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4/10/2025, 5:24:19 AM

「お姉ちゃん、それ、ひまわりの種?」
「そうそう、ひまわりの種だよ。太陽の花、サンフラワー、ニチリンソウ、ソレイユ、なんて呼ばれる黄色い花。もう、4月だから、種蒔きの時期なんだ。」

土いじりをしながら、手のひらの中の、縞々の種を転がす。いつか、家の庭の一角を花畑にする。恐らく、もう会えない人との遠い約束だから、今どこで何してるんだか、元気かな、元気だったら良いなぁ、そう思いながら、私は何処までも、続く青い空を仰ぐ。

フラワー(4/8)遠い約束(4/9)元気かな(4/10)

4/7/2025, 4:20:31 AM

新しいこと好きですか、と聞かれたら、新しいことも、好きだよって答えるよ。

未知との遭遇、ふれあいは、好奇心を擽られて楽しいし、自分の知ってることを、どんどん、書きたして、拡大して、自分だけの行路を切り開けるんだよ。広げた思考の地図(マインドマップ)が、更新されて、新しい地図になる度に、ちゃんと成長してるって実感できるわけだし、

だから、色んな所に出掛けよう、思いで作ろう、知りたいこと作って、疑問を持って、考えて、一緒に成長しようよ。アナタとなら、何処までも大きな地図に、できそうだ。

好きだよ(4/6)新しい地図(4/7)

4/4/2025, 11:44:34 PM

フムフム、春だから読書を始めてみたい、って話ですよね。それじゃあ、桜に因んだ、梶井基次郎の短編小説、なんてどうですかね?これが、読んでると、何処かゾクッとするんですよ。春でぽやぽやした気持ちを引き締めてくれるというか、何というか…

タイトルは?ですか、「櫻の樹の下には」ですよ。名前は聞いたことあるんじゃないですか?、今の時代だったら、タイトルで検索すれば、無料で読めますよ。YouTubeとかだったら、色んな方の読み聞かせも有りますし、短編なのでサクッといけちゃいます。

桜(4/5)

4/4/2025, 7:16:24 AM

「んー、君とはあまり関わりたくないなぁ…」

そんな風に突然言われて、遂にうちの子も反抗期到来!?なんて思って振り向いたら、彼は壁に向かって話していた。訳が分からなくて、唖然とした声を出すと、彼は、こちらを一瞬チラリと見てから、また壁に目線を戻して

「ほら、君がずっと話し掛けるから、迷惑を掛けてしまったじゃないか」

と言った。まるで、私には見えない誰かが、その壁の側にいるようだった。

君と(4/4)

4/3/2025, 8:16:11 AM

恋の春、放課後のお題のお時間です。小声でも良いので、空に向かって、恋した人の好きな所を一つ叫びましょう。

「いつも、気付きを与えてくれるあなたが、好きなんです」

私は途端に、何処から途もなく聞こえたお題に、コッソリと答えていると、後ろから、それ、おれの事か?と詰め寄られた。

空に向かって(4/3)

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