「夜空を駆ける僕らは鳥になった。」
『ちょっとそれだと言葉足らずだよ。』
「夜空を駆ける僕らは鳥になった。」
『じゃなくて正しくは
夜空の下で駆ける僕らは鳥のようになった気がした。』
「広がる星は僕らを祝してた。」
『正しくは
視界いっぱいに広がる星は僕らの再会を祝しているみたいだった。』
「僕らはもう自由だよ。
何する?何する?
走ろうよ!!!」
『ちょっと1人で会話完結させないで!!!』
「ほら!おいてくよ」
もうちょっとだけ
僕らの自由を祝して夜空を駆けることを許して
─────『夜空を駆ける』
持ってはいけないこの想いを
どこで吐き出せばいいのだろう
あの人に向ける言葉は
本心を隠した嘘ばかり
─────『ひそかな想い』
目は見えないけど分かる。
「あなたは誰?」
息を飲む音が聞こえた。
「僕はあやと」
「何か用?」
そう聞いたはずなのに
「おねーちゃんの目見えないの?
見えないのに僕がわかるの?
なんで?すごい!!!」
さっきの自己紹介よりもはるかに大きな声で
私に聞いてきた。
「あっもう時間だ!!!
おねーちゃん次は友達も連れてくるからまたね!!」
あれから毎日あやとくんは友達を連れて来る。
「あなたは誰?」を毎日言うとは思わなかった。
あなたが来て毎日が楽しいなんて思わなかったよ
─────『あなたは誰』
あの日彼に貰った
手紙の行方が分からなくて
必死に探す。
ほら皆も探してよ。
引き出し
本の間
缶の中
物の下
ないないなーい
もう無くしちゃったのかな。
手紙の行方は不明のまま
─────『手紙の行方』
ある日、
街の中心に佇む美しい輝きを放つ謎の宝石が
発見された。
その輝きはまるで星空そのものであり、
人々を魅了してやまなかった。
そんな中、ふたりの若者がその輝きを求めて出会った。
彼は冷たい印象を持つ青年で、
彼女は明るく元気な女性だった。
初めはお互い距離を置いていたが、
共に宝石の謎を解き明かす旅に出るうちに、
お互いに惹かれ合っていく。
困難に立ち向かいながら、
彼らはお互いの強さや優しさを知り、
深い絆で結ばれるようになる。
そして、ついに宝石の謎が解けたとき、
彼らの間にも新たな輝きが生まれた。
それは、彼らの純粋な愛と絆が
宝石以上に輝いていたのだった。
─────『輝き』