『突然の君の訪問。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何でもない日だった。
チャイムが鳴って。突然の君の訪問。
何となくわかっていた。きっと別れ話だろう。
案の定別れ話から始まって、結果別れることになった。
君が私物を取りに来る日が来週頃になるって聞いたから、それまでに君の私物を箱に詰めておこうと思った。
思っていたより君の物が多くて、少し寂しさを感じたけれど、2人で決めた事だ。特に後悔はない。
そんなことを考えていた時。
君に貰った手紙が、一通出てきた。
付き合って3回目の誕生日を迎えた俺にくれた手紙だった。
「君とまた誕生日を迎えられて幸せ」という事。
「来年もまたよろしくね。」との事。
あぁ俺は。君と別れたくないんだな。
あっさり承諾をしたけれど、不思議と涙は止まらなくて
別れ話なんかせずに、もう一度愛を叫べばよかった。
再びチャイムが鳴る。 ピアスを落として行ったらしい。
今度こそちゃんと伝えるよ。 今まで黙っててごめん。
「俺、君と別れたくないよ。」
家族を連れて海で遊ぶ親子
若い身体の透き通った柔肌と艷やかな黒髪
友人たちとくだらない話をながら飲み明かす夜
好きなことに熱中して、ただ楽しいと思う時間
いつの間にかそういった世間一般に幸福と呼ばれるような瞬間が目に入らなくなっていた。
そのうらにいつも自意識の穢い影を伏し目がちに探している自分がいることに気づいた。それを抜け目なくどんな些細なことでも見逃せないこと、それを賢さだと勘違いしていた。幸福を維持することよりも生活の心配に追われた何もない不幸に身を窶す方が遥かに楽で不安がないことは確かだ。人は幸福の為に生きているのではなく、ただ生きるが故に生きていく。
だけど、私は、私が見たかったセカイってそんなつまらない地獄だったかなって。そんな時にちょうど君が突然扉を開けて私を引っ張り出してくれる――なんてことは勿論ないと分かっていて、私が鍵を開けて扉を開いてすぐそこで座り込んで待っている君に逢いに行かなければならないんだね。
扉越しの対話
「突然の君の訪問。」#24
仲良しの友達
だけど毎日連絡するわけではない
お互い依存し合わない関係だけど
気づけば一緒にいる彼を僕は親友と呼んだ
卒業以来互いにコミュニティができ遠のく会話
気づけばいつ会話したっけ!?
ふとあいつとの会話を思い出す
いつも笑ってたあのとき、、、
呼び鈴がなり懐かしい声が聞こえた
すぐに飛び起き玄関を開けた、、、
やっぱり心はつながっていた、、、、
「突然の君の訪問」(創作)
「…はーい」
そうしてドアを開けると、そこにいたのは君だった。
なぜ…
そんなことを思う。
部屋をパッと見る。
散らかっているわけではないが、中にあげるのも何だかな。という気分。
「…入れて」
「………何で」
「…………会いたかった」
君にそう言われてしまった。
何でだ。
ほんとになぜ自分自身なのかと思ってしまう。
そんな玄関前。
もう、何もしたくない。
どうせなら死んじゃいたい、でもそんな勇気も無い。
今日も1人、ベットの上でそんなことを考えている。
死にたいと思う理由だってわからない、そんなに辛いことがあったわけでも、思い出したくもないトラウマがある訳でもない。
ただ、平凡に生きてただけ。
そんな自分に嫌気がさして、何もしたく無くなったのかもしれない。でもそんな理由は馬鹿馬鹿しくて、なんだか嫌だった。
いつかは、また平凡な日常に戻らなくてはいけない。
そんな事を思うとまた、死にたいという思考になってしまう。
もう、どうしたらいいのかな。
その時、玄関の方から呼び鈴の音が鳴った。
今は家に私以外誰もいない。仕方なくモニターを見るとそこには。
「よっ、元気…ではないか、久しぶり!」
1ヶ月ぶりに会う、友人が少し困ったような笑顔でモニター越しに立っていた。
私がドアを開ければ、何かが変わる。そんな予感がした。
#突然の君の訪問
正直驚いたよ急に来るから…
でも君はいつもそうだったね
フラッと庭にきてはガラス戸を遠慮がちにトントンたたいて、中に入れてと強請る
僕がそれに気づかないでいると、決まってどん!と一回大きな音をたてる あれはガラス戸に身体をあてた音かな そしてそのしなやかな身体を縦に伸ばしてシャコシャコと戸に爪をたてるんだ
あの気だるい夜に、戯れに戸を開けて頭をひと撫でなんかしたりして、中途半端に情を向けたからこうなってしまったのかな
きっと僕も寂しかったのさ、まったくどうしようもなく勝手なやつなのさ
この手元のロイヤルカナンドライタイプを君にあげたら、君との日々が始まるんだろうか
突然の君の訪問
星降る夜に、
突然、君は訪れた。
ううん、突然じゃないね。
私はずっと待っていたから。
涙を堪える私に、
君は困ったように笑う。
その手が静かに私の頬に触れた。
いつも通りの朝
いつも通り顔を洗って
いつも通りご飯を食べて
いつも通りのメイクをして
いつも通り仕事へ向かう
そんないつも通りを繰り返していたのに
私の家に訪問してきた君は誰。
全くの見覚えがない私は
ドアを開けるのに躊躇した。
少し迷ってインターホン越しで会話をした。
「こんにちは、家上がらせてください。」
「えっと、部屋番号間違ってないですか?」
「いいえ間違っていません。だって...」
驚いた。
だってに続く言葉は
赤の他人が知るはずのない話だったから
「今開けます」
仕方なく家にあげることになった。
ここからだ。
突然の君の訪問が
私のいつも通りの生活を崩した
─────『突然の君の訪問。』
突然の君の訪問
突然の君の訪問にびっくりするよ。
だって、用事が無ければ来ないだろ?
家に着いたら君が待ってるんだから。
そりゃ、なんかあったのかな?とか俺に何か言いたくて来たのかな?って思うだろ。
んで、どうしたの?って聞いたら君が疲れてるだろうからって栄養ドリンク剤を持って来たって言うじゃないか!
嬉しい反面…、照れくさい。
素直にありがとうって言えなくてごめんな。
君の優しさに感謝だな。本当にありがとう。
俺、やっぱりお前のこと好きだわ。
終わり
夏休みがあけた。
家族連れで賑わいを見せていた
街並みは早くも元へ戻った。
僕は人と関わりたくない。
普段は明るく接していたとしても
夏休み 一切 "他人"とは話さなかった。
遊びの誘いはきた。
でも断った。
猛暑の夏
蝉がうるさく夏を呼ぶ。
窓の外
僕の名前を呼ぶ… 声。
突然の君の訪問だった。
「夏休みくらい遊ぼう」
誘いだった。
突然君が僕の職場へとやってくる。
嬉しいはずの君の差し入れ。
困惑と困惑があわさりただ呆然としたことがある。
まず1つ目の困惑は突然の訪問これだ。
事前に聞いていれば仕事終わりに自分が取りに行くこともできたし、詮索を一切しない同僚に君をみられるのもなんだか嫌だ。
そして2つ目の困惑は前日に君と喧嘩したことだ。僕は前日の喧嘩で謝らなくてもいいやくらいに思っていて縁がきれるならきれるでいいと感じていた。
その2つの困惑は一年たった今も僕の心にくすぶっている。
突然何かする君は普段何もしていない、僕のメッセージも無視をする。ただただ悲しいので無視されないよにメッセージの頻度を下げた。
喧嘩した君、喧嘩と言ってもいつもこちらの一方的な逆ギレなのかもしれない。しかし君の体調を心配したり指摘してもそんな事ないよと言いつつ他の不調の話をする。縁がきれてもいいと思ったあの日、そして次の日の訪問。
僕はその意図を未だに理解していない。
突然の君の訪問
突然の君の訪問。なんてありえないことだけど
いつか来ることを願って...
#32
【突然の君の訪問。】
日曜日の午前中。洗濯機を回しながら、掃除機で部屋の中を綺麗にしていく。そうしていれば掃除機のうるさい排気音に紛れて、インターホンが軽やかな音を立てた。
おかしいな、宅急便が来る予定は特になかったと思うんだけど。掃除機を止めてインターホンのディスプレイを覗けば、それはもう良い笑顔で君が手を振っていた。
無言で玄関へと向かい、ドアを開ける。ニコニコと笑う君を室内へと招き入れながら、私はこれみよがしにため息を吐いた。
「もう、連絡もなしに来るのやめてよ。掃除中だったんだけど」
「ごめんね、なんか来たくなっちゃって。はい、これお土産」
渡されたドーナツ屋の包みからは、甘い香りが漂っている。やれやれと肩をすくめながら、私はキッチンと向かった。
「わかってると思うけど、ロクなおもてなしはできないから。とりあえずそこ座ってて」
リビングのソファに君を座らせつつ、戸棚からマグカップを取り出す。私としては甘いドーナツにはコーヒー派なわけだけれど、ここは君の好みに合わせて柔らかい甘さのミルクティーを淹れてあげよう。
前触れもない突然の君の訪問は、君が疲れきっている証。他人に弱音を吐くのが大の苦手な君の、精一杯のSOS。だから君がここをいきなり訪れた時には、とびっきり甘やかしてあげるって決めているんだ。
君のためだけに用意してある茶葉をティーポットへと移しながら、私はそっと微笑んだ。
#62 突然の君の訪問。
その唐突さは、いつものことだから。
もう驚かない。
だけど鼓動は、
いっそわざとらしいほどに
ドキッと跳ねた。
嬉しい。
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以前の創作を引き続き…と、いうのは難しそうだと見返してて思いました。
次のお題が出るまでに書き上げようと思うと、
どうしても粗が出ますね。
人物のイメージも読み取りにくいし。
茄子と胡瓜は
やっぱ胡瓜のほうが速いの?
帰省したひとにいちばん最初に聞くのそれなの?
と君は笑った
(ちなみに茄子のほうが乗り心地は良いらしい。)
未来の話を君とまたしているじぶんが不思議だ
本が好きすぎる彼女は
いのいちばんにあちらで文豪を訪ね周り
あれは本当に最終原稿でしたか?だの
あれの続きはこちらで書いたり売ったりとかはー?
だの聞きまくって充実しているのだそうだ
帰ってくる場所が相変わらず僕のところで
透けもせず話せる君に触れられないことが
それだけがさびしい。
ちょっと近くのコンビニまで行こうと玄関を開けると、そこに君がいた。
突然の君の訪問。僕は驚いて君の顔を覗き込む。
君から来たとはいえ、君は逃げてしまうんじゃないかと思っていた。
だけど、君は逃げずに僕へと近付き、しがみつくように抱きついてきた。
「まいったなぁ……」
でも、そんな君を放っておけず、そのまま家へと上げてしまった。
それから、君はずっとこの家の一員だ。
今日も気持ち良さそうに眠る君の頭をそっと撫でる。
『突然の君の訪問。』
突然の君の訪問なんて
現実的には
もう
絶対にありえないことだから
夢想すれば
また
寂しさが
増えてしまうけれど
君との思い出の中に
そんな日があった事が
その時の
君の満面の笑顔が
懐かしく思い出されて
心は
優しい温もりに
包まれていく
# 突然の君の訪問 (260)
突然の君の訪問
いつものように家で本を読んでいると、戸が叩かれる。
「ねぇ、ちょっと今日遊びに行かない?」
その声は、いつも突然やってくる君の声だった。
「今開けるから、少し待って」
けれど、本を閉じて戸を開くと、
「今日もいない、か」
そこに、君がいることは無かった。
それも当然。
君はもう、随分前に空へ旅だったのだから。
今日ですか?と訊き返した俺に、旅団長は急で申し訳ありませんが、と表情を曇らせた。
「たまたま道でオーナーの方と会って。本来来るはずだった奏者の方が来なくて困っているそうなんです。着いて早々お疲れでしょうが、行ってはもらえませんか?」
「――分かりました」
渋々頷いたのはたぶん伝わってしまっただろう。旅団長は重ねて頭を下げた。そして、夕方迎えに行くので一緒に行きましょう、と結んだ。
素人ながら、奏者として評価してもらえるのはありがたいと最近思う。非力なため、戦うことの難しい俺がここにいるのはたまに申し訳なく思うし、倒した魔物の素材が大きな収入源になることを聞かされてからはあの技術もあまり意味をもたなくなってしまったので、いよいよ団で埋没するような感覚をもつようになってしまっていた。だから、こうしたかたちで団に役立てるのはありがたい、と思うこともある。ただ、今日はできれば予定を空けておきたかったのだ。
「仕方がないか。今日合流できるかどうか分からないって、言ってたしな」
そう自分に言い聞かせるようにして椅子から立ちあがると、俺は預けられていたギターの調律だけでもしようと、先日買ってもらったばかりの赤い革張りのケースを手にした。
小雨の降るなか旅団長に連れられて酒場を訪れた俺を酒場のオーナーはやや大げさな態度で迎え、奏でてほしい種類の曲をいくつか挙げた。俺はケースからギターを取り出して短くつまびきながらオーナーと演目を詰めてゆく。オルステラの曲はそれほど多くは知らなかったのだが、案外なんとかなるということを、俺は学びつつあった。
酒場の雰囲気が俺は好きだ。
辛気臭く貧しい故郷にはそんなものはなかったし、陽気であり、悲しくもあり、猥雑であり、さまざまな物語の生まれる酒場という場所がとても刺激になった。半端に禁欲的な故郷では、音楽は人によっては不道徳なものと考えていたから、この特技をもっていることで嫌な思いをすることもあった。だからオルステラに来て、音楽も相性のよいこの技術も、ここで求められるものだと気づいたときはなにか暗示めいたものを感じたのを憶えている。
そんな喜びをこめて俺はギターを奏でる。旅団長とオーナーが同じテーブルで頷きあっているのが見え、俺は少し大胆に感情をギターのせる。音楽は心だと言う人が結構いる。それは半分あたりだし、外れだ。どこまで気持ちをのせても補えない拙さはあるし、渋々弾かれる曲は美しくても鮮烈さはない。それに――
酒場の扉が開き、新しい客が入ってくる。長旅を超えてきた旅人か、少し足音に疲れが感じられる。そんな彼に、俺は歓迎の気持ちを向けた。
演奏を終えた俺は旅団長のいるテーブルに向かう。オーナーは途中で満足したのか、すでに席を離れていたようだ。もうひとり、あの疲れた旅人が同席していることに俺は意外に思い、挨拶をして座る。
「なんだ、気づいていなかったのか」
「え――」
聞き憶えのある、いや、もっとも馴染んだ調子の声に、俺は出されていた水割りに口をつけようとしたまま旅人に視線を送った。
いや、だってこの人はたしかに男だったはず――
「ふふ、では私はこれで。あまり羽目を外さないでくださいね」
そう言いながら旅団長は席を立つ。俺は旅人から目を離せずにいる。旅人はそこでようやくマントを脱いだ。その下からあらわれた人は――
「こら、やめろ馬鹿」
思わず手をとって口づけをした俺の手を、その人は軽く叩いた。
まったく、その大げさなのはどうにかできないのか――そう言ってその人は自分の手に唇を当てた。
頭いたい
足の裏いたい
腕いたい
指いたい
しぬー!
なんで夏休み明け早々風邪!?
まじでしぬ
喉痛いし頭重いし
眠いのに眠れないし
もうお腹すら痛くなってきた
体の表面全部いたい