『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋風
夏の熱い風にうんざりしていると、
すーっと、涼しい風になる。
そして、あっという間に、冷たい風になり、
短い秋が去っていく。
秋風…今年何回気が付いたかなぁ。
paki
7,秋風
そういえば、今年は秋くるの遅かったね。
で、やっときたーって思ったら一瞬で秋おわったね。
でもその一瞬に吹いた秋風は、やっぱり冷たくて、でもどこか、優しかった。
2023.11.14
秋風
秋の風
落ち葉が舞う
空中に大地に
すり抜けて
通り過ぎていく
秋の終わりを急ぐ様に
風に舞う
何処へ向かっているんだろう?
からかぜに 攫われたマスク 宙を舞う
ひろう幼子 取り上げる母
「秋風」20231114
誰かに呼ばれたような気がして振り返ると、大きな丸い夕陽が沈むところでした。
橙が群青に溶ける様をしばらく眺めていた私の頬を秋風がそっと撫でてゆきます。その感触はあなたの指に擽られたようで、思わず辺りを見回してしまいました。
誰も居る筈など無いのに。
『秋風』
#54 秋風
落ち葉を踏み歩いた、
粉々になった葉は風に
吹かれて宙を舞った。
あたしの夢とともに
粉々になって、
2023/11/15
秋ってなんだろう。最後に秋と逢ったのは去年のことなのでもう忘れてしまった。今年も秋に会えるのを楽しみにしていたのに今年は秋と逢うことが出来ないことにボクは心が沈んでいた。
そんな時頬に冷たい風が当たった。
秋の風はもう少し暖かかったなと思い出し、ボクは白い息を吐き出した。
#秋風
今年の秋は夏のように暑くて。
けれど最近は秋風を感じる。
冬が段々と近付いてくる。
こう感じられるのは、思えるのは、秋風のおかげ。
題名:秋風
#101 秋風
立冬は過ぎたし、東京で木枯らし1号を観測したニュースも見たよ?
見かけによらず何か冬に関係が?と思ってネットで調べたけど関係性は見つからなかった。
が、知識は深まった。
(少々手直ししました。)
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いつもと同じように過ごしていたはずが、何故?
文字の海から無理やり引き上げられた僕には、訳がわからなかった。
交際のきっかけにもなった二人の共通の趣味は本。
さすがに好みは違ったが、逆にそれを利用して、本屋デートの時は購入したものを読み合いすることにした。2年前の付き合い始めたときに二人で決めたことだ。
なのに、彼女が突然怒り出したと思ったら去ってしまった。戸惑いで体が硬直し、引き留めることはおろか、立ち上がることも出来なかった。
気持ち良さで選んだ秋晴れのテラス席。
そのときの彼女は確かに笑っていた、はず。
空いた隣の席を吹き抜けていく風が、
今は妙に肌寒い。
屋内へと続くドアから視線を外し、彼女が座っていた席を見ると、
汚れるのを避ける為、本を読む時には注文しないはずのアイスクリームが置かれていた。
かなり溶けてしまっているが、量を見るに結構食べ進んでいたようだ。
更に視線を手元まで下げると、
手の中には僕が買った読みかけの本がある。
正直、彼女の変化を読み解くより、本の続きが気になると思ってしまった。
…ああ、原因は、これか。
そういえば、呼ばれていた気がする。
本を置いて欲しいやら、こっちを見てとか。
僕は、何と答えたんだっけ。
からん、ころんとレトロなベルの音がドア越しにくぐもって聞こえる。
本か、彼女か。
秋風が僕の心までも冷やしていく。
僕は座る姿勢を直して、本の文字に目を戻した。
いつも通りの時間を一人で過ごした後で会計に向かうと、二人して頼むコーヒー代だけが払われていた。
残されていたアイスの代金が意外と高く、
財布にまで秋風が吹いた。
彼女がそうした意味を、僕は一応考えたが、
も手遅れだろうし、もういいかと結論付けた。
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彼女は、付き合いを重ねていくうちに本屋デートの彼が塩対応になってきたことに不満を溜めていました。本を読み合うときのカフェ代は交代で出し合うルールで、今日は彼の番でした。
彼にアイスを買ってもらって嬉しい、
少し味見をしてもらって、彼の好みだったら。
次のデートは本を置いてアイスを一緒に食べながら、ゆっくり顔を見ながら話したい…
彼が本好きなのは承知の上、それでも以前のように本より自分を見てほしいとアピールしていましたが届かず。彼女の気持ちは秋風のごとく冷めてしまったようです。
立ち去ったのは衝動的でしたが、彼が追いかけなかったことで決定的となりました。
秋風とは、文字どおり秋に吹く(涼しい)風のこと。また、男女の仲が冷めることや懐の寂しさを表現するときにも使うようです。
ちなみに、秋風を送るという言葉には終わりの意味合いがあるようです。フーフー。
お題 秋風
秋風。単に秋に吹く風だと思っていたが、実は検索してみたら違う意味を見つけた。
それは「秋」を「飽き」とかけ、男女の恋が冷めていくさまという意味にもなるらしい。
「女心と秋の空」から通じていくような。
そう、俺は昨日フラレたばかり。一時の気の迷いとかなんとか言われて。
全く以って女心は解らない。突然木枯らしが吹き荒れるように、彼女は俺の元を去っていった。
彼女はこう言い放ったのだ。
「あなたは私の事なんてちっとも理解出来ないんだから」
理解なんて出来ないよ。俺は俺であって彼女じゃない。彼女だって俺じゃない。ましてや男と女なんだし、理解不能に決まってる。
彼女の飽きっぽさ、気の変わりようときたら、俺は常に振り回されっぱなしだった。
良く言えば天真爛漫、だが我儘し放題の悪女だった。
俺の見る目が悪かった。そうとしか思えない。
そんな事をぐだぐだ考える俺に、木枯らしが勢いよく吹きつけた。秋風な恋なんてたくさんだ。
秋風
ごみごみとした灰色の街に重たい雲が低く垂れ込めている。すれ違う人は皆疲れ切った顔をして、俯きぎみに歩いていく。私も例に漏れず、冷たい秋風に身を縮めながら足早に帰路を急いだ。
薄手のコートは今日になって突然下がった気温にまるで太刀打ちできず、私は寒さに思考を奪われたまま無心で足を進めるうちに、一つ曲がる道を間違えたことに気づいた。私は愛する家族の待つ我が家ではなく、独身時代に暮らした古いアパートのある路地に立っていた。
私は早く引き返すべきだと思いながらも、あのアパートを一目確認したい気持ちを抑えられなかった。私は夢遊病者のようにふらふらとアパートの下へ近づき、かつて帰った部屋の窓を見上げた。
カーテンのかかった窓から黄色い灯りが漏れ、背の高い男のシルエットが浮かんでいる。落ち着きなく行ったり来たりを繰り返す影に、「ああ、彼だ」と私は奇妙な感慨を覚えた。同時に、かつて一つ屋根の下で暮らした彼がひどく遠くへ行ってしまった気がして、侘しく辛い気持ちがじわじわと心を占めた。出て行ったのは私の方なのだから、明らかに身勝手な感情だった。
もし今すぐに階段を登って、あの部屋を訪ねたなら、彼は親しい友人として私を歓迎してくれるだろう。温かいコーヒーと趣味の良い茶菓子を供してくれさえするだろう。彼にはそのような健気な優しさがあって、しかし私は最早それに甘えることはできない。そんなことをするのはあまりにも不誠実だからだ。
私は後ろ髪を引かれながら踵を返し、本来の帰り道へ戻った。私が選んだ家が、あの窓の灯りよりも暖かく私を迎えてくれることを願いながら。
秋風
揺れる薄の穂、流れる夕雲、飛んでいく烏の群れ…
そんな景色を丘の上から眺めて、肌寒い秋の風に身震いした…少し冬の気配が入り混じるこの風に、人恋しさが沸々と浮かんできた…君の隣で持たれ掛け乍ら、暮れて行くこの空と、やがて輝き出す星を見つめていたい…
秋風
冷たい風の中でも差し込む光が暖かくて、紅葉になりかけた様子に思いを馳せて、冬を思い浮かべては四季を感じる。パリパリと枯れ葉を踏みしめて歩くより、掬っては頭上に広げた葉を眺めた。
子供頃秋になったらよく焚き火と
焼き芋を庭でした記憶。
楽しくて暖かいだけど
どこか肌寒い秋風が吹く
ポカポカ( *´﹃`*)暖かい焚き火
ホクホク(っ´ω`c)美味しい焼き芋を食べながら
たまの帰りが早いお父さんの帰りを待っていた。
買い物の帰り道、
商店街をふらつと通る
トンカツ、まんじゆう、団子、
肉まん、からあげ、餃子、
パン、栗、魚、
「ああ、ここは魅力が多すぎる」
商店街を出る頃には袋の数は増え、
秋風と共に
家への帰り道をたどる。
この間までの酷暑はすっかりなりを潜め、夜にはシンと冷え込んだ空気が張り詰める。
カラリと部屋の障子を開けて縁側へ出てみれば秋の風が吹き込み体に沁みる、薄い夜着では心許ない。
体を縮こまらせて立っていれば、湯汲みからの帰りであろう同級生と出くわした。
「や、今日はやけに冷え込むねぇ」
「そうだね、夜着一枚じゃあ今夜は寝むれなさそうだ、丹前を出してくるよ」
そう言って彼は自室に戻っていく、それを横目で見送り、自分は床に腰掛ける。
今宵の空にはくり抜かれたような月が昇っている。
明日は実習がある、この様子だと雨の心配はなく秋晴れとなるだろう。
「…冬が来るな」
もうすぐ霜の声がし始めるだろう、そろそろ湯たんぽも準備した方がいいかな?とこれから厳しくなる寒さへ思い馳せる。
長い冬が明け、春が訪れれば私たちはこの学園を離れる。
それまでのほんの短い間、何が起こるのだろう、何を為せるだろうと慮る。
これから先、この戦乱の世を生きていく私たちはこの学園での出来事を忘れることはないだろう、それ程濃く鮮やかに彩られた沢山の記憶(思い出)がある。
その一つ一つを胸に抱いて、生きていくのだ。
だいぶ冷えきってしまった指先を擦りながら重い腰を上げて自室へ向かう。
既に敷かれている布団を見やれば別室の彼が用意してくれたであろう丹前があった。
普段何かとこの職業には向いていないなどと言われている彼だが、こうして気配も足音もなく置いて行った(私が思い耽っていたというのもあるが)彼は既にその作法が身に染みついてしまっているらしい。
有難く用意されていたものを羽織り、布団へ潜り込む。
カタカタと風に揺れる障子を子守唄に目を閉じた。
《秋風》と冬の訪れ
秋風が体にぶつかる
まだ衣替えをしていなかった私は
鳥肌を立たせながら早歩きで帰路に着く
家につきクローゼットを開けると
コートが一着 ハンガーにかかっていた
手に取り生地を触る
母親の温もりがコートに残っているような気がした
死の間際に託してくれたこのコート
悲しみの風が秋風と共に殴ってくるような感じがした
埃を取り除き シワを整える
明日着ていこう
そう思い 今日生きる準備をし始めた
お題『秋風』
今日は中秋の名月。
まんまるの月といえば、私にとっては団子である。
「くぅ〜やっぱこれだよね! 風花堂のみたらし団子」
今年は中秋の名月に満月が見れると聞いて、慌てて買いに走った。ラスイチのお月見団子を購入できたのは本当についていると感涙したほどだ。みたらし団子が三本入っているだけなんだけど。
特製のみたらしがほんのりと焦げた団子にこれでもかと覆い被さって絡みついている。この甘さ控えめなみたらしと程よい弾力の団子の組み合わせ、もう最高としか言いようがない。自分の語彙力の無さが嘆かわしいとさえ思うほどに。
あー幸せ……
「なーに一人で食べてるわけ?」
幸せに浸っていると、いきなり右腕が引っ張られた。団子の行方を目で追いながら凝視し続けると誰かの口の中に消えていく。
「先輩……」
「あ、これ風花堂のだよね。うまいな」
視線を口から顔全体へシフトすると、先輩がもごもごと団子を咀嚼しているではないか。
口の端についたみたらしを舌で舐めとると、先輩は獲物をみつけたかのように瞳を爛々と輝かせながら笑っている。
あー、この人。絶対団子しか目に入ってない。
「うまいな」
「えと、よかったらどうぞ」
一本恐る恐る差し出すと、先輩は団子を見つめたまま歓喜の笑みを浮かべた。
「え? いいのか? いやー悪いなあ後輩。そこまで言うなら仕方ない、ありがたく頂戴しよう」
そんな涎を溢しそうな顔で言われても。どう見ても食べる気満々じゃないか。普段は澄ました顔だけに、他に誰もいなくて安心した。
いつの間にか初めからそこにいましたと言わんばかりに隣に陣取ると、先輩は団子を一口で食べた。ひとくちで。
「うまいな〜もごもご」
食べるの早くない? やだこの人、こんなに食い意地張ってる人だっけ? なんか最近、第一印象がどんどん崩れてる気がする。
「そういえば、今日は中秋の名月だったな」
先輩は満足げにこちそうさま、と言うなり空を見上げる。
つられて見上げれば、満月。
そして、隣には先輩。
「綺麗ですね」
「ん? そうだな」
ひやっとした涼やかな秋風が通り抜ける。
暫くお互い無言で眺めていると。
「あ、違うか」
「はい?」
「お前の方が、綺麗だぞ?」
いきなり何を言うのかと思いながら顔を向けると、先輩は悪戯が成功したかのように嬉しそうに笑っていた。
月明かりに照らされたその笑顔の方が、どれほど綺麗かと。
そう、思った。
秋の風はぬるかった。
秋の空はぼんやり赤くて、日差しは冷たかった。陽の光を浴びていると指先が冷たくなってきたので、あわてて木陰に潜り込んだ。木の葉どうしのこすれる音がやけに静かでうるさかった。足元に落ちる影は、黄色と緑色でできたマーブル模様になっていた。
「にぎやかな夢だね」
ヤツはいつもそう言って笑っていた。自分でさえ変だと呆れていたこの“夢”を、一度も馬鹿にすることはなかった。
「……変だよ、おまえ」
不格好にカットされた梨をかじりながら呟いた。今日の梨は少し固くて、あまり甘くなかった。なかなか味わえないこの食感が新鮮でおもしろい。いつも、ふやけはじめた梨ばかり食べていたから。
ひどいな、なんて眉を下げて笑う顔になぜだか腹が立って、梨をひと欠片、その口に放り込んだ。なにするんだよと文句が飛んできたが、知らん顔で外の景色に視線を移した。
やわらかく吹き込んでくるのは、秋の風。
秋の風は、少しだけ冷たかった。
空は天まで高く青々としていて、差し込む日差しはあたたかい。木陰は爽やかな黒色で、木の葉の音はまるで子守唄のようなやさしさがあった。
その情景から目を逸らし、またひとつ、梨をかじった。
"秋風"
最近、数日前より冷たく乾いた風が吹くようになってきた。
もう十一月中旬、そろそろ冬めいてくる頃。もうそろそろ本格的に冬物を出す頃だ。
たしかに最近、外に出るのにカーディガンやストールを羽織っても少し肌寒くなってきた。ダウンジャケットとか引っ張り出してクリーニングに出そう。手袋、どこに仕舞ったっけ。
服だけじゃない。居室や院内のストーブもつけなきゃ。起きるのに少し辛くなってきたし。けど、つける前に近々軽く点検して、つけても大丈夫か見なきゃ。
そういえば、ポットの取っ手が最近ちょっと危ない気がするんだよなぁ。お湯沸かして持ち上げる時ちょっと冷や冷やするっていうか。見た目は大丈夫だし今の所問題ないけど、念の為新しいの買っておくか。
あぁ、あと加湿器。寒いと乾燥してくるし、空気の乾燥が原因でインフルエンザとかになる可能性が出てくる。あと単純に喉がカサついてくる。一度点検して、使うのは洗ってからだな。
乾燥といえば、リップクリームとか、ハンドクリームも買っておかなきゃ。ハンドクリームは香りを嗅いでリラックスしてるから冬じゃなくても使うけど、やっぱり冬の方が品揃え豊富だし、新しいのも出る。リップクリームは、唇が切れるのが痛くて嫌なだけ。シンプルな無色のやつ。
そういえばこの前、リップバームっての見かけたけど、あれどう使うんだろ?用途はリップクリームと同じっぽかったけど。今度行った時試そうかな。