『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『もう終わりにしたいんだけど。』
「え?」
ぁ、、彼女かな、彼女できたんだ。
そうだよね、できたらそりゃ
いくら幼馴染で仲良くても
こうして2人で会ったり何かするのは、うん、彼女さんに悪い。
そうか、、、せめて好きって伝えりゃよかったなぁ。
「か、彼女どんな人なの?」
『は?彼女いないんだけど』
「え?」
じゃあなに?、、私ただ単に嫌われた?一緒にいたくないってこと?
泣きそう。
「え、わ、私そんな嫌われるような何かした?」
『、、、はぁ、、』
ため息つかれてしまった、、そんな、、。どうしようわからない、、
もう溢れる、、
『むしろその逆なんだけど。』
「ぇ、、?っ、」
私の目から流れる涙を指で拭ってくれる。
『好きすぎて、好きすぎてもう幼馴染とか友達とかそれ以上なんだよ。』
「え、それってど、っ、、」
遮るように唇にキスした。
『、、こういうこと、、っ。』
顔全体真っ赤に染める君を見て
私もつられる。
『な、、なんか言えよ、、。』
「、、、、
私も好き。」
恥ずかしいなと思って
ちらっと君の顔を見たら嬉しそうで
私も嬉しくなった。
虐められて不登校になった
母親はこんな僕を
学校に行かない僕を
毎朝叱る
叱る?
違う、暴言の嵐
父親は不機嫌だと発散の為に僕を殴る
何時しか
こんな僕が嫌になった
だから
今日で終わりにする
僕の人生は今日で終幕
さよなら
# 64
もう苦しかった。
大好きな君に向けられる憎悪も。
大好きな君に向けなければいけない悪意も。
全部がもう嫌だった。
今も彼女は俺に武器である刀を構え、振るおうとしている。
彼女の目からは怒り、憎しみといった負の感情が沢山感じ取れた。
『もう、終わりにしよう。』
そう言って俺は自身の胸に刃を突き立て、そのまま一気に刺した。
あぁ、不思議と苦しくない。
むしろ……もうこれで彼女を憎まなくて済む。
そう思うと心がどんどん軽くなった気がした。
薄れる視界には、戸惑った表情の彼女がいた。
刀を俺に向けたまま、硬直している。
君は……どんな人と、幸せになるのかな。
どんな人生を歩んでいくのか……見ていたかったけど、それはもう叶わない。
力が抜け、膝から床について倒れ込んだ。
願わくば……君にはもうそんな怖い顔はしないで欲しい。どうか、笑顔で過ごしていってくれたら……。
俺はそのまま目を閉じた。
#終わりにしよう
ずっと目をあけたまま夢を見ている
小さな庭のひだまりで
自分のしっぽを追いかけて
バターになりかけてる子犬
ピアノの音が
途切れたり もどったりしながら
ワルツを伴奏している
空に雲が龍の鱗のかたち
錯覚かと思うくらいうすく
虹に色づいて
ゆっくり やわらかく形を変えている
自分のしっぽを齧りながら眠る蛇の
見る夢はどんな夢
目覚めたらはじけて消えるような
シャボン玉の色
『終わりにしよう』
終わりにしよう
何もかも
望む結果ではなかった
だけど
もう
他人にどうのこうの言われたくない
これは僕のせい
だから
僕が決めるんだ
終わりにするって
僕が決めたんだ
何を言われたっていいよ
何て言ってもいいよ
後悔してないから
私の人生は、私が創り出した妄想の中にこそ、存在した。私の内界は、いつも豊かで私の理想に満ち溢れたものだったのだ。しかし、周りはそれを人生とは認めてくれなかった。彼らに言わせれば、私のやっていることは現実逃避でしかないようだ。確かに彼らの言う通りだと思う。私は、現実を生きていくことができない。だから、私は今日全てを終わらせることにした。妄想と共に心中することを選んだのだ。
題名『終止符』
『……、もう、終わりにしませんか、?』
咄嗟に口から、そんな言葉が出る。
違う。
本当は、終わらせたく無いんだ。
彼は、顔を上げて鳩に豆鉄砲を喰らった様な顔をした。
昨日迄の、俺とはきっと真逆の俺なのだから。
『な、何故ッ…、?』
『理由なんて無いさ。そう、理由なんて…、』
彼奴の事を思い出すと、目から透明の塩水が流れ出てくる。あの時の海水が目の中に入っていたみたいに。
『さっさと消えてくれ、!!!顔ももう見たくなんか無いんだ、!!!』
『何でだよ、!!!なぁ、!!!』
彼が一括、二括と怒鳴り入れてくる。
知らない。御前の事なんて、見たくも、聞きたくもない。全て御前のせいだ。
『何でだよ、!!!父さんッ、!!!』
『俺は御前の父親じゃ無い。とっとと、出て行け、!!!俺の一人息子を殺したのは、御前だろうが、!!!』
『だから、!!!その、息子が俺だって、!!!』
『ふざけんのもいい加減にせぇ、!!』
『分かったよ、!!!じゃあ、これからもう来ないからッ…、!!!』
そう言い、彼は出て行った。
数年前、俺と息子が船に乗った時。
船長達の不注意で、船が沈んでしまった。
俺は、何とか気が付くと病院に居たけれど、息子の姿が無かった。
もう、息子の姿が思い出せない時に『息子だ、』と名乗る奴が家に来た。
何度も、何度も、嘘だと思った。
だから、何度も、何度も、セールスの様に帰らせた。
彼奴の後ろ姿は、息子に似ていた。
でも、もう、遅い。
俺から、終止符を打ったのだから。
2023.7.16 【終わりにしよう】
終わりにしよう
居酒屋での接待という名の飲み会で運転手をすることになり、その帰り道のことだった。
帰路の車中であの人の家の住所をナビに打ち込む間に、後部座席に乗り込んだ社長は寝てしまった。
私の車は後部座席よりも助手席の方がゆったり座れる。その助手席には今日の取引先のあの人が座っていた。あの人は後ろを見ると、「仕方ないですね、先に社長を送りましょう」と笑った。
社長を送り届けたあと、車内で二人きりだ。
かすかな好意を抱く相手とだからなのか、よく知らない人とだからなのか。まぁ、どちらもだろう。緊張がひどく指が震える。なにか喋らなければと頭が焦りだす。
私の引き出しなんてなにもないから喋ってもらわないと、沈黙になる。
相槌も気をつけないと、焦れば焦るほどどぎつい冗談を口走ってしまう。
あの人の話を聞いてるのか聞いてないのかよくわからないまま、目的地についてしまった。
あの人は酔いに染めた頬に、普段よりも砕けた笑顔で礼を言ってくれた。
車のドアが閉められて、軽く手を振り見送ってくれる姿が焼き付いた。
なんだか涙が溢れてきた。
終わりにしよう。
こんな卑屈な自分はやめよう。
私はあの人を好きになってしまった。
好きな人に嫌がられない自分になっていこう。
言葉は…
終わりにしょうって
ツライなぁ✨
イヤだなぁ。
終わりにしょうって言葉
tsutsuには言われたくないなぁ。
誰にも言われたくない
#終わりにしょう
「もうこの戀は終わりにしませう」
祖父の遺品整理をしているとき、古びた手帳に挟まっていた、小さな紙切れをみつけた。
さらさらと流れるように美しい筆跡。
祖父の字だろうか。それとも。
洋紙も墨も何もかもが色褪せて、触れば崩れ落ちてしまいそうなのに、この1文はまるでまだ生きているみたいに、したたかな鼓動を打っている。
ためらったけれど、その紙切れを祖母にみせた。
痴呆のはじまりかけていた祖母は、丸眼鏡の奥の瞳を滲ませて、やがて低く呟いた。
「これはね、お義父様の字よ。」
たった一言そういって、祖母はまた遠い目をする。
これ以上は何も聞けない。
祖父の父、明治生まれの曾祖父は、私の記憶の片隅に眠っている。みみずくのようにじっとしていて、笑顔をみせない堅物な人だった。祖父と話しているところさえ印象にない。
なぜ、曾祖父が書き残したものが、祖父の手帳にあったのか。いつも片身離さず持ち歩いていた、
祖父の分身でもあるほどのこの手帳に。
じきに、あとを追うようにして祖母が逝き、
この紙切れの詳細はついにわからない。
「この戀」とは何だったのか。
誰の、何の恋だったのか。
でも「これでようやく終わったのね。」とも思った。知っている者はもうこの世を去り、美しい筆跡も沈黙しつづける。
終わりにしよう?
いや、もう終わりにしてください!
って何度も何度も何度も…
過去を振り返ると
胸が、心が、あの時の自分が
張り裂けそうで、可哀想だ。
ここまで、必死に繋いできた
自分にありがとう、頑張った!って
そう思うんだ。
風はいつも、追い風
帆を張ってどこまでもどこまでも
世界の広さを知りに行きたい。
私は、私の責任で舵をきる。
旅の支度は、必要かい?
大丈夫だよ。と、声が聞こえる。
【お題:終わりにしよう】
終わりにしよう
もう疲れたんだよ
なにもかも
これ以上何を頑張れっていうんだよ
何も見てないくせに
勝手なこというなよ
俺はお前らより何倍も何倍も
…頑張ってんの
本気で無理
マジで無理…
近寄るな
触んな
話しかけんな!
これは俺が今までされてきたことだよ
今お前はどーせ自分のことだけしか考えてなかっただろ
「酷い」
「流石に無い」
「は?」
「マジ意味わかんないし気持ち悪」
って思っただろ、そうだろ?!
俺もこういう気持ちだったんだよ!
結局お前らは自分の気持ちしか考えてない
一旦性格からやり直したら?
てことで俺もう終わりにしようと思う
ばいばい、笑
今日あいてる?
彼氏からきかれた。もう付き合ってけっこうたっている。
うん。あいてるよ!
私はそう答えた。なにかを期待していたのかもしれない。用事があったけど、そうこたえてしまった。
用事は、そこまで大事ではなかったから、別にいいだろうと思った。
待ち合わせ場所へいった。
彼が言った唯一の一言は
もう、終わりにしよう。だった
そういって、返事を聞かず去って行ってしまった。
期待していた自分がアホらしい。薄々はわかっていたんだ。でも、そう思いたくなかった。違うと信じたかった。
心の奥底で、ずっと怯えていたんだ。
ぽろっと涙が出た
「……私、死んじゃうの?」
私の手を握りしめて離さない彼女に問いかける。けれど、彼女の目からまだ溢れてやまない涙が返事を邪魔している。
パラレルワールド。なら私は、私自身がどんな行動をしても、彼女がどんな行動をしようとも、私は全ての世界線で、今日、死に至る。
「なら、私がここにいれば死なずに済む?」
「………ううん、私がずっと貴女の隣で寝てたのに、貴女は窓から飛び降りた。二階とは言え、当たりどころが悪いと死ぬ。なら先に起きて貴女を見ていたら、貴女は自分で首を絞めてた。またある日、私が起きると貴女は椅子に座って本を読んでた。…衰弱死。ただそこで寝てるだけだったのに」
彼女の口はまだ動く。
「方法を変えてみようと思って、LINEで貴女を呼んだ。でも貴女は帰ってしまって、母親に殺された。また別の日には、私が起きた時にはもういなくて、家に帰った貴女はショックで突然死。……いったいどうしたら救えるの?」
私はその話を聞いていて不可解なことがいくつかあった。彼女が生きた世界の何度かで私は自死をしている。なにより、本を読んでいて衰弱死?一体どうして。
「本当に私の死因はそれで合ってるの?」
「……わからない。貴女が死んだら、私は世界を飛ぶから」
「飛ぶって……なら、私はこの世界では自我を持ってるし記憶もある。ずっとここにいて、今日を生きてみせる。終わりにしよう」
「………」
どうして世界は彼女を必ず今日殺してしまうのだろう。あの日、彼女の母親が私の家に乗り込んで彼女を刺し殺した。なら、と私は決めた。彼女の母を消してしまえばいい。今度こそ、きっと、終わりにしよう。
【終わりにしよう】
お題が更新されるごとに進む物語No.7
「終わりにしよう」
私はあの日死んだ。
生き返る選択を選んだら、生きられたらしい。
だけど、私は死ぬ選択をした。
#終わりにしよう
一袋開けたからって、
食べきらないといけないなんて、
そんな義務、ない。
こんな生活
こんな日常
こんな仕事
こんな関係
……………こんな自分
環境が変われば自分が変わる
自分が変われば環境が変わる
ほらっ!
ちょっとよそ見をしてみよう!
理想通りの生活
充実した毎日
やりがいのある仕事
ストレスフリーの関係
……………笑顔な自分
終わりにしよう
……………今の自分
簡単に「終わりにしよう」としないで。
私は終わりなんて信じない。ここから挽回してみせる。
私はあなたを終わりにはしない。何故ならあなただから。思い通りにいかなくても、2人なら乗り越えていけると信じてる。今は休息が少し必要なだけ。いつも呆れちゃうくらいに好きです。
「おめでとうございます。あなたは死んでいました」
目を覚まして早々そんなことを言われて状況を理解できる人間が居たらエスパーに違いない。
ここは病室らしき部屋で、周りには医者か研究者か分からないがたくさんいて、よくわからない機材に繋がれていて、先程の世迷言を言ったのが看護師らしき人物というのは、あたりを見渡してわかった。いろいろと不明瞭なのは窓がなく、やたらと厳重な気がするから。
「おや、記憶がありませんか?」
私は自殺したはずだ。失敗したのか?
「いえ、成功してますよ。あなたが死んだ直後に脳みそを切り取って培養し、別の死体に移し替えました」
この国の倫理観はいつの間にか死んでいたらしい。
「まぁ、何が何でも死にたくないという人はいるんですよ。そのための実験が必要だというわけです」
酷い話だ。
「1ヶ月もすれば退院できますよ。日常生活の記録もほしいので。監視はさせてもらいますが」
そういって鏡で私の顔を写してみせた。
「あなたが死んだ理由に興味はありませんが簡単に調べた限り経済的苦境でしょう。せっかく別人になったんです。金銭の補助はするので、生きていてほしいですね」
知らない顔が写っていた。
あれから半年がたった。この体の持ち主のことを知ってる人がいない土地で暮らしている。不便はない。お金は出るし、月に一回検査に参加すればいいだけだ。
せっかく異常な状況だというのに何もないのだ。
「やっぱり自らアクションを起こさないと人生って退屈なのか」
私が死んだのはただ、退屈だったから。経済的苦境なのも何もする気が起きなかったから。
「病気なのかな……どうでもいいか」
ホームセンターでいろいろと道具を買ってきたがさて、
「今度こそ確実に終わらせないと」
終わりを考えてる時間だけはワクワクしたのだ。
[終わりにしよう]
今日のテーマ
《終わりにしよう》
「なあ、もう終わりにしようぜ」
「あと1回! もう1回だけ!」
クレーンゲームのコントローラーを握りしめながら彼女が言う。
お目当ては彼女の推してるキャラクターのマスコット。
恋人のオレをそっちのけで、今や『それ』しか目に入っていない。
そのことが面白くなくて暫く放置してたけど、3回も両替した小銭が尽きかけているのを見てさすがに止めに入った。
「それが最後の1回だからな。それで駄目なら諦めろよ」
「うん……よし、今度こそ! 今度こそ取れて!!」
祈るようにコインを投入し、真剣な顔でレバーを操作する。
その横顔を、オレにもそのくらい真剣な瞳を向けてくれよ、と密かに思いながら静かに眺める。
結構いいところまでいっているのに、彼女はこの手のゲームが壊滅的に下手くそで、今回もやっぱり取ることができなかった。
「あああああ」
「ほら、約束だぞ。これでおしまい」
嘆きの声を上げる彼女を強引に引き剥がして店を出る。
ここで所持金を大いに減らした彼女は、昼食前にATMに寄らせてほしいと、情けない顔で言ってきた。
さすがにオレを放って長い時間夢中になっていたのに罪悪感を覚えたのか、彼女はその後はクレーンゲームの話題には一切触れることなく、明るく楽しげに振る舞っていた。
それどころか、いつもならキャラクターグッズを扱う店の前を通れば見ていきたいと言い、コンビニでそのキャラクターのコラボ商品を見つけたらすかさず話題に出してくるのに、今日はそうしたことも全くない。
そんなに気遣わせるほどオレが不機嫌に見えたのか、はたまたそれほどあのマスコットが取れなかったことに凹んでいるのか。
どちらにしても、空元気なのは丸わかりで、そのことにオレは余計に苛立ちを覚えた。
「ちょっとトイレ。そこの本屋にでも入って待ってて」
「あ、わたしもトイレ行きたい」
「じゃあ、終わったら本屋で合流でいい?」
「うん」
そう言って彼女が女子トイレに入っていった途端、オレは即座に踵を返し、人にぶつからない程度の小走りで午前中に寄ったゲーセンに向かう。
待ち合わせを本屋に指定したのは、自然に別行動を取るための言い訳である。
件のクレーンゲームの前に客はなく、オレはポケットから素早く小銭を出して投入した。
幸い、彼女が欲しがってたマスコットは、あれから殆ど位置が変わっていなかった。
クレーンゲームはどちらかと言えば得意な方だ、
あの場でもし彼女が頼ってくれていたら、無駄金を使わせることなくあっさり取ってみせたのに。
いや、オレが変に拗ねたりせず、素直に「取ってやるよ」と言っておけば良かったんだ。
そうしたら、彼女に無駄金を使わせることも、あんな風に空元気のぎこちない笑顔を浮かべさせることもなかったに違いない。
後悔と罪悪感に苛まれるが、そんなことで集中力を切らして失敗するのは馬鹿らしい。
しっかりゲットして、彼女に心からの笑顔を見せてもらうんだ。
本屋で待つ彼女と合流し、店を出てから件のマスコットを渡すと、彼女は周囲の人が振り向くくらいの大声で喜びを露わにし、オレが今日一日ずっと見たかった晴れやかな笑顔を見せてくれた。
モヤモヤを抱えた不機嫌な彼氏も、凹んで空元気で振る舞う彼女も、これにて終了。
そこから仕切り直して、デートの後半戦は2人して心から楽しく過ごしたのだった。