階段上から急に知らない天使の様な、姿のモノに話し掛けられた。
「いつも、秋になると脳裏に浮かぶ、月とススキの風景あれってなんなんでしょうね?」
そのモノは、僕が答えを言う前に、パッと見少し焦げた様な、飛べない翼をはためかせる。翔ぶのかと思ったが、階段の上からジャンプして飛んで、僕の目の前に来る。何故かそのモノに対する、得たいの知れない恐怖、未知へのスリルが背筋を通る。
「人の子よ、段々と秋は薄れていきます。悲しいですね。また会いましょう」
そのモノは、一方的に話した後、一陣の秋風と共に去っていった。あれは、何だったのだろうか?
脳裏(11/10)ススキ(11/11)飛べない翼(11/12)スリル(11/13)また会いましょう(11/14)秋風(11/15)
11/15/2024, 7:19:12 AM