空が泣く』の作文集

Open App

空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/18/2023, 11:31:09 AM

オレの毎日を見て、空が笑い、空が呆れ、空が嘆き、空が『やっと気付いたか』と。

生きていて、そうじゃない時、人は戸惑い、怒り、涙し、そして絶望する。

でも、オレはやっときづいたんだ。

そうじゃない時の心の持ち様を。

だから明日から、いや今すぐから、もう虚無感に苛まれることは無くなるはずだ。


どう考えたら良いかって?

簡単さ。

そうじゃない場面に出くわした時はこう思考しよう。

『そうじゃない時もある。』と。

自惚れてはいけない。特に正論をハッキリと言える人間たち。

「あなたの筋書き通りにいかない時もある。何故ならあなたの言葉が理解出来ない人もいる。あなたの話し方がとても嫌いな人もいる。だからあなたがいくら正しいことを一生懸命に話しても、、、、

相手は貴方に感謝もしないし好意も持つことはない。

相手が素直に受け入れる準備が出来たら、慎重に言葉を選びながら、優しく、そしてゆっくりと話そう。

『君と一緒に成長したいと』

空の上の神々よ。

どうか私の愚かさに呆れないでください。長い時間がかかりましたが、大切なことを一つだけわかりそうです。

9/18/2023, 9:42:11 AM

たった一つの希望が失われた

帰る家もない、頼る人もいない

ただ路地をさまようことしか出来ない

雨が降ってきた...

あぁ、君も泣いてくれるのかい

9/17/2023, 11:59:50 AM

母のお通夜の時大雨が降った
親戚のおじさんはいいことだと言い
亡き義姉を誉めた
まだ中学生だった私は
亡き母を誇らしく思った
きっと空は泣いてくれていたんだ
惜しい人を亡くした
雨を降らすからゆっくり天国へ
行きなさいと

9/17/2023, 10:52:17 AM

今日もどこかで、誰かの大切な人の命が消えようとしている。
もう少し一緒に、あと1日でいいから
誰かを想って空が泣いている

9/17/2023, 9:59:17 AM

「泣いてるの?」

真っ青な空を見上げていた私を覗き込んで彼女は言った。
何を言われているのかわからなくて首を傾げたら、頬を指先でなぞられる。
ペロリ。
あんまりにも自然な動作で指先を舐める彼女に、目を瞬く私は驚くだけ。
なんで舐めた?

「あれ、しょっぱくない。じゃあ涙じゃないのかな」
「……涙って感情で味変わるらしいよ」
「じゃあ泣いてたの?」
「泣いてないよ」

私も、何言ってるんだろう。
今大事なのは涙の味じゃない。

「なんで舐めるの」
「直接は舐めてないよ」
「そーゆーことじゃないかなあ」

どうして私の方がおかしいみたいな顔するの。
どう考えたって指で拭った水分舐める方がおかしいでしょ。

「汗かなあ……でも汗も塩分だよねえ」

ポツ。

首を傾げる彼女を呆れて見ていたら、彼女の鼻先に雫が落ちた。
パチリと目を瞬いて、空を見上げる彼女は、花開くような笑顔を空に向けた。

「君が泣いてたんだねえ」

雲ひとつない青空から、雫が落ちてくる。

ポツ。ポツ。ポツポツ。ザザザザザッ。

「わ!?早く屋根のあるとこ行こ!」
「わあ、ギャン泣きだあ。どうして泣いてるのー?」

ああもう。
目も開けていられないような降り方なのに泣いている空を見上げて動こうとしない彼女を引っ張る。
引っ張ったら動いてくれるから、急いで建物の中へ。
泣き虫な空は、まだ泣き続けている。

お題「空が泣く」

9/17/2023, 9:57:32 AM

「もう、無理だよね私たち」
最後の言葉がそれなのか。僕は何の返事もしなかった。無視をしたんじゃなくて答え方が分からなかったから。肯定も否定も多分、キミのことを傷つける。
「何がいけなかったのかな」
彼女はまた勝手に喋り出した。僕の返事を期待してるわけではなかったようだ。ぼそぼそと言ったあと顔を突っ伏してしまった。反射的に僕は彼女の頭を撫でそうになる。けど、それをしちゃいけない。キミが言った通り、もう僕らは無理なんだ。それをよく分かっているから、余計な優しさは傷を抉るだけになる。
「行って。私が見てない間に」
声が震えていた。最後の最後に泣かせてごめん。ここで同じように僕が泣いたら収集がつかなくなる。ありがとう、ごめんね。キミの望む別れ方を尊重しよう。
静かに部屋を出る。外の世界は中途半端に蒸し暑かった。空を仰ぎ見たら嫌な鈍色をしていた。もう間もなく降り出すだろう、と、思った矢先に鼻先に落ちてくる水滴。それはあっという間にまとまった量になり、僕の全身を濡らした。久しぶりに今日の夕立は勢いが良いな。激しい雨に打たれながら呑気に考えている。通行人は誰も居ない。だからこんな惨めな姿になっても構うことはない。
「さようなら」
言えなかった別れの言葉を今さら呟く。声は雨音よりも全然小さかった。空の雨は、まるで僕の感情を代弁しているようだ。
こんなふうに、本当は僕も彼女の前で泣きたかった。
こんなふうに、キミの前で泣いたなら、
もしかしたら――

9/17/2023, 9:56:28 AM

ふわりの彼女の体が舞う。

伸ばした手は届かない。

ああ、こんなことになるなら伝えられなかった思いをもっと先に伝えて置くべきだった。

あんなに澄んでいた空は彼女がいなくなったことを泣くようにぽつりと雨を降らせた。

【空が泣く】

9/17/2023, 9:44:49 AM

空が泣く

学校の廊下、窓の外を見ている一歌。
咲希に声をかけられる。 
いっちゃん!
何見てるの?
今日の雨は、空が泣いているような雨だなぁって思って、眺めてただけ。
二人で一緒に空を見上げる

9/17/2023, 9:43:18 AM

空が泣く

湿気を含んだ空気
午前中は曇っていた空も
予想どおり雨

出かける前に見た天気予報
折りたたみの傘の話をしていた

知ってはいたけれど
傘を持って出なかったのはぼく

雨が降る
だからなんだ
雨が降る
それがなんだ

午前中のぼくの選択が
現在のぼくに示した結果
雨やどり
行動を先延ばしにする時間の浪費

小雨のタイミングで走る
傘を買う

選択肢はいろいろあるけれど
そのままなにもしないぼく
現状維持を選ぶぼく


久しぶりだね

ぼんやりしていたぼくに
控えめだけど楽しげな声

接点がなくなったと思ったきみ
変わらない様子のきみ

おどけた様子で傘がないと言うと
天気予報は見なかったのと笑うきみ

わずらわしいと思っていたはずの雨
楽しいともうれしいとも
思っていなかった無駄な時間

きみと話していると
心地よく感じるのはなぜなんだろう

9/17/2023, 9:06:55 AM

『その日はまるで無理に笑みを浮かべたようなそんな蒼の広がる空が浮かんでいた。いっそ消えてしまいそうなほど清々しく瑞々しい空気が肌を撫でる。手を伸ばせば届きそうで,けれど掴んだら消えてしまいそうな透明な色彩はどこまでも気高くなにかを拒絶していた』


"泣いている空"の表現 そんな課題に対してある一人の生徒が出してきた作品が先の文章であった。

大概の生徒は雨の記述をした中で,その作品だけが蒼空の中に涙を見いだした。目には見えない雫を,流れてはいないその滴を 笑みと書きながら泣いているのだと。

それがまるで言葉のない糾弾のように思えた理由にはきっと思い当たってはいけないから。そうやって見上げた空は悲しいくらい美しい蒼色をしていた。


テーマ ; «空が泣く»

9/17/2023, 8:59:12 AM

【空が泣く】
 泣き方を知らない君の代わりに空が泣いている。ぼんやりそう思った時、ぎこちなく目元に触れられた。
「なんで君が泣くの」
「泣いてないよ」
「…そう」
 反論すると君はそれ以上言及せずに、ただこちらの前髪を撫でつけた。不慣れだが愛情深いその手つきに胸が軋む。ごめんねと、呟きを聞いた気がした。

9/17/2023, 8:49:05 AM

〘空が泣く〙
泣いてくれ泣いてくれるな我儘で自業自得はわかっちゃいるが

9/17/2023, 8:39:20 AM

妄想昔話 1話 (狐の嫁入り2)

時は1459年(長禄3年)
いまの宮崎県にある小さな村の話

この村では
嫁入りは夕刻に行われ
提灯を持った人たちが列を連なり
嫁ぎ先に向かったそうです。

小さな村なので誰が結婚するか
みんな知っていましたが
誰も結婚する予定のない日なのに
行列の灯が見えることがありました。

そしてこの灯が見えるときは
雲一つない空なのに
突然雨が降るという不可解な現象が
起こったのです。

この灯を村の人々は
狐が嫁入りの最中に灯す
狐火によるもので
天津神が不吉なことが起こるのを
雨を降らせることで
お知らせになるのだと考えました。

"空泣き"だとか"狐の嫁入り"と言って
恐怖の対象として語り継がれていたのです。

村の一部の人間は
不吉な存在である狐を恐れ
いじめたり殺す者もおりました。

人間と狐族の関係は冷え切っていたのです。


次のテーマにつづく
"空が泣く"

9/17/2023, 8:32:51 AM

空が泣く


君は何でも「いいよいいよ」って許す人

「空のように広い心」を持ってる優しい人

ってよく言われてるけれど

それは「許し」じゃなくて「諦め」だって

僕は知ってる。

だから君だって、泣くことくらいあるよね。

9/17/2023, 8:31:29 AM

【空が泣く】

どんよりと重い空気
辺りは暗くなり 生暖かい風が吹き抜けて行く

飽和しているのは明らか
なのに事態は中々変わらない

吐き出してしまえば良いのに
ホラ 一緒に泣いてあげるよ
手を伸ばし 優しく促す

雫が頬を伝うと同時に
君も ポツリと水滴を漏らし始めた

9/17/2023, 8:22:24 AM

空が泣くと、あいつを思い出す

幸せな日々をありがとう、と
あいつは天国で笑っている


「空が泣く」

9/17/2023, 8:03:17 AM

太古の彼方から 
慈しみ 包まれた想いは
忘れ去られ 
大地から 
立ち昇る毒に 蝕まれ
嘆きの雫が 
降り注ぐ


         ―「空が泣く」―

9/17/2023, 7:59:56 AM

お題
『 空が泣く 』





『ねぇ、』



「ん?」



曇り空が広がる空を見つめながら親友は話す




『雲ってさぁ、感情あるのかなぁ?』



哲学的なことを私に問いかける


「さぁ、?でもなんで??」



さぁ、とか言いながら少し気になる


『だって、雲って泣くじゃん』


「あー、」



確かに、と思った
続けて私は言う


「でもさ、それって雲じゃなくて空の感情じゃない?」

「今の曇り空もきっと空の感情を表しているんだよ」



『確かに!太陽も月も空にあるもんね!』



こんな話の答えは自分自身しか知らない


本当に物や空にも感情があるのなら


ひとりの生き物として見守ってみたい

9/17/2023, 7:43:58 AM

【空が泣く】


神様のところで雨を降らすのが、今の仕事。その前のことはよく分からない。気づいたら雲の上にいた。
「雨、降らしてみる?」
神様に聞かれて、ジョウロを渡された。
(これでまけばいいの?)
雲の上からは色んなものが見えた。
「いい人がいたら、教えてね」
神様はそう言ったけど、それ以上は教えてくれない。だからどうやって探すのか、「いい人」がどんな人なのか、探してどうするのか分かんなかった。でもどうも、「いい人」が見つかったら、雲の上にはいられなくなるらしかった。
(ずっとこのままじゃダメかな)
神様のお手伝いで、雨を降らせる。気楽で、結構自分向きかもと思っていたのに、さよならしなきゃならないのは、残念だった。だから、そんなに熱心に探してたわけじゃない。でも、「いい人」は見つかった。ずっと呼ばれていたような、不思議な感じだった。
「神様、いい人、見つけた」
報告すると神様は、「ああ、よかったね」と、にっこり笑った。
「そうだ。ジョウロ、持っていってもいい?」
「まだまだ使うからね、置いていって」
「また、誰かが来るの?」
頷いた神様がじっとこちらを見る。
「行ってらっしゃい」

9/17/2023, 7:22:45 AM

赤い星のクリスマスツリー


僕がコネチカットの住宅街で生まれた年、一つの超大国が15の共和国に分裂して、崩壊した。クリスマスは悲しい日だったのさ。だけど、家族のみんなはクリスマスの日、つまりキリストの誕生日に生まれた僕を『神聖な子ども』としてそれはもう素敵な名前をつけてくれたよ。

「もう共産主義は終わりだ!」とゴルバチョフが嘆いて、ソ連最高会議幹部所を立ち去ったかどうかは定かじゃない。でも、ほとんどのアメリカ人や自由主義経済の国民は「ああ、ようやく冷戦が終わったんだな」と胸を撫で下ろして、クリスマスを祝ったことだろう。

だけど、僕が10歳になった九月のことさ。コネチカットのすぐ近くのニューヨークで、二つのビルにハイジャックされた飛行機が突っ込んだ。父さんも母さんも「パールハーバーだ、世界戦争だ」とブラウン管テレビの画面の中で炎上する二つのビルを観て叫んでいた。

それから、今度はテロとの戦いの時代が始まったことは、言うまでもない。アメリカには、常に『敵』がいて、なんだかんだ常に戦争してる。それで僕はどうしたかって。大学を中退した後海兵隊に入隊してイラクへ向かった。そこでタリバンと戦ったよ。フロリダ出身のマイクとは戦友になった。彼、いいヤツだった。だけど、胸に赤い星のバッジをつけたタリバン兵士にAKライフルで射殺されてしまった。

そんなことがあって、僕はもう赤い星がトラウマになっちまった。帰国の許可が降りたので、またコネチカットの自宅に戻ったけど、戦争後遺症というヤツさ。夜中に叫んだりして家族を困らせたから、ニューヨークに独り暮らしすることになった。

ああ、そうだ。赤い星についてだけど、あれ、共産主義のシンボルなんだってさ。ニューヨークの昔ながらの住宅街はクリスマスの飾り付けで忙しそうにしてたけど、そういや僕が借りている家の近所のクリスマスツリーのてっぺんの星が赤色だったな。
なんで金や黄じゃなくて赤にしたんだろうな。ソ連崩壊を皮肉ったのかもしれないし、飾り付けたヤツがただ無神経なだけだったのかもしれない。

僕はそのクリスマスツリーが不愉快で仕方ない。

Next