に座ると、次第に眠くなってきたようで、顔が徐々に下を向いている。そしてバスの揺れが心地良くなったのか、女性は意識を手放した。

 女性は静かに目を開けた。すると、バスは止まっており、運転席を見ても運転手はいなかった。不思議に思った女性はバスから降り、すっかり暗くなってしまった道をスマホのライトを頼りに歩き出す。しかし、歩いても歩いても目の前には道しか広がっておらず、引き返すことにした。女性は戻ってきて、バス停を見た。聞いたことがない場所だ。女性はスマホで今の位置を調べようとして気付いた。スマホのライトがつけっぱなしなことに。女性が充電を確認すると、残りがわずかだったようで、ため息を吐いた。すると、バスの中から「おーい」「起きてください」と声が聞こえる。運転手が戻ってきたと思った女性はバスに乗り込んだ。すると突然意識を失った。

 気付くと、バスの中だった。バスは止まっていた。辺りを見回すと、運転席に座る運転手と目が合った。
「やっと起きたんですね、もう終点ですよ。バスに乗ってからずっと寝てたから疲れてるんでしょ?帰れる?」
女性は驚いた。なぜなら、さっきまでバスの外を歩いていたのだから。夢でも見たのだろう、と女性はスマホの画面を見る。すると、充電は残り僅かだった。バスを乗る前は70%だったはずだ。

 女性は運転手にタクシーを呼んでもらい、無事家に辿り着いた。あの夢のような、現実のような出来事は何だったのか。タクシーに乗る際に、バス停を確認すると、聞いたことがある場所だった。あれは何だったのか。もしかしたら女性は黄泉に連れて行かれるところだったのかもしれない。

                      『終点』

8/10/2023, 5:22:53 PM

電車にもバスにも終点がある。
私の人生の終点はどこなんだろう。

人生を終えるとき?
自分に満足したとき?

何に向かって走っているんだろう。
私はどこに向かって進んでいるんだろう。

レールのない人生。
もしかしたら無意識の内にレールを轢いているのかもしれない。

どこまで進もうか。
私の終点は私が決められるのだから。

8/10/2023, 5:17:37 PM

生命の終点。
ぶつり。
ぷつり。

できるだけ、頑張ったけど駄目でした。
もう逆らえませんでした。
でも、これで良いんだと思えます。
最後に、この世界に感謝と愛を伝えてから、自分を虚へほおりこみたいと思います。

わたしをわたしたらしめてくれた人、世界、愛、運命、さようなら!
本当に。
本当に。

8/10/2023, 5:16:10 PM

僕は、今日ついに任務を終えます。

これまでたくさんの駅を、休むことなく通過してきました。
それは決して美しいだけでも、快適な訳でもない道でした。
それでも、この任務を責任を持って終えられることが何より誇らしいと。
そう思えるほどに素敵な旅でした。

さあ、最後のアナウンスです。

「───間もなく終点、「 」、「 」です。
折り返しはございませんので、お忘れ物なきようお願い致します。
快適な旅だったでしょうか。素敵な旅だったでしょうか」

僕は、《お客様》をきちんと運びきれたでしょうか。
残念ながらそれを確認する術はありません。
それでも、だからこそ。
もう聞こえないあなたに精一杯のアナウンスを届けるのです。

「どうか降車の際は、笑顔でいられますようお祈り致しております」

景色が白み、そしてゆっくりと閉じていきます。
手にするのは初めて、そして最後に握るブレーキです。
ゆっくり、ゆっくりと。
かくして静かに振動は止まりました。
もう、いつも鳴り響いていた規則的な音はしません。
僕はそれを確認すると、一際大きく息を吸い込みました。



「ご乗車ありがとうございました。終点、「 」、「 」です。お忘れ物はございませんでしょうか ────────」

8/10/2023, 4:54:30 PM

車内の揺れ 極僅かな乗客
窓のあちら 数多の星が散る
月は何を映す 夢見る少女か或いは空腹の兎か

人里を抜け山を越え 走り続ける鉄塊
空を駆けず 海原を駆けず
示された道のみを駆ける
己の人生と同じように

この線路の終点は
まだ遠く 最後は1人
この人生は
終点がまだ見つからない
                 お題【終点】
          タイトル【その道レール上】

8/10/2023, 4:53:12 PM

「もう帰っちゃうの」
彼の柔らかな手が頬を擦る。口を尖らせて駄々をこねる彼の影には、まだ幼げが見える。
「家に来てもいいけど」
ぶっきらぼうに言葉を投げたのはいいものの、心の内は頻りに彼を求めていた。
「でも、それ………」
でも。だって。優柔不断な彼の口癖のレパートリーはいつも変わらない。
二人は未だ、肩を並べてその先の言葉を紡げずにいる。けれども、既にいつもの十字路にさしかかるところである。
「送ってやろうか」
沈黙を破るように、俯いて思考を張り巡らせている彼の頭上から声を掛ける。すぐに返事は返ってこない__今となっては先の軽率な台詞を悔いている己が、気まずそうにただ立っている深夜1時。
「あの、今日はおれの部屋じゃ、ダメかな」
脳天を突き抜けるその一声は、瞬時に自身に理解させるには強すぎた。手を引いて駆け出す彼。
今日こそ大人になれるのだろうか。
彼の黒髪交じりの銀髪がたのしげに揺れているのを、自分はただ後ろから眺め続けていた。

8/10/2023, 4:50:05 PM

地獄の食卓
母の思い
父の思い
消えた気持ちは変わらない
否定
沈黙の痛み
泣きながらの食事
感じたことの無い食感
顔を洗いに行くと目が充血
苦しいからこそ鏡の前で笑った
嫌いだけどいい笑顔
もう終わりは近い
燃え尽きた
愛情
燃えている
感情
消えた
葛藤

家族は風船
のようにいつか割れる
萎みもする
何があっても
それはどの家庭にも訪れる
好きな人もいつかは萎む
もしかしたら心が割れるかもね
母は萎んだ。
父は割れた。
家族の終点は近い
ような気がする
いや
もう
わかってる




#終点

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