秋晴れ』の作文集

Open App

秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/19/2023, 1:09:02 PM

秋。
夏に比べると、日差しが徐々に弱くなり始めて、昼間で太陽が出ていても過ごしやすい。

空気もだんだん涼しくなって、外全体が柔らかくなる気がする。
まだ温かさの残ってるこの時期が一番好きだ。


家事をひと通り済ませ、縁側にゆっくり腰を下ろす。


今日は晴れていて雲も少なく、少し青みの強い空が広がっている。
やるべき事を終えて、ここで空を見ながら休憩するのが、主婦である私のルーティン。

ちなみに外に出て心地がいい、春や秋にしかしない。
夏は暑すぎるし、冬では寒すぎるので基本家に引きこもってしまうのだ。

その代わり、この時期にめいっぱい日光浴をしておく。


風がそよそよと流れ、落ち葉を集めてくる。
葉っぱの色が茶色い。
そういえば、近くの公園のイチョウや紅葉が綺麗に色づいていた気がする。
植物の移り変わりも秋の醍醐味の一つだなぁと、見るのが楽しみになる。


コロッ


『ん?』

目の端に何かが転がるのが見えた。

転がってきたものの方を見ると、そこにはどんぐりがひとつ。

なぜこんなところに?と首を傾げる。
ふと当たりを見渡すと、茂みの方からガサガサ音がする。

ガサンッと音の主が茂みから頭を出す。
そこには、顔をキョトンとさせた狸がこちらを見ていた。

驚きつつも、どんぐりを拾い、たぬきに語り掛ける。

『あなたがくれたの?』

人の言葉が通じるタイプの狸ではなかったようで、そのままじーっと見つめられる。

しばらく無言の時間が続いたあと、狸はまた茂みに隠れてしまった。


改めて手の中のどんぐりを見つめる。

ツヤツヤとしていて、不思議と綺麗に思えた。

何か狸を助けた訳でもないのに貰ってもいいのだろうか、そもそもあの狸の仕業なのだろうか、とぐるぐる考えたが答えは出ない。

そのまま縁側に置いたまま何は気が引けて、少しの間玄関に飾ることにした。

かわいい狸さんからの小さなプレゼント。
せっかく頂いたのなら、少しでも大事にしたかったのだ。


こんなこともあるんだなぁと、少し心踊った10月の秋晴れの日でした。

#秋晴れ

10/19/2023, 11:04:35 AM

秋晴れ


(お題更新のため本稿を下書きとして保管)


2023.10.19 藍

10/19/2023, 9:58:15 AM

澄んだ空気は触れるに少し肌寒く
呼吸を繰り返せば自ずと気道が冷える
苦しくなったら深く息を吸い
体内を巡りぬるくなった息を吐く

そうする事で冷静になれる
雲一つ無いような抜ける程晴天の今日
青く淡く広がる空は自分より背の高い建物で窮屈そうだ
天に居る両親も窮屈な想いはしていないだろうか

『鞠姉、お供え物ってチョコでも良いの?』
『パパもママも好きだったし良いんじゃない?』

姉と妹が選ぶ両親への贈り物は洋風なものばかりだ
和菓子が好きな自分とは対で両親は洋菓子を好んでいたなと
2人の会話で薄く思い出す

「じゃあちょっとお高いの買おうよ」
『幸くん無理しないで良いんだよ?』
「大丈夫、お金はあるから」

両親が亡くなって姉兄妹の3人で施設に行く
それを拒む為に学業を蹴り仕事に就いた
胸を張れるような仕事では無いが
お世話になった人も居るし、仲のいい人も居る
姉の夢を、妹の学業を応援出来る程の財もある

『じゃあゴヂバチョコにしよう!母の日に買ったらめっちゃ喜んでたから!』
「懐かし〜3人でお金出し合ったやつだ」
『皆でお茶会みたいになったよね、家族で食べよってさ』

幼い手で3人並んで
母の日だと店員に伝えて選んでた
今じゃ遠い思い出だ

「コレ好きじゃなかったっけ?」
『好きだったけど新商品も食べさせたいよね』
『分かる〜コレお酒入ってるって、おっとな〜』
「それは琴ちゃんが食べれないよ」
『法律的にはチョコに入ってるお酒はお酒の分類から外れるから行けるよ』
「そ、そういうものなの?」
『さっすが琴ちゃん!3姉兄妹で一番の秀才!』
「でも酔う子もいるよ?」
『いーいの!!』

両親の好きだったもの
新しく作られたもの
あの頃は買わなかった酒入りのもの

3人で選び言葉を重ねて受け取ったもの
線香と花を男の己が全て持つ
前を歩く2人の小さな背中を眺めながら
冷えた空気を含んでは吐く

上から見守る両親は
姉妹の為に手を汚す自分を見て泣いてるだろうか
口が裂けても白と言えない道を歩く自分を見て
呆れるだろうか

寺院墓地に足を踏み込み
本堂のお参りと住職の人に軽く挨拶を終えて
“夜桜家”と書かれたお墓に向かい
3人で並んで合掌を送る

『パパ、ママ。久しぶり』
『ウチらめっちゃ元気にしてるよ!』
「水持ってくるね」
『任せたお兄ちゃん!』
『荷物は持ってるよ』
「ありがとう」

レンタル出来るバケツを持って水を汲む
バケツの色と空の色が相まって透明な水が青く染まる
揺れる水面に映る自分と目が合い
少しばかり深く呼吸して
少しばかり強くなった風に背を押されるように2人と合流した

水をかけるのは姉である鞠がやり
柔い布で擦るのは自分がやる
その近くで両親に語るのは妹である琴

学校であった事、今習ってる事、友達の事…

それらを話終わる頃には掃除も終わり
手桶に綺麗な水を張って
打ち水をする役目を担う

花立には桃色の美女桜
水鉢には綺麗な水を
終わり次第買ってきたお供え物を並べていく

『そう!パパにね、コレをね…』
『鞠姉わざわざCDにしたの?』
「え!良いなぁー俺が欲しい」
『そりゃね!今じゃスマホでちょちょいのちょいだけどさ!天国にスマホって無さそうじゃん?2人にも家に帰ったらあげるよ!』
『音楽プレーヤーはあるの?』
「無さそうだけど…」
『細かい事は気にしない!』

姉は今こそ有名になってきたが
元は伸び悩んでいたバンドのギターボーカルだ
ギターを教えてくれたり
自分の歌声を褒めてくれたり
両親の優しい支えがあったからこそ
今も走り続けられるような夢を持てたのだろう

『どうかCDプレーヤーがありますようにー!』
『天国で和風ロックバンドガンガンに鳴らしてるパパとママ…んー…』
『次からはギター持ってくるか…』
「やめようね、周りの人が困っちゃうから…」

わちゃわちゃとした雑談も立てた線香に火をつければ収まる
手を合わせ、感謝と近況報告を心音で伝える

父さん、母さん
2人は俺が守るから
2人が幸せに生きられるように
安心して見守っていてください

『…さて、帰るかー!』
『ちゃんとお菓子忘れないようにね』
「帰ったらお茶会だね」
『うっまいお紅茶を淹れたりますわ!』
『鞠姉は料理下手だからやめときなよ』
「俺が淹れるから大丈夫だよ」
『幸くんの料理で舌が肥えてるだけだって!私は平均だよ!普通に出来るよ!』
『幸くんのが美味しいんだもん!』
『素直じゃないなぁ、愛しいお姉ちゃんお兄ちゃんの美味しい紅茶が飲みたいって言いなさいよ〜』
『言わない!』

雲一つ無い抜ける程の晴天に響く家族の声
少しばかり強かった風は今じゃ優しく3人の背を押す
世知辛くとも寒くとも
幸せは傍にある

いつもありがとう
無理しないでね

風に混ざる届かない声

題名:秋晴れ
作者:M氏
出演:夜桜家


【あとがき】
秋晴れ繋がりでとある創作と繋がってるものを
別れと言うのは突然やってきます
夏が終わって急に肌寒くなる秋のように
遺された人は辛く悲しく思う時もあるでしょう
ですがそれを支え合える人が居れば
視線は自ずと前を向くと思います
お盆でも無いこの時期に墓参り描写を書くと言う奇行をお見せしましたが
沈み過ぎずに、だからと言って浮かれ過ぎずに
出演してくれた3人の今を伝えられればと
そう思っています
補足ですがM氏は姉妹は居れどこんなに仲良くないですし墓参りもした事ありません
こんな姉兄妹居ない、墓の礼儀が成って無い、などと言ったものは暖かな目で見てください

10/19/2023, 9:46:10 AM

雨や雪が 
その一粒一粒が
色んな色だったら

街は
どんな景色に
なるだろう



太陽は
焼け死なない程度に
上手い具合に
暖かくしてくれる


風に運ばれる
タンポポの種は
まるでパラシュート


翼が有るもの
無いもの
デザインしたのは
だあれ?




始まりは

いつなんだろう



何故
始まりを
知りたがるのだろう



見上げれば
時が止まっているような
秋晴れの空の下

知る事など
一生無い事を考える




私は誰


私は何者


私は



何処から来たの





             「秋晴れ」

10/19/2023, 9:39:44 AM

なんというこだ
こんなに清々しい秋晴れの日に
夜勤明けで
昼間に眠りにつくとは

こんな日は
お天道様の下で
過ごしたいものだ

こんな日は
薬草を育てていた
あの頃を思い出す        心奏

10/19/2023, 9:30:07 AM

私にハンカチを渡してくれた方へ
ありがとうございます。
感謝しかできません。急なことで貴方も戸惑ったと思います、迷惑かけてごめんなさい。
今日は何故か涙が止まらなかったのです。
なぜか、もう何にストレスを感じているのか、
何が不安なのか分からず頭が混乱していました。
貴方のような優しく美しい方に私は出会えてよかったです。貴方がかけてくれた【応援してるよ】という言葉。何も知らない私にかけてくれた言葉はすごく力になりました。
本当に本当に毎日を過ごす中で大切で幸せな瞬間になりました。
ありがとうございました。

10/19/2023, 9:23:07 AM

風乾き 角なく触れて流れゆく 
あの空ほどには 冷たくはなく

#短歌 #書く習慣 20231018「秋晴れ」

10/19/2023, 9:18:05 AM

秋晴れ。
 風が冷たくて心地いい。
 そんななか、家から出た彼は嬉しそうだった。
 良いことがあるなんて思ってない。
 彼は何かに期待しない。
 その瞬間が全てで。
 彼はただ風が心地良くて満ち足りていた。

10/19/2023, 9:11:45 AM

『秋晴れ』

夏が落ちた後の晴れは春の陽気より綺麗であった。
どうやら、春の晴れの方が秋の晴れより少々『汚い』らしい。
ただ、厳しい寒さと豪雪を乗り越えた後の春は、これから白の季節を迎える秋の晴れより綺麗に見えるのだろう。
風に戦ぐ黄金色の遥か遠くで送電塔が斜に構える。
虫の声はとうに聴こえなくなり、砂利道は私の歩くリズムを刻んでいる。
あと数週間もすれば、雪が降る。
この乾いた快晴はもうじき見えなくなる。
18回目の秋を終えようとしていた。
ここに帰ってくるのは、今度はいつになるのだろう。
今まで当たり前の様に見上げてきた宙色が、今更になって涙の海に揺蕩う。




いつか、また

10/19/2023, 9:00:18 AM

#131

秋高し
羊の群れがゆく空を
共にゆきたい
逃避する午後

お題;秋晴れ

10/19/2023, 8:58:14 AM

「秋晴れ」

今日はカラッと晴れて、心地よい秋晴れの一日だった。

ところが、帰宅途中の私の心はモヤモヤとしている。

昨日、まな板を無断で引き出し収納にしまったことが原因だ。

妻から、「まな板を勝手にしまわないで」と連絡が来ている。

私は、キッチンをすっきりさせたいので、なるべく調理器具は収納しておきたいと考えている。

一方で妻は、頻繁に使うものはすぐ使えるところに出しておきたいと考えている。

議論をしたとて、感情で動く妻には勝てそうもない。

帰ったら真っ先に謝って、夕食を準備してくれていることを労おう。

10/19/2023, 8:51:52 AM

秋の抜けるように澄んだ空に、乾いた風が吹き抜ける。湿気た様子は消え失せて、町の彩りは変わっている。宣伝広告は気が早く冬支度をしていて、服屋や雑貨屋も右に倣え。
 冷え込んだ朝の中、自転車の上、冷たくなる手に、冬が近いことを思った。

10/19/2023, 8:45:24 AM

よく晴れた朝、僕は海に向かって歩いていた。

 終わりの見えぬ勉強に嫌気がさして、衝動的に家を飛び出してきた僕は、最近冷たくなってきた風を感じながら、黙々と歩いて行く。
 海の前に立ちはだかる建物の薄暗い間をぬって歩いて行き、曲がった途端、僕の目の前にぱぁっと海が広がった。
 突然の眩しさに僕は目を細めたが、目の前の光景を捉えると、大きく目を開いた。

 海はとても美しかった。

 海面はきらきらと日の光が反射し、海の向こうに佇む島々の緑がこれまでに鮮やかに見えた。
 終わりなく見渡せる目の前の美しい光景に感動しながら、僕は心の隅で呟いた。

 僕の将来もこれくらい見渡せればいいのに

 ……我ながら、厨二病臭いセリフに笑いそうである。
 僕は、海に背を向けた。将来を見通すためには、不確実でも、努力して行くしかない。
 僕は、再び勉強の日々に戻っていった。

《題:秋晴れ》

10/19/2023, 8:43:35 AM

「秋晴れ」#7

一瞬の秋と白くなる息

夏が終わって秋の香りがする早朝。
私が好きな季節になりつつある日常。
見上げる空は高くて、気温は徐々に低くなって秋晴れの空から冬空へと巡っていく。
寒がりな私は息が白くなるたびに秋への後悔を残している気がするよ。
至福の秋は一瞬で終わってしまう。
アパレルショップは冬の装いをしてたけどね。

10/19/2023, 8:37:43 AM

秋晴れした空の下を歩くのはそれだけでも心が晴れやかな気持ちになります。
金木犀の花が好きなので道中に甘い香りがしてくると、つい周りを見回してしまいます。
オレンジ色の小さな花をいっぱいつけた金木犀を見るととっても幸せな気持ちになりますね。
初めてできた友達が教えてくれた花ということもあって楽しい思い出も多い花なのですが…。
それと同時に母から聞かされる話も思い出します。
なんとなく幸せな朗らかな気持ちになりながら母に話しかけた時です。
「金木犀いっぱい咲いてて綺麗ですごく良い匂いもするね。」
「あーたしかにね。でも私の実家の前にも金木犀があるんだけどね、昔、近所の子どもからトイレのにおいがするって言われたんだよー。その時、金木犀の芳香剤がいっぱいあったからね。」
金木犀は個性的な香りだし感じ方はそれぞれだけどトイレの匂いかよ!しかもほのぼのした気分の今それ言うのね!
子どもの感覚はまっすぐで率直ですね。

10/19/2023, 8:35:47 AM

私の家の割りと近くに城址公園がある。
からぼり位しかなく、少し遊具とベンチがある。
あとは散歩コース的な歩道が広大な芝生スペースを
ぐるりと囲んだ、ごく普通の公園である。
はっきり言って地元の散歩者がたまにいるレベルの人気である。

子供の頃はよく遊びに行ったな。
そこの芝生に寝転ぶのが好きだった。
大の字に仰向けに寝転ぶ。

秋晴れは特に気持ちがいい。天球は太陽と青一色。
手足をこれでもかと伸ばすと
地面の方が丸みを帯びてる気がして
今自分は地球をおんぶしてるような錯覚を覚える。

久しぶりに行って見ようかな。
寝転がりはしないけどね、大人の芝生まみれはキツいからね。

10/19/2023, 8:30:50 AM

「秋晴れ」がよくわからない
秋に空気が澄んで晴れ渡っている様子だと、Googleは教えてくれるけど、出来の悪い私にとっては理解しがたいものだった

空気が澄むって何?
晴れ渡っている日は秋以外にもあるのに、なぜ春晴れとは言わないの?

昔は親に質問を浴びせかけて困らせていた
今は同じことをGoogleにしている
問いかける相手が人から機械に変わったことが、なんだかすごく寂しかった
もしかしたら、昔の人がそんな感情的な気持ちで作った言葉かもしれないな、なんて思った
秋よ行くな。まだ一緒にいてくれってね

10/19/2023, 8:24:16 AM

【 秋晴れ 】

猛暑日なんて聞いたこともない時代、
10月でも半袖で遊んでいたのが懐かしい。

夏場の入道雲は、くっきりした白。
空とのコントラストがよく映えた。

朝夕の涼しさに季節を感じる今、モコモコ雲はもう無い。
あるのは小さく、薄いものばかり。
その分、青さが際だって、清々しさを感じる。

やっぱり、この季節が好きだな。

服装に頭を悩まされるのは困るが、すべてが丁度良い。
お出かけ気分もアガるもの。

うん、好きだ。

10/19/2023, 8:19:43 AM

夏とは違って雲ひとつない青が一面に広がる空が私は好き。

10/19/2023, 7:23:48 AM

秋の語源は「飽き」だという話がある。
とすれば、秋晴れは「飽き」が晴れるのだから、新鮮な気分にでもなれるのだろうか。

Next