Na

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いつも通りの朝

いつも通り顔を洗って

いつも通りご飯を食べて

いつも通りのメイクをして

いつも通り仕事へ向かう

そんないつも通りを繰り返していたのに

私の家に訪問してきた君は誰。

全くの見覚えがない私は

ドアを開けるのに躊躇した。

少し迷ってインターホン越しで会話をした。

「こんにちは、家上がらせてください。」

「えっと、部屋番号間違ってないですか?」

「いいえ間違っていません。だって...」

驚いた。

だってに続く言葉は

赤の他人が知るはずのない話だったから

「今開けます」

仕方なく家にあげることになった。

ここからだ。

突然の君の訪問が

私のいつも通りの生活を崩した





─────『突然の君の訪問。』

8/28/2023, 11:16:00 PM