『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さむいね
あなたの手がわたしをさがしてる
さむいね
わたしのこころがあなたをみつめてる
しあわせがうまれる日は
いつもの日。
あなたがいる
いつものまいにち。
No.176『秋風』
秋風が吹いて。
秋らしい若干の寒さに身震いする。
もし、今も君が隣にいてくれたなら僕の心は温かいままだったかもしれない…。
昨日風呂を出て風呂場の扉を開けといた。
ウチは今の今まで最後に風呂に入ったら
夏だろうが冬だろうが扉を開けとくルールだった。
もちろん末っ子の私が決めたわけではない。
今朝父に、冬は風呂を出たら風呂の扉を
閉めておくようにとのお達しがあった。
まあ、このような突然のルール変更は
最近ありがちだし、私もルールだから
守っていただけなので異存はない。
念のため、冬はいつからですか?と尋ねたら
もう冬だ!
と言われた。
秋風が身にしみるなあ。
(秋風)
ふと、気がつくと桜の葉が
緑から黄色になり、オレンジから
濃いオレンジへ、秋色に変わってきている。
子供と公園からの帰り道。
河川敷の桜の木の横を歩いてた時
風が少し強めに“ごぉう”とふいた。
桜の黄色から濃いオレンジ葉が
ハラハラハラ‥と舞い落ちる。
「葉っぱきれいね」
「そうだねー。」と返事をする。
桜の花が舞い落ちるのも綺麗だけど
桜の葉が舞い落ちるのも綺麗なんだね。
あなたが教えてくれたから秋の楽しみが
また一つ知る事ができたよ。
秋なんて あっという間に過ぎていく
風に吹かれて飛んでいくみたいに
1年の4分の1は寒風に吹かれ雪に遊ばれる
だから 雪が溶けて木々が芽吹き
花🌸が咲く景色には心が踊る
夕暮れがゆっくりになる夏は
できる限り陽射しを楽しみたいと思う
本格的な冬はこれからだけど
思いは春を待ち焦がれる
#秋風
秋の野山には魅力的なもので溢れている。
どんぐり、まつぼっくり、ヤマブドウやクコの実
ススキに色とりどりの木の葉
寧音もその友人たちも手のひらからこぼれ落としそうになりながら運んでくる。
「お母さん、かごをちょうだい〜」
大きな声が聞こえる。
寧音たちは、集めたものを大きな葉っぱの上にうず高く積んでいく。
その中から厳選したものを砕いてみたり、潰してみたり。
次第に出来上がる不思議な料理。それを丁寧に葉っぱの上に盛り付けていく。
完成したごちそう。みんなで食べようとしたその時、ぶわっと強い風が吹いてきた。落ち葉もごちそうも一気に舞い上がる。
「わー、ごはんが飛んでいくー」「まってー」
寧音たちも声をあげながら、いっせいに駆け出す。
風や落ち葉と戯れながら、賑やかに秋の午後が過ぎていく。
『吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ』
—————-
お題:秋風
秋風
もう秋も深まり、秋風も日毎に爽やかさから肌寒さに変わる立冬も過ぎた枯れ葉舞う夕暮れ…ほらほらまた歌いたくなる気分をグッと抑えて
今日はマイルス・デイヴィスの「Autumn Leaves」にしよう、「枯れ葉」直訳「秋の葉っぱ達」ってちょっと笑っちゃうけど情緒に欠けるなぁ、流石英語と思うけど、「秋の葉っぱ達」ってちょっと可愛くもあると思ったのは中学の頃だったろうか、、あの頃は秋とか言えば失恋ソングで女の子は髪を切ったり伸ばしたりするのであったね、「髪は女の命」とかまだ言われていた時代だった、別れて伸ばしはじめた髪が背中まで届いたとか、前髪1ミリ切り過ぎて彼に逢うのが怖いとか、これは男だけど髪が伸びて君と同じになったら結婚しようとか、、ちょっと怖いんですけど、でも今聴いてもクスッとなる可愛らしさと叙情溢れる歌謡曲の詩の世界である。
詩人天才、作家は神。そんな想いは中二病の頃から今も変わらない、あの頃心ときめかせた中二病万歳な歌も文章も、その頃の大人が紡いでいたのかと思うと、中二病は偉大な作家であると想う、物想う秋なのでありました。
秋風が急に冷たくなって来た頃合い、皆様お体ご自愛ください。
秋風に乗せて…枯れ葉よ♪(笑)
秋の海辺で独り、空を見上げる。刷毛で掃いたような雲が、空高くに広がっていた。海鳥が、上空の風に煽られまいと力強く飛んでいる。
なんでこんなところに独りなのか?
それは、ちょっとセンチメンタルな気分だからだ。
3年付き合った彼氏と別れた。理由は、お互いに飽きたから。何となくデートして何となくキスをして何となく抱き合って……。そんな日々がもう何ヶ月も続いていた。ただ惰性でしかなかった。ふたりともとっくに、この恋は終わってることに気づいていて、見て見ぬふりをしていた。自分から言い出して終わらせるのが、何となく怖かった。
別れた日は、付き合って3年の記念日だった。1年前はふたりとも本気でお祝いしたものだけど、今回はその気にならなかった。潮時だった。
2人で入ったカフェ。2人分のホットコーヒーが少し冷めて飲みやすくなった頃、私は「もう終わりにしない?」と言った。彼は「俺もそう言おうと思ってた」と返した。たったそれだけのやりとりで、私たちの関係は終わった。
この海岸は、ふたりが出会った場所だった。出会ったのは暑い季節だったけれど、今は秋らしく涼しい。風があるせいでむしろ少し肌寒いくらいだった。
付き合った頃は、ふたり、ずっと一緒にいるんだと思っていた。
昔の気持ちを思い出して、変わってしまったことを痛感する。
別れたことに後悔はないけれど、寂しさはあった。
ひとつため息をついて、海に背を向け、歩き出す。
向かい風に逆らって、前に進んだ。
「兄ちゃん!風捕まえに行こ!」
今年小学生になったばかりの弟は、いつもどおり唐突にそう言った。
「学校でね、秋見つけましょうって言われた!」
学校の宿題か何かだということは分かった。自分のときも似たようなことをやらされた記憶がある。
「それなら落ち葉とか松ぼっくりのほうがいいんじゃないか?」
「みんなそれじゃつまんないもん!」
その気持ちは分からないでもないが少し心配にもなる。
「そもそもどうやって風を捕まえるんだ?」
ドヤッと音が聞こえてきそうな顔でビニール袋を見せてきた。スーパーとかで手に入る取手のない半透明のやつだ。
「はやく行こ!」
外へ出ると西日が目に突き刺さった。夕日から目をそらすように弟のほうを見ると両手で持ったビニール袋を頭上に掲げていた。妙に凛々しく見えて少し笑ってしまった。
「兄ちゃん、風どっちから吹くかな?」
「ちょっと分かんないな。風が吹いてから向き変えればいいよ」
分かったと元気いっぱいに返事をし弟は風を待ち構えはじめた。
僕は弟を視界に入れつつ落ち葉か何かがないか探してみる。教師はいつだって例外を嫌う。自分と同じように傷つくかもしれない。落ち葉一枚で回避できるのなら探さない理由はなかった。
一陣の風が吹いた。街路樹から枯れ葉が巻き上げられ目の前に降りそそぐ。目についた赤色の紅葉を手に取った。湿っていない、調度いい状態だ。
「兄ちゃん!風捕まえたよ!」
膨らんだビニール袋を自慢げに見せてきた。風で冷えたのか鼻の辺りが少し赤くなっている。
「ついでにこれも入れておきな」
「もみじ?なんで?」
さっきの風で捕まえたと言うとすごいすごいと喜んで受け取ってくれた。
一面の麦畑が海原のように風に靡く。枯れた葉が擦れあう音が、ザワザワと波に合わせてさざめいた。
アゼルマが金色の絨毯に飛び込めば、自身の背丈を優に越え宛ら林に潜り込んだようだった。
「今年は実入がいい。こりゃあニケ様に感謝せにゃな」
父が嬉しそうにそう言った。近所の人達も皆父の言葉に頷き嬉しそうに笑った。
母は毎日豊穣の神ニケにお祈りをしていた。今朝は母も大喜びで脱穀の準備をしていた。
麦の林に潜りながら、アゼルマは折れて地に落ちていた小さな穂を拾い上げた。
その穂を弓に見立て、天高く伸びる畑の穂達にパシパシと叩きつける。麦がしなりサラサラと音を立てる。アゼルマは街で見た楽団のバイオリン弾きを思い出していた。
くるくると回りながら指揮者の様に穂を振る。麦達が楽団のように合奏を奏でる。時折覚えている歌を口ずさむ。小鳥達の合唱も見事なものだ。
アゼルマの指揮はクライマックスを迎え、終いに麦畑を突き抜けて両手を天に掲げた。麦畑のざわめきが拍手喝采のようにアゼルマに降り注ぐ。
だが余韻に浸る間も無く、小さな拍手がアゼルマに向けられた。驚き見やれば、眼鏡をかけた細身の—軍人が立っていた。
「素晴らしい。素敵な演奏だったね」
兵隊さんだ、アゼルマは自分の行いを見られていたことよりも、見慣れないその服装に萎縮し小さくお辞儀をした。
頬が燃えるように熱い。駆け抜けたせいか耳まで熱くなっていた。
「カーテシーも見事だ。母君から習ったのかな?」
「はい、ムシュー」
「それは結構。…ところで、失礼。私以外にこうした服を着た人を見かけなかったかな?」
幾度か首を振れば、その軍人は困った様に笑った。
「そう。ありがとう、プティ」
彼はそう言うと、畦道を道なりに進み出した。
遠くなる背に、アゼルマは改めて恭しくお辞儀する。麦畑を撫ぜる秋風は再び拍手を彼女へ送る。
「…ここにおりましたか!ウォーカー団長」
彼が誰かに呼びかける声を乗せて。
≪秋風≫
「落葉」
もう終わりにしよう。
そう思って、自分から連絡するのをやめた。
メッセージは未読スルーして三日後に返信。
もう終わりに近づいていることを、それとなく匂わせてきた。
今日が最後。
だからこそ、最高の私を見せたい。
服は思い出のあの日と同じものだけど、ヘアサロンでセットとメイクをしてもらった。
だけど、いつもと同じようで違う私に彼は気が付かない。
やっぱり、今日で終わりだね。
澄んだ青い空。
太陽の光は温かいのに、吹く風はひんやりとしている。
春に生まれて、夏に急に盛り上がった恋。
すべてを凍らせる冬になる前に、今終わる。
赤く染まった葉が、ふたりの間を落ちていく。
────秋風
階段上から急に知らない天使の様な、姿のモノに話し掛けられた。
「いつも、秋になると脳裏に浮かぶ、月とススキの風景あれってなんなんでしょうね?」
そのモノは、僕が答えを言う前に、パッと見少し焦げた様な、飛べない翼をはためかせる。翔ぶのかと思ったが、階段の上からジャンプして飛んで、僕の目の前に来る。何故かそのモノに対する、得たいの知れない恐怖、未知へのスリルが背筋を通る。
「人の子よ、段々と秋は薄れていきます。悲しいですね。また会いましょう」
そのモノは、一方的に話した後、一陣の秋風と共に去っていった。あれは、何だったのだろうか?
脳裏(11/10)ススキ(11/11)飛べない翼(11/12)スリル(11/13)また会いましょう(11/14)秋風(11/15)
冷たくも暖かく、
ふわっと包み込んだかと思えば、横を過ぎ去る
人は時にそれを心地よいと言う
色づきを共に楽しむ声のように今日もいる
テーマ:秋風
▶14.「秋風」
13.「また会いましょう」
12.「スリル」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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秋。
風は向きを変え、冷たい空気を運んでくる。
気温が下がり始めたのに気づいた人々は夏の間緩めていた衿口をしめて、冬支度を始める。
✕✕✕も体を保温するため、古着屋に外套を買いに来た。荷物を軽くしたい旅人は季節物をその都度買い換えることが多い。
衣服の生産が手作業であるため、どの町にもある古着屋は衣服の手入れも商売にしていて、重要な役割を果たしていた。
(さて)
保温性だけを見れば冬用のものを着用したいが、秋の始まりでそれは浮いてしまう。
かといって夏の風通し重視の日除けでは体が冷えすぎてしまう。
(それは、良くない)
冷たすぎる手では、うっかり人に触れた時ひどく驚かせてしまうから。
(袖口に毛皮を縫いつけようか)
そんな絶妙な冷たさを運んでくる秋風は、また吹き始めたばかり。
⭐︎引き継ぎに失敗していましたが、とても久しぶりにログインすることができました!
【秋風】
秋の空は寂しく切ない
君と見た赤い木々を思い出し
どこか鬱々とした気分になるから
俯く私の頬を
秋風がするりと撫でる
君の温もりはもう忘れた
今はただ冷たい秋風に
君との思い出を遠くへ吹き飛ばしてもらおう
秋風で心を満たした。
誰もが一度は感じたことがあるはず。
上がりからの下り、少しだけの準備期間。
下りからの上がりまで、少しだけの準備期間。
似ているようで違う風
ふんわりとした晴れ模様。
ちょっぴり緊張を感じた。
高く伸びてく夕焼けが。
一番綺麗に見える時期。
少しの準備期間の間に沢山の思い出。
秋風が冷たく感じるこの頃に、
❦
『秋風』というテーマについて…
ここ最近涼しくなって、冷え込むようになってきた…
風も冷たくなってきた…秋のかぜか秋の風かな…
秋風→秋の風だね…
秋が終わると本格的に冬が始まるね…
秋は紅葉の季節だね…冬になればクリスマスや年末年始だったりのイベントがあるね…歌番組っていったら、紅白歌合戦だね…
笑顔で一年を締めくくれるように頑張ろうと…
自分自身が思う『秋風』っていうテーマなのかもしれないね…
テーマ秋風
夏の暑さがやわらぎ
ようやく秋風が吹く
年月の流れが早く感じる
君もあたたかい所を
探して眠りにつく季節
27. 秋風
服の中 身に染みて清冽 紅鏡から来た風
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秋風のお題を見たら、中学生のとき書いたものを思い出した。
赤い陽から服の内側我が身に染みる高西風
10月17日に書いたらしい。当時は気に入っていたが今見返すと酷い。というのも、高西風は住んでいる地域では吹かないのだ。西という方角の都合良さと知らない言葉を使って格好つけたいという気持ちから無理やり使った。それが中学生という生き物だ。
こいつをメモから引っ張り出してくるときに気づいたことがある。
(自分は)精神的なストレスが掛からないとアウトプットしない。
過去のメモを遡ると、恥ずかしい文面が色々並んでいた。今日引いたものは運良くマシなものだったが、黒歴史すぎるものもあった。とにかく、当時は詩に満たない何かを時々書いていた。誰に見せるでもなく、スマホのメモアプリに。見方次第では狂っている。
しかし、高校の入学式の数日前を最後にそういうものは書かなくなっていた。止めようと思っていたのではなくて、気づいたらそれきりだった。
高校生活が、体力面はさておき精神的に辛すぎないものだったのならば素晴らしいことだと思う。それでも、せっかく拙いなりに色々書いていたのが途切れていたのでは勿体ない。
と言うわけで、
赤い陽から服の内側我が身に染みる高西風
こいつをリメイクしてみたのが冒頭のやつ。↓(さっきから呼び方に困っているが、俳句でも詩でもないこれは何なんだ?)
服の中 身に染みて清冽 紅鏡から来た風
これも来年には黒歴史なんだろうけど、久しぶりだから書いていて楽しかった。赤い陽は紅鏡にした。赤の意味を残してやったのは、元の方は赤い車の中で書き起こしていたから。
その車は赤のAudiで、今年買い替えてしまって今はもう乗れない。その車が好きだった。2歳のときに買ったらしいが、当時の記憶はない。最初の記憶は3歳の頃祖父母のもとに半年ほど預けられていたときに見た姿だ。クリスマスの時期に父が欲しかったDVDを渡しに来てくれた。父が帰りを見送ったときの車は赤く、まだ新しくてピカピカしていた。その後もあの車で色々な場所に行った。15年経って今の車に変わっても、赤い車のことは気に入っている。
そういうこともあって、赤には少し特別感があるので残した。紅の字に変えたのも、あの車の色味からしてしっくりくるから問題ない。
長くなってしまって何を書いていたのか分からなくなってきたのでそろそろ終わり。来年も書き直そうかな。
日差しは暖かくても、空気は透明で冷たい。
青色のタータンチェックのストールをぐるぐるに巻いて、一時間に一本の電車を待つ。
ホームの後ろには色づいた木々が並ぶ。
さらにその後ろには山がある。
空気に溶けるような風が吹くと、木々から葉が剥がされ落ち、ホームに落ちてた葉たちと一緒になって、カサカサ音を立てながら輪を描く。
並木の葉の隙間で光はきらきらと揺れ、黄色の葉は光を透かす。
遠くに電車の影が見えてきた。
「秋風」