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日中は暑いなぁと思ってたら、外が急に土砂降りスコール、せっかく乾きかけていた洗濯物は横雨でべしゃべしゃどうして、途方にくれて心だけ、逃避行しながら、再度洗濯物を洗濯機へ戻す、湿気のある風で窓際の風鈴の音が鳴る。

やばい、窓閉めてないと慌てて窓へ行くが、窓は閉まっていた。床も濡れてない、では何処から風が吹いたのか。一瞬、私以外の誰かが家に居るのかと緊迫するが、隠された真実は慌てていて先程つまづいてずれたサーキュレーター、そういえばぶつかった足が痛い。

とはいえ、どきどき夏のホラー展開でもなんでもなかったことに安心する。安心したら小腹が空いてきた、洗濯物が終わる前にちょっとおやつ食べちゃおうかな。足にすり寄る猫にもおやつを与えて秘密をつくる、もちろん二人だけの。

だけど私は気づかない、夜まで気づかない。夜に、真昼の夢だったと思いたくなるような、気分になることを…、それでは聞いてください、私の絶望を、洗濯機のボタン押してない。

心だけ、逃避行(7/12)風鈴の音(7/13)隠された真実(7/14)夏(7/15)二人だけの。(7/16)真昼の夢(7/17)

7/17/2025, 7:03:47 AM