『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あの空の向こうに」
子供の頃は、何かに似ている雲の形を面白がっていた。
くまさん、ひつじさん、ソフトクリーム、ぎょうざ、サンタさんのおひげ。
少し大きくなって、宇宙の存在を知った。
「この空の向こうの、ずっとずっと向こうに宇宙があるんだ……」
そう思うようになった。
社会人になると、空を見る余裕が無くなってしまった。
ただでさえ慣れない都会でのひとり暮らし。
その上、いわゆるブラック企業に就職してしまったのだ。
身体も心も傷ついて、仕事を辞めて実家に戻ってからは、日中の空は恨めしいものに変わり……
ようやく家事が出来るまで立ち直った頃。
このあと晴れ続けるのか、洗濯物を夕方まで外に出しておいても大丈夫なのか、そんなことが気になるようになった。
そして今、再び雲の形が何に見えるかを楽しんでいる。
この空は何処かにつながっているということ。
当たり前なのに不思議だと感じる。
身体は土に、魂は空に還る──などと言うが、この先、年を重ねたとき、そして最期の時が近づくとき、どんなことを思って私は空に手を伸ばすのだろう。
────空を見上げて心に浮かんだこと
空ってなんだろ、いつも見え方が違う。
虚無なのか、それとも溢れでる幸せ?
あなたはどんな風に見える?
僕が見る空はいつも人々を操っているようだ。
放課後
河原でごろんと寝転ぶ
両手を頭の後ろに
添えてみたりしてみる
空は赤い
雲はまばらに浮かんでいて
ゆっくりと流れる様を
特等席で眺める
まるで空という映画の
スクリーンに流れる
キャストロールだ
一日の空模様を飾った
スタッフたちの紹介が
スクリーンが紺色に染まるまで
続いていくだろう
普段は空なんて気にせずに
河原をさっさと通り過ぎるけれど
たまには こういうのも
悪くないな と思いながら
テストまであと三日という事実を
しばし雲の流れにまかせて
忘れようとしたが
やっぱり 無理があった
せめて
雲が見えなくなるまでは
現実逃避したいな と
見上げ続けたのだった
【空を見上げて心に浮かんだこと】
空を見上げて心に浮かんだこと
「綿あめ食べたい」
そういえば、綿あめなんて何年食べていないだろうな…。
梅雨の終わりを告げるように入道雲が雷様を連れて来た。
雷雨もここ最近はゲリラで季節はどんどんなくなって行く気がする。
夏祭り、浴衣姿に花火大会の後の火薬の匂い
蛍狩り、縁側に腰掛けて蚊取り線香の匂い
どこからともなく、ホタルノヒカリ
静かな夏の宵。
あなたのいた夏が好きだった…
空を見上げて心に浮かんだあなたの背中
最後に負ぶさったのは何時だったろう?
景色はハッキリおぼえているの
浴衣姿のあなたの背中
私は金魚模様の浴衣を着ていて
下駄の鼻緒が痛かった
あれが、最後のおんぶだった。
あの日の あなたの背中が
空を見上げて心に浮かんだ
雨上がりの夏の夜
今年も もうすぐ梅雨が明けるよ
お父さん
令和6年7月16日
心幸
ベランダに干してある洗濯物を取り込みながら、ふと空を見上げると青い空に白い雲。私の頭にはこんな考えが浮かんだ。
今夜は何作ろう。
さっきお昼ご飯を食べたばかりなのに、もう夕ご飯の献立を考えてしまう私。
昼は鮭を焼いたから、夜は肉料理だな。冷蔵庫の中の野菜はレタスにきのこ、ニンジン、キュウリ。レタスをサラダ
にして、きのこはレンチン、ニンジンとキュウリはひじきと白和えで決まり。
毎食違うメニューを考えて、野菜切ったり、お肉を炒めたり、魚を焼いたり。それが毎日毎日繰り返される。
一生懸命考えてせっせと作ったはずなのに、あっという間に消費される料理たち。ひと仕事終えて食卓につくと、ちょびっと残されたお肉料理。その一方で野菜は結構残ってたり。はいはい、あなた達の栄養のことも考えて作ってるんですよ。
それにさ、おいしいかおいしくないかぐらい言ってくれてもいいんじゃない。なんてね。今夜もあなた達の好物を作ってしまうんだよ、健気な私は。
洗濯物をカゴの中に入れ終えると、空に向かって大きく深呼吸。今日も洗濯物を乾かしてくださって、ありがとうございました。
深夜12時。
明日への恐怖や不安が心を蝕むかのように、雲が広がっている。
その不安を払いのけようと、月明かりが⎯⎯⎯
ああ、何も見えない。
照らされるはずがなかった、月すら見えなかったのだから。
きっと、明日も心は晴れないだろう。
空を見上げて心に浮かんだこと
澄んだ青空だ
うっすらと白い雲が透き通って見える
けれど基本的には快晴
それだけ
どんだけ空を見上げたって
何も思い浮かんではこない
いつからこんな風になってしまったのだろう
昔はもっとたくさん
色んなこと考えて
色んな物語を紡いできたのに
今の私の心はどうやっても空っぽで
ただぼんやりと空を見ることしかできない
けれど
もしかしたら空っぽなら空っぽなりに
実は何か浮かんでいるのかもしれないね
雲の上に天国があるならば ポチ おまえ万が一にも落っこちないようにでっかい雲の真ん中にいるんだぞ
僕は空を見上げて心に浮かんだことがある。
其れは洗濯物を取り込んでいないことである。
……自己紹介が遅れたね、僕は橘圭。
尚、今は大雨が降っていてバイトに来ている。
そういえば…明日もバイト……明日着るもの無いよ〜助けてドラ〇もん〜…と某キャラクターの真似をしたところで、秘密道具があるはずないんだけど…泣きたい…バイトの休み連絡をしてから店を出た。
洗濯物取り込み忘れた挙句、傘も持ってきていない…僕は今日、ずぶ濡れで帰った。
───家到着───
あぁ〜寒…明日絶対、風邪引く。
早くお風呂入って寝よ…はー洗濯物…乾かないよなぁ。
全部洗い直しか…めんどくさぁい…嫌ぁぁ!!
そんなこと言っても変わらないから早く行動に移さないと、何も始まらない…回そ。
ピ ピ ピ ピー ゴウンゴウン
お風呂も沸かそ…お湯も沸かすか…眠い寒い。
〜〜お風呂が沸きました〜♬︎
〜〜お風呂が沸きました〜♬︎
お風呂沸いた〜お湯も沸いたか…:タイミング…1回お風呂入ろ…
───お風呂───
あったか…身に染みる…髪とかは速攻で終わらせたから後はゆっくり浸かるか…はぁ、あったかい…ストレスも溶ける〜疲れも溶ける〜最高。
何食べようかな、何かあったっけ?カップ麺あったかな〜買いに行きたくない。
確認しておけば良かった…何してんの僕。
そういえば、今何時……深夜1時…?え゙!早っ!上がろ。
───上がって諸々終了────
…………何も……無い……お腹減ってるけどこのまま寝よ…水を1杯飲んでから寝ると云いってこの前見たな…飲も。
おやすみ。
……あっぶな…洗濯物干してから寝よ…
…………うぉあ…終わった…おやすみ。
───翌朝───
……あ゙ぁ…ごえ、変だ。
…ん゙ん゙…治んないし、頭痛いし、がんぺきに風邪引いた…ざいあくなんだけど。
自分がい゙っだごどあっでる゙は中々。
でか、発音下手になっでる゙…ぴえピタな゙いっで…はぁ゙…死んだな゙…どりあえ゙ず寝よう…
………あ゙ぁ…治んだいじ、はづ音が更にへダになっでる……どうじだら治る゙…ネギも゙ぴえ゙ビダもな゙い゙……あえ゙、やば、視界がぼやけ……て、る…?
………ゔぉあ゙…ごえ゙がわんな…でかここベットのゔえ…?病院じゃなざぞうだじ…自分の部屋だ…え゙、まざか、ごの状況で空き巣?じがうよな…流石に゙…キッジンに誰が居るんだけど、え゙、待っで、ほんどに誰あれ。
キッチンに居た人「あ、起きた?」
僕「い゙や、誰でずが?」
キッチンに居た人「あ、俺?俺ね、君のストーカー♡」
僕「………へ?ズトーカー?確かに゙さいぎん、追いかけられてるなとは思っでだけども。君、名前ば?」
天音「天音たきだよ。」
僕「べぇ…良いなま゙え゙だね。僕はだぢばなけい゙」
天音「…た、ち、ばな…橘、圭…?」
僕は物凄く首を縦に振った。
天音「俺は君のストーカーをしていたのだけど、今日君が出てこなかったから家に入らせてもらったよ。鍵かけようね。危ないよ。」
僕「ありがどゔ」
天音「じゃ、これ置いとくからまた来るわ」
僕「おけい゙」
僕は何普通に返事してるんだろうか。
次の日普通に風邪治った。
あの、お粥凄い、ありがとう、天音くん。
ストーカーは終わってないけど。
え、家事が何もかも終わってる、普通に家政婦として雇おうかな…
橘圭:たちばなけい
天音たき:あまね
其れ:それ
え、風邪のシーンとても読みにくいですが解読ファイトです。
みんな風邪には気を付けよう!
私の作品は主演男の子。
微BL展開やもろBL展開になってしまうことがありますが、上に注意書きをしつこくやってますのでよろしくです。
重いのでこれぐらいで失礼m(_ _)m
空を見上げて心に浮かんだこと
真っ暗な夜空に月が浮かぶ。人より月が大きく見えることが乱視のメリットとでも言おうか。それほど美しい満月であった。実際満月ではない。少しかけている上弦の月だった。だが、乱視によって月は丸く大きく見えた。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
僕は考え事をすると必ず空を見上げる。
そうするとボンヤリとしてきて、何を考えていたか分からなくなる。
でも、そうやって頭をリセットして、また一から考えると意外にも考えが浮かんでくる。
頭はゴチャゴチャさせず、スッキリさせよう。
今日も曇り空
しかも蒸し暑い
サウナのように「整う」事はないだろう
「空を見上げて心に浮かんだこと」
昔は空を見上げてたくさん思った。
子供だったので、だいたいは雲を見て食べ物のことばかり思っていた。
ちょっと新しい昔だと、浮かんだことは昔の自分。今会っていない友達と、異性への淡い表現し難い感情。
現在は 数十年後の自分、 環境、人間関係。
現在、過去、未来。空は変わらない。
浮かぶ心は自分のものなのに、全て違う。
空模様よりもコロコロ変わる、自分の心。
明日空を見て、私は何を心に浮かべるだろう。
雲一つ無い快晴の空を見ると、ここではない、どこか遠い場所に行きたいと思ってしまう。
やらなくてはいけないことも、立場も、全部放り投げて──心の思うがままに。
これが休みの日に起こる感覚なら笑って許せるのだが、仕事に向かう最中、遠くは学生時代の学校に向かう最中に起こっているから困りものだ。
学生時代、エスケープは人の迷惑にもなるからと我慢をしていた。もっと正確に言えば、小心者過ぎてやる勇気がなかったとも言える。
大人になれば消えて無くなる、学生時代の一時の感情。当時はそう思っていたのだが、当ては外れたようだ。
学生時代叶えられなかったエスケープの願望は亡霊と化し、大人になった今も心の中に巣食っている。
その証拠が、先の青空を見る度に思う感情だ。
もし今、亡霊の思うがままに行動したならば、信用問題、ひいては死活問題に繋がっていってしまう。
故に、亡霊の願望を叶えることは、よほどの事がない限りこれからもないだろう。
青空を見る度に疼く、エスケープ願望の亡霊を胸に抱き、今日も生きていく──。
それが良いことか悪いことか、その答えを私は知らない。
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テーマ「空を見上げて心に浮かんだこと」
空を見上げて心に浮かんだこと
とても想像できない程、壮大な空
心に寄り添ってくれてるような、
天気の移り変わり
早朝の、薄青の空に
取り残されたような、小さく欠けた白い月。
目に見えるのに
当たり前じゃない場所にいるんだね?
名前も、夜の姿も
知っているのに…埋まらない距離。
誰かさんみたいじゃないかと
少し笑ってしまった。
【お題:空を見上げて心に浮かんだこと】
空を見上げて心に浮かんだ事。
空を見上げて心に浮かんだのは
やっぱりお母さんだな。
スケジュールには
まだ【お見舞い】の
文字が。
空を見上げても
夢でもいいから
見たい。
防波堤に並んで座って海を眺めて。
あの時はサイダーの味がした。
小指と小指で手を繋いで歩いて、最後にバイバイって。
きみの頬が紅色に染まってた。
光を映し出してキラキラしてるきみの瞳に吸い込まれて。
夏の青空も、緋色の夕空も、花火の咲く空も、
どんな空を見てもきみとのキスを思い出してしまう。
なんて、どうしてしまったんだろう。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
貴女は空を見上げるのがお好きですね。
今日の空は、鈍色の雨雲に覆われていました。
その空を見上げて、貴女の心も少し曇りました。
そのようなものにすら影響される、貴女の繊細な心が折れたり傷ついたりしないように、俺たちは俺たちのできることを全力で続けます。
空を見上げて
久しぶりに、夕焼けを見た
まだ、雨雲の残るその下に、眩しい夕陽が輝いている…その眩しい夕陽が、辺に漂う雲に、反射して、息を呑む美しさに、言葉を忘れた…ゆっくり沈んでゆく夕陽と、オレンジに輝く雲と、雲の切れ間に覗く青空
何気ない夕方の一コマだけれど、此の自然の織りなす美しさに、ちっぽけな自分の悩みが、少しだけ、可愛く思えた…